上 下
269 / 724
禊の対価

第二百六十八話 想定外の敵対

しおりを挟む

「どうしたんだニーナ!?」

まるでヨハンのことを認識していない様子を見せるニーナ。

「ぐるぅうううううう」
「くっ」

そのまま獣の如き唸り声を上げてヨハンを睨みつけていた。

「(それに、アレはあの時の)」

遠目に見える身体的な特徴の変化、ソレは以前にも見せた黄色い眼球に細長い黒目。竜人族としての力。圧倒的な残虐さを孕んでいるその状態。

「どうしちゃったのよあの子?」

初めてその状態を目にするカレンは困惑しながらヨハンに問い掛ける。

「わかりません。ですが、あの状態のニーナは危険です。気を付けてください」

敵を敵として認識しながらも、味方に対しても凶刃を振るうのはオーガの時、その狂気を迷うことなくアッシュにも向けていた。それはカレンも話には聞いている。

「……アレが竜人族の力、なのね。ねぇティア、なにかわかる?」

フワフワと浮いているセレティアナ。精霊であるセレティアナであればニーナの今の状態が理解できるかもしれないとカレンは考えた。

「ちょっと待って!」

問い掛けに応えるようにセレティアナはニーナをじっくりと確認する様に目を凝らして見る。

「……あの子、もしかして、龍脈の魔力を取り込んじゃってるの!?」

ニーナの状態をその眼で視るのと同時に受ける衝撃と驚愕。
加えてセレティアナに見えるニーナの身体を包み込んでいる、綺麗で透き通る程の緑色の光。どう見ても以前のニーナは纏っていなかったその光、ソレにはセレティアナにも覚えがあった。

その緑色の光がこの場でニーナに対して何らかの作用をもたらしている。ソレは、この地に流されている龍脈の魔力そのものであり、ここに至ってはサリナスの複製体を造ることに使われていた。

「…………」

一連の出来事を関連付けるセレティアナは全てを理解する。

「……なるほど。そういうことね」

セレティアナの見解では、ニーナが捕らえられていた理由は龍脈の魔力とニーナの魔力を融合させてサリナスの再生を望まれていたのだという推測。実証がされたわけではないので推測止まり。しかしこの特殊な場や、先程の日記などの持ち得る情報を照らし合わせて総合的に考えると、その可能性は濃厚だろうと踏んでいた。

「わかったわカレンちゃん」

カレンの肩にちょこんと座るセレティアナ。

「わかったって何が?」
「あの子、そのサリーって人の魔力が澄んでいた理由だよ」

同時に思い立つ。
未だに意識を失っているサリーを見てセレティアナは納得した。この場に於ける魔力のほとんどが龍脈を介しているのだと。それが、今正にニーナの身体の一部となって溶け込んでいる。

「澄んでいた理由?」
「彼女は龍脈の魔力、それがサリーって人の身体を構成しているわね。どうして今まで気が付かなったのだろう」
「……なるほど。龍脈の魔力を素に造られたからってわけね」
「うんそうだよ」

深く頷き、カレンも同じようにしてサリーを見た。
精霊の泉に流れる特殊な魔力、龍脈。ソレを素に構成されている人造人間、それがサリーである。従来の人間を構成している魔力とは異なり、初めて見た時のサリーに抱いていた違和感についての疑問が払拭された。

「だからあの魔石の欠片がここから掘り起こされた……いえ、龍脈の魔力片が変異して付いていたのね」
「そのとおり」

ようやくカレンもおおよそを理解する。魔石の欠片が生まれた理由を。サリナスに注がれていた龍脈の魔力が漏れ出て地表の魔石に微かな魔素としてそれが付着していたのだと。

「なるほど。そういうことなんだね。でもティア。どうしてニーナは今シトラスを守ったの?」

隣で聞いているヨハンもその見解には納得したのだが、まだ疑問が残る。まるで考えられないような先程のニーナの行動。

「……ごめんヨハン。それについてはわからないわ」

フルフルと小さく顔を振るセレティアナ。

「でも、今の話から考えられるとしたら…………――」

カレンが周囲を見回し、思考を巡らせる。
考えられるのはこの特殊な場がニーナになんらかの、ヨハンをヨハンと、兄と認識することがなく、更に敵対するだけの理由を与える、それだけの影響を及ぼす程の理由。

