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在ったかもしれない別の可能性
強制指名依頼
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「お前さん達が仲間で、じゃれ合った末に天井をぶち壊したのは分かった。しかしながらあのおっぱいは 」
「あぁん!?」
「じゃなかった。ギルド内で揉め事を起こした事、天井を破損させた事が問題である事は分かっているな?」
「申し訳無い」
結局、あの後はラプラスを天井から引っこ抜いて、そのままズルズルと引きずっておっさんにいて行ったのだ。
背中に背負うでも無く、左手で右足首を掴みながらズルズルと引きずって後ろを歩く私にドン引きしていたようだが......そんな事は知らん。
「それで天井を破損させた件の修理費用だが......金貨6枚ってとこだな」
「高っ!?何で天井一枚でそんな馬鹿みたいな値段するのよ!」
「そりゃそうだよケイ。ギルド内で揉め事が起きた時に被害を抑える為に、魔術軽減や耐火処理が施されているんだよ?処理が可能な資材だって、トレント材みたいに魔力の伝導率が高い木材じゃないと駄目なんだから」
おっさんの提示額に驚愕した私だが、いつの間にか気絶から復活したラプラスが解説を始める。
そうだ!壊した原因はこいつなのだから、修理費用はラプラスに払わせよう。
我ながら名案である。グゥレイト!なのだ。
「天井からブラブラしてた彼女のパン」
「何か言ったかにゃあ?」
「何も言ってないよ?気のせいじゃ無いかなぁ猫ちゃん」
「まぁいいわ。コレ代金ね?ケイ、さっさと行きましょ」
ストン!っとおっさんの右頬を掠めてナイフが飛んで行ったが、驚く事に目すら瞑らないまま話を続けるおっさん。
頬が切れるギリギリで避ける実力はかなりの物だ。
ポケットから取り出した金貨を無造作にテーブルへ放ると、ラプラスは部屋から出て行こうとする。
「待った!実は話はそれだけじゃないんだ」
「ほえ?」
「話があるのは良いけど、そろそろ名乗る位したらどうかしら?」
引き止められたケイは、思っても無かった言葉に気の抜けた返事を返す。
どうでも良い展開だが取りあえず名乗れよ。と促すラプラスは面倒な事にならなければ良いなぁと思っていた。
「それで?何で私に話があるのよ?」
「2人の身のこなしを見て即決したんだが、指名依頼を受けて欲しいんだ。内容は侯爵家の内情調査と、失踪事件の被害者の安否だ。そして俺はサムソン。ただのギルド員だ」
「それは案件が1つじゃなくて2つあるじゃない?しかも貴族絡みとか......引き受けない方が良いわよ?ケイ」
尋ねたケイに答えたサムソンが示したのは指名依頼だった。
名乗れと言った割にどうでも良いのか、スルーしたラプラスはきな臭い依頼を断るように主張する。
ケイ自身も貴族絡みの案件は厄介だと思ったのか、顔がうへぇーと言っていた。
しかし、その答えを予想していただろうサムソンは、ニヤリと微笑みながら次のパンチを放つ。
「引き受けてくれたら修理費用は免除するし、凄いアイテムを進呈しようじゃないの」
「凄いアイテムだってーーーー!......で?」
「ああ、興味なさげなのにオーバーリアクションありがとうね?うん」
いや、もう興味無いのでって顔で見つめられたサムソンは、いっそ冷たい反応の方が良かったなぁと涙目になりつつも話を続ける。
だがしかし、コレを見れば驚くはずだ!と気合を入れなおした。
「これを見よ!......あ、ごめん。これは私物でした」
「......馬鹿なの?死ぬの?」
なぜかポケットから女物のパンティーを取り出したサムソンだったが、一瞬で抜剣したケイが股間に刺さる寸前でピタリと剣を止めている事を悟り。息子がヒュンっとなった。
慌てて物をしまったサムソンは、今度こそと反対のポケットからアイテムを取り出す。
「ギルドマスターの部屋から拝借した秘蔵アイテム!【エルフの秘薬】だよ!」
【エルフの秘薬】「レアリティ LR」
世界樹の葉と複数の希少な薬草を配合して調合した秘薬。
部位欠損や死に瀕するような重病にも効果を発揮する。
秘薬に秘められた強力な癒しの力は、服用者の老化を抑制する働きを持つ。
健全な状態で服用すれば、一滴で1月分の寿命を得る事が出来る。
更に、肌に塗布すればスベスベツヤツヤのお肌をゲットだぜ!
