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魔族侵攻編
一方その頃......ケイは
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「ぎゃあああああ!腕が、私の腕が」
「じゃあねジェロたん。ああ、転移炉と魔力炉は返してもらうからね。貴重なデータをありがとう」
遠方の景色を映し出す時空魔法【ビジョン】に映し出されたジェロームの結末を眺めている者が居た。
「ジェロームの奴が殺られたようだな」
「ふん、所詮は下等魔族の成り上り者だろ?」
「我々の様に真に高貴な血を受け継ぐ上級魔族と比べてくれるな」
「同意、弱いから玩具に頼る」
円卓には五つの席があるが、一つは空席になっている。席に着いているのは4人だけだが、特に気にする様子も無く会話が交わされる。
「しかし、あのラプラスとかいう小娘にしてやられるとは」
「只者じゃないとは思っていたがな。ここに来て裏切るとは思わなかったぜ」
「高貴な我々の誘いを袖にする......下賎な者が考える事は理解できんな」
「憤怒、次に会ったら潰す」
ジェロームがどうとかいう思いは持っていないが、同族が良いように利用されたという事実に対して、それぞれが怒りの感情を抱いている。
「はぁ、ジェロームが襲撃をしくじった人族の拠点だが、誰か攻める気が有る者は居るか?」
「俺はパスだ。小細工に使う素材だとか興味も湧かないぜ」
「ふふふ、高貴なる我が軍勢はその様な雑用をする為に存在する訳では無いのでな。好きにしたまえよ」
「拒否、興味無い」
ジェロームが全力で攻略しようとした事すら眼中に無い彼等には、トルマリンへの興味すら無いようで、全員が攻略する事を拒否した。
しかし、彼等にもメンツという物がある。やられたままで居られるほどに安いプライドは持ち合わせていない。
「ならばこうしよう。全員で攻め込んで一気に決着する。私も時間が惜しいのでね」
「はん!しかたねぇな。ジェロームなんぞでも死ねば哀れみもするさ」
「仇討ちか......高貴なる者が行う事ではないが、義に生きるも強き者の定めではあるな」
「肯定、一匹残らず抹殺する」
結論は纏まったので次の議題に移ろうとする4人だったが、パラリと捲った資料に書かれた次の議題に戦慄する事となる。
「忘れていたよ。我等は5人で五芒星だった」
「ああ、五芒星のこれからの活動って言われてもな。4人しか居ないぜ?」
「高貴な私が所属するに相応しい名前を考えなければな」
「提案、新入りを入れる」
ムムムムと頭を悩ませる4人だった。それもその筈、五芒星という名前を決めたのはジェロームだった。
ネーミングセンス皆無の4人が何週間も悩んで、それでも答えを出す事が出来なかった事案を、任務から帰った直後に聞き、僅か3秒で解決した事は記憶に新しい。
「我々に足りない部分を補っていたのはジェロームだったと、今になって悟るとは不覚」
「糞!肝心な時に居なくなりやがって。面倒事が増えちまった」
「高貴なるノーブルと下僕達でどうかね?あぁ......良い!それが良いだろう!」
「反対、ノーブルは黙る」
パチパチと絡み合う視線と魔力に、ビリビリとテーブルが振動する。
やがて、四人の中央で絡み合った魔力は柱のように天井を突き抜けて伸びていく。
「アイン様の私設騎士団で決まりだね」
「リヴァイ様の突撃隊なんかどうだ?」
「品の無い名前はよしてくれたまえよ?高貴なる私には耐えられない屈辱だ」
「結論、イリーちゃんと愉快な仲間達」
誰一人として相手の主張など聞こうともせず、決着の着かないやりとりが続く。
結局、その日には何も決まらないままで、議論は翌日に持ち越す事となった。
「さて、仕切り直したが君達の意見から聞こうじゃないか」
「俺も後で良いぜ。ノーブルが先に言えよ」
「レディーファーストという言葉を知らないのかい?高貴なる私はイリー嬢に譲るよ」
「遠慮、最後で良い」
冷静になってから考えると、自分のネーミングセンスの無さに絶望した彼等は、意見するのも恥ずかしいし、もう何でも良いんじゃないかと思いだした。お互いが同じ結論に辿り着いた為に進展が無くなってしまった。
「そもそも、名前なんて決める必要はあったのか?」