「――……もしかして、サリナスさんの記憶!?」

一つの結論が導き出された。

全体を見渡して、ニーナが浸かっていた容器が影響したのだとすればこの状況にも納得がいく。

「あり得るね」

セレティアナも同意するようにして頷いた。むしろその可能性しか現状考えられない。

「カレンさん、それって?」
「考えてもみなさい。あの子、さっきシトラスのことをお父さんって言ったのよ?」
「……確かに」

先程シトラスを守った時に見せたその反応。あまりにも予測不能な出来事だったのでそこに思考を回せていなかったのだが、言われてみればその可能性を否定できない。

「ならどうすればいいんですか?」

仮にそうだとすれば、移り込んだサリナスの記憶への対処をしなければならない。

「わからないわ」
「…………」

答えが見つからないままヨハンはニーナを見る。
以前のあの状態のニーナは、ヨハンを兄だと、攻撃を加えようとしたアッシュも含めた上で周囲の状況を把握していた。

「何かできるとすれば……――」

今も肉体的な状態が同じなのだとすれば、違いがあるのは恐らく精神的な部分。

「――お父さんはあたしが守るッ!」
「「!?」」

ヨハンが状況の分析をしようとしたのだが、ニーナはヨハン達の結論を待つことなく地面を踏み抜いて突如として襲い掛かって来た。

その踏み込みの速さは普段の、いつも見せるニーナの比ではない。

「カレンさんっ!」

ドンっとカレンを突き飛ばして即座にニーナの剣を受け止める。

「うぅゥゥゥゥゥッ!」

キィンと激しく鋭い金属音を響かせ、ヨハンとニーナの剣が重なり合った。

「に、ニーナ! 目を覚ますんだっ!」

グッと受け止め、声を掛けるのだがニーナは低い唸り声を上げるだけ。変異したその眼でギュッと睨みつける。

「ニーナ! 僕だよ! ヨハンだよ! わからないの!?」
「ガアアァッ!」

繰り返し声を掛けるのだが、尚も反応は変わらない。

「(す、すごい力だっ!)」

ニーナと本気で剣を交えたことはこれまでなかった。それでも、普段の動きを見ているのである程度の実力は把握している。しかし今のニーナはそれを遥かに凌駕する膂力を発揮していた。

「お……父さんに、手を出すなッ!」

グンッと押し込まれる力がヨハンを上回り、力負けする。
力一杯に押し切られた勢いもあってヨハンは後方に弾き飛ばされた。

「ぐっ!」
「があっ!」

飛ばされた後方で片膝を着くなりすぐさまバッと前を見ると、ニーナは既に追撃を仕掛けている。

「なんとかして止めないとっ!」

そのままニーナの足元に視線を向けた。

「はっ!」

急いで魔力を練り上げ、迫って来るニーナの前方、その足元の土をボコッと隆起させた。

「!?」

突然ズモモと盛り上がる土壁。それはニーナの眼前、視界を埋め尽くすほどの大きさ。ニーナに傷を付けずにその動きを止める為に土壁を出現させる。

「よしっ!」

ほんの僅かの怯みでニーナの動きを一瞬遅らせることに成功した。

「はあっ!」

そのまま立て続けに魔力を練り上げ、四方を取り囲むように同様に土壁を生み出す。

「ごめんね、ニーナ。ちょっとだけそこで待ってて」

土の中にニーナを閉じ込めることで、打開策を見出すための時間を稼ごうとした。

「ガアッ!」
「えっ!?」

微かに聞こえる、土壁の向こうで吠えるニーナの声。
ピシッと小さな音と共に目の前の土壁に小さな亀裂が生じる。

次の瞬間――。

亀裂が僅かに大きくなった瞬間、バンッと激しい音が響き、亀裂が入った場所を中心に土壁は破裂するように砕け散った。

「ああああああああッ!」
「ぐ、ぐうっ!」

そこから飛び出して来るニーナは再び剣を振り下ろす。まるで止めることが適わない。
それどころか更に後方に押し込まれた。

「に、ニーナっ!? 頼む! 目を覚ましてくれッ!」

ガッと力一杯に剣を押し返す。

「オオオオォッ!」

縦横斜めの剣戟に加えて蹴りも含まれるそれは規則性のない動き。洗練された動きとは程遠いどころかまるで真逆の野性味に溢れた動き。そのはずなのだが、圧倒的な速さも相まったそれは次の動きの予測を絞らせない。

