上 下
307 / 724
禊の対価

第 三百六 話 閑話 埋められた隙間

しおりを挟む

「あなたはだれ?」

帝国城の一室。古い書物が多く並んだ本棚がいくつもあるその中で、床には何冊もの本が散乱していた。

「初めまして。ボクはセレティアナ」

床に尻もちをつきながら疑問符を浮かべてふよふよと空中に浮かんでいる小さな存在を目にしている少女。誰もが振り返る程の透き通る様な銀髪が強く目を惹く容姿端麗なその少女、カレンはボーっと呆けた眼差しで目の前の精霊を見ている。

「きみの名前は?」
「……カレン」
「そう。カレンだね。よろしくカレンちゃん」

そっと伸ばされた腕に対してなんとなく手を伸ばすと指を一本だけ握られた。その身体の大きさの違いにそもそも疑問を持たなければいけないのだが、カレンにはそんなことどうでも良かった。


セレティアナとの別れを迎える二年程前。それは出会いの時。
継承権のないカレンはそれでも何か自分に出来ることはないかと一人帝国城の書物を閲覧しようと訪れている。そんな中、高所にある書に手を伸ばしたところ、バランスを崩してドサドサと本をひっくり返してしまっていた。

パラっと捲れた一冊の本。精霊に関する記述が書かれた本の中に描かれていた一つの魔方陣。

「なにかしら? 見たことない文字だけど?」

後になってセレティアナに教えてもらったそれは古代文字で書かれていた魔法陣。過去の魔法研究者によって調査された紋様。それがなんとなく気になって手を伸ばし、指が触れた途端に魔方陣は眩い輝きを放つ。

状況の理解が追い付かない中で現れた自身を精霊だと称する小さな生物。まるで妖精かと見紛うような見た目をした存在は生物などではないのだが、カレンの知る精霊ともまた違っており、理解するまでに僅かな時間を要した。それほどまでにセレティアナはカレンに対して自己を主張して状況を話して聞かせている。精霊の知識の中にはそのような行動を取る存在など、契約を交わしていない中でそんなことが可能などということはあり得なかった。

「それはきみ達人間が得ている知識に過ぎないからね」

あっけらかんと言い放つ、自身の存在、その超常なる精霊としての格を窺わせながらも砕けた話口調のセレティアナにカレンは親しみを覚えるのに何故かそれほど時間が掛からない。

「きみの願いはなんだいカレンちゃん? 言ってみてよ」
「わたしの願いは帝国の繁栄に貢献することよ?」
「……へぇ」

ジッとカレンを凝視するセレティアナにはそれが真意ではないと知っている。それでも言葉にしたその願いもまた本音であった。

「なに?」
「ううん。別に。ならきみはボクを召喚したのだから、せっかくだしボクと契約してみる?」
「……そうね。詳しい話を聞いても?」
「もちろん」

ニコリと答えたセレティアナはカレンの精霊術士としての素質とその可能性を話して聞かせる。

「わたしにそんな力が?」
「うん。気付いてなかったんだね」
「ええ。でも、もしそうならわたしも認めてもらえるわね」

そうしてセレティアナとカレンによる契約が成立した。
通常ではあり得ない程に簡素なその最初の契約。次に行われたカレンからの契約の提示。それは対等な立場としての契約。セレティアナを見ている限り、精霊を使役するといった感じにはどうしても見えなかったので提示したのだが、実際の心理としては城内で友と呼べる間柄の人がいなかったということからきた寂しさだということを後にセレティアナから指摘されて恥ずかしい思いをすることになる。

互いの意思の尊重を重視した間柄。気を遣う必要のない関係。その心地良さを自覚するまでそんなに時間は掛からなかった。

「もしカレンちゃんに好きな人が出来て、ボクが必要なくなったらお別れになるかもしれないね」
「そんなことあるわけないじゃない」
「そんなにそのラウルっていうお兄さんがいいの?」
「当り前じゃない。兄さんは強くてカッコいいの。それに、わたしは好きな人を作ったところで意味がないもの」

皇女として生まれたからこそのその宿命。想い人と添い遂げることなどあり得ない。

「ならボクの願いも叶えてもらえそうかな」
「任せて。って言えたらいいのだけど」

一方的な契約ではなく、セレティアナの事情を聞いたカレンは龍脈の弱体化の解決、可能な範囲でそれを行うことを決めている。

あくまでも可能な範囲。その大前提は覆らないのだがセレティアナにはわかっていた。この契約が確実に履行されるかどうかということではなく、必ずそれが履行可能な状況に直面するのだということを。状況次第ではそれが不履行になるかもしれないことも併せて知っていたのだが口にはしなかった。

