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辺境騒乱編
時を越える者と使役されし竜姫7
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【次元斬】【精神破壊】
無数の見えない刃がティンダロスの猟犬の猟犬へと襲い掛かり、全身を切り刻む。
そこに一呼吸置いて青い光が飛来し、精神を蝕む波動をアストラル体へ叩き付ける。
「GA!?GUUUUUU......U」
一撃で殺すつもりで二重詠唱した魔法だったが、ギリギリ生き残ったらしい。予想していたよりも強力な個体が出現していたみたいだ。
【ティンダロスの猟犬】(??) LV128924 種族 テイルズ ジョブ シュブの落とし仔
HP 7868/127868 MP 16540/2189266
『特殊技能』【群体】【追跡】【時空間移動種】【時空属性】【神格所持】
『戦闘技能』噛み付き Master 突進 Master 空間跳躍 Master 肉体強化 Master 精神強化 Master 再生 Master 捨て身 Master 腐食 Master 全魔法軽減 Master 即死無効 Master
おお、130000の大台に迫りそうな個体ではないか。
これは、俺以外じゃ苦戦するんじゃないだろうか?背後からバクリとやられたら一撃でアウトだろう。
真祖と使役されるエンシェントクラスの竜が4匹か、普通なら戦う気も失せる莫大な力を持った戦力だが、対異形種ならば話が別だ。
いくら幻想種とはいえ、テイルズ(架空種)のように常識外の存在を相手にするには、神に匹敵する力が必要になってくる。
異世界の人間が作り上げた想像物(創造物)は所持する能力が同一個体でも違ってくる。
寄り集まった思念が紡ぎ上げる設定が、彼等に力を与えるのだ。
「む......しくじったか。だが、これで奴の意識はこっちに向いただろう」
「イヤイヤイヤ!もうフラフラですわよね!?あんな常識外のレベルで攻撃しておいて、何で平然としてますの!」
人形の感覚を試す準備運動だったんだが......駄目だったらしい。
「身近な所に化け物がいたようですね」
「主を超える存在が2匹も......恐ろしい」
「YOUやっちゃいなYO!ぶっ殺すですYO!」
2匹ってなんだよ?あのケダモノと同じ扱いすんなよ!あと、だんだんキャラクターがぶっ壊れてきてる奴が一匹いるんだけど、本当に竜姫候補だったんだろうな!?どんな教育を受けて育ちやがった!
「まぁ、良いだろう。お前達レベルなら、あの状態でも気を抜けばバクリとやられるからな。絶対に気を抜くなよ?どうせ最後には喰われる予定だが、貴重な経験が出来るんだから、一秒でも長くこの空気を心に刻め」
既に死にそうになっているティンダロスの猟犬だが、そんな状態でも戦う気力は失せないらしく、殺気が研ぎ澄まされて濃密になっていくのが分かる。
ビリビリと肌を伝うように走るこの感覚が、強者との戦いを思い出させる。
箱庭で世話になった神々はタイプこそ違えど、誰もが圧倒的強者であり、支配者の風格を身に着けていた。
久々の感覚に眠っていたはずの闘争心が目を覚ましたようだ。
「異空間へ移動する。呆けていると移動直後に喰いつかれるぞ!」
【異空間展開】
「GAW!」
「遅いな」
背後から首を狙って噛み付きを狙ったようだが、裏拳で顔面を打ち抜くとボロボロと崩れて消滅した。
さて、この反応を察知した群体が一気に襲い掛かってくるだろう......楽しみだ。
「は、早過ぎて何をしているのか見えませんでしたわ......私も神格を持っているというのに、これだけの差があるなんて」
「研鑽が足りないな。弱者を打ちのめしても経験値というポイント稼ぎにしかならんよ。己を高める事に時間を費やすべきだったな」
「己の未熟を痛烈に感じましたわ」
会話をしている間にも、そこら中の平行世界、並行宇宙、並行時空からこちらに向かって移動してきているのが分かる。
時空震となってこちらに伝わってくる膨大な波は、ティンダロスの猟犬が持つ力を如実に示している。
10、20と反応が増すにつれて時空震は強さを増していき、異空間をグラグラと揺らす程に成長している。
バリンとガラスが割れるような音が響くと同時に、あの異臭と共にティンダロスの猟犬が現れる。
そこら中で同様の現象が発生して、合唱するように唸り声が響く
「「「「「GURURURURURURURU」」」」」
