星空と吐息と君の温もり。

「おい緤那見ろ、ちょうど綺麗に見えるぞ」

「どれ?…あぁ本当だ、綺麗ね…」

「だろ?…寒くないか?ココアか何か入れようか
…嗚呼、本当に綺麗だな…そう思うだろ?」

―――そう、これは決して叶うことの無い恋なのだ。

私はきっと彼の中で星空より輝くことは永遠になく。

この恋は星々と同じように、既に滅びているとも知らぬうちに燃え尽きる運命なのだろう。
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