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王都の闇編
奴隷商の手腕と傭兵達の駆け引き
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取引時間前に到着したダンケルクとリトアだったが、騎士から報告を受けたダンケルクが時間を前倒しして取引を行いたいという要請をした為、リトアはこれを受諾した。
ダンケルクの周囲を警戒する騎士団の精鋭達は、今まで以上にピリピリとした雰囲気で襲撃に備えている。
リトアが連れてきた傭兵団【女神の楯】も同様に周囲を警戒しているが、殺気立った印象は無く落ち着いた様子である。
「公爵様のご要望通りの品をお届けに参りました。後ろの馬車に積んでおりますのでご確認ください」
「お前、確認してこい。アンバーラットの仕事は評価が高いと聞いて頼んだのだからな?まさか不備など無いだろうな?」
恭しく頭を垂れるリトアを見下ろしながら、騎士の1人に指示を出すダンケルクはニヤニヤと上機嫌でそう言う。指示を受けた騎士が荷物の確認へと向かうとその騎士と入れ替わりに、支払い用の金貨を入れた魔法の袋を持った騎士が現れる。
「約束の代金だ。色を付けておいたから、面倒な交渉は無しにしろ」
「それは良かった。聡明な公爵様に感謝致します」
確認を終えた騎士が戻ってくると、問題無しの報告を受けたダンケルクが書類にサインをする。
懐から取り出した白銀製の羽ペンは魔道具で、使用者の魔力をインクに変換する性質を持っている為、偽造する事は極めて難しいだろう。着ている衣服だけではなく、装飾品や羽ペンを見ても莫大な財を蓄えている事は考えるまでも無く伝わってくる。
「それでは商品の納品も済みましたので失礼させていただこうと思いますが、1つだけご相談が」
「何だ?言ってみろ」
「公爵様は襲撃を受けたご様子ですが、この付近には大規模な襲撃犯が潜伏している恐れがあります」
「それなら壊滅してやったわ!予想以上に数が多くて苦戦したようだがな」
「いえ、その部隊とは恐らく別の集団でしょう。現状把握しているだけでも50は確認していると報告が上がっております」
リトアの言葉に少し思案したダンケルクだったが、手に入る物は全て手に入れておけば良いかと判断した。
「良かろう。言い値で買ってやる」
「では、有用な情報でしたら金貨400枚で、それ以上に利益を感じて頂けたなら金貨800枚でお願いします。勿論ですが、役に立たない情報でしたらお代は結構です」
言うが早いか、リトアは例の地図を元に作成した地図を広げた。自分が看破した計画内容を全て伝える気は無いらしく、エリック達へ見せた内容の精度には数段劣る。
「あそこに見える丘ですね。あれは囮の襲撃部隊が待機しています。公爵様が帰路に着くタイミングで仕掛けてくるでしょう」
「50程度とあるが、囮というにはそこそこの人員を割いているようだな。それならば本隊となる主力部隊の戦力はその数倍か......少数精鋭という線もあるか」
「先ほど申し上げた通りですが、丘は偵察部隊が確認済みですので間違いありません。主力部隊の方は予測になりますが小数精鋭でしょう。でなければ手間をかけて戦力を削ぐ様な戦い方はしないと思いますし、何より地形が包囲戦に向いていません」
説明を聞きながらダンケルクはリトアという人材の有能さに気付き始めた。奴隷商とはいえこの優れた能力を腐らせておくのは惜しいと考えるほどにリトアの能力は優れていた。
公爵領への帰還計画を練りながらリトアと言葉を交わす内にムクムクと独占欲が膨らんでいくのを感じた。
「素晴らしい情報だった金貨800枚の価値があったと認めよう。しかし、その有能な頭脳を生かさぬのは非常に惜しい。俺の元に来て仕えないか?富と名誉なら保障してやる、女だろうが爵位だろうが思いのままだぞ?ん?どうなんだ?」
既にリトアを篭絡したとでも思い込んでいるのか、ダンケルクは上機嫌でリトアの返事を待つ。
「それは大変光栄な事なのですが、私の店の規模や顧客が国内でも有数のレベルに達しておりますので、個人の事情で店を畳む事が出来ないのです。王家にも繋がりがありますので、誰かに引き継ぐにしても相応の時間を頂かなければなりません」
「む?だが、嫌だから拒否する訳では無いのだな?」
「勿論で御座います。振って沸いた奇跡に飛びつきたいくらいです」
「そうかそうか!ふはははは!」
上機嫌に笑うダンケルクとは対照的に、笑みを浮かべながらも目が笑っていないリトアだったが、それに気付いた者は居なかった。
しかし、2人の会話を打ち切るように声を上げる人物が1人居た。