ジャジャーン!と頭上に掲げたガラス製の小瓶には、薄緑色の液体がチャプチャプを揺れている。
鑑定結果に驚いたケイだったが、それよりも驚く新事実を発見して恐怖する。
「どうだい!驚いただろう?若い君にこそ相応しい神秘の秘薬だよ?今はまだ使わないかも知れないが、数年たてば役に立つはずさ。この秘薬のおかげで、うちのギルドマスターも30歳一歩手前なのに若々しさを保ったままなんだぜ」
「なるほどね。......所でそのギルドマスターってあんたの後ろに立ってるお姉さんかな?」
「なぁに馬鹿な事言ってる......の......かな?」
ギギギギと音のしそうな硬さで後ろを振り向いたサムソンだったが、背後に立っている般若を目視すると言葉を失って石となる。
この世の終わりでも見たかの様に恐怖に染まった彼は、裁きの瞬間が訪れるのを待つ他無かった。
「誰が若作りのオバサンだってぇ?しかもテメェがポケットから出した下着は誰のだぁ?」
「ケイ......死んだにゃ」
「ああ、間違い無い。死徒だ」
「これには深いふかーい訳があってですね?」
ゴゴゴゴと聞こえてくるような殺意とプレッシャーが部屋に満ち。
獅子も頭を抱えて地に伏せる羅刹が牙を剥いて微笑む。
顔面蒼白を通り越して真っ白になったサムソンはパクパクと何かを呟いているが、もはや無意味。
「無断で秘薬を持ち出すわ。下着は盗むわ。私のプライベートまで暴露する程の訳ねぇ?そんな物がある訳ねぇえええだろぉおおがぁああああ!」
「ひぎゃぁああああああああ!」
「どっちが職質されにゃならん立場だおい!死ぬか?潰すか?もぎ取るかぁ?おお?」
張り倒されたサムソンがががが、あんな事やこんな事をされながら○○○を握られて××って大変な事になっている。
それはもう恐ろしい阿鼻叫喚の光景が目の前で繰り広げられている為、ケイとラプラスは呆然とするしか無かった。
子供が見たらトラウマになりそうな。「あ!駄目!入らないから!そんな」「うるせぇ豚が!」「ブヒィーー」そんな光景がリアルタイムで展開される。
「はぁ、はぁ......ああ、依頼だっけ?引き受けてくれるよね?」
「......!?」
ニコリと笑ったギルドマスター?女○様?の言葉にビクリとなった2人は、ブンブンブンと物凄い速度で首を縦に振る。
それはもう見事な頷きっぷりだったそうな。
「実はガーランド侯爵家の現当主が最近裏でコソコソと暗躍しているようでねぇ」
ここ最近、王都で立て続けに起こっている失踪事件の容疑者に、【ガーランド・ダンケルク侯爵】が挙がっているそうだ。
証拠を残さずに次々と行われた犯行だったが、ある時目撃例が1件だけ挙がったのだ。
現場に残された被害者のネックレスと毛髪に加えて、犯行現場付近から走り出した侯爵家の馬車。
事件に関係していると見てほぼ間違いないだろうと踏んでいる。
「けどねぇ、証拠も無しに貴族を、しかも侯爵様を疑ったなんて事になればね。コレだ」
スパリと首を刎ねられる動作をして見せ、1枚の紙を差し出す。
目撃者だった中年男性は、翌日の朝に冷たくなって発見された。
死因は腹部と胸部の刺し傷が20箇所、頭頂部から心臓に掛けて巨大な鉄杭が突き刺された状態で、王都中央部にある噴水に浮かんでいたとの事だ。
「黒だろ。真っ黒じゃん」
「はぁ、だから断ろうって言ったのに。ここまで聞いたら手遅れよ?」
後悔の念で一杯になったケイは、ラプラスの言葉を聞いて目の前が真っ暗になった。
ギルドマスターの椅子に変わり果てたサムソンの様に無様を晒す事はないが、かなりの高確率で死神が鎌を振り下ろして来るであろう案件に早くもぶつかってしまった。
「ぶひぃ......うひひ」
「お黙り!」
「ひぎゃあああう!」
おかしい。平和な日常が一瞬で崩れていく。
初日は観光でも楽しんで、旨い物を腹いっぱい食べようと思っていたはずなのに......どうしてこうなった。
変態の奏でる悲鳴を聞きながら涙目のケイであった。
「あぁん!?」
