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異界からの侵略者
死闘の裏で
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「アリア様ですね?アーネスト様からアリア様を連れて逃げるように指示を受けております」
黒い鎧に身を包んだ騎士が慌しく部屋に駆け込んできた。
アーネスト直属の部下達は、鎧を黒で統一している。
一瞬味方が来たのかと思ったけれど、私には相手が敵であると瞬時に看破する事が出来た。
「嘘ね。アーネストが指示を出しているのなら、私だけでなくオペラも逃がそうとするはずよ。それに、逃げろと言った所で、私がアーネストを置いて逃げるはずが無いじゃない」
歩きながらゆっくりと距離を詰めていた騎士を視線で制したアリアは、オペラを抱き寄せて魔力を高め始めた。 キラキラと銀色に輝くアリアからは清浄な光が広がり、徐々に室内を満たしていく。
その意思と思いだけで魔法を展開したアリアは、無詠唱で強力な浄化の聖気を見えない障壁へと変化させたていく。
アリアはただ存在するだけで邪なる存在への脅威であり、害を成す者を弾き返す強固な壁になる。
「私達が目的なのだろうけれど、私もむざむざと浚われる程甘く無いわ。オペラにも指一本触れさせるものですか」
「成る程、しかしこれだけの魔力をいつまで維持する事が出来るのですか?そして、私を抑え続ける事が出来ると思っているのですか?ふふふ、母は強しと言いますが、その強がりもいつまで続くやら見物ですね」
コツコツと二人に向かって歩く騎士の声には余裕が感じられる。
鎧に包まれているとはいえ、所々に浮き出る女性特有の丸みがある曲線、スラリとした手足やほっそりとした体型を見れば、彼女が女性である事は言うまでも無い。
顔の上半分はヘルムに覆われて隠されているが、整った容姿はそれだけで隠せるものではない。
「おっと、貴方のように美しい女性を前にして顔を隠したまま話をするとは、我ながら無粋な真似でしたね」
羽を広げた鳥をモチーフにした美しいヘルムが解けるように消え、隠れていた顔が露になると同時に、腰まで伸びた光沢のある白色の髪が開放された。
「我が主の命により参上いたしました。我が名はオメガ、最後に生み出された【聖魔兵】であり、主の最高傑作と賞賛を頂く者」
良く通る透き通った声でそう告げたオメガからは敵意を感じられない。
しかし、だからといって警戒を緩める訳にもいかないし、おとなしく着いて行く訳にもいかない。
「丁重にお連れせよと申し付けられておりますが、あまり抵抗されると私も少々乱暴な手を使わざるを得ませんね。お嬢さんに怪我を負わせたくはないでしょう?無駄な抵抗は止されますよう進言いたしますが?」
「無駄な抵抗かどうかはやってみないと分からないわ。この子をアーネストから任されている以上、母として、武人の妻としておとなしく下る訳にはいかないわ」
黒曜石を思わせる美しい髪を震わせる彼女からは濃厚な魔力が渦巻き始め、今まで以上の重圧が放たれる。
白銀のキラキラした粒子が全身から粉雪のように飛散する光景は神秘的で、これが魔力によって引き起こされる現象とは思えない美しさと神々しさを兼ね備えている。
【聖女】としての実力を高める為に、彼女は日々の研鑽を怠らなかった。
戦場を駆けるアーネストの支えとなる為に必死で腕を磨いた彼女は、病で病床にあった頃の弱さなど欠片も感じさせない。
生命力に満ち溢れた今の彼女ならば、己に忍び寄る死神すらも浄化して見せるだろう勇ましさすら感じさせる。
「お母様、オペラ怖い」
彼女と瓜二つのオペラは、幼い少女であった頃のアリアそのものだとはバルドの評であるが、ギュッと母に抱かれてしがみつく様は庇護欲をそそらせる。
「大丈夫よ。お母さんに任せておきなさい。お父さんがいなくてもオペラを守って見せるんだから」
「うん!」
親子の会話を微笑ましく見守ったオメガだったが、任務とはいえ二人を連れ去る事を容赦する気は微塵も無い。