「はっはあ!良いなぁ!これが戦いの緊張感って奴だよな!久しぶりに興奮してきたぜ?」
【隕石激突】 【大渦巻】
異空間へ直接隕石を召喚して激突させる。
魔法によって余波や破片の飛来を抑えているが、膨大な衝撃と熱量が発生した衝突地点ではグチャグチャに吹き飛んだ何かがあるようにしか分からない。
空間に突然生まれた大渦巻がティンダロスの猟犬を飲み込み。凄まじい速度で奥へ奥へと引き込み、磨り潰していく様は正に地獄絵図だろう。
「おかわりがドンドンくるなぁ!まだまだいくぜぇ!」
【稲妻乱気流】 【怒り狂う大地】
展開された範囲の中で上下に激しく荒れ狂う稲妻が発生し、次々とティンダロスの猟犬を飲み込んでいく。
バチバチと激しい光を放ちながら荒れ狂う稲妻の乱気流は、逃れる事を許さない。
出現地点を先回りするように溶岩弾を撒き散らして大地が噴火する。
視界を埋めつくすような数の溶岩弾が次々に襲いかかり、抵抗するティンダロスの猟犬を打ち据える。
飛来する溶岩弾の速度も凄まじく、直撃せずとも付近を通過するだけで破壊を撒き散らしていく。
想像を遥かに超えた魔法の連打に言葉を失うローゼンシア達だった。
同様の魔法を1発に全力を注いで唱えた所で、この半分の威力も出す事は出来ないだろう。
自分の力が及ばない存在を多数相手にして、余裕で蹂躙を楽しむケイを見て畏怖を覚えた5人は、繰り広げられる惨状を見て唖然とするしかなかった。
「ありゃ?こいつは予想外だ。ティアマトと一緒にいた時はこんな奴出てこなかったんだけどなぁ」
【ティンダロスの猟犬】(??) LV151497 種族 テイルズ ジョブ シュブの落とし仔
HP 324766/324766 MP 542983/547311
『特殊技能』【群体】【追跡】【時空間移動種】【時空属性】【神格所持】【群体統合】
『戦闘技能』噛み付き Master 突進 Master 空間跳躍 Master 肉体強化 Master 精神強化 Master 再生 Master 捨て身 Master 腐食 Master 全魔法軽減 Master 即死無効 Master
次元の裂け目を広げて顔を出したのは、今までの個体を何十体も統合した巨大な個体だった。
「GUWOOOOOOOOOOOO!!」
無数の見えない刃がティンダロスの猟犬の猟犬へと襲い掛かり、全身を切り刻む。
そこに一呼吸置いて青い光が飛来し、精神を蝕む波動をアストラル体へ叩き付ける。
「GA!?GUUUUUU......U」
一撃で殺すつもりで二重詠唱した魔法だったが、ギリギリ生き残ったらしい。予想していたよりも強力な個体が出現していたみたいだ。
【ティンダロスの猟犬】(??) LV128924 種族 テイルズ ジョブ シュブの落とし仔
HP 7868/127868 MP 16540/2189266
『特殊技能』【群体】【追跡】【時空間移動種】【時空属性】【神格所持】
『戦闘技能』噛み付き Master 突進 Master 空間跳躍 Master 肉体強化 Master 精神強化 Master 再生 Master 捨て身 Master 腐食 Master 全魔法軽減 Master 即死無効 Master
おお、130000の大台に迫りそうな個体ではないか。
これは、俺以外じゃ苦戦するんじゃないだろうか?背後からバクリとやられたら一撃でアウトだろう。
真祖と使役されるエンシェントクラスの竜が4匹か、普通なら戦う気も失せる莫大な力を持った戦力だが、対異形種ならば話が別だ。
いくら幻想種とはいえ、テイルズ(架空種)のように常識外の存在を相手にするには、神に匹敵する力が必要になってくる。
異世界の人間が作り上げた想像物(創造物)は所持する能力が同一個体でも違ってくる。
寄り集まった思念が紡ぎ上げる設定が、彼等に力を与えるのだ。
「む......しくじったか。だが、これで奴の意識はこっちに向いただろう」
「イヤイヤイヤ!もうフラフラですわよね!?あんな常識外のレベルで攻撃しておいて、何で平然としてますの!」
人形の感覚を試す準備運動だったんだが......駄目だったらしい。
「身近な所に化け物がいたようですね」
「主を超える存在が2匹も......恐ろしい」
「YOUやっちゃいなYO!ぶっ殺すですYO!」
2匹ってなんだよ?あのケダモノと同じ扱いすんなよ!あと、だんだんキャラクターがぶっ壊れてきてる奴が一匹いるんだけど、本当に竜姫候補だったんだろうな!?どんな教育を受けて育ちやがった!