「じゃなかった。ギルド内で揉め事を起こした事、天井を破損させた事が問題である事は分かっているな?」
「申し訳無い」
結局、あの後はラプラスを天井から引っこ抜いて、そのままズルズルと引きずっておっさんにいて行ったのだ。
背中に背負うでも無く、左手で右足首を掴みながらズルズルと引きずって後ろを歩く私にドン引きしていたようだが......そんな事は知らん。
「それで天井を破損させた件の修理費用だが......金貨6枚ってとこだな」
「高っ!?何で天井一枚でそんな馬鹿みたいな値段するのよ!」
「そりゃそうだよケイ。ギルド内で揉め事が起きた時に被害を抑える為に、魔術軽減や耐火処理が施されているんだよ?処理が可能な資材だって、トレント材みたいに魔力の伝導率が高い木材じゃないと駄目なんだから」
おっさんの提示額に驚愕した私だが、いつの間にか気絶から復活したラプラスが解説を始める。
そうだ!壊した原因はこいつなのだから、修理費用はラプラスに払わせよう。
我ながら名案である。グゥレイト!なのだ。
「天井からブラブラしてた彼女のパン」
「何か言ったかにゃあ?」
「何も言ってないよ?気のせいじゃ無いかなぁ猫ちゃん」
「まぁいいわ。コレ代金ね?ケイ、さっさと行きましょ」
ストン!っとおっさんの右頬を掠めてナイフが飛んで行ったが、驚く事に目すら瞑らないまま話を続けるおっさん。
頬が切れるギリギリで避ける実力はかなりの物だ。
ポケットから取り出した金貨を無造作にテーブルへ放ると、ラプラスは部屋から出て行こうとする。
「待った!実は話はそれだけじゃないんだ」
「ほえ?」
「話があるのは良いけど、そろそろ名乗る位したらどうかしら?」
引き止められたケイは、思っても無かった言葉に気の抜けた返事を返す。
どうでも良い展開だが取りあえず名乗れよ。と促すラプラスは面倒な事にならなければ良いなぁと思っていた。
「それで?何で私に話があるのよ?」
「2人の身のこなしを見て即決したんだが、指名依頼を受けて欲しいんだ。内容は侯爵家の内情調査と、失踪事件の被害者の安否だ。そして俺はサムソン。ただのギルド員だ」
「それは案件が1つじゃなくて2つあるじゃない?しかも貴族絡みとか......引き受けない方が良いわよ?ケイ」
尋ねたケイに答えたサムソンが示したのは指名依頼だった。
名乗れと言った割にどうでも良いのか、スルーしたラプラスはきな臭い依頼を断るように主張する。
ケイ自身も貴族絡みの案件は厄介だと思ったのか、顔がうへぇーと言っていた。
しかし、その答えを予想していただろうサムソンは、ニヤリと微笑みながら次のパンチを放つ。
「引き受けてくれたら修理費用は免除するし、凄いアイテムを進呈しようじゃないの」
「凄いアイテムだってーーーー!......で?」
「ああ、興味なさげなのにオーバーリアクションありがとうね?うん」
いや、もう興味無いのでって顔で見つめられたサムソンは、いっそ冷たい反応の方が良かったなぁと涙目になりつつも話を続ける。
だがしかし、コレを見れば驚くはずだ!と気合を入れなおした。
「これを見よ!......あ、ごめん。これは私物でした」
「......馬鹿なの?死ぬの?」
なぜかポケットから女物のパンティーを取り出したサムソンだったが、一瞬で抜剣したケイが股間に刺さる寸前でピタリと剣を止めている事を悟り。息子がヒュンっとなった。
慌てて物をしまったサムソンは、今度こそと反対のポケットからアイテムを取り出す。
「ギルドマスターの部屋から拝借した秘蔵アイテム!【エルフの秘薬】だよ!」
【エルフの秘薬】「レアリティ LR」
世界樹の葉と複数の希少な薬草を配合して調合した秘薬。
部位欠損や死に瀕するような重病にも効果を発揮する。
秘薬に秘められた強力な癒しの力は、服用者の老化を抑制する働きを持つ。
健全な状態で服用すれば、一滴で1月分の寿命を得る事が出来る。
更に、肌に塗布すればスベスベツヤツヤのお肌をゲットだぜ!