「閣下!リトア殿の地図に書かれた内容が確かならば、我々が無事に公爵領に戻るのは難しいでしょう」
「ガードルートか......それは分かっている。だが、戻らぬ訳にはいかぬだろう?」
「閣下は転移陣を使用して先にお戻りください。我々は別のルートで帰還致します」
確かに騎士団長の言う通り、転移陣を使用しての帰還ならば確実だろう。しかし、ダンケルクが公爵領に戻ってから奴隷が届くまでの時間を我慢しなければ成らなくなるではないか。彼らが購入した奴隷を輸送して戻るまでにどれだけの帰還が掛かるかと考えると、我慢の限界に来ている自分が2日、3日と彼らの帰還を待つ事が出来る訳が無いのである。
「では、私が護衛に雇った傭兵団を引き継いで雇っては如何でしょう?」
天の声を聞いたかのようにハッとする2人だったが、そこにリトアが話を続ける。
「荷物の引渡しは終わりましたので私は1人で帰還します。ですから【女神の楯】は公爵様の護衛に雇うとよろしいでしょう」
「こちらは報酬が貰えれば文句は無いですがね」
ここだなとリトアが切り出した。
「私は彼ら50名を1日金貨800枚で雇っていますので、公爵様も彼らを雇えば戦力不足を補えます。私は半日分の報酬が帰ってきますし、公爵様は戦力の補充が、彼らは更に高額の報酬が手に入りますので、全員が特する内容でしょう」
「閣下、彼らのような実力を持った傭兵が50名で金貨800枚ならば手頃でしょう。私の意見としては彼らを伴っての帰還が宜しいかと」
スタークはリトアの大胆な行動に内心で驚愕していたが、表に出すわけにもいかず今回の契約内容に含まれている約束通りにリトアの嘘に付き合う覚悟を改めて決めた。
「素晴らしい!この計らいで更に貴様が欲しくなったぞ!何時でも私を頼るが良い!何なら商売にガーランドの名前を利用することも許そう!」
話術巧みに公爵から金銭を毟り取るリトアの手腕は、既にダンケルクが理解出来る範疇では無かった。
そのまま上手く話を進めてリトアとスタークはダンケルクから対価を受け取った。
「それでは公爵様が無事帰還なされる事を心より祈っております」
「うむ、ここまでされて盗賊如きに良いようにされるものか。公爵領に帰ってからもアンバーラットとは良い取引を続けようじゃないか」
そう良い残して公爵一行は帰路についたのだった。
頭を下げた姿勢で固まったリトアだったが、口元は笑みで歪んでいた。
「ふふふ、計算通り......いや、それ以上だったな。あとはスターク達がどれだけ上手くやってくれるかだな」
まだ計画は第一段階、彼の神算鬼謀はここで終わらないのだった。
ダンケルクの周囲を警戒する騎士団の精鋭達は、今まで以上にピリピリとした雰囲気で襲撃に備えている。
リトアが連れてきた傭兵団【女神の楯】も同様に周囲を警戒しているが、殺気立った印象は無く落ち着いた様子である。
「公爵様のご要望通りの品をお届けに参りました。後ろの馬車に積んでおりますのでご確認ください」
「お前、確認してこい。アンバーラットの仕事は評価が高いと聞いて頼んだのだからな?まさか不備など無いだろうな?」
恭しく頭を垂れるリトアを見下ろしながら、騎士の1人に指示を出すダンケルクはニヤニヤと上機嫌でそう言う。指示を受けた騎士が荷物の確認へと向かうとその騎士と入れ替わりに、支払い用の金貨を入れた魔法の袋を持った騎士が現れる。
「約束の代金だ。色を付けておいたから、面倒な交渉は無しにしろ」
「それは良かった。聡明な公爵様に感謝致します」
確認を終えた騎士が戻ってくると、問題無しの報告を受けたダンケルクが書類にサインをする。
懐から取り出した白銀製の羽ペンは魔道具で、使用者の魔力をインクに変換する性質を持っている為、偽造する事は極めて難しいだろう。着ている衣服だけではなく、装飾品や羽ペンを見ても莫大な財を蓄えている事は考えるまでも無く伝わってくる。
「それでは商品の納品も済みましたので失礼させていただこうと思いますが、1つだけご相談が」
「何だ?言ってみろ」
「公爵様は襲撃を受けたご様子ですが、この付近には大規模な襲撃犯が潜伏している恐れがあります」
「それなら壊滅してやったわ!予想以上に数が多くて苦戦したようだがな」
「いえ、その部隊とは恐らく別の集団でしょう。現状把握しているだけでも50は確認していると報告が上がっております」
リトアの言葉に少し思案したダンケルクだったが、手に入る物は全て手に入れておけば良いかと判断した。
「良かろう。言い値で買ってやる」
「では、有用な情報でしたら金貨400枚で、それ以上に利益を感じて頂けたなら金貨800枚でお願いします。勿論ですが、役に立たない情報でしたらお代は結構です」