「まぁ、良いだろう。お前達レベルなら、あの状態でも気を抜けばバクリとやられるからな。絶対に気を抜くなよ?どうせ最後には喰われる予定だが、貴重な経験が出来るんだから、一秒でも長くこの空気を心に刻め」
既に死にそうになっているティンダロスの猟犬だが、そんな状態でも戦う気力は失せないらしく、殺気が研ぎ澄まされて濃密になっていくのが分かる。
ビリビリと肌を伝うように走るこの感覚が、強者との戦いを思い出させる。
箱庭で世話になった神々はタイプこそ違えど、誰もが圧倒的強者であり、支配者の風格を身に着けていた。
久々の感覚に眠っていたはずの闘争心が目を覚ましたようだ。
「異空間へ移動する。呆けていると移動直後に喰いつかれるぞ!」
【異空間展開】
「GAW!」
「遅いな」
背後から首を狙って噛み付きを狙ったようだが、裏拳で顔面を打ち抜くとボロボロと崩れて消滅した。
さて、この反応を察知した群体が一気に襲い掛かってくるだろう......楽しみだ。
「は、早過ぎて何をしているのか見えませんでしたわ......私も神格を持っているというのに、これだけの差があるなんて」
「研鑽が足りないな。弱者を打ちのめしても経験値というポイント稼ぎにしかならんよ。己を高める事に時間を費やすべきだったな」
「己の未熟を痛烈に感じましたわ」
会話をしている間にも、そこら中の平行世界、並行宇宙、並行時空からこちらに向かって移動してきているのが分かる。
時空震となってこちらに伝わってくる膨大な波は、ティンダロスの猟犬が持つ力を如実に示している。
10、20と反応が増すにつれて時空震は強さを増していき、異空間をグラグラと揺らす程に成長している。
バリンとガラスが割れるような音が響くと同時に、あの異臭と共にティンダロスの猟犬が現れる。
そこら中で同様の現象が発生して、合唱するように唸り声が響く
「「「「「GURURURURURURURU」」」」」
「はっはあ!良いなぁ!これが戦いの緊張感って奴だよな!久しぶりに興奮してきたぜ?」
【隕石激突】 【大渦巻】
異空間へ直接隕石を召喚して激突させる。
魔法によって余波や破片の飛来を抑えているが、膨大な衝撃と熱量が発生した衝突地点ではグチャグチャに吹き飛んだ何かがあるようにしか分からない。
空間に突然生まれた大渦巻がティンダロスの猟犬を飲み込み。凄まじい速度で奥へ奥へと引き込み、磨り潰していく様は正に地獄絵図だろう。
「おかわりがドンドンくるなぁ!まだまだいくぜぇ!」
【稲妻乱気流】 【怒り狂う大地】
展開された範囲の中で上下に激しく荒れ狂う稲妻が発生し、次々とティンダロスの猟犬を飲み込んでいく。
バチバチと激しい光を放ちながら荒れ狂う稲妻の乱気流は、逃れる事を許さない。
出現地点を先回りするように溶岩弾を撒き散らして大地が噴火する。
視界を埋めつくすような数の溶岩弾が次々に襲いかかり、抵抗するティンダロスの猟犬を打ち据える。
飛来する溶岩弾の速度も凄まじく、直撃せずとも付近を通過するだけで破壊を撒き散らしていく。
想像を遥かに超えた魔法の連打に言葉を失うローゼンシア達だった。
同様の魔法を1発に全力を注いで唱えた所で、この半分の威力も出す事は出来ないだろう。
自分の力が及ばない存在を多数相手にして、余裕で蹂躙を楽しむケイを見て畏怖を覚えた5人は、繰り広げられる惨状を見て唖然とするしかなかった。
「ありゃ?こいつは予想外だ。ティアマトと一緒にいた時はこんな奴出てこなかったんだけどなぁ」
【ティンダロスの猟犬】(??) LV151497 種族 テイルズ ジョブ シュブの落とし仔
HP 324766/324766 MP 542983/547311
『特殊技能』【群体】【追跡】【時空間移動種】【時空属性】【神格所持】【群体統合】
『戦闘技能』噛み付き Master 突進 Master 空間跳躍 Master 肉体強化 Master 精神強化 Master 再生 Master 捨て身 Master 腐食 Master 全魔法軽減 Master 即死無効 Master
次元の裂け目を広げて顔を出したのは、今までの個体を何十体も統合した巨大な個体だった。
「GUWOOOOOOOOOOOO!!」
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