ジャジャーン!と頭上に掲げたガラス製の小瓶には、薄緑色の液体がチャプチャプを揺れている。
鑑定結果に驚いたケイだったが、それよりも驚く新事実を発見して恐怖する。
「どうだい!驚いただろう?若い君にこそ相応しい神秘の秘薬だよ?今はまだ使わないかも知れないが、数年たてば役に立つはずさ。この秘薬のおかげで、うちのギルドマスターも30歳一歩手前なのに若々しさを保ったままなんだぜ」
「なるほどね。......所でそのギルドマスターってあんたの後ろに立ってるお姉さんかな?」
「なぁに馬鹿な事言ってる......の......かな?」
ギギギギと音のしそうな硬さで後ろを振り向いたサムソンだったが、背後に立っている般若を目視すると言葉を失って石となる。
この世の終わりでも見たかの様に恐怖に染まった彼は、裁きの瞬間が訪れるのを待つ他無かった。
「誰が若作りのオバサンだってぇ?しかもテメェがポケットから出した下着は誰のだぁ?」
「ケイ......死んだにゃ」
「ああ、間違い無い。死徒だ」
「これには深いふかーい訳があってですね?」
ゴゴゴゴと聞こえてくるような殺意とプレッシャーが部屋に満ち。
獅子も頭を抱えて地に伏せる羅刹が牙を剥いて微笑む。
顔面蒼白を通り越して真っ白になったサムソンはパクパクと何かを呟いているが、もはや無意味。
「無断で秘薬を持ち出すわ。下着は盗むわ。私のプライベートまで暴露する程の訳ねぇ?そんな物がある訳ねぇえええだろぉおおがぁああああ!」
「ひぎゃぁああああああああ!」
「どっちが職質されにゃならん立場だおい!死ぬか?潰すか?もぎ取るかぁ?おお?」
張り倒されたサムソンがががが、あんな事やこんな事をされながら○○○を握られて××って大変な事になっている。
それはもう恐ろしい阿鼻叫喚の光景が目の前で繰り広げられている為、ケイとラプラスは呆然とするしか無かった。
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「はぁ、はぁ......ああ、依頼だっけ?引き受けてくれるよね?」
「......!?」
ニコリと笑ったギルドマスター?女○様?の言葉にビクリとなった2人は、ブンブンブンと物凄い速度で首を縦に振る。
それはもう見事な頷きっぷりだったそうな。
「実はガーランド侯爵家の現当主が最近裏でコソコソと暗躍しているようでねぇ」
ここ最近、王都で立て続けに起こっている失踪事件の容疑者に、【ガーランド・ダンケルク侯爵】が挙がっているそうだ。
証拠を残さずに次々と行われた犯行だったが、ある時目撃例が1件だけ挙がったのだ。
現場に残された被害者のネックレスと毛髪に加えて、犯行現場付近から走り出した侯爵家の馬車。
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「けどねぇ、証拠も無しに貴族を、しかも侯爵様を疑ったなんて事になればね。コレだ」
スパリと首を刎ねられる動作をして見せ、1枚の紙を差し出す。
目撃者だった中年男性は、翌日の朝に冷たくなって発見された。
死因は腹部と胸部の刺し傷が20箇所、頭頂部から心臓に掛けて巨大な鉄杭が突き刺された状態で、王都中央部にある噴水に浮かんでいたとの事だ。
「黒だろ。真っ黒じゃん」
「はぁ、だから断ろうって言ったのに。ここまで聞いたら手遅れよ?」
後悔の念で一杯になったケイは、ラプラスの言葉を聞いて目の前が真っ暗になった。
ギルドマスターの椅子に変わり果てたサムソンの様に無様を晒す事はないが、かなりの高確率で死神が鎌を振り下ろして来るであろう案件に早くもぶつかってしまった。
「ぶひぃ......うひひ」
「お黙り!」
「ひぎゃあああう!」
おかしい。平和な日常が一瞬で崩れていく。
初日は観光でも楽しんで、旨い物を腹いっぱい食べようと思っていたはずなのに......どうしてこうなった。
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