「それもそうだな!無い無い、もう決めなくて良いんじゃないか?」
「馬鹿を言うな。高貴なる上級魔族である我々には必要な事ではないか」
「必要。侯爵は部下を指揮するだけが仕事じゃない」
「これで五芒星だにゃ~。肝心のジェロたんが蒸発しちゃったから代理なんだけどOKだにゃ」
いつの間に座ったのか、どこからともなく現れたラプラスがジェロ-ムの席に着いているのだが現時点で気が付いている者は居ない。
「良し!それじゃ5人揃ったしこれからの活動についてだが」
「あの拠点を潰してから更に前進でいいんじゃないか?」
「良かろう。そこまで言うなら高貴なる我が軍勢を貸してやらん事もないが?」
「殲滅、国ごと滅ぼして占領」
「止めた方が良いと思うんだけどにゃ~」
「だよなぁ?俺もそろそろ見逃せない所まで来ているし。調子に乗るようなら魔族全部滅ぼしてもいいんだが?」
馬鹿な4人組だが、さすがに乱入した6人目には気が付いたようで、それに連動してラプラスにも気が付いた。
「何者だ!?」
「誰だてめぇ!」
「名を名乗りたまえ!」
「ラプラス?もう一人は!?」
「にゃ!?けけけ......ケイ!」
「おう、ラプラス。何のつもりか答えてもらおうか」
ここまで来ても1人しかラプラスに気が付いてないのもどうかと思うが、そんな事よりも徐々に魔力が増大し始めたケイの出現に恐怖するラプラスだった。
突然の不意打ちに尻尾の毛を逆立てて飛びのいたラプラスは、瞬時に空間を切り裂いて逃亡しようとするが、むんずと首根っこを捕まれて確保されてしまう。
「んにゃあああああ!ごめんにゃ!まさか、ケイの知り合いが居るなんて予想してなかったにゃ」
「まぁ、死人は出なかったし許してもいいんだが、今回は目的を話してくれるよな?」
「わわわ、分かったにゃ。言う!言うからはーなーすーのーにゃー」
「駄目だ。説明が終わるまで放さないぞ」
「あにゃにゃにゃにゃ......なーんてにゃ」
ボンと煙になって消えたラプラスだったが、ケイが身代わりだと判断した時には空間の裂け目に消えていくところだった。
「また会おう。アディオスにゃ~」
「チッ、また逃がしたか」
後ろ手に手を振りながら消えたラプラスに舌打ちするケイだったが、無視された4人組みが一斉に攻撃を仕掛けてくる。
「誰かは知らないが頂けないなぁあああああ!」
「俺様を無視するとか、ふざけるんじゃねぇえええええ!!」
「高貴なる私を無視するとは死にたいらしいなぁああああ!」
「攻撃、吹き飛べ!」
爆炎が渦巻き、両断するように巨大な真空の刃が無数の軌跡を残す。
圧縮されるようにグニャリと歪んだ空間が爆ぜ、避ける隙間も無いほどの強烈な閃光が降り注ぐ。
グツグツと赤熱した地面が沸騰し、刻まれた傷跡をなぞるように流れていく。
空間が破裂した影響で歪んだ景色が見える中、完全に破壊するまで止まらないとばかりに、更に激しくなった閃光が地面を削り取っていく。
「おいおい、いきなりじゃねぇか」
4人の全力攻撃をあっさりと回避したケイだったが、そんな事は気にしないで次々と魔法が放たれる。
部屋を埋め尽くすほどの規模で放たれた魔法だったが、今度はすべての攻撃を片手で展開した結界で受け止めた。
「死にな!」
「砕けろぉおお!!」
「弾け飛びなさい!」
「破壊、砕く!」
「問答無用かよ。まぁいいか。あの世で後悔するんだな」
両手に増幅された魔力がビリビリと雷撃を纏い、鎖状に変化したかと思えば雷光一閃の速さで4人を貫き、体ごと跡形も無く吹き飛ばす。
「そ、そんな......」
「ばかな......」
「もしや、出番は」
「終わり」
微妙な捨て台詞を残して消え去った魔族達だったが、ケイは信じられない物を発見してぐったりする事になった。
キラリと光るドッグタグにはこう刻まれていた。
【襲撃部隊 第47組 87班】
「......へ?もしかして」
悪寒がしたケイはすぐにマップを開いて敵の情報を確認するが......予想通りだった。
マップに映る赤い光点、光点、光点、光点。
「お前らどんだけいるんだぁああああああああ!!!」
格好良く裏で動く腹積もりだったが、早くも後悔するケイだった。
「ふふふ、奴らは魔族の中でも小物」
「我々こそが至高の魔族」
「今までの様な雑魚と一緒にして貰っては困る」
