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在ったかもしれない別の可能性
旅立ちの日
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盛大な葬儀が行われ、当主不在となったアルジェント家は、母であるマリーベルが引き継いだ。
セージナイトが大きくなるまでの間は、セリオンやカーミラが支援してくれる事になり、王家から降嫁したミーティア様がセージナイトの伴侶として我が家に迎えられた。
あれから6年、私は14歳になった。母も昨年にはセージナイトに当主の座を譲り、アルジェント家の当主は正式にセージナイトの物をとなった。
弟のセージナイトも13歳にもなると、当主としての自覚が出てきた。
しっかりと自分の考えを持ち始めた彼だが、それよりも遥かに優れた伴侶がいるので彼女に依存する部分も出てきているのが心配でもある。
年上のミーティア様がセナをリードているのだろうが、既に尻に敷かれているのが目に見えて分かる。
彼女の言葉に頷く姿ばかり見る気がするぞ?しっかりしろセナ!。
「ミーティア様がセナを支えてくれれば、アルジェント家は安泰ですね。お母様」
「ええ、そうね。」
19歳の彼女はとてもしっかりしており、王族としての英才教育で帝王学を、加えて強い向上心から数々の学問を収めているので、正に文武両道の女傑だと言えよう。
王家の為、我がアルジェント家の為に、その優れた才覚を存分に発揮して周囲を驚かせている。
「ケイはどうするの?自慢じゃないけれど、何処出しても恥ずかしくない娘に育ったと思っているわ」
「そうですねぇ。お父様も私が14歳になったら嫁に出すと仰っていたそうですし、そろそろ身の振り方を考えなければなりませんね」
そうは言うものの、女として育ったとはいえ中身は男なのである。
前世でしょ?と言われても、まだ心の整理はついていないのだ。それに......。
『こっちの世界に転生させておいてあれじゃが、お前さんも覚悟決めたらどうじゃ?』
『顔も知らん相手と結婚出来るか!貴族が恋愛結婚出来るとは思わないが、話した事も無いのに体を許せるか!』
『それに本当は、もう決めておるんじゃろう?何時まで先延ばしにするんじゃ?』
(ケイティア、お前は生きたいように自由に生きろ。アルジェントの家が邪魔になるなら捨ててしまえ。アゲートが枷となるなら飛び出してしまえ)
お父様がくれた言葉、あの時に答えは出ていたのだ。
異世界から転生してきたのは貴族の娘になる為じゃない。
私は、俺は剣の道を究めたい!この力を手に入れてから、ずっと思っていた。
「ケイ、無理しなくていいのよ?貴方は誰よりも濃くあの人の血を受け継いでいるのだから。倒れるなら剣を握って戦場で、死闘を繰り広げるような強敵こそが求める相手だものね」
「それは!」
「あの人はケイに何と言ったの?大人しく貞淑な妻たれ、なんて間違っても口にしなかったでしょう?」
ああ、お母様は全部理解しているんだ。私の事も、お父様の事も全部理解しているんだ。
考えていた事を全て見透かされている気さえする。
「私は......この国を出ます。剣の道を往きたいと思います」
「そう、やっぱりケイはあの人の娘ね。いつかこんな日が来ると思っていたわ」
「奥様の仰る通りです。旦那様はこうなる事を予期しておられました」
執事服を着たクラウスが話しに割ってはいる、己の立場を弁えた彼ならば絶対しない事だが、今回はどうしても話さなければならない事があるようだ。
「最後の日、旦那様が私に下さった魔法の道具袋には手紙が入っておりました。おそらくこの日が訪れるだろう事、その時に妨げる者が居るならば誰であっても排除せよと」
道具袋からクラウスが手紙を取り出し、ケイへ向かって差し出す。
「奥様の分はあの日既にお渡ししておりましたが、ケイ様へはこのタイミングで渡すように指示が書かれておりましたので」
手紙を開けたケイは中身を広げて目を通す。
悩んで書いたのであろう、癖のある字で書かれた手紙は実に彼らしい言葉で書かれていた。
ケイティアへ
この手紙を読んでいるという事は、俺は既にこの世には居らんだろう。
戦場で死んだか、お前達家族に看取られて死んだかは分からんが、死因は戦いに関する事が原因だろうよ。
この日が来る事は分かっていた。
嫁に出さなかったのは私情も多分に含まれているが、何よりもお前を縛り付ける鎖が有ってはならんと思ったからだ。
貴族の娘ともなれば勝手に国を出る事など許されん。それに、お前は俺の娘だからな。自分で言うのもなんだが、それだけで価値がある。
それに、公爵家という家柄に擦り寄ってくる羽虫も多いだろう。
実は、陛下にはこの国に仕える段階で許可を貰っている。
俺の血を引いているなら、地位や名誉を捨ててでも国を出たがる子供が生まれるだろう。だから、もし本当にそんな事があれば、その時は自由にさせてやって欲しいとな。
まさか、息子じゃなく娘が剣を握るとは思っちゃいなかったんだが、そこは俺も驚いたさ。
マリーベルは出来た女だ。お前を止めようとはしないだろうし、逆に笑顔で送り出してくれるはずだ。
だが、あいつは弱いからな。たまにで良いから顔を見せに来てやってくれ。
セージナイトにはミーティア様がいるから大丈夫だろうが、馬鹿な事をしているようなら性根を叩き直してやれ。
旅に必要な費用や、便利な道具なんかは宝物庫から好きなだけ持っていけ。
俺が傭兵時代から稼いだ金や魔道具なんかも全部放りこんであるから、何か役に立つ物があるだろう。
全部持ち出しても我が家が傾く事は無いから安心しろ。
マリーが管理している蔵にも、公爵家が代々受け継いできた財産がたんまりあるからな。
冒険者ギルド、傭兵ギルド、魔術師ギルド、商人ギルドなんかへの紹介状も準備してある。
どうせお前はアルジェントの名前を利用する気はないんだろう?
