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時間はあっという間に過ぎていく
24話
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「お待たせしました、カフェモカお二つです」
「あ、ありがとうございます」
俺は美波さんからカフェモカを二つ受け取った。
小春は未だに膝の上で眠っている子猫に夢中だったから。
「小春のカフェモカ、ここに置いておくね」
俺は小春のカフェモカを近くにある小さな机の上に置いた。
小春は猫カフェに来るのを楽しみにしていたんだ、思う存分猫と戯れてほしい。
「あ、ありがとう悠斗くん。見てみて、猫ちゃんが沢山来たよ」
いつの間にか小春の周りには猫が群がっていた。
「ゆ、悠斗くん、ど、どうしよう」
小春は三百六十度猫に囲まれている幸せで頭が回らなくなってしまっている。
小春の周りに居る猫は、小春の上に登ろうとしている。
「あ、ちょっと。服は引っ張っちゃダメだよ~」
俺は急いで小春の服を引っ張っている猫を抱きかかえた。
「あ、起きちゃった」
小春の膝の上で眠っていた子猫は起きてしまった。
「え? あ、ちょっと!」
起きたと思ったら、次は小春の胸に目掛けて登りだした。
そして小春は子猫を胸の前で抱きしめた。
「あ~、可愛い~」
小春は子猫と顔を擦り合う。
羨ましい……
そう思っていると、俺が抱きかかえていた猫も身体を俺の体に擦り始めた。
俺は一度抱きかかえている猫を下ろした。
そしてポケットにしまっていたスマホを取り出し、猫と顔をこすり合わせている小春をカメラで撮った。
こんな可愛い小春、撮らざるを得ない。
そして一口、カフェモカを飲んだ。
「ねぇ悠斗くん。私も喉乾いちゃったけど、子猫ちゃんを抱いてて両手が使えないから飲ませてほしいな」
「うん、分かったよ」
俺は美波さんからストローを貰い、小春のカフェモカにさして、口元に持って行った。
「ありがとう、悠斗くん」
小春はカフェモカを一口飲んで俺にお礼を言ってきた。
「くしゅっ!」
俺がカフェモカを机に置いた瞬間に小春は可愛らしいくしゃみをした。
「大丈夫?」
「う、うん。私、猫ちゃん大好きだけどアレルギーなんだ」
「え? 大丈夫なの?」
小春が猫アレルギーというのはたった今知った。
「うん。そんなに酷い訳じゃないから。少し鼻がダメになっちゃうけど」
「耐えられなかったら言ってね」
「うん」
俺はなるべく小春の周りに居る猫を少なくしようと、猫じゃらしを使って猫と戯れる。小春には悪いけど、少しでもアレルギー反応を抑えるためだ。
「そういえば悠斗くんも猫ちゃん好きなの?」
「うん。犬も好きだけど、猫か犬かと言われれば猫の方が好きかな」
犬には犬の魅力がある。犬は猫に比べて懐っこい。けれど散歩をしなければいけない。
猫はあまり懐っこい性格は少ないけど、散歩などは必要ない。それにたまにデレてくるからこそ可愛いのだ。
「そうなんだ。いつか猫ちゃんも家族にしたいね」
「したいけど、アレルギーは大丈夫なの?」
「猫ちゃんと一緒に居れるならこれくらい我慢できるよ?」
そんなこと言われても、俺からしたら小春に辛い思いはさせたくないんだけどな。
「あ、ありがとうございます」
俺は美波さんからカフェモカを二つ受け取った。
小春は未だに膝の上で眠っている子猫に夢中だったから。
「小春のカフェモカ、ここに置いておくね」
俺は小春のカフェモカを近くにある小さな机の上に置いた。
小春は猫カフェに来るのを楽しみにしていたんだ、思う存分猫と戯れてほしい。
「あ、ありがとう悠斗くん。見てみて、猫ちゃんが沢山来たよ」
いつの間にか小春の周りには猫が群がっていた。
「ゆ、悠斗くん、ど、どうしよう」
小春は三百六十度猫に囲まれている幸せで頭が回らなくなってしまっている。
小春の周りに居る猫は、小春の上に登ろうとしている。
「あ、ちょっと。服は引っ張っちゃダメだよ~」
俺は急いで小春の服を引っ張っている猫を抱きかかえた。
「あ、起きちゃった」
小春の膝の上で眠っていた子猫は起きてしまった。
「え? あ、ちょっと!」
起きたと思ったら、次は小春の胸に目掛けて登りだした。
そして小春は子猫を胸の前で抱きしめた。
「あ~、可愛い~」
小春は子猫と顔を擦り合う。
羨ましい……
そう思っていると、俺が抱きかかえていた猫も身体を俺の体に擦り始めた。
俺は一度抱きかかえている猫を下ろした。
そしてポケットにしまっていたスマホを取り出し、猫と顔をこすり合わせている小春をカメラで撮った。
こんな可愛い小春、撮らざるを得ない。
そして一口、カフェモカを飲んだ。
「ねぇ悠斗くん。私も喉乾いちゃったけど、子猫ちゃんを抱いてて両手が使えないから飲ませてほしいな」
「うん、分かったよ」
俺は美波さんからストローを貰い、小春のカフェモカにさして、口元に持って行った。
「ありがとう、悠斗くん」
小春はカフェモカを一口飲んで俺にお礼を言ってきた。
「くしゅっ!」
俺がカフェモカを机に置いた瞬間に小春は可愛らしいくしゃみをした。
「大丈夫?」
「う、うん。私、猫ちゃん大好きだけどアレルギーなんだ」
「え? 大丈夫なの?」
小春が猫アレルギーというのはたった今知った。
「うん。そんなに酷い訳じゃないから。少し鼻がダメになっちゃうけど」
「耐えられなかったら言ってね」
「うん」
俺はなるべく小春の周りに居る猫を少なくしようと、猫じゃらしを使って猫と戯れる。小春には悪いけど、少しでもアレルギー反応を抑えるためだ。
「そういえば悠斗くんも猫ちゃん好きなの?」
「うん。犬も好きだけど、猫か犬かと言われれば猫の方が好きかな」
犬には犬の魅力がある。犬は猫に比べて懐っこい。けれど散歩をしなければいけない。
猫はあまり懐っこい性格は少ないけど、散歩などは必要ない。それにたまにデレてくるからこそ可愛いのだ。
「そうなんだ。いつか猫ちゃんも家族にしたいね」
「したいけど、アレルギーは大丈夫なの?」
「猫ちゃんと一緒に居れるならこれくらい我慢できるよ?」
そんなこと言われても、俺からしたら小春に辛い思いはさせたくないんだけどな。
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