可能ならニーナは無傷で済ませたい。
結果、動きを見てから対応しなければならなくなり、常に後手、躱すか受け止めることしかできなかった。

「な、ならっ!」

片腕に練り上げる魔力。それに風の属性を付与させ、剣戟の隙間を縫ってすぐさまその腕を大きく振るう。

「きゃっ!」

突如巻き起こる突風にニーナは吹き飛ばされた。
ニーナに傷を付けない程度の風の魔法、あくまで距離を取るためにそれを用いる。

「ツヨイじゃない! さすがお父さんを追い詰めただけあるわねッ!」

どうしようかと悩む時間さえも許さない。
ニーナはヨハン対して手を向けると、すぐさま魔力を練り上げた。

炎破爆ファイアバースト

ニーナの手元から猛る炎が放たれる。

水連打すいれんだ

相殺するためにヨハンもいくつもの水弾を放った。

猛る炎と幾つもの水弾が衝突する。ジュワッと炎と水が相殺し合うと同時に、ムワッとする水蒸気が辺り一帯、視界を埋め尽くした。

「さすがニーナ。どうにもならないなこれ」

水蒸気越しに見るニーナの影。こんな状況とはいえ、本気のニーナのその強さを改めて認識する。

「あれ?」

先程までの様子であるならばすぐさま突進してきてもおかしくはない。だがどこか踏み込みをためらっている様子が見えた。

「アレは!?」

水蒸気越しに見えるそのニーナの影は踏み込んで来ることもなく、剣を上段に構える。

「くっ!」

ためらってなどいなかった。距離がある状態でのその構えに覚えがある。
急いでヨハンも同じようにして斜め上段に構え、瞬時に剣へ闘気を流し込んだ。

「ハアッ!」

ニーナの影、その上段に構えた剣を勢いよく振り下ろされるのと同時に周囲の水蒸気がギュッと螺旋状に巻き込まれる。

「はあっ!」

その影の動きに遅れることなく、ヨハンもまたニーナのその動きとまるで鏡合わせかの如く上段から剣を振り下ろした。
振り下ろされる剣によって、同じようにして水蒸気が螺旋状に渦を描く。

ヨハンとニーナの剣から二つの黄色い閃光が生まれると、互いに向かって勢いよく放たれた。

しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

ハズレスキル【収納】のせいで実家を追放されたが、全てを収納できるチートスキルでした。今更土下座してももう遅い

平山和人
ファンタジー
侯爵家の三男であるカイトが成人の儀で授けられたスキルは【収納】であった。アイテムボックスの下位互換だと、家族からも見放され、カイトは家を追放されることになった。 ダンジョンをさまよい、魔物に襲われ死ぬと思われた時、カイトは【収納】の真の力に気づく。【収納】は魔物や魔法を吸収し、さらには異世界の飲食物を取り寄せることができるチートスキルであったのだ。 かくして自由になったカイトは世界中を自由気ままに旅することになった。一方、カイトの家族は彼の活躍を耳にしてカイトに戻ってくるように土下座してくるがもう遅い。

お花畑な母親が正当な跡取りである兄を差し置いて俺を跡取りにしようとしている。誰か助けて……

karon
ファンタジー
我が家にはおまけがいる。それは俺の兄、しかし兄はすべてに置いて俺に勝っており、俺は凡人以下。兄を差し置いて俺が跡取りになったら俺は詰む。何とかこの状況から逃げ出したい。

「クズスキルの偽者は必要無い!」と公爵家を追放されたので、かけがえのない仲間と共に最高の国を作ります

古河夜空
ファンタジー
「お前をルートベルク公爵家から追放する――」それはあまりにも突然の出来事だった。 一五歳の誕生日を明日に控えたレオンは、公爵家を追放されてしまう。魔を制する者“神託の御子”と期待されていた、ルートベルク公爵の息子レオンだったが、『継承』という役立たずのスキルしか得ることができず、神託の御子としての片鱗を示すことが出来なかったため追放されてしまう。 一人、逃げる様に王都を出て行くレオンだが、公爵家の汚点たる彼を亡き者にしようとする、ルートベルク公爵の魔の手が迫っていた。「絶対に生き延びてやる……ッ!」レオンは己の力を全て使い、知恵を絞り、公爵の魔の手から逃れんがために走る。生き延びるため、公爵達を見返すため、自分を信じてくれる者のため。 どれだけ窮地に立たされようとも、秘めた想いを曲げない少年の周りには、人、エルフ、ドワーフ、そして魔族、種族の垣根を越えたかけがえの無い仲間達が集い―― これは、追放された少年が最高の国を作りあげる物語。 ※他サイト様でも掲載しております。

最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~

ある中管理職
ファンタジー
 勤続10年目10度目のレベルアップ。  人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。  すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。  なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。  チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。  探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。  万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。

集団転移した商社マン ネットスキルでスローライフしたいです!

