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止まらない思い
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俺は、あの遊園地デートからすぐにアルバイトを始めた。
普段は部活があるから無理なので土日祝日はアルバイト三昧でボロボロだった。
たまに、日曜日も大会があったりしてアルバイト出来ない日もあったが、とにかく時給がいいところで、日雇いの引越しの手伝いとか、やれる仕事は選ばないで入れまくった。
そのせいであれから一度も翔とデートはしていない。
学校の休み時間に少し話をするだけで、キスどころか手だって握っていない。
何度、諦めかけたことか!
しかし、ついにクリスマス目前に目標額を達成した。
実は、予約はかなり前に抑えておいた。
ホテル代と食事代2人分で12万円。
ひと月2万円×6ヶ月でギリギリだ。
俺は、翔を校舎の裏まで呼び出した。
「翔、クリスマス空いてるだろ?約束守ってくれるよな?」
「えっ!もしかして高いホテルのディナーか?」
翔のびっくりした顔が見れただけでも頑張ったかいがあったな。
「そう、高いホテルのディナーだよ。約束覚えてるだろ?」
「あ、ああ。可愛い格好で行けばいいのか?
」
「とびきりお洒落して、クリスマスを過ごそうぜ」
俺が真面目にそう言うと、翔は普段なら恥ずかしくて文句を言いそうだが、顔を赤くして頷いた。
やばい、ツンデレも可愛いが素直な翔も可愛い。
「泊まりだから、親にもちゃんと言っておけよ」
「え、あっ泊まり?そ、そうか、分かった」
翔め、忘れてたな。
仕方ないやつだ。
「ひどいやつだな、俺が一生懸命働いたのは、お前とクリスマスイブの夜ずっと一緒に居たいからって分からない?」
俺はちょっとふざけて、翔の腰を俺に寄せた。
翔がどこまで俺のことを許しくれてるのか境界線を知りたかったのも正直ある。
翔は、顔を赤くしながら上目遣いで、物欲し気にジッと俺を見てきた。
うっ!なんだコレ?この可愛いすぎる生き物はなんだ?
翔は、しばらく会わないうちにめちゃくちゃ可愛いくなっていた!やべぇ!
「お、俺だって、ずっと寂しかったの我慢してたんだからな!お前1人で頑張ってきたみたいに言うけど・・。ホテルとかディナーとかより、お前に会いたかったよ」
え、は?す、素直過ぎるだろ?
「翔、悪かった。俺も辛かったよ。素直過ぎて、調子狂うな。可愛い過ぎてここでキスしたくなるからさ、ホント、マジで止まらなくなりそう」
自分の胸がドキドキしてるのを翔の手に伝えたくて、翔の手を自分の胸に当てた。
「すげえ、心臓の音が早いな」
「だろ?俺をどこまで惚れさせるんだよ?」
「な、バカ!そんなこと学校で言うなよ」
「学校じゃなければいいんだな?」
「・・ああ」
翔が頬を染めて下を向く姿まで可憐だ。
「俺、今めちゃくちゃキスしたい、学校だからダメってわかってる。ダメなら我慢するからダメだって言ってくれ」
俺は、周りに人気がないのを確認するが絶対ではない。翔が嫌がることはしたくない。
「ば、バカヤロウ。聞くなって言っただろ?」
翔の目は、俺を拒んではいなかった。
とても止められない。
俺は、思いっきり抱きしめたあと、翔の甘い香りを堪能しながら、キスを深めていった。
もうこれ以上の好きはないと思っていたのに、昨日よりも今日の方がより気持ちが大きくなっている。
もう気持ちは、止められない。
クリスマスの夜、俺は翔を抱く。
普段は部活があるから無理なので土日祝日はアルバイト三昧でボロボロだった。
たまに、日曜日も大会があったりしてアルバイト出来ない日もあったが、とにかく時給がいいところで、日雇いの引越しの手伝いとか、やれる仕事は選ばないで入れまくった。
そのせいであれから一度も翔とデートはしていない。
学校の休み時間に少し話をするだけで、キスどころか手だって握っていない。
何度、諦めかけたことか!
しかし、ついにクリスマス目前に目標額を達成した。
実は、予約はかなり前に抑えておいた。
ホテル代と食事代2人分で12万円。
ひと月2万円×6ヶ月でギリギリだ。
俺は、翔を校舎の裏まで呼び出した。
「翔、クリスマス空いてるだろ?約束守ってくれるよな?」
「えっ!もしかして高いホテルのディナーか?」
翔のびっくりした顔が見れただけでも頑張ったかいがあったな。
「そう、高いホテルのディナーだよ。約束覚えてるだろ?」
「あ、ああ。可愛い格好で行けばいいのか?
」
「とびきりお洒落して、クリスマスを過ごそうぜ」
俺が真面目にそう言うと、翔は普段なら恥ずかしくて文句を言いそうだが、顔を赤くして頷いた。
やばい、ツンデレも可愛いが素直な翔も可愛い。
「泊まりだから、親にもちゃんと言っておけよ」
「え、あっ泊まり?そ、そうか、分かった」
翔め、忘れてたな。
仕方ないやつだ。
「ひどいやつだな、俺が一生懸命働いたのは、お前とクリスマスイブの夜ずっと一緒に居たいからって分からない?」
俺はちょっとふざけて、翔の腰を俺に寄せた。
翔がどこまで俺のことを許しくれてるのか境界線を知りたかったのも正直ある。
翔は、顔を赤くしながら上目遣いで、物欲し気にジッと俺を見てきた。
うっ!なんだコレ?この可愛いすぎる生き物はなんだ?
翔は、しばらく会わないうちにめちゃくちゃ可愛いくなっていた!やべぇ!
「お、俺だって、ずっと寂しかったの我慢してたんだからな!お前1人で頑張ってきたみたいに言うけど・・。ホテルとかディナーとかより、お前に会いたかったよ」
え、は?す、素直過ぎるだろ?
「翔、悪かった。俺も辛かったよ。素直過ぎて、調子狂うな。可愛い過ぎてここでキスしたくなるからさ、ホント、マジで止まらなくなりそう」
自分の胸がドキドキしてるのを翔の手に伝えたくて、翔の手を自分の胸に当てた。
「すげえ、心臓の音が早いな」
「だろ?俺をどこまで惚れさせるんだよ?」
「な、バカ!そんなこと学校で言うなよ」
「学校じゃなければいいんだな?」
「・・ああ」
翔が頬を染めて下を向く姿まで可憐だ。
「俺、今めちゃくちゃキスしたい、学校だからダメってわかってる。ダメなら我慢するからダメだって言ってくれ」
俺は、周りに人気がないのを確認するが絶対ではない。翔が嫌がることはしたくない。
「ば、バカヤロウ。聞くなって言っただろ?」
翔の目は、俺を拒んではいなかった。
とても止められない。
俺は、思いっきり抱きしめたあと、翔の甘い香りを堪能しながら、キスを深めていった。
もうこれ以上の好きはないと思っていたのに、昨日よりも今