15 / 45
第4話ーミランダ視点ー
忠犬の乱心 ☆
しおりを挟む「ひぁんっ……ふぁっ…あぁんっ」
「………下僕の舌は気持ちいいか? ご主人さま」
押し開いた腿の間に陣取って、ドロドロに蕩けた隘路を下から上へ丁寧に舐めあげながら、いちいち慇懃無礼に聞いてくる男に怒りが湧くが、抗議の声を上げる事もできずに喘がされる。
「あんなに下着もグショグショになるくらい火をつけられていたんだ、体が火照って眠れないだろう。
ご主人さまの安眠のために、こうして健気な下僕が鎮めてやるんだ。
弟ばかりじゃなく、俺にも優しくしてくれないか?」
………そんな如何わしい手管で主人を散々鳴かせながら、余裕綽々に見下ろして言い放つ下僕がどこにいる。
あまりにも飄々とした風情で言い放たれ、私はギッと自称下僕を睨みつけた。
はっきり言って、巨大なお世話よ!
あんたに寝かしつけてもらわなくても自分で眠れるわよ!!
誰もあんたに頼んでないし、そんな偉そうな下僕がいるか!?
デカイ図体して8歳児と張り合ってんじゃないわよ!!
反射的に怒りのボルテージが駆け上がり、そんな言葉が頭に浮かんだが、饒舌な動きに翻弄されて責め続けられ、抗議しようと口を開く度に、
「ぁっ……ふぁっ……んんっ…」
と吐息混じりの声になってしまので、何も言えずに頭をブンブンと横に振って、子供のようにイヤイヤと態度で表すしかできなかった。
……最初は多分―――やり方はアレだったが―――本当に私のことを心配して、薬物の痕跡を探そうとしていたのだと思う。
しかし、私の濡れた下着を見た瞬間……何かが弾けたように豹変していくのを目の当たりにして、対応が遅れてしまったのが敗因だった。
……その結果、必死の抵抗も虚しく、今はこの自称下僕に、良い様に弄ばれている。
下着を抜き取られた初めのうちは、両手でファントムの頭を押し出そうと抵抗していたのだが、花弁を押し開かれ、尖らせた舌でクニクニと固くなった陰核を弄ばれているうちに力が抜けていった。
そして、快楽に抗いながら夢中になって頭を外そうとしていたはずなのに、気づいたらまるで逆に股間に押し付けているような形になっていた。
「薬も何も使われず、あんたは自分から胸をイジられてヨガっていたというのか……くく……男も知らないガキのくせに、とんだ淫乱だな」
そう言って、一際深い部分に舌を差し込み、狭い膣穴の周りを舐め啜られ、私はビクリと腰を浮かす。
あああ、うるさいうるさいうるさい!このノゾキ魔っ!!
自分でも変だと思ったけど! 変だと思ったけど!
おかしかったんだから仕方ないじゃない!!
…ていうか、そのガキ相手にセクハラしてるあんたは何だっていうのよ、このロリコン!
思いつく限りの罵詈雑言を浴びせてやりたいのに、いつもの半分も頭が回らず、言いたいことが言えない悔しさに、歯噛みしながら悔し涙が溢れてくる。
いや、過度な快感による生理的な涙も混じっているかもしれないけども。
「そんなに泣くなよ、ご主人さま。
下生えもないツルツルの子供の穴から、いやらしい汁がダラダラと溢れてくるぞ。
おもらしか? はしたないな」
更に畳み掛けるようにそんな屈辱的な言葉を掛けられて、怒りと羞恥に真っ赤になった。
……この男、殺す。絶対殺す!!
そう決意しながら拳を握るのだが嬌声は止められず、少し強めに吸われて舐られただけで、体は私の意に反してビクンビクンと素直な反応を返してしまう。
そして、長く伸ばされた舌で、狭い膣孔をより奥まで抉られながら、指でプクリと形を露わにする秘芽の周りをヤワヤワと揉み込まれると、腰を浮かせてビクビクと震え、
「ぅあっ…あっ…んぁあっ」
と、意味のない母音ばかりが口をつく。
「ご主人さまにそんなに腰を振ってオネダリされると、下僕冥利に尽きるじゃないか。
ここがそんなにイイのか?」
そんなふざけた台詞を言う時でさえも、鼠径の敏感な部分を擦りながらクチュクチュと隘路をなぞる指は止めてくれない。
だからっ!その下僕プレイはなんなのよ!?
下僕のふりしてドSプレイとか、下剋上でもしてるつもり!? 小賢しいわ!!
ていうか、私、自分からあんたに下僕なんて言ってないでしょ!?
「この……へん…たいっ!!」
強制的に引き出される快楽に打ち震えながら、辛うじて何とか罵ることに成功したものの、罵声を浴びせられたというのに嬉しそうに嗤うこの男には何の痛痒も与えられず、
「……ふふふ…そんなに褒めてもらえると、もっとご奉仕したくなるな」
などと返されて、逆にもっと激しく舐めしゃぶられた。
「ああああ…っ! この、バカ! 変態、変態ぃ!」
より一層激しくなる舌の動きに翻弄されて、子供のような悪口しか出てこないのが尚悔しい。
そもそも、何を言っても通じていない所があるやつだったと、今更思う。
本当に、今更気付くのだ。
「……ははっ、いい音色だ。 もっと言ってくれないか?」
…………普段の無表情キャラが、柄にもなく嬉しそうに微笑んでいるようだが、私にとっては悪巧みしている顔にしか見えない。
しかも、本当に罵られて嬉しそうで、もうどうして良いのかわからない。
下手に罵ると、余計火に油を注いでしまうパターンだと、ここに来て漸く実感した。
どうすればいいのよ、これぇっ!?