そのことを告げることなく、契約が解消されることになるその条件も提示している。

・今後、精霊王としての力を取り戻し、自身の存在を必要としなくなる程にカレンが力を身に付けることが出来た時。
・術者で契約主であるカレンが死んだとき。
・他の上位精霊と契約を交わした時。二重契約に該当する時。

基本的に日常を過ごしていればその可能性がある場合にはセレティアナから注意喚起ができることばかりである。だが、その中でも咄嗟の事態で意思とは関係なく契約が解消されることになるその条項。

・契約者であるカレンが自身の明確な意思の下、自身が命の危機に直面している、又はそれに相当する危険に曝されている状況に陥っているにも関わらず、他者の命を救うために優先してセレティアナの力を該当者に向けて行使してしまった時。

「これはボクがカレンちゃんを守るという意思ではどうにもできないことだからね」
「わかったわ」
「くれぐれも頼むよカレンちゃん」
「ええ」

契約する精霊からすれば契約主の安全を放棄して他者を護るということ。それは相当な違反なのだと真剣な眼差しを以て伝えられていた。


そして二年後。


(あれからも色んなことがあったわね)

ガタゴトと車輪の音を鳴らす帝都に戻る帰り道の馬車。程よい風を感じながら車窓から見る景色を眺めてセレティアナとのいくつもの思い出に思いを馳せながらそっと首元にぶら下げていた翡翠色の石を手に持ち見る。

「ねぇねぇお兄ちゃん。これすっごくおいしいよ」
「どれどれ?」

正面、ドミトール産のクッキーをパクパクと口にしているニーナの横にヨハンが座っていた。

(ありがとうティア。ティアのおかげで彼を死なさずに済んだわ)

視線を中に向けて、慈しむような笑みを浮かべてヨハンを見る。

「……カレンさん」
「な、なにニーナ?」

またニーナに問いただされると感じて思わず息を呑んだ。

「あげませんからねっ!」
「え?」

チラリと視線をニーナの手元に向けるとクッキーを隠すように僅かに後ろに下げられる。

「いらないわよっ!」
「うそ。絶対羨ましそうにこっちを見ていたもん!」
「そんなわけないじゃない!」
「じゃあボーっと何を見ていたんですか? あっ。やっぱお兄――」
「く、クッキーに決まってるじゃない!」
「絶対うそだっ!」
「ちょ、ちょっと二人とも」

まぁまぁ、といった感じでヨハンが仲介に入るのだが、ニーナはニヤッとカレンに向けて笑いかける。

「はい。お兄ちゃん、あーん!」
「「え?」」

スッとクッキーを手に取り、ヨハンに顔を近付けて口の中に放り込んだ。

「もぐもぐ。あっ、ほんとだ。これ美味しいや」
「でしょー」

フフンとしたり顔をしながらヨハンと腕を組むニーナを見てカレンは俯き加減にプルプルと肩を震わせる。

「ニーナ?」
「なに?」

冷たく底冷えのするような声。

「あなたは喧嘩を売っているのかしら?」
「素直じゃないカレンさんが悪いんだよ?」
「へぇ。そう?」

まるで動じないニーナ。

「だいたいティアちゃんとお別れしたから喧嘩をしたところであたしが負けるはずないじゃない。そんな相手に喧嘩なんて売らないよ?」
「あっそう」

顔を上げた途端に翡翠色の石が輝き始めた。

「へ?」
「実はね。まだ検証しなければいけないこともあるから落ち着いたら話そうと思っていたのだけど、ティアはわたしに置き土産をくれてたみたいなのよね」

不気味な笑み。ニコリと笑うカレンの周囲に色とりどりの光が漂い始める。

「そ、それって……」
「そうよ。微精霊の加護よッ!」
「ちょ、ちょっとカレンさん! こんなところで使ったら!」
「問答無用ッ! この子にはいい加減教育というものを教えてあげないとね!」

ドカンと轟音を響かせる馬車はモクモクと煙を上げていた。

突然の轟音に思わず身構える兵達。襲撃を受けたと勘違いするのだが、すぐに馬車から飛び出して来たニーナをカレンが追いかける。

「待ちなさいっ!」
「待つわけないじゃない!」

その様子を後方からラウルとシンとローズが護衛に当たりながら見ており、ジェイドとバルトラは最前列に位置していた。

「旦那。妹はいつもあんな感じで?」
「そうではないのだが、楽しそうだな」
「もし彼がカレン様の想い人になればお兄さんとしてはどうなのですか?」
「おいおいローズ。んなもん身分が違い過ぎるだろ。だいたいカレン様はどっかのお貴族様に嫁がなければいけないんだろ?」