「一匹居れば百匹居ると思って戦うのだな」
孤独な戦いはまだまだ......続くらしい。
「じゃあねジェロたん。ああ、転移炉と魔力炉は返してもらうからね。貴重なデータをありがとう」
遠方の景色を映し出す時空魔法【ビジョン】に映し出されたジェロームの結末を眺めている者が居た。
「ジェロームの奴が殺られたようだな」
「ふん、所詮は下等魔族の成り上り者だろ?」
「我々の様に真に高貴な血を受け継ぐ上級魔族と比べてくれるな」
「同意、弱いから玩具に頼る」
円卓には五つの席があるが、一つは空席になっている。席に着いているのは4人だけだが、特に気にする様子も無く会話が交わされる。
「しかし、あのラプラスとかいう小娘にしてやられるとは」
「只者じゃないとは思っていたがな。ここに来て裏切るとは思わなかったぜ」
「高貴な我々の誘いを袖にする......下賎な者が考える事は理解できんな」
「憤怒、次に会ったら潰す」
ジェロームがどうとかいう思いは持っていないが、同族が良いように利用されたという事実に対して、それぞれが怒りの感情を抱いている。
「はぁ、ジェロームが襲撃をしくじった人族の拠点だが、誰か攻める気が有る者は居るか?」
「俺はパスだ。小細工に使う素材だとか興味も湧かないぜ」
「ふふふ、高貴なる我が軍勢はその様な雑用をする為に存在する訳では無いのでな。好きにしたまえよ」
「拒否、興味無い」
ジェロームが全力で攻略しようとした事すら眼中に無い彼等には、トルマリンへの興味すら無いようで、全員が攻略する事を拒否した。
しかし、彼等にもメンツという物がある。やられたままで居られるほどに安いプライドは持ち合わせていない。
「ならばこうしよう。全員で攻め込んで一気に決着する。私も時間が惜しいのでね」
「はん!しかたねぇな。ジェロームなんぞでも死ねば哀れみもするさ」
「仇討ちか......高貴なる者が行う事ではないが、義に生きるも強き者の定めではあるな」
「肯定、一匹残らず抹殺する」
結論は纏まったので次の議題に移ろうとする4人だったが、パラリと捲った資料に書かれた次の議題に戦慄する事となる。
「忘れていたよ。我等は5人で五芒星だった」
「ああ、五芒星のこれからの活動って言われてもな。4人しか居ないぜ?」
「高貴な私が所属するに相応しい名前を考えなければな」
「提案、新入りを入れる」
ムムムムと頭を悩ませる4人だった。それもその筈、五芒星という名前を決めたのはジェロームだった。
ネーミングセンス皆無の4人が何週間も悩んで、それでも答えを出す事が出来なかった事案を、任務から帰った直後に聞き、僅か3秒で解決した事は記憶に新しい。
「我々に足りない部分を補っていたのはジェロームだったと、今になって悟るとは不覚」
「糞!肝心な時に居なくなりやがって。面倒事が増えちまった」
「高貴なるノーブルと下僕達でどうかね?あぁ......良い!それが良いだろう!」
「反対、ノーブルは黙る」
パチパチと絡み合う視線と魔力に、ビリビリとテーブルが振動する。
やがて、四人の中央で絡み合った魔力は柱のように天井を突き抜けて伸びていく。
「アイン様の私設騎士団で決まりだね」
「リヴァイ様の突撃隊なんかどうだ?」
「品の無い名前はよしてくれたまえよ?高貴なる私には耐えられない屈辱だ」
「結論、イリーちゃんと愉快な仲間達」
誰一人として相手の主張など聞こうともせず、決着の着かないやりとりが続く。
結局、その日には何も決まらないままで、議論は翌日に持ち越す事となった。
「さて、仕切り直したが君達の意見から聞こうじゃないか」
「俺も後で良いぜ。ノーブルが先に言えよ」
「レディーファーストという言葉を知らないのかい?高貴なる私はイリー嬢に譲るよ」
「遠慮、最後で良い」
冷静になってから考えると、自分のネーミングセンスの無さに絶望した彼等は、意見するのも恥ずかしいし、もう何でも良いんじゃないかと思いだした。お互いが同じ結論に辿り着いた為に進展が無くなってしまった。
「そもそも、名前なんて決める必要はあったのか?」
「それもそうだな!無い無い、もう決めなくて良いんじゃないか?」
「馬鹿を言うな。高貴なる上級魔族である我々には必要な事ではないか」
「必要。侯爵は部下を指揮するだけが仕事じゃない」
「これで五芒星だにゃ~。肝心のジェロたんが蒸発しちゃったから代理なんだけどOKだにゃ」
いつの間に座ったのか、どこからともなく現れたラプラスがジェロ-ムの席に着いているのだが現時点で気が付いている者は居ない。
「良し!それじゃ5人揃ったしこれからの活動についてだが」
「あの拠点を潰してから更に前進でいいんじゃないか?」
「良かろう。そこまで言うなら高貴なる我が軍勢を貸してやらん事もないが?」
「殲滅、国ごと滅ぼして占領」
「止めた方が良いと思うんだけどにゃ~」
「だよなぁ?俺もそろそろ見逃せない所まで来ているし。調子に乗るようなら魔族全部滅ぼしてもいいんだが?」
馬鹿な4人組だが、さすがに乱入した6人目には気が付いたようで、それに連動してラプラスにも気が付いた。
「何者だ!?」
「誰だてめぇ!」
「名を名乗りたまえ!」
「ラプラス?もう一人は!?」
「にゃ!?けけけ......ケイ!」
「おう、ラプラス。何のつもりか答えてもらおうか」
ここまで来ても1人しかラプラスに気が付いてないのもどうかと思うが、そんな事よりも徐々に魔力が増大し始めたケイの出現に恐怖するラプラスだった。
突然の不意打ちに尻尾の毛を逆立てて飛びのいたラプラスは、瞬時に空間を切り裂いて逃亡しようとするが、むんずと首根っこを捕まれて確保されてしまう。
「んにゃあああああ!ごめんにゃ!まさか、ケイの知り合いが居るなんて予想してなかったにゃ」
「まぁ、死人は出なかったし許してもいいんだが、今回は目的を話してくれるよな?」
「わわわ、分かったにゃ。言う!言うからはーなーすーのーにゃー」
「駄目だ。説明が終わるまで放さないぞ」
「あにゃにゃにゃにゃ......なーんてにゃ」
ボンと煙になって消えたラプラスだったが、ケイが身代わりだと判断した時には空間の裂け目に消えていくところだった。
「また会おう。アディオスにゃ~」
「チッ、また逃がしたか」
後ろ手に手を振りながら消えたラプラスに舌打ちするケイだったが、無視された4人組みが一斉に攻撃を仕掛けてくる。
「誰かは知らないが頂けないなぁあああああ!」
「俺様を無視するとか、ふざけるんじゃねぇえええええ!!」
「高貴なる私を無視するとは死にたいらしいなぁああああ!」
「攻撃、吹き飛べ!」
爆炎が渦巻き、両断するように巨大な真空の刃が無数の軌跡を残す。
圧縮されるようにグニャリと歪んだ空間が爆ぜ、避ける隙間も無いほどの強烈な閃光が降り注ぐ。
グツグツと赤熱した地面が沸騰し、刻まれた傷跡をなぞるように流れていく。
空間が破裂した影響で歪んだ景色が見える中、完全に破壊するまで止まらないとばかりに、更に激しくなった閃光が地面を削り取っていく。
「おいおい、いきなりじゃねぇか」
4人の全力攻撃をあっさりと回避したケイだったが、そんな事は気にしないで次々と魔法が放たれる。
部屋を埋め尽くすほどの規模で放たれた魔法だったが、今度はすべての攻撃を片手で展開した結界で受け止めた。
「死にな!」
「砕けろぉおお!!」
「弾け飛びなさい!」
「破壊、砕く!」
「問答無用かよ。まぁいいか。あの世で後悔するんだな」
両手に増幅された魔力がビリビリと雷撃を纏い、鎖状に変化したかと思えば雷光一閃の速さで4人を貫き、体ごと跡形も無く吹き飛ばす。
「そ、そんな......」
「ばかな......」
「もしや、出番は」
「終わり」
微妙な捨て台詞を残して消え去った魔族達だったが、ケイは信じられない物を発見してぐったりする事になった。
キラリと光るドッグタグにはこう刻まれていた。
【襲撃部隊 第47組 87班】
「......へ?もしかして」
悪寒がしたケイはすぐにマップを開いて敵の情報を確認するが......予想通りだった。
マップに映る赤い光点、光点、光点、光点。
「お前らどんだけいるんだぁああああああああ!!!」
格好良く裏で動く腹積もりだったが、早くも後悔するケイだった。
「ふふふ、奴らは魔族の中でも小物」
「我々こそが至高の魔族」
「今までの様な雑魚と一緒にして貰っては困る」
「一匹居れば百匹居ると思って戦うのだな」
孤独な戦いはまだまだ......続くらしい。
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