異世界転生する事になったけど、必死に努力する自前の精神力しか頼れるものはありませんでした。

SAKI

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在ったかもしれない別の可能性

さようならの日

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 王城へ戻った4人だったが、ラプラスを控えの間に待機させた3人はブルーム王と謁見する為に王の間へと移動する。
 カーミラが事前に通信魔法で連絡を入れてくれたおかげで、既に謁見の準備は整っていた。

 「表を上げよ。良くぞ無事戻ってきてくれた!お前達がガイウス王を足止めしてくれたおかげで、私も生きて王都へ戻る事が出来た。」
 
 誰に促されるでもなく、自らの意思で王座から立ち上がったブルーム王は深々と頭を下げた。
 傍に控えていた宰相達が止めるのを制したブルーム王は言葉を続ける。

 「本当に感謝している。このタイミングで我が命が失われれば、まず間違い無く混乱に乗じたインフィナイト軍にオニキスは占領されていただろう」
 「我々は義務を果たしただけです。王が我々を見出してくださったからこその今があるのです」
 「バルクホーンの言う通りです。我々の忠誠はあの時より命と共に御身が為に」
 
 2人の言葉に笑顔で頷くブルーム王は玉座に腰掛けると2人の言葉を待つ。
 
 「報告します。私とセリオン、カーミラの三名は追撃軍を率いたインフィナイト王ガイウスと戦闘、撃退に成功しました」
 「おお!あのガイウス王を足止めしただけで無く、撃退しておったか!」
 「しかしながら、今回の戦闘はカーミラの奇襲が成功し、ガイウス王に深手を負わせる事が出来た為であり、私とセリオンの2人では歯が立ちませんでした。あのまま戦っていれば、確実に敗北していたでしょう」

 撃退したという報告に驚いたブルーム王だったが、それ以上にバルクホーンとセリオンが2人掛りで戦って歯が立たないという事実に恐怖した。

 「獅子王ガイウス......それほどまでの強者であったか。カーミラよ、良くぞ2人を救ってくれたな。ここにこうして我等が無事揃ったのはその優れた弓技のおかげであったか」
 「勿体無いお言葉です。しかし、それも2人がガイウス王相手にあそこまで持ちこたえてくれたからこその結果です」
 
 カーミラの言葉を聞いて、何か思案するように顎に手を当てたブルーム王だったが、3人に向けて言葉を掛けた。

 「実はインフィナイトから講和の申し込みが来ておる。ほんの数分前の事だったが、報告を聞いてその申し出を受ける事に決めた。私の判断が間違っておったのだ、抜きん出た実力を持つ英雄が3人居れば、新たな領土を掠め取れるだろうと甘く見ておったわ」
 「王よ!しかしそれは」
 「良いのだ。今にして思えばガイウス王はこの結末を読み切っておったのであろう。このタイミングで早馬が講和の書状を持ってくるのはおかしい。そなた等と戦闘を行った時には走り始めている事になる。ガイウス王はあれほどの強さを持ちながらも、我が国に攻め入ろうとしておらなんだ。それを戦いの場へ引きずり出したのは私だ。私の野心がそなた等を殺す所であった......すまなかった」

 項垂れるブルーム王は己の判断を深く反省しており、誰がどんな言葉を掛けても考えを変える気はないようだった。

 「ともかく、3人とも良くやってくれた。褒美は屋敷に届けさせよう。疲れたであろう?帰って体を休めてくれ」
 「「「ありがとうございます」」」

 労いの言葉を掛けられた3人はその場を辞すると、控えの間へと足を運んだ。

 「くそ!勝負は預けた!なーんて言いながら戦う気が無かったってか......まんまと乗せられたな」
 「良かったじゃないの。あんな化け物と戦ってたら命がいくつあっても足りないわよ?あたしは二度と御免ね」

 悔しそうにするセリオンだったが、カーミラの言葉には同意のようで、もう一度戦いたいと口に出そうとはしなかった。

 「なんだよバルクホーン!いつもなら一番に悔しがるお前さんがやけに静かじゃないか」
 「ああ、まあ生きて帰れた事を喜ぼうじゃないか。お前さんも早く屋敷に帰ってマイラを安心させてやれ。俺も妻と子供達に顔を見せてやらなきゃならんからな。先に帰らせてもらうぞ」
 「おいおい、いつもならこのまま一杯やるだろうに帰っちまうのかよ!なぁ!カーミラも何か言ってやれよ」

 どことなく暗い雰囲気のバルクホーンに対してセリオンは違和感を感じたが、それが何かは分からなかった。
 ただ、この場で別れてはならない気がした。

 「子供が出来れば考え方も変わるわよ。さぁ、あたし達も帰りましょう。邪魔しちゃ駄目よ」
 「すまんな。この埋め合わせはまたいつか......な」
 「なんだよ、いつかって。まぁ、俺もいつまでも空気が読めない男じゃないさ。またな」
 「ラプラスさんはデキる女なので引き止めたりしませんよ?旦那は早く帰るべきだ!......時間が無いんでしょ?」