アリアから放たれる重圧を物ともせず近づいていく姿には躊躇いも遠慮も一切無く、悠々と進み続ける。
「そこまでよ。それ以上進むならば私も全力で抵抗するわ。この結界に触れて無事に居られると思わないで」
「ふふふ、では無事で居られるかどうか......試してご覧に入れましょう」
バチバチと魔力同士が反発して火花が散る。
しかし、騎士が歩みを止める事は無く、強引に結界へと分け入っていく。
余波だけで天井が砕け散り、地が割れ砕けていく光景を見れば、誰もが尋常ではない力が働いているだろう事は想像に難くないだろう。
アリアの胸に抱かれたオペラも叫び声こそ上げたりはしないが、しがみつく手にギュッと力が入る。
「冗談ではないのね。ただの人間なら触れただけでも意識を失うだけではすまないのに、強引に踏み込んで無傷だなんて」
「いえいえ、我が主からすれば些事に過ぎません。私を基準に考えているのであればここで諦めた方がよろしいですよ?」
パキンと結界が割れて抵抗が消失したのを確認したオメガの歩みが止まる。
ハァハァと息を切らせたアリアがじりじりと後ろに下がりながらオメガを注視するが、声が掛かったのは背後からだった。
「おとなしく諦めて下さい。私と貴女では実力が隔絶しているのです。最初から勝負になっていないのですよ」
振り返れば、目の前にいたはずのオメガが肩に手をかけてニコリと微笑んでいる。
何故と正面に視線を戻したが、やはり正面にもオメガが立っている。
「オメガとはどういう存在なのか?それは主のみが知る秘密。その一端を知った貴女はもう逃げられない」
「待って!オペラだけは」
「さぁ、眠りなさい」
言葉を遮るように、背後のオメガがアリアの肩に触れるとアリアは意識を失った。
アリアの手から力が抜け、地面へと降りたオペラは、意識を失ったアリアを抱くオメガに殴り蹴りを繰り返し抵抗するが、痛痒を与える事も出来ずに己が傷つくばかりであった。
頑丈な鎧に包まれたオメガへの攻撃は自傷行為以外の何物でも無く、手や足の皮は破れて血が滲んでいる。
「やめなさいお嬢さん。そんなことをしても無駄です」
「無駄じゃないもん!お母さんを返して!返してよ!」
「愚かな。命を助けても良いかと思いましたが、刃向うものは蟻一匹生かして返すなと、常から主より申し付けられております」
オペラを乱暴に蹴り飛ばし、オメガは腰に下げていた剣を引き抜く。
青く光る刀身からは魔力が漏れ出しており、戦いの素人であるオペラにも強い魔力が感じられた。
「一瞬で死後の世界へと送ってあげますからご安心を、私も幼子を殺めるのは心が痛みますからね。せめて痛みを感じる間もなく逝かせて差し上げましょう。我が剣の名はコールブランド。主の世界では王の証と伝わる剣だとか」
「あ......ああ」
ゆっくりと振り上げられた剣がキラリと輝き、オペラの死が形となって振り下ろされる。
風を切り裂いて振り下ろされた剣がオペラを捉える瞬間だった。
「やれやれ、躾のなってない飼い犬だな」
何も無い空間から振り上げられた剣が、強引に下からコールブランドを切り飛ばした。
ヒュンヒュンと切っ先が宙を舞い、壁に突き刺さった。
「あっちゃー、手加減したんだけどなぁ......悪い。王の証だっけ?切っちまったわ」
無邪気な笑みを浮かべて立つのは、まだ成人もしていないだろう若い青年だった。
白銀の髪に黄金の瞳を持つ青年は、怒りを滲ませた鋭い視線をオメガへと向けていたが、興味が失せたとでも言うのか、視線を逸らすとオペラの方へ歩み寄っていく。
特に強い気配も感じない鉄の剣を地面に突き刺し、オペラを抱きしめた青年が緑色に光る手で頭を撫でると、瞬時に痛みが無くなり傷が塞がった。
「よく頑張ったな。オペラのおかげで間に合ったよ」
「ケイ!私頑張ったよ!頑張って......グスッ」
緊張が途切れて、心の内に閉じ込めた感情があふれ出たオペラは、ケイに抱きしめられて泣きじゃくる。
よしよしと撫で続けながらオペラを持ち上げたケイは振り返り、オメガへ言葉を向けた。
「俺がここに来た以上は逃げも隠れも出来ない。大人しくアリアを返して降伏するんだな」
切り飛ばされた剣先を見つめて呆然とするオメガに向けられたのは、ケイからの降服勧告だった。
黒い鎧に身を包んだ騎士が慌しく部屋に駆け込んできた。
アーネスト直属の部下達は、鎧を黒で統一している。
一瞬味方が来たのかと思ったけれど、私には相手が敵であると瞬時に看破する事が出来た。
「嘘ね。アーネストが指示を出しているのなら、私だけでなくオペラも逃がそうとするはずよ。それに、逃げろと言った所で、私がアーネストを置いて逃げるはずが無いじゃない」
歩きながらゆっくりと距離を詰めていた騎士を視線で制したアリアは、オペラを抱き寄せて魔力を高め始めた。 キラキラと銀色に輝くアリアからは清浄な光が広がり、徐々に室内を満たしていく。
その意思と思いだけで魔法を展開したアリアは、無詠唱で強力な浄化の聖気を見えない障壁へと変化させたていく。
アリアはただ存在するだけで邪なる存在への脅威であり、害を成す者を弾き返す強固な壁になる。
「私達が目的なのだろうけれど、私もむざむざと浚われる程甘く無いわ。オペラにも指一本触れさせるものですか」
「成る程、しかしこれだけの魔力をいつまで維持する事が出来るのですか?そして、私を抑え続ける事が出来ると思っているのですか?ふふふ、母は強しと言いますが、その強がりもいつまで続くやら見物ですね」
コツコツと二人に向かって歩く騎士の声には余裕が感じられる。
鎧に包まれているとはいえ、所々に浮き出る女性特有の丸みがある曲線、スラリとした手足やほっそりとした体型を見れば、彼女が女性である事は言うまでも無い。
顔の上半分はヘルムに覆われて隠されているが、整った容姿はそれだけで隠せるものではない。
「おっと、貴方のように美しい女性を前にして顔を隠したまま話をするとは、我ながら無粋な真似でしたね」
羽を広げた鳥をモチーフにした美しいヘルムが解けるように消え、隠れていた顔が露になると同時に、腰まで伸びた光沢のある白色の髪が開放された。
「我が主の命により参上いたしました。我が名はオメガ、最後に生み出された【聖魔兵】であり、主の最高傑作と賞賛を頂く者」
良く通る透き通った声でそう告げたオメガからは敵意を感じられない。
しかし、だからといって警戒を緩める訳にもいかないし、おとなしく着いて行く訳にもいかない。
「丁重にお連れせよと申し付けられておりますが、あまり抵抗されると私も少々乱暴な手を使わざるを得ませんね。お嬢さんに怪我を負わせたくはないでしょう?無駄な抵抗は止されますよう進言いたしますが?」
「無駄な抵抗かどうかはやってみないと分からないわ。この子をアーネストから任されている以上、母として、武人の妻としておとなしく下る訳にはいかないわ」
黒曜石を思わせる美しい髪を震わせる彼女からは濃厚な魔力が渦巻き始め、今まで以上の重圧が放たれる。
白銀のキラキラした粒子が全身から粉雪のように飛散する光景は神秘的で、これが魔力によって引き起こされる現象とは思えない美しさと神々しさを兼ね備えている。
【聖女】としての実力を高める為に、彼女は日々の研鑽を怠らなかった。
戦場を駆けるアーネストの支えとなる為に必死で腕を磨いた彼女は、病で病床にあった頃の弱さなど欠片も感じさせない。
生命力に満ち溢れた今の彼女ならば、己に忍び寄る死神すらも浄化して見せるだろう勇ましさすら感じさせる。
「お母様、オペラ怖い」
彼女と瓜二つのオペラは、幼い少女であった頃のアリアそのものだとはバルドの評であるが、ギュッと母に抱かれてしがみつく様は庇護欲をそそらせる。
「大丈夫よ。お母さんに任せておきなさい。お父さんがいなくてもオペラを守って見せるんだから」
「うん!」
親子の会話を微笑ましく見守ったオメガだったが、任務とはいえ二人を連れ去る事を容赦する気は微塵も無い。
アリアから放たれる重圧を物ともせず近づいていく姿には躊躇いも遠慮も一切無く、悠々と進み続ける。
「そこまでよ。それ以上進むならば私も全力で抵抗するわ。この結界に触れて無事に居られると思わないで」