言うが早いか、リトアは例の地図を元に作成した地図を広げた。自分が看破した計画内容を全て伝える気は無いらしく、エリック達へ見せた内容の精度には数段劣る。
「あそこに見える丘ですね。あれは囮の襲撃部隊が待機しています。公爵様が帰路に着くタイミングで仕掛けてくるでしょう」
「50程度とあるが、囮というにはそこそこの人員を割いているようだな。それならば本隊となる主力部隊の戦力はその数倍か......少数精鋭という線もあるか」
「先ほど申し上げた通りですが、丘は偵察部隊が確認済みですので間違いありません。主力部隊の方は予測になりますが小数精鋭でしょう。でなければ手間をかけて戦力を削ぐ様な戦い方はしないと思いますし、何より地形が包囲戦に向いていません」
説明を聞きながらダンケルクはリトアという人材の有能さに気付き始めた。奴隷商とはいえこの優れた能力を腐らせておくのは惜しいと考えるほどにリトアの能力は優れていた。
公爵領への帰還計画を練りながらリトアと言葉を交わす内にムクムクと独占欲が膨らんでいくのを感じた。
「素晴らしい情報だった金貨800枚の価値があったと認めよう。しかし、その有能な頭脳を生かさぬのは非常に惜しい。俺の元に来て仕えないか?富と名誉なら保障してやる、女だろうが爵位だろうが思いのままだぞ?ん?どうなんだ?」
既にリトアを篭絡したとでも思い込んでいるのか、ダンケルクは上機嫌でリトアの返事を待つ。
「それは大変光栄な事なのですが、私の店の規模や顧客が国内でも有数のレベルに達しておりますので、個人の事情で店を畳む事が出来ないのです。王家にも繋がりがありますので、誰かに引き継ぐにしても相応の時間を頂かなければなりません」
「む?だが、嫌だから拒否する訳では無いのだな?」
「勿論で御座います。振って沸いた奇跡に飛びつきたいくらいです」
「そうかそうか!ふはははは!」
上機嫌に笑うダンケルクとは対照的に、笑みを浮かべながらも目が笑っていないリトアだったが、それに気付いた者は居なかった。
しかし、2人の会話を打ち切るように声を上げる人物が1人居た。
「閣下!リトア殿の地図に書かれた内容が確かならば、我々が無事に公爵領に戻るのは難しいでしょう」
「ガードルートか......それは分かっている。だが、戻らぬ訳にはいかぬだろう?」
「閣下は転移陣を使用して先にお戻りください。我々は別のルートで帰還致します」
確かに騎士団長の言う通り、転移陣を使用しての帰還ならば確実だろう。しかし、ダンケルクが公爵領に戻ってから奴隷が届くまでの時間を我慢しなければ成らなくなるではないか。彼らが購入した奴隷を輸送して戻るまでにどれだけの帰還が掛かるかと考えると、我慢の限界に来ている自分が2日、3日と彼らの帰還を待つ事が出来る訳が無いのである。
「では、私が護衛に雇った傭兵団を引き継いで雇っては如何でしょう?」
天の声を聞いたかのようにハッとする2人だったが、そこにリトアが話を続ける。
「荷物の引渡しは終わりましたので私は1人で帰還します。ですから【女神の楯】は公爵様の護衛に雇うとよろしいでしょう」
「こちらは報酬が貰えれば文句は無いですがね」
ここだなとリトアが切り出した。
「私は彼ら50名を1日金貨800枚で雇っていますので、公爵様も彼らを雇えば戦力不足を補えます。私は半日分の報酬が帰ってきますし、公爵様は戦力の補充が、彼らは更に高額の報酬が手に入りますので、全員が特する内容でしょう」
「閣下、彼らのような実力を持った傭兵が50名で金貨800枚ならば手頃でしょう。私の意見としては彼らを伴っての帰還が宜しいかと」
スタークはリトアの大胆な行動に内心で驚愕していたが、表に出すわけにもいかず今回の契約内容に含まれている約束通りにリトアの嘘に付き合う覚悟を改めて決めた。
「素晴らしい!この計らいで更に貴様が欲しくなったぞ!何時でも私を頼るが良い!何なら商売にガーランドの名前を利用することも許そう!」
話術巧みに公爵から金銭を毟り取るリトアの手腕は、既にダンケルクが理解出来る範疇では無かった。
そのまま上手く話を進めてリトアとスタークはダンケルクから対価を受け取った。
「それでは公爵様が無事帰還なされる事を心より祈っております」
「うむ、ここまでされて盗賊如きに良いようにされるものか。公爵領に帰ってからもアンバーラットとは良い取引を続けようじゃないか」
そう良い残して公爵一行は帰路についたのだった。
頭を下げた姿勢で固まったリトアだったが、口元は笑みで歪んでいた。
「ふふふ、計算通り......いや、それ以上だったな。あとはスターク達がどれだけ上手くやってくれるかだな」
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