グチュグチュと膣孔の周りを舐め啜られて頭を振り乱しながら、長年一緒に過ごしてきた部下にして幼馴染の病があまりにも深刻で、手の施しようがないと自暴自棄になりかかっている時だった。
「あぁ…もうダメだ」
そんな呟きが聞こえてきたような気がして目をやると、 徐にゴソゴソと自分の下履きを脱ぎだしたと思うと突然下着姿になり、薄い布越しに固く勃起した性器を露わに突き出してきたのだ。
私は思わず「ひっ」と小さな悲鳴を上げて体を引こうとしてしまうが…、目の前に差し出された太くて長いモノから目が離れない。
濡れて張り付く下着越しに、ビクビクと脈打つ血管が透けて見えるような気がして、更に怖い。
すると、怯える私の反応に気を良くしたのか、「ふっ」と静かに笑みを溢し、
「…………もっと気持ち良くしてやる。
……そんなに怖がらなくても、まだ小さなお前の穴に入れたりしないから、安心しろ」
いっそ優しいとも思える静かな声で、力なく開かれた股の間に膝立ちになって見せつけてくる男の姿を認めた瞬間、私は一瞬思考を止めた後…
頭の中で『ブチッ!』と切れる音がした。
0
お気に入りに追加
579
あなたにおすすめの小説
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
マイナー18禁乙女ゲームのヒロインになりました
東 万里央(あずま まりお)
恋愛
十六歳になったその日の朝、私は鏡の前で思い出した。この世界はなんちゃってルネサンス時代を舞台とした、18禁乙女ゲーム「愛欲のボルジア」だと言うことに……。私はそのヒロイン・ルクレツィアに転生していたのだ。
攻略対象のイケメンは五人。ヤンデレ鬼畜兄貴のチェーザレに男の娘のジョバンニ。フェロモン侍従のペドロに影の薄いアルフォンソ。大穴の変人両刀のレオナルド……。ハハッ、ロクなヤツがいやしねえ! こうなれば修道女ルートを目指してやる!
そんな感じで涙目で爆走するルクレツィアたんのお話し。
【完結】R-18乙女ゲームの主人公に転生しましたが、のし上がるつもりはありません。
柊木ほしな
恋愛
『Maid・Rise・Love』
略して『MRL』
それは、ヒロインであるメイドが自身の体を武器にのし上がっていく、サクセスストーリー……ではなく、18禁乙女ゲームである。
かつて大好きだった『MRL』の世界へ転生してしまった愛梨。
薄々勘づいていたけれど、あのゲームの展開は真っ平ごめんなんですが!
普通のメイドとして働いてきたのに、何故かゲーム通りに王子の専属メイドに抜擢される始末。
このままじゃ、ゲーム通りのみだらな生活が始まってしまう……?
この先はまさか、成り上がる未来……?
「ちょっと待って!私は成り上がるつもりないから!」
ゲーム通り、専属メイド就任早々に王子に手を出されかけたルーナ。
処女喪失の危機を救ってくれたのは、前世で一番好きだった王子の侍従長、マクシミリアンだった。
「え、何この展開。まったくゲームと違ってきているんですけど!?」
果たして愛梨……もとい今はルーナの彼女に、平凡なメイド生活は訪れるのか……。
転生メイド×真面目な侍従長のラブコメディ。
※性行為がある話にはサブタイトルに*を付けております。未遂は予告無く入ります。
※基本は純愛です。
※この作品はムーンライトノベルズ様にも掲載しております。
※以前投稿していたものに、大幅加筆修正しております。
【暗殺貴族】短編集
八重
恋愛
【暗殺貴族】の短編集。挿絵有りのものが多いです。
ゾクキュンシリーズや現代パロなど本編を読んでない人でも楽しめると思います。
お好みのキャラとのイチャコラを気軽に楽しんで頂けたら幸いです。
※◆マークのものは戦闘などの暴力シーンの描写
★マークは直接的ではないですが性的描写がありますのご注意ください。
※短編に載せているお話しは本編の流れとは関係ないものが多いです。
※現代パロシリーズのものは細かい設定など特にしておりません。想像で補完して下さい。また主人公(ヒロイン)は読者様設定ですので名前を記載しておりません。
【R18】騎士たちの監視対象になりました
ぴぃ
恋愛
異世界トリップしたヒロインが騎士や執事や貴族に愛されるお話。
*R18は告知無しです。
*複数プレイ有り。
*逆ハー
*倫理感緩めです。
*作者の都合の良いように作っています。
異世界の学園で愛され姫として王子たちから(性的に)溺愛されました
空廻ロジカ
恋愛
「あぁ、イケメンたちに愛されて、蕩けるようなエッチがしたいよぉ……っ!」
――櫟《いちい》亜莉紗《ありさ》・18歳。TL《ティーンズラブ》コミックを愛好する彼女が好むのは、逆ハーレムと言われるジャンル。
今夜もTLコミックを読んではひとりエッチに励んでいた亜莉紗がイッた、その瞬間。窓の外で流星群が降り注ぎ、視界が真っ白に染まって……
気が付いたらイケメン王子と裸で同衾してるって、どういうこと? さらに三人のタイプの違うイケメンが現れて、亜莉紗を「姫」と呼び、愛を捧げてきて……!?
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
快感のエチュード〜母息子〜
狭山雪菜
恋愛
眞下英美子は、成人する息子の独り立ちに肩の荷が降りるのを感じた。このまま穏やかな人生を送ると信じて疑わなかったが…息子に告白され、状況が一変した。
快楽のエチュード〜父娘〜のスピンオフ的な物語で、こちらも近親相姦がテーマのお話です。
苦手な方は、見ないでください。
この小説は、「小説家になろう」でも掲載しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる