異世界転生する事になったけど、必死に努力する自前の精神力しか頼れるものはありませんでした。

SAKI

文字の大きさ
上 下
79 / 117
魔族侵攻編

ライムたんマジ女神

しおりを挟む
 イーリスの復讐を終えてレッドストーンへ帰ってきた俺だが毎日、毎日、毎日、毎日繰り返される襲撃に難儀していた。
 あれから3年という月日が経ったにも関わらず、ブラコンシスターの猛攻は留まる事を知らない。むしろ、嫁を2人連れて帰って来たからこそ激しさを増したという方が正しいのかも知れない。

 「あっつ苦しいわ!ええい!離れよ馬鹿姉ぇええ!」
 「良いではないか、良いではないかぁあああ!」

 グイグイと顔を押しのけるのもなんのその、ミーシャは腕を避けてケイを補足すると躊躇い無く抱きついてスーパーイチャイチャモードに突入する。
 説明しよう。スーパーイチャイチャモードとは、ミーシャのミーシャによるミーシャの為のケイが脳内でミーシャを誘惑した末、理性を塗り潰すようなアレコレをしたり、されたり、強要された事によって、現実のミーシャまでが暴走してケイに襲い掛かるという......ともかく危険なモードである!なんてうらやましい!けしからん!。

 イーリスとエリスは辺境へ移住するに当たって薬やら食料やらを王都の各地で大量に購入したのだが、その中には【獣化薬】という薬があった。

 【獣化薬】「レアリティ HRハイレア
 獣に姿を変える事が出来る秘薬......なのだが、未熟な錬金術師が調合した不良品。
 中途半端に変化する為、獣では無く獣人化する。
 耳と尻尾が生えて個人差はあるが体に獣の様な体毛が生える。
 ええい!まどろっこしい!モフモフや!モフモフやでぇえええ!


 「おい!【百科事典】ウィキペディアは仕事をしろ!鑑定神はどんなシステム組みやがったぁあああ!」
 「うっほ~!ケイケイ!モフモフしてもええんやでぇえええ!それ以上もOKなんだからぁああ!」
 「もが......胸が、むう、胸に殺されるぅうう!エリス!イーリス!なんとかむぐ......止めろぉおお!」

 大事な姉故に無理に剥がす事も出来ず、されるがままになっているのだが、ミーシャはどんどんエスカレートしていくばかりである。

 「嫁として姉を止めるべきなのでは?」
 「お姉様には言っても無駄でしょう。どうせ未来は決まっているのですから、ケイ様も腹を括って嫁として迎え入れれば良いのです」
 「えぇええ!?それならライムも嫁?になる!」

 エリスの疑問に淡々と答えるイーリスだったが、足元から上がった声に真剣な表情となる。
 
 「ふむ、ライムちゃんは子供過ぎますね。もう少し大きくなってから相談致しましょう」
 「えぇええええ!?そういう問題ですか?もっと違う考えじゃなくて?」
 「むぅ!ライム子供じゃないもん!お買い物だって一人で出来るもん!」

 真剣に答えるイーリスに驚愕して突っ込みを入れるエリスだったが、子供扱いに怒ったライムが反論を述べる。

 「ライムさん?大人だったらケイ様とお風呂に入れなくなってしまいますね」
 「ふぇ?駄目!ライムはお兄ちゃんと一緒にお風呂に入るよ!」
 「では大人とは呼べませんね」
 「むむむむむ!残念だがライムは子供だったし......あ!でもでも、お父さんとお母さんは一緒にお風呂に入るよ!」

 ライムの反論を一蹴したイーリスだったが、思わぬ反論が待ち受けていた。意義あり!である。ナルホド。

 「う......ですが、お父様とお母様は結婚してらっしゃいますし、毎日ご一緒される訳ではありませんよ?」
 「ならライムも結婚だぁあ!それなら大丈夫だよ!イーリスお姉ちゃんにも文句言われなくて済むよ!」
 「うーん、困りましたねぇ。ケイ様?どうしますか?」
 (どうしてこうなった!?イーリスさんも押しが弱すぎます。そこはもっと強く否定するべきですよぉ)

 フンスと意気込むライムを押さえ込む事が出来ず、難儀したフリをしたイーリスがケイに意見を求める。ハラハラしながら見守るエリスだったが、自分からは特に何も言えずにイーリス頼みである。無責任か。

 「姉に溺れるが良い!ふふふ、ケイは観念してお姉ちゃんをハーレムに入れるべきです!ふはははは!どうです?この尻尾は?狐みたいにモッフモフでしょう?モッフモフやでぇ!」
 「くぅ!ここまで苦戦した相手がこれまでに居ただろうか?いや居ない。って、いいから離せぇ!」
 