ローズとしては戦ったからこそわかるそのカレンの心情。推測でしかないのだが、どうにもヨハンに気がある、そう思えて仕方ない。今回の一件でカレンの地位は確かにいくらか向上したのだが、それでもその鳥籠のような人生を不憫に思えてならない。

「……確かにそうだけど」

貴族、引いては権力者や豪族商人など地位ある立場なら常識であるその婚姻。身分の違いがあれば想い人と添い遂げることなどほぼ叶わない。

「うーん。いや。それはそれでアリだな。アトムとエリザさんと親戚になるのも悪くないしな」
「「えっ!?」」

突然のラウルの言葉に目を丸くさせるシンとローズ。

「どうした?」
「い、いや旦那……」
「い、今なんとおっしゃられましたか?」

思わず耳を疑った。一体誰と誰の名前が飛び出して来たのかと。

「ん? ああ。もしかしてお前達は知らなかったのか? あいつがアトムとエリザさんの息子だって」

あんぐりと口を開けるシンと額を抑えるローズ。

「(なるほど。そりゃあ強いわけだぜアイツ)」
「(あ、危なかった。バルトラが殺してしまってたらどうなっていたの私達)」

突然知らされた事実に驚愕せずにはいられなかった。

しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

ハズレスキル【収納】のせいで実家を追放されたが、全てを収納できるチートスキルでした。今更土下座してももう遅い

平山和人
ファンタジー
侯爵家の三男であるカイトが成人の儀で授けられたスキルは【収納】であった。アイテムボックスの下位互換だと、家族からも見放され、カイトは家を追放されることになった。 ダンジョンをさまよい、魔物に襲われ死ぬと思われた時、カイトは【収納】の真の力に気づく。【収納】は魔物や魔法を吸収し、さらには異世界の飲食物を取り寄せることができるチートスキルであったのだ。 かくして自由になったカイトは世界中を自由気ままに旅することになった。一方、カイトの家族は彼の活躍を耳にしてカイトに戻ってくるように土下座してくるがもう遅い。

お花畑な母親が正当な跡取りである兄を差し置いて俺を跡取りにしようとしている。誰か助けて……

karon
ファンタジー
我が家にはおまけがいる。それは俺の兄、しかし兄はすべてに置いて俺に勝っており、俺は凡人以下。兄を差し置いて俺が跡取りになったら俺は詰む。何とかこの状況から逃げ出したい。

「クズスキルの偽者は必要無い!」と公爵家を追放されたので、かけがえのない仲間と共に最高の国を作ります

古河夜空
ファンタジー
「お前をルートベルク公爵家から追放する――」それはあまりにも突然の出来事だった。 一五歳の誕生日を明日に控えたレオンは、公爵家を追放されてしまう。魔を制する者“神託の御子”と期待されていた、ルートベルク公爵の息子レオンだったが、『継承』という役立たずのスキルしか得ることができず、神託の御子としての片鱗を示すことが出来なかったため追放されてしまう。 一人、逃げる様に王都を出て行くレオンだが、公爵家の汚点たる彼を亡き者にしようとする、ルートベルク公爵の魔の手が迫っていた。「絶対に生き延びてやる……ッ!」レオンは己の力を全て使い、知恵を絞り、公爵の魔の手から逃れんがために走る。生き延びるため、公爵達を見返すため、自分を信じてくれる者のため。 どれだけ窮地に立たされようとも、秘めた想いを曲げない少年の周りには、人、エルフ、ドワーフ、そして魔族、種族の垣根を越えたかけがえの無い仲間達が集い―― これは、追放された少年が最高の国を作りあげる物語。 ※他サイト様でも掲載しております。

最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~

ある中管理職
ファンタジー
 勤続10年目10度目のレベルアップ。  人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。  すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。  なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。  チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。  探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。  万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。

集団転移した商社マン ネットスキルでスローライフしたいです!

七転び早起き
ファンタジー
「望む3つのスキルを付与してあげる」 その天使の言葉は善意からなのか? 異世界に転移する人達は何を選び、何を求めるのか? そして主人公が○○○が欲しくて望んだスキルの1つがネットスキル。 ただし、その扱いが難しいものだった。 転移者の仲間達、そして新たに出会った仲間達と異世界を駆け巡る物語です。 基本は面白くですが、シリアスも顔を覗かせます。猫ミミ、孤児院、幼女など定番物が登場します。 ○○○「これは私とのラブストーリーなの!」 主人公「いや、それは違うな」