七転び早起き
ファンタジー
「望む3つのスキルを付与してあげる」 その天使の言葉は善意からなのか? 異世界に転移する人達は何を選び、何を求めるのか? そして主人公が○○○が欲しくて望んだスキルの1つがネットスキル。 ただし、その扱いが難しいものだった。 転移者の仲間達、そして新たに出会った仲間達と異世界を駆け巡る物語です。 基本は面白くですが、シリアスも顔を覗かせます。猫ミミ、孤児院、幼女など定番物が登場します。 ○○○「これは私とのラブストーリーなの!」 主人公「いや、それは違うな」

【完結】異世界転移特典で創造作製のスキルを手に入れた俺は、好き勝手に生きてやる‼~魔王討伐?そんな物は先に来た転移者達に任せれば良いだろ!~

アノマロカリス
ファンタジー
俺が15歳の頃…両親は借金を膨らませるだけ膨らませてから、両親と妹2人逃亡して未だに発見されていない。 金を借りていたのは親なのだから俺には全く関係ない…と思っていたら、保証人の欄に俺の名前が書かれていた。 俺はそれ以降、高校を辞めてバイトの毎日で…休む暇が全く無かった。 そして毎日催促をしに来る取り立て屋。 支払っても支払っても、減っている気が全くしない借金。 そして両親から手紙が来たので内容を確認すると? 「お前に借金の返済を期待していたが、このままでは埒が明かないので俺達はお前を売る事にした。 お前の体の臓器を売れば借金は帳消しになるんだよ。 俺達が逃亡生活を脱する為に犠牲になってくれ‼」 ここまでやるか…あのクソ両親共‼ …という事は次に取り立て屋が家に来たら、俺は問答無用で連れて行かれる‼ 俺の住んでいるアパートには、隣人はいない。 隣人は毎日俺の家に来る取り立て屋の所為で引っ越してしまった為に、このアパートには俺しかいない。 なので取り立て屋の奴等も強引な手段を取って来る筈だ。 この場所にいたら俺は奴等に捕まって…なんて冗談じゃない‼ 俺はアパートから逃げ出した!   だが…すぐに追って見付かって俺は追い回される羽目になる。 捕まったら死ぬ…が、どうせ死ぬのなら捕まらずに死ぬ方法を選ぶ‼ 俺は橋の上に来た。 橋の下には高速道路があって、俺は金網をよじ登ってから向かって来る大型ダンプを捕らえて、タイミングを見てダイブした! 両親の所為で碌な人生を歩んで来なかった俺は、これでようやく解放される! そして借金返済の目処が付かなくなった両親達は再び追われる事になるだろう。 ざまぁみやがれ‼ …そう思ったのだが、気が付けば俺は白い空間の中にいた。 そこで神と名乗る者に出会って、ある選択肢を与えられた。 異世界で新たな人生を送るか、元の場所に戻って生活を続けて行くか…だ。 元の場所って、そんな場所に何て戻りたくもない‼ 俺の選択肢は異世界で生きる事を選んだ。 そして神と名乗る者から、異世界に旅立つ俺にある特典をくれた。 それは頭の中で想像した物を手で触れる事によって作りだせる【創造作製】のスキルだった。 このスキルを与えられた俺は、新たな異世界で魔王討伐の為に…? 12月27日でHOTランキングは、最高3位でした。 皆様、ありがとうございました。

異世界で穴掘ってます!

KeyBow
ファンタジー
修学旅行中のバスにいた筈が、異世界召喚にバスの全員が突如されてしまう。主人公の聡太が得たスキルは穴掘り。外れスキルとされ、屑の外れ者として抹殺されそうになるもしぶとく生き残り、救ってくれた少女と成り上がって行く。不遇といわれるギフトを駆使して日の目を見ようとする物語

エラーから始まる異世界生活

KeyBow
ファンタジー
45歳リーマンの志郎は本来異世界転移されないはずだったが、何が原因か高校生の異世界勇者召喚に巻き込まれる。 本来の人数より1名増の影響か転移処理でエラーが発生する。 高校生は正常?に転移されたようだが、志郎はエラー召喚されてしまった。 冤罪で多くの魔物うようよするような所に放逐がされ、死にそうになりながら一人の少女と出会う。 その後冒険者として生きて行かざるを得ず奴隷を買い成り上がっていく物語。 某刑事のように”あの女(王女)絶対いずれしょんべんぶっ掛けてやる”事を当面の目標の一つとして。 実は所有するギフトはかなりレアなぶっ飛びな内容で、召喚された中では最強だったはずである。 勇者として活躍するのかしないのか? 能力を鍛え、復讐と色々エラーがあり屈折してしまった心を、召還時のエラーで壊れた記憶を抱えてもがきながら奴隷の少女達に救われるて変わっていく第二の人生を歩む志郎の物語が始まる。 多分チーレムになったり残酷表現があります。苦手な方はお気をつけ下さい。 初めての作品にお付き合い下さい。

処理中です...