 姉を退けるのに忙しくてケイはそれどころでは無いようで、話すら聞いていない様子を確認したフリをする。  イーリスは「仕方が無いとばかりですねぇ」とゴソゴソとポケットを探ると目的の秘密アイテムを出す。

 「ケイ様はお忙しいご様子ですね。ライムさん、ここはおやつタイムといきしょう」
 「お、お、おやつなんかに誤魔化されないもん!」
 「ライムさんの大好きなクルミ入りのクッキーもありますよ?ブルのミルクと一緒に頂きませんか?」
 「ふぉおおお!クッキーなら仕方が無いなぁ!うん、いちじきゅうせんにしてあげるよぉ!」
 (ちょろい、流石は子供ですね。イーリスさんも誤魔化すのがどんどん上手くなってます!ライムテイマーは伊達じゃありませんね)

 勝手な称号を付けたエリスは、ライムに手を引かれて食堂へ向かうイーリスについて行く事にした。別にクッキーが目当てでは無い......はずである。
 
 「って、おい!待とうよ!誰がミーシャを止めるんだよ!わぁあああああ!」
 「秘技!モフモフ乱舞!可憐なミーシャの舞を受け止めるが良いわぁ!オーッホッホッホ!」

 姉弟の戦いはまだまだ続くようである。うらやましいから代わって欲しい。



 所変わって夜のお風呂場へ移動なう。兄妹は入浴中である。

 「ふんふんふーん♪お兄ちゃん!今度はライムの頭を洗って欲しいなぁ」
 「はいはい。しっかし、ライムの髪もずいぶんと伸びたなぁ」

 サラサラヘアーの銀髪は腰まで伸びており、メリッサ、レイン、ミーシャが徹底的にケアを施す為、いつでもツヤツヤでダメージヘア等という言葉とは無縁である。もっともそんな言葉があるかは別だが。それに、そうでなくともケイが作ったシャンプーが髪を傷める事など許しはしないのである。

 「お姫様、痒い所はありませんか?」
 「うむ、くるしゅうないぞ。お兄ちゃんは洗うのが上手いねぇ!」
 
 デレデレと髪を洗うケイだったが、ライムも洗われるのが気持ち良いのかトロトロに溶けてしまいそうに脱力を始めている。

 「こらこら、もたれてきたら洗い難いだろ?ちゃんと座りなさい」
 「にへへ~、ごめんなさ~い」

 ケイお手製のシャンプーは素材の価値など無視して作成した逸品であるが、使用者達は当然理解していない。使用後の違いは歴然としており、こちらの世界で流通しているオイルとは隔絶していた。というか次元が違う。
 老婆が使用したとしても若返って見える(現実に肌が若返るのだが)その瑞々しさと艶にうっとりする女性陣は、毎日の風呂が楽しくて仕方が無いのである。

 ケイ特製シャンプー「レアリティ LGレジェンド
 アムブロシアー(劣)、絹林檎シルキーアップル、ソーマ酒(劣)、紅玉瞳蜂蜜蜂ルビーアイハニービーの蜂蜜、黒曜椰子オブシディアンパルマエの油を使用して作った一品物である。
 その気になるお値段はなのだが一回分で村1個分なのだが、ケイの秘密、内緒の言葉により知らされていない。
 大切な女性たちは常に華麗で美しくと、勝手に無理やり援護するケイの我侭から生まれたシャンプーだ。
 不死にはならないが、「肌年齢がもちもちな赤ちゃん肌レベルまで、レボリューションな効果でファンタスティックでアメイジングだぜ!」とはケイの言葉である。誰も理解出来ないからね?。

 キャッキャとはしゃぐライムをお姫様抱っこしたケイは、巨大な噴水レベルのサイズまで拡張した湯船に入る。
 ケイにもたれながら歌いだすライムの歌を聴きながらゆったり過ごすのは至福の時間である。ミーシャに教わったのだろう、大地の精霊を讃える賛美歌は高音から低音まで幅広い音を歌い手に要求するが、センスの良いライムは苦も無く歌い上げる。

 「~♪~~♪」
 「あらあら、ライムはご機嫌みたいね。ケイも一日お疲れ様」
 「本当ね。私達の前でも中々歌ってくれないのに」

 かけ湯をして風呂に入ってきたのはメリッサとレインだった。ケイは13歳になったというのにお構い無しである。実にけしからん。
 豊満な体を隠しもせず湯に入る2人だったが、ケイの反応にニヤニヤすると目配せをしてからかい始める。
 それもそのはず、こっちの世界は貞操概念とかそういう物が色々緩い、ボディが甘いぜ!なのである。