俺の傭兵時代の名を使うのはどうだ?クランブルの姓なら貴族である事もばれないだろう。
身分を証明するカードは各ギルドが作ってくれるだろうから、好きな所に行けば良いさ。
最後に、我が娘よ。
苦難に立ち向かう時ほど、己の信念を強く持て。
迷いは剣を鈍らせる。自分が何をしたいのかは自分で判断しろ。
苦しくとも決して他人に迎合するな。
その道の先に望む未来がある事を祈っている。 アルジェント・バルクホーン
「ありがとう、クラウス。お父様の心遣いに感謝して旅に出ます」
「行くのねケイ。止めはしないけれど、別に今すぐという訳ではないのでしょう?」
「はい、お父様が管理していた宝物庫で準備を整えるよう、手紙に書かれていました」
こうして旅立ちの準備を整えてた私は旅に出ることになった。
書物で知った知識だけでは不安だが、前世の知識と便利なナビゲーターもいるのだから大丈夫だろう。
王家への報告や旅の準備に2日ほど掛かったが、挨拶しなければならない人が他にも居たのだから仕方が無い。
シリウス様やカーミラ様からも餞別を頂いた。「バルクホーンの子供なら仕方が無い」だそうだ。
これもお父様がこの日の為に準備してくれていたからだろう。
「体に気を付けるのよ?いつでも帰ってきなさい。待っているわ」
「ありがとう。お母様、英雄の娘として恥ずかしくない生き方をします。いつか国中に名を轟かせる剣士になって見せます」
「ケイティア様のご無事を祈っております。本当であれば護衛でも付けたい所ですが、それは望まれないでしょう。いつお戻りになられても良いように、クラウスはアルジェント家を守っております」
公爵邸を出た私は冒険者ギルドへ向かうことにした。
異世界に来たんならここは外せないだろう。立場を考えて行きたいとは言えなかったが、これからは自分の足で歩いていくのだ。
己の目で見て、耳で聞き、考えて行かなければならない。
14歳は少し早かっただろうか。
『お前さん、中身の年齢じゃったら30台じゃろうが』
はいはい、そうでしたね。
賑やかな脳内同行者と一緒に私は歩き始める。
セージナイトが大きくなるまでの間は、セリオンやカーミラが支援してくれる事になり、王家から降嫁したミーティア様がセージナイトの伴侶として我が家に迎えられた。
あれから6年、私は14歳になった。母も昨年にはセージナイトに当主の座を譲り、アルジェント家の当主は正式にセージナイトの物をとなった。
弟のセージナイトも13歳にもなると、当主としての自覚が出てきた。
しっかりと自分の考えを持ち始めた彼だが、それよりも遥かに優れた伴侶がいるので彼女に依存する部分も出てきているのが心配でもある。
年上のミーティア様がセナをリードているのだろうが、既に尻に敷かれているのが目に見えて分かる。
彼女の言葉に頷く姿ばかり見る気がするぞ?しっかりしろセナ!。
「ミーティア様がセナを支えてくれれば、アルジェント家は安泰ですね。お母様」
「ええ、そうね。」
19歳の彼女はとてもしっかりしており、王族としての英才教育で帝王学を、加えて強い向上心から数々の学問を収めているので、正に文武両道の女傑だと言えよう。
王家の為、我がアルジェント家の為に、その優れた才覚を存分に発揮して周囲を驚かせている。
「ケイはどうするの?自慢じゃないけれど、何処出しても恥ずかしくない娘に育ったと思っているわ」
「そうですねぇ。お父様も私が14歳になったら嫁に出すと仰っていたそうですし、そろそろ身の振り方を考えなければなりませんね」
そうは言うものの、女として育ったとはいえ中身は男なのである。
前世でしょ?と言われても、まだ心の整理はついていないのだ。それに......。
『こっちの世界に転生させておいてあれじゃが、お前さんも覚悟決めたらどうじゃ?』
『顔も知らん相手と結婚出来るか!貴族が恋愛結婚出来るとは思わないが、話した事も無いのに体を許せるか!』
『それに本当は、もう決めておるんじゃろう?何時まで先延ばしにするんじゃ?』
(ケイティア、お前は生きたいように自由に生きろ。アルジェントの家が邪魔になるなら捨ててしまえ。アゲートが枷となるなら飛び出してしまえ)
お父様がくれた言葉、あの時に答えは出ていたのだ。
異世界から転生してきたのは貴族の娘になる為じゃない。
私は、俺は剣の道を究めたい!この力を手に入れてから、ずっと思っていた。
「ケイ、無理しなくていいのよ?貴方は誰よりも濃くあの人の血を受け継いでいるのだから。倒れるなら剣を握って戦場で、死闘を繰り広げるような強敵こそが求める相手だものね」
「それは!」
「あの人はケイに何と言ったの?大人しく貞淑な妻たれ、なんて間違っても口にしなかったでしょう?」
ああ、お母様は全部理解しているんだ。私の事も、お父様の事も全部理解しているんだ。