 バルクホーンとラプラスが何かを話していたようだが、問い質す事も無く2人はラプラスを連れて屋敷へと帰った。
 カーミラは彼女を引き取るつもりらしく、ラッド君共々新しい部屋と小屋を用意するようにセリオンへ掛け合っていた。

 「マリー!今帰ったぞ!」
 「旦那様!ご無事で何よりですわ。先ほどクラウスも無事戻りました。今はケイに戦の話をしている所です」
 「おい、戦いから帰ったばかりで汚れている。綺麗な服が台無しじゃないか」
 「そんな些事は気にする必要ありません!」

 抱きしめあう2人は再び会えた事を嚙み締めるように長く抱きしめあった。ほんの数日会わなかっただけなのに、こんなに強く愛しく感じたのはどれくらいぶりだろうか。
 何も言わずともただ触れ合うだけで思い全てが伝わるようだった。

 「ケイの所にいくのですか?あの子なら裏庭の訓練場です」
 「ありがとう。ちょっと大事な話をしてくる」
 「はい。いってらっしゃいませ」
 「ああ......いってくる」

 長年連れ添った2人だけにしか分からない心の言葉。
 その一言一言の中には言葉に出来ない沢山の意味があり、千の言葉に勝る会話が短い言葉の中に凝縮されていた。

 「どうしようもなく馬鹿で、誰よりも何よりも愛しい人。貴方に出会ってからは本当に......本当に幸せでした」

 バルクホーンの姿が見えなくなってから、誰に聞かせるでもなくマリーベルは一人呟いた。

 「ケイ!ケイは居るか!」
 「旦那様!お帰りなさいませ。アルジェント公爵軍は欠員0で帰還致しました」
 「お父様?お父様!お帰りなさいませ!」

 手を広げたバルクホーンに飛びついたケイは抱きしめらた後、そのまま抱き上げられた。

 「うむ、ご苦労だったなクラウス。俺はケイと大事な話があるのでな、お前はゆっくり体を休めてくれ」
 「畏まりました。では......また後ほど」
 「ゆっくりしてくれて構わんぞ?そうだった......これを持っていけクラウス。今回の戦の褒美だ」

 礼を言い、深々と頭を下げたクラウスだったが、手渡された魔法の道具袋を見た後、複雑な表情でその場を後にした。
 
 「なぁケイ。俺は立派な父親だっただろうか。戦う事しか知らない俺がしてやれる事は余り無かったが、誰よりも愛情を注いだつもりだ」
 「誰よりも立派です。誰よりも尊敬しています。その大きな背中を見て私は育ったのですよ?他の誰が代わりに成れるというのですか?」

 大きな木に背中を預けながら、ケイを抱きしめたバルクホーンはゆっくりと語りかける。
 思えば長い戦いの日々だった。クラウスと共に百を超える戦場を戦い抜き、数多の強敵を相手に死闘を繰り広げた。
 公爵となってからも国の為、愛する妻の為、生まれた子供達の為に己の武を振るった。

 「約束通り獅子王ガイウスだって退けて帰って来たぞ?もっとも、仲間に助けられてギリギリだったけどな」
 「凄いです!やっぱりお父様はこの国一番の英雄ですね!」

 傭兵の時は気楽で良かった。守る者が無い俺は、己の命すら顧みず斧を振るった。
 無表情の無骨な仮面を着けて顔を隠し、己の為だけに他者の命を奪う鬼となって戦場を駆けた。
 そんな俺に守る者が出来た。
 死ぬのが怖くなった。命の価値を知り、奪う事に戸惑いを覚えるようになった。

 「そうだろう!俺はマリーやケイ、セージナイトを守る為ならどんな強敵だって倒してみせるさ!うはははは」
 「お母様も、私も、セナも......お父様が大好きです」

 だが、守る者が出来たからこそ今まで以上に強くなった。
 我が家に帰る為に、妻や子に誇れる男である為に、俺が生きた証をその心に残す為に戦った。
 昔の俺なら無理だった。でも、今なら胸を張って言える。 
 全てを燃やし尽くして人生を戦い抜いたと。

 「ケイ。最後に一つだけ話さなければならん事がある。俺も母さんも気が付いている。お前の中にある人に言えない......何かに」

 だが、心残りが一つだけあるとしたら、娘の中にある闇を拭えなかった事だろうか。
 時折感じた、俺やマリーの目を窺う様な視線。語る事が許されない何かを抱えていたのだろう。
 ビクリとなったこの小さな体にどれだけの秘密が詰まっているのだろうか。

 「だがな?どんな事があっても俺はお前の父親だし、マリーはお前の母親だ。この小さな体にどんな物を抱えているのかは分からんが、そんな物が原因で代わるような安い愛は持ち合わせておらん」
 「お父様......あの」
 「言わずとも良い。武人が本音を語るは武でと決まっている」

 立ち上がったバルクホーンは訓練場へと足を踏み入れて振り返るとケイに言った。

 「お前の全力を見せてみろ!父はあの様な安い芝居に騙されんぞ!」
 「はい!全力で行きます!」

 金剛斧アルデバランを構えたバルクホーンは、ケイに向かって全力の気合をぶつける。その力はガイウスと戦ってから未だ高まり続けており、【コル・タウリ】は今までに無いほど眩く輝きを放っている。
 ケイも抑えていた力を解放し、訓練用に刃引きされた剣に黒いオーラを纏わせるろと、バルクホーンが放つ体を刺すような強烈な闘気を受け止めた。
 ビリビリと空気が振動し、まるで2人の間に境界線があるかのように浅い地割れが出来ていく。