「ふふふ、では無事で居られるかどうか......試してご覧に入れましょう」
バチバチと魔力同士が反発して火花が散る。
しかし、騎士が歩みを止める事は無く、強引に結界へと分け入っていく。
余波だけで天井が砕け散り、地が割れ砕けていく光景を見れば、誰もが尋常ではない力が働いているだろう事は想像に難くないだろう。
アリアの胸に抱かれたオペラも叫び声こそ上げたりはしないが、しがみつく手にギュッと力が入る。
「冗談ではないのね。ただの人間なら触れただけでも意識を失うだけではすまないのに、強引に踏み込んで無傷だなんて」
「いえいえ、我が主からすれば些事に過ぎません。私を基準に考えているのであればここで諦めた方がよろしいですよ?」
パキンと結界が割れて抵抗が消失したのを確認したオメガの歩みが止まる。
ハァハァと息を切らせたアリアがじりじりと後ろに下がりながらオメガを注視するが、声が掛かったのは背後からだった。
「おとなしく諦めて下さい。私と貴女では実力が隔絶しているのです。最初から勝負になっていないのですよ」
振り返れば、目の前にいたはずのオメガが肩に手をかけてニコリと微笑んでいる。
何故と正面に視線を戻したが、やはり正面にもオメガが立っている。
「オメガとはどういう存在なのか?それは主のみが知る秘密。その一端を知った貴女はもう逃げられない」
「待って!オペラだけは」
「さぁ、眠りなさい」
言葉を遮るように、背後のオメガがアリアの肩に触れるとアリアは意識を失った。
アリアの手から力が抜け、地面へと降りたオペラは、意識を失ったアリアを抱くオメガに殴り蹴りを繰り返し抵抗するが、痛痒を与える事も出来ずに己が傷つくばかりであった。
頑丈な鎧に包まれたオメガへの攻撃は自傷行為以外の何物でも無く、手や足の皮は破れて血が滲んでいる。
「やめなさいお嬢さん。そんなことをしても無駄です」
「無駄じゃないもん!お母さんを返して!返してよ!」
「愚かな。命を助けても良いかと思いましたが、刃向うものは蟻一匹生かして返すなと、常から主より申し付けられております」
オペラを乱暴に蹴り飛ばし、オメガは腰に下げていた剣を引き抜く。
青く光る刀身からは魔力が漏れ出しており、戦いの素人であるオペラにも強い魔力が感じられた。
「一瞬で死後の世界へと送ってあげますからご安心を、私も幼子を殺めるのは心が痛みますからね。せめて痛みを感じる間もなく逝かせて差し上げましょう。我が剣の名はコールブランド。主の世界では王の証と伝わる剣だとか」
「あ......ああ」
ゆっくりと振り上げられた剣がキラリと輝き、オペラの死が形となって振り下ろされる。
風を切り裂いて振り下ろされた剣がオペラを捉える瞬間だった。
「やれやれ、躾のなってない飼い犬だな」
何も無い空間から振り上げられた剣が、強引に下からコールブランドを切り飛ばした。
ヒュンヒュンと切っ先が宙を舞い、壁に突き刺さった。
「あっちゃー、手加減したんだけどなぁ......悪い。王の証だっけ?切っちまったわ」
無邪気な笑みを浮かべて立つのは、まだ成人もしていないだろう若い青年だった。
白銀の髪に黄金の瞳を持つ青年は、怒りを滲ませた鋭い視線をオメガへと向けていたが、興味が失せたとでも言うのか、視線を逸らすとオペラの方へ歩み寄っていく。
特に強い気配も感じない鉄の剣を地面に突き刺し、オペラを抱きしめた青年が緑色に光る手で頭を撫でると、瞬時に痛みが無くなり傷が塞がった。
「よく頑張ったな。オペラのおかげで間に合ったよ」
「ケイ!私頑張ったよ!頑張って......グスッ」
緊張が途切れて、心の内に閉じ込めた感情があふれ出たオペラは、ケイに抱きしめられて泣きじゃくる。
よしよしと撫で続けながらオペラを持ち上げたケイは振り返り、オメガへ言葉を向けた。
「俺がここに来た以上は逃げも隠れも出来ない。大人しくアリアを返して降伏するんだな」
切り飛ばされた剣先を見つめて呆然とするオメガに向けられたのは、ケイからの降服勧告だった。
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