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第1章 異世界でも俺はこき使われる
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「んぁっ、んっ、はぁ、あ……っ」
まるでご褒美のように快感だけを与えるその手つきに俺はよだれのようにだらしなく喘ぎ声を垂れ流した。
すぐに溜まったものは吐き出されたけれど、アーロンの手の熱に感じてまた膨れ上がっていく。
「ははっ、小さいくせに貪欲だな」
「んっ、っはぁ、だって、きもちい……っ」
「……お前いつもこのくらい素直ならいいのにな」
ぼそっと呟くと、アーロンは俺の目尻に軽くキスした。
そしておもむろに手を下半身に伸ばして、割れ目に指先を入れた。
「い、いやだ……っ」
未知の領域に踏み込む怖さで体が縮こまる。
そんな俺の頭をアーロンは意外にも優しく撫でた。
「大丈夫。もっと気持ちいいことしてやるから」
「もっときもちいこと……?」
耳元で誘惑のように囁かれて、体中に張りつめていた緊張が弱まる。
むしろ好奇心の方がむくむくと頭をもたげた。
「そうそう。もし怖かったら俺の首に抱きついていていいし」
アーロンは俺の腕を引いて自分の首に回した。
そして指先をさらに奥へと進めていった。
「あ……っ、あっ、ん」
今まで感じたことのない感触に、緊張と恐怖、そして期待が入り混じった悲鳴とも喘ぎともつかない声が零れた。
ぎゅっとナカの肉がアーロンの指を締め付ける。
アーロンの指が入っていっているはずなのに、まるで自分が招き入れているような錯覚に陥った。
「ははっ、すげぇ締め付け。でもこれじゃあいいところを探せねぇよ。もっと力抜け」
そう言うと、緊張をほぐそうとしているのか、軽いキスを頬や額、唇、瞼と落としていった。
「ん、んっ……」
くすぐったく可愛らしいその感触に俺の体から少しだけ力が抜けた。
その隙をくぐり抜けるように指がさらに奥まで入った。
「んぁ……っ」
未知の感覚に、思わず喉をのけぞった。
動きは同じなのにある一点を押されると明らかに今までのものとは異質の快感が背筋を駆け上がった。
怖いくらいの気持ちよさに、俺は助けを求めるようにアーロンの首に回した腕に力を入れて抱きついた。
「……今のところがよかったか?」
笑いを含んだ低い声で囁かれてコクコクと何度も頷いた。
すると今まで探るような動きだった指の動きが、弱い箇所を攻めるように激しいものとなった。
「っ、ひっ、んぁ、ああっ」
頭の中が掻き回されたように思考も感情も何もかもぐちゃぐちゃになって、口から喘ぎと一緒に飛び散った。
それを追うように下半身から白い快感が噴き出した。
肩で息をしながら、呆然と自分のまき散らした白い跡を見つめる。
ギリギリまで膨れ上がったものがバチンと弾けたような強烈な快感を味わったばかりなのに、まだ欲しいと思った。
なのに、アーロンは気持ちいい場所から指を抜き取ってしまった。
無意識に、切なげな声が漏れてしまう。
「はは、そんな声漏らすなよ」
まるでご褒美のように快感だけを与えるその手つきに俺はよだれのようにだらしなく喘ぎ声を垂れ流した。
すぐに溜まったものは吐き出されたけれど、アーロンの手の熱に感じてまた膨れ上がっていく。
「ははっ、小さいくせに貪欲だな」
「んっ、っはぁ、だって、きもちい……っ」
「……お前いつもこのくらい素直ならいいのにな」
ぼそっと呟くと、アーロンは俺の目尻に軽くキスした。
そしておもむろに手を下半身に伸ばして、割れ目に指先を入れた。
「い、いやだ……っ」
未知の領域に踏み込む怖さで体が縮こまる。
そんな俺の頭をアーロンは意外にも優しく撫でた。
「大丈夫。もっと気持ちいいことしてやるから」
「もっときもちいこと……?」
耳元で誘惑のように囁かれて、体中に張りつめていた緊張が弱まる。
むしろ好奇心の方がむくむくと頭をもたげた。
「そうそう。もし怖かったら俺の首に抱きついていていいし」
アーロンは俺の腕を引いて自分の首に回した。
そして指先をさらに奥へと進めていった。
「あ……っ、あっ、ん」
今まで感じたことのない感触に、緊張と恐怖、そして期待が入り混じった悲鳴とも喘ぎともつかない声が零れた。
ぎゅっとナカの肉がアーロンの指を締め付ける。
アーロンの指が入っていっているはずなのに、まるで自分が招き入れているような錯覚に陥った。
「ははっ、すげぇ締め付け。でもこれじゃあいいところを探せねぇよ。もっと力抜け」
そう言うと、緊張をほぐそうとしているのか、軽いキスを頬や額、唇、瞼と落としていった。
「ん、んっ……」
くすぐったく可愛らしいその感触に俺の体から少しだけ力が抜けた。
その隙をくぐり抜けるように指がさらに奥まで入った。
「んぁ……っ」
未知の感覚に、思わず喉をのけぞった。
動きは同じなのにある一点を押されると明らかに今までのものとは異質の快感が背筋を駆け上がった。
怖いくらいの気持ちよさに、俺は助けを求めるようにアーロンの首に回した腕に力を入れて抱きついた。
「……今のところがよかったか?」
笑いを含んだ低い声で囁かれてコクコクと何度も頷いた。
すると今まで探るような動きだった指の動きが、弱い箇所を攻めるように激しいものとなった。
「っ、ひっ、んぁ、ああっ」
頭の中が掻き回されたように思考も感情も何もかもぐちゃぐちゃになって、口から喘ぎと一緒に飛び散った。
それを追うように下半身から白い快感が噴き出した。
肩で息をしながら、呆然と自分のまき散らした白い跡を見つめる。
ギリギリまで膨れ上がったものがバチンと弾けたような強烈な快感を味わったばかりなのに、まだ欲しいと思った。
なのに、アーロンは気持ちいい場所から指を抜き取ってしまった。
無意識に、切なげな声が漏れてしまう。
「はは、そんな声漏らすなよ」
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