【完結】異世界転移特典で創造作製のスキルを手に入れた俺は、好き勝手に生きてやる‼~魔王討伐?そんな物は先に来た転移者達に任せれば良いだろ!~

アノマロカリス
ファンタジー
俺が15歳の頃…両親は借金を膨らませるだけ膨らませてから、両親と妹2人逃亡して未だに発見されていない。 金を借りていたのは親なのだから俺には全く関係ない…と思っていたら、保証人の欄に俺の名前が書かれていた。 俺はそれ以降、高校を辞めてバイトの毎日で…休む暇が全く無かった。 そして毎日催促をしに来る取り立て屋。 支払っても支払っても、減っている気が全くしない借金。 そして両親から手紙が来たので内容を確認すると? 「お前に借金の返済を期待していたが、このままでは埒が明かないので俺達はお前を売る事にした。 お前の体の臓器を売れば借金は帳消しになるんだよ。 俺達が逃亡生活を脱する為に犠牲になってくれ‼」 ここまでやるか…あのクソ両親共‼ …という事は次に取り立て屋が家に来たら、俺は問答無用で連れて行かれる‼ 俺の住んでいるアパートには、隣人はいない。 隣人は毎日俺の家に来る取り立て屋の所為で引っ越してしまった為に、このアパートには俺しかいない。 なので取り立て屋の奴等も強引な手段を取って来る筈だ。 この場所にいたら俺は奴等に捕まって…なんて冗談じゃない‼ 俺はアパートから逃げ出した!   だが…すぐに追って見付かって俺は追い回される羽目になる。 捕まったら死ぬ…が、どうせ死ぬのなら捕まらずに死ぬ方法を選ぶ‼ 俺は橋の上に来た。 橋の下には高速道路があって、俺は金網をよじ登ってから向かって来る大型ダンプを捕らえて、タイミングを見てダイブした! 両親の所為で碌な人生を歩んで来なかった俺は、これでようやく解放される! そして借金返済の目処が付かなくなった両親達は再び追われる事になるだろう。 ざまぁみやがれ‼ …そう思ったのだが、気が付けば俺は白い空間の中にいた。 そこで神と名乗る者に出会って、ある選択肢を与えられた。 異世界で新たな人生を送るか、元の場所に戻って生活を続けて行くか…だ。 元の場所って、そんな場所に何て戻りたくもない‼ 俺の選択肢は異世界で生きる事を選んだ。 そして神と名乗る者から、異世界に旅立つ俺にある特典をくれた。 それは頭の中で想像した物を手で触れる事によって作りだせる【創造作製】のスキルだった。 このスキルを与えられた俺は、新たな異世界で魔王討伐の為に…? 12月27日でHOTランキングは、最高3位でした。 皆様、ありがとうございました。

エラーから始まる異世界生活

KeyBow
ファンタジー
45歳リーマンの志郎は本来異世界転移されないはずだったが、何が原因か高校生の異世界勇者召喚に巻き込まれる。 本来の人数より1名増の影響か転移処理でエラーが発生する。 高校生は正常?に転移されたようだが、志郎はエラー召喚されてしまった。 冤罪で多くの魔物うようよするような所に放逐がされ、死にそうになりながら一人の少女と出会う。 その後冒険者として生きて行かざるを得ず奴隷を買い成り上がっていく物語。 某刑事のように”あの女(王女)絶対いずれしょんべんぶっ掛けてやる”事を当面の目標の一つとして。 実は所有するギフトはかなりレアなぶっ飛びな内容で、召喚された中では最強だったはずである。 勇者として活躍するのかしないのか? 能力を鍛え、復讐と色々エラーがあり屈折してしまった心を、召還時のエラーで壊れた記憶を抱えてもがきながら奴隷の少女達に救われるて変わっていく第二の人生を歩む志郎の物語が始まる。 多分チーレムになったり残酷表現があります。苦手な方はお気をつけ下さい。 初めての作品にお付き合い下さい。

男女比1:10。男子の立場が弱い学園で美少女たちをわからせるためにヒロインと手を組んで攻略を始めてみたんだけど…チョロいんなのはどうして?

ファンタジー
貞操逆転世界に転生してきた日浦大晴(ひうらたいせい)の通う学園には"独特の校風"がある。 それは——男子は女子より立場が弱い 学園で一番立場が上なのは女子5人のメンバーからなる生徒会。 拾ってくれた九空鹿波(くそらかなみ)と手を組み、まずは生徒会を攻略しようとするが……。 「既に攻略済みの女の子をさらに落とすなんて……面白いじゃない」 協力者の鹿波だけは知っている。 大晴が既に女の子を"攻略済み"だと。 勝利200%ラブコメ!? 既に攻略済みの美少女を本気で''分からせ"たら……さて、どうなるんでしょうねぇ?

処理中です...