 「ケイもお年頃かしら?このおっぱいを吸って大きくなったのに。あっちも大きくするのかしら?」
 「おませさんね。父さんに似たのかしら、帰ってきたと思ったら2人もお嫁さんを連れてくるし」

 「大変遺憾である」とグレイならば言いそうだが、若くしてレインに手を付け、まだ若いメリッサまで嫁に迎えたリアルハーレム野郎である。言い返すなど許さない。絶対だ。「は、ハレーム?記憶にございません」とは言わせない。

 「もう!お母さん達うるさいの!」
 「そうだよ。俺をからかうのはミーシャだけで十分だよ」

 色々硬くしたケイとライムの言葉に「あらあら」「うふふ」とご満悦の2人も湯の心地よさに寛ぎだす。
 お尻に当たりそうなアレをライムに気づかれていないかヒヤヒヤしながらケイはホッと息を付くが、事態は急展開するのだった。

 「それに、ライムだってバイーン!ボイーン!って変身出来るんだから!」
 「はぁ!?」

 【寵愛】スキルを発動させたライムはキラキラと光りだした。突然ニョキニョキと手足を成長させていく。
 寵愛スキルとは、Masterする事で真価を発揮するスキルである。所持しているだけでは職業に変化があったり、選択肢が増えるなどの効果しかない。
 しかし、普通ならそこまでのレベルで寵愛を受け続ける事が無いこのスキルをMasterすると、寵愛を受けている相手の力を1割だけ使用する事が出来る壊れスキルなのである。
 ケイの力の一割、ドラゴンも指一本で粉々である。なるほど、よく分からん次元である。

 バイーンとたわわに実った果実を見せつけるライムは、ケイの体のサイズなど超えて180CMを超えるモデル体型に進化を果たした。
 湯に濡れて張り付いた髪も魅力的で奇跡的にアウトな部分を隠している、足元を確認出来るかすらも怪しいサイズに成長した胸、キュッっとしまった腰と重量感ある臀部がプリプリと目の前で揺れている。すらっと伸びた足のラインもケイの視線を惹きつける。ううむ、女神も裸足で逃げ出す美しさとは素晴らしい。ライム・オブ・ビーナスである。
 
 「じゃーん!どうだ!お母さんも超えるないすばでぃだぞぉー!」

 そうなのである、レヴィアたんが帰る前に警告を残していったのは、これからケイが狙われた場合に家族を害する者が現れる可能性の示唆だった。
 【寵愛】スキルの力を使いこなせるように修行するからと中身だけティアマトに戻した彼女は1週間ほど滞在した。ライムを徹底的に教育したのである。
 その教育の方向がどこに向いていたのかはケイも知らないが、ライムは持ち前のセンスで力を使いこなせる所まで成長した。その成果で別の所まで成長させる事が出来るようになっていたとは......素晴らしい。ティアマト様グッジョブである。
 
 (ふふふ、ビックリしたでしょう?私もビックリしたわ。こんな事するなんて、子供は大胆ねぇ?)

 頭の中にティアマトの声が響き、主犯が悪びれもせず言葉を伝えてくるのに唖然としたケイだった。

 (どうすんだよ?母さん達にバレちまったじゃないか!)
 (大丈夫よ。それに、これでライムちゃんとも結婚出来るわね。私に感謝しなさい?)
 (何でだよ!妹と結婚とか意味が分からんわ!)
 (何時まで日本人のつもりなの?ここはクォーツよ?そんな法律あるわけないじゃない。母親でも妹でも姉でも好きにすれば良いじゃないの!モラルなんてコボルトのエサにくれてやりなさいな)
 (ふぁんだってー!初耳だこらぁああ!)

 ある程度共通な部分はあるにせよ、国毎に存在する詳しい法律の勉強なんかしてないケイは愕然とする。こっちの世界で好き勝手するつもりだったケイが法律の勉強なんかするわけ無いのである。無ければ作る、邪魔ならぶっ壊すつもりだったのだから。

 (親もその辺りを貴方に教えるのが遅かったみたいね。まぁ、貴方の所に誰かが嫁いで来なくても、ミーシャかライムを宛がうつもりだったんじゃないかしら?ああ、でも母親でも相手が居る内はNGよ?グレイ殺しちゃ駄目だからね?ダメ絶対!)
 (殺させるつもりじゃねぇか!そんな事しないからね!?ってかこの後どうすんだよ)
 (なるようになるんじゃないかしら?それじゃね~)
 (おい!?え?ちょ......一方的に繋がりを切断しやがった)

 「あらあら?ライムちゃんたら立派になったわねぇ」
 「ケイ?ライムも嫁にするつもりだったなんて始めて聞いたわよ?どこでこんな魔法薬を買ってきたのか知らないけれど、子供を作る時は相談しないと駄目よ?グレイが興奮してうるさいからね?」
 「らぁいむはだいなまいとばでぇいでお兄ちゃんをのうさつだぜぇえ!ってレヴィアたんが言ってたよ!」
 「あんにゃろう覚えてろよ」

 ブクブクと顔まで沈み込んだケイは、硬くなったまま湯船に隠れてやり過ごすが、そんな時間稼ぎこそが時間の問題である。
 これからの姉と妹の扱いに苦労するのは目に見えている。
 前世の記憶と折り合いを付ける時期に来ているのかも知れないと1人煩悶するケイだが、それを知る者など勿論誰もいなかった。
しおりを挟む
感想 107

あなたにおすすめの小説

異世界転生!ハイハイからの倍人生

カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は死んでしまった。 まさか野球観戦で死ぬとは思わなかった。 ホームランボールによって頭を打ち死んでしまった僕は異世界に転生する事になった。 転生する時に女神様がいくら何でも可哀そうという事で特殊な能力を与えてくれた。 それはレベルを減らすことでステータスを無制限に倍にしていける能力だった...

少し冷めた村人少年の冒険記

mizuno sei
ファンタジー
 辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。  トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。  優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。

いきなり異世界って理不尽だ!

みーか
ファンタジー
 三田 陽菜25歳。会社に行こうと家を出たら、足元が消えて、気付けば異世界へ。   自称神様の作った機械のシステムエラーで地球には帰れない。地球の物は何でも魔力と交換できるようにしてもらい、異世界で居心地良く暮らしていきます!

異世界転生~チート魔法でスローライフ

玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。 43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。 その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」 大型連休を利用して、 穴場スポットへやってきた! テントを建て、BBQコンロに テーブル等用意して……。 近くの川まで散歩しに来たら、 何やら動物か?の気配が…… 木の影からこっそり覗くとそこには…… キラキラと光注ぐように発光した 「え!オオカミ!」 3メートルはありそうな巨大なオオカミが!! 急いでテントまで戻ってくると 「え!ここどこだ??」 都会の生活に疲れた主人公が、 異世界へ転生して 冒険者になって 魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。 恋愛は多分ありません。 基本スローライフを目指してます(笑) ※挿絵有りますが、自作です。 無断転載はしてません。 イラストは、あくまで私のイメージです ※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが 少し趣向を変えて、 若干ですが恋愛有りになります。 ※カクヨム、なろうでも公開しています

アラヒフおばさんのゆるゆる異世界生活

ゼウママ
ファンタジー
50歳目前、突然異世界生活が始まる事に。原因は良く聞く神様のミス。私の身にこんな事が起こるなんて…。 「ごめんなさい!もう戻る事も出来ないから、この世界で楽しく過ごして下さい。」と、言われたのでゆっくり生活をする事にした。 現役看護婦の私のゆっくりとしたどたばた異世界生活が始まった。 ゆっくり更新です。はじめての投稿です。 誤字、脱字等有りましたらご指摘下さい。

異世界召喚失敗から始まるぶらり旅〜自由気ままにしてたら大変なことになった〜

ei_sainome
ファンタジー
クラスメイト全員が異世界に召喚されてしまった! 謁見の間に通され、王様たちから我が国を救って欲しい云々言われるお約束が…始まらない。 教室内が光ったと思えば、気づけば地下に閉じ込められていて、そこには誰もいなかった。 勝手に召喚されたあげく、誰も事情を知らない。未知の世界で、自分たちの力だけでどうやって生きていけというのか。 元の世界に帰るための方法を探し求めて各地を放浪する旅に出るが、似たように見えて全く異なる生態や人の価値観と文化の差に苦悩する。 力を持っていても順応できるかは話が別だった。 クラスメイトたちにはそれぞれ抱える内面や事情もあり…新たな世界で心身共に表面化していく。 ※ご注意※ 初投稿、試作、マイペース進行となります。 作品名は今後改題する可能性があります。 世界観だけプロットがあり、話の方向性はその場で決まります。 旅に出るまで(序章)がすごく長いです。 他サイトでも同作を投稿しています。 更新頻度は1〜3日程度を目標にしています。

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる

三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。 こんなはずじゃなかった! 異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。 珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に! やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活! 右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり! アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。

処理中です...