考えていた事を全て見透かされている気さえする。
「私は......この国を出ます。剣の道を往きたいと思います」
「そう、やっぱりケイはあの人の娘ね。いつかこんな日が来ると思っていたわ」
「奥様の仰る通りです。旦那様はこうなる事を予期しておられました」
執事服を着たクラウスが話しに割ってはいる、己の立場を弁えた彼ならば絶対しない事だが、今回はどうしても話さなければならない事があるようだ。
「最後の日、旦那様が私に下さった魔法の道具袋には手紙が入っておりました。おそらくこの日が訪れるだろう事、その時に妨げる者が居るならば誰であっても排除せよと」
道具袋からクラウスが手紙を取り出し、ケイへ向かって差し出す。
「奥様の分はあの日既にお渡ししておりましたが、ケイ様へはこのタイミングで渡すように指示が書かれておりましたので」
手紙を開けたケイは中身を広げて目を通す。
悩んで書いたのであろう、癖のある字で書かれた手紙は実に彼らしい言葉で書かれていた。
ケイティアへ
この手紙を読んでいるという事は、俺は既にこの世には居らんだろう。
戦場で死んだか、お前達家族に看取られて死んだかは分からんが、死因は戦いに関する事が原因だろうよ。
この日が来る事は分かっていた。
嫁に出さなかったのは私情も多分に含まれているが、何よりもお前を縛り付ける鎖が有ってはならんと思ったからだ。
貴族の娘ともなれば勝手に国を出る事など許されん。それに、お前は俺の娘だからな。自分で言うのもなんだが、それだけで価値がある。
それに、公爵家という家柄に擦り寄ってくる羽虫も多いだろう。
実は、陛下にはこの国に仕える段階で許可を貰っている。
俺の血を引いているなら、地位や名誉を捨ててでも国を出たがる子供が生まれるだろう。だから、もし本当にそんな事があれば、その時は自由にさせてやって欲しいとな。
まさか、息子じゃなく娘が剣を握るとは思っちゃいなかったんだが、そこは俺も驚いたさ。
マリーベルは出来た女だ。お前を止めようとはしないだろうし、逆に笑顔で送り出してくれるはずだ。
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セージナイトにはミーティア様がいるから大丈夫だろうが、馬鹿な事をしているようなら性根を叩き直してやれ。
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マリーが管理している蔵にも、公爵家が代々受け継いできた財産がたんまりあるからな。
冒険者ギルド、傭兵ギルド、魔術師ギルド、商人ギルドなんかへの紹介状も準備してある。
どうせお前はアルジェントの名前を利用する気はないんだろう?
俺の傭兵時代の名を使うのはどうだ?クランブルの姓なら貴族である事もばれないだろう。
身分を証明するカードは各ギルドが作ってくれるだろうから、好きな所に行けば良いさ。
最後に、我が娘よ。
苦難に立ち向かう時ほど、己の信念を強く持て。
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その道の先に望む未来がある事を祈っている。 アルジェント・バルクホーン
「ありがとう、クラウス。お父様の心遣いに感謝して旅に出ます」
「行くのねケイ。止めはしないけれど、別に今すぐという訳ではないのでしょう?」
「はい、お父様が管理していた宝物庫で準備を整えるよう、手紙に書かれていました」
こうして旅立ちの準備を整えてた私は旅に出ることになった。
書物で知った知識だけでは不安だが、前世の知識と便利なナビゲーターもいるのだから大丈夫だろう。
王家への報告や旅の準備に2日ほど掛かったが、挨拶しなければならない人が他にも居たのだから仕方が無い。
シリウス様やカーミラ様からも餞別を頂いた。「バルクホーンの子供なら仕方が無い」だそうだ。
これもお父様がこの日の為に準備してくれていたからだろう。
「体に気を付けるのよ?いつでも帰ってきなさい。待っているわ」
「ありがとう。お母様、英雄の娘として恥ずかしくない生き方をします。いつか国中に名を轟かせる剣士になって見せます」
「ケイティア様のご無事を祈っております。本当であれば護衛でも付けたい所ですが、それは望まれないでしょう。いつお戻りになられても良いように、クラウスはアルジェント家を守っております」
公爵邸を出た私は冒険者ギルドへ向かうことにした。
異世界に来たんならここは外せないだろう。立場を考えて行きたいとは言えなかったが、これからは自分の足で歩いていくのだ。
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