 「騎士王国アゲート アルジェント公爵【死神】バルクホーン」
 「【夜刀】アルジェント・ケイティア」
 「「いざ参る!」」

 裂帛の気合と共に踏み出した一歩は大地を踏み割り、両者の一撃が必殺の威力を秘めている事を物語っていた。
 赤と黒の影が交差し、膨大なエネルギーが奔流となって周囲に吹き荒れる。

 「ぬぉおおおおおおおお!」
 「やぁああああああああ!」

 永遠のような一瞬が過ぎ、逆の立ち位置で2人は背中を向け合う。

 「見事だ。その一刀、獅子王ガイウスに勝るとも劣らぬ一撃であった」

 バルクホーンの言葉と共に【コル・タウリ】が砕け散り、アルデバランが粉々になる。
 ガクリとその場に膝を着き、バルクホーンはケイに語りかける。

 「星空に輝く星座の一つでは、天を覆いつくす夜の闇には届かなんだか。我が娘ながら末恐ろしいな」
 「お父様!私は、私の力は」
 「語らずとも良いと言っただろう。お前は俺の大切な愛娘だ。それ以外に何が要るというのだ」

 異世界からの転生者であるという秘密、とても明かせる物では無かった。
 無条件に注がれる愛情を失う事に怯えたケイは、隠し事をする後ろめたさを常に抱えていた。
 前世には無かった確かな愛情と、充実した毎日は掛け替えの無い貴重な物だった。

 「ぬう......どうやら時間切れのようだ」

 ゴポリと口から血を吐き出したバルクホーンは、己の死期を悟る。
 本当であれば屋敷に辿り着く事すら危うい状態であったが、ラプラスに貰った薬とアルデバランの核である【コル・タウリ】の力を借りて、かろうじて生命活動を維持している状態だったのだ。
 

 『ほう、我がエスペランサの一撃を生き延びたのは、お前達で5人目だぞ。それだけでも誇れる偉業であるな』
 
 この時、既にガイウスの一撃はバルクホーンの命を奪っていた。
 
 オリハルコンの斧を破壊する程の衝撃が心臓を破壊しており、同時に神剣の力が魂を砕いていた。
 金剛斧アルデバランの主であるバルクホーンを【コル・タウリ】の再生の力が支えていたのだが、アルデバランを砕かれた時に、核である【コル・タウリ】に亀裂が入っていた。
 再生の力は徐々に失われ、命を繋ぎ止めていた力の崩壊と共にバルクホーンの命も崩壊を始めていたのである。



 『ラプラスさんはデキる女なので引き止めたりしませんよ?旦那は早く帰るべきだ!......時間が無いんでしょ?』

 去り際にこっそりと近寄って、ボソリと声を掛けたラプラスの言葉を聞き取る事が出来たのはバルクホーンだけだったが、その言葉にハッとなったバルクホーンは立ち止まり、振り返らないままこう言った。

 「気付いてたのか......2人には内緒にしておいてくれ」
 「気休めかもしれないけどコレ。少しだけ時間が延びるはずさ。本来の使用用途とは違うんだけどね」
 「すまん。ありがたく頂戴する」

 2人から陰になる位置で手渡したのは、ラプラスがアイテムボックスから出した一本のポーションだった。
 ラベルには見た事も無い文字で何かが書かれていたが、バルクホーンは彼女を疑わなかった。
 瓶を開けて中身を飲み干すと、バルクホーンは急ぎ帰途へ就いた。

 【強制延命薬】SRスーパーレア
 服用時に生きてさえいれば、瀕死の重傷だろうが、即死の致命傷だろうが効果時間内は生存する事が出来る。
 ただし、跡形も無く吹き飛ばされたり、意識を司る頭部を欠損したりすればその限りでは無い。
 その効果は魂にまで及び、肉体を離れていない魂を器の中に留める力を持つ。
 
 効果時間はレアリティによる。又、服用者の体質によって若干変動する。
 【効果時間】1時間

    
 「ケイティア、お前は生きたいように自由に生きろ。アルジェントの家が邪魔になるなら捨ててしまえ。アゲートが枷となるなら飛び出してしまえ」
 「お父様......お父様!」

 抱きしめた体には既に体温は無く、もうそこには命の火が灯っていない事を物語っていた。
 
 「もう一度お前に会えて良かった。生まれてくれてありがとう。ケイティア......お前は俺の宝物だ」
 「うわぁ......ああああああああ!」
  
 こうして英雄はこの世を去った。
 ブルーム王がインフィナイトとの講和が成った事を国民に発表した時も、その多大な功績を称えて誰もが彼の名を呼び、涙した。
 王国の剣であり盾であった英雄アルジェント・バルクホーンは民の為に最後まで勇敢に戦ったと、歴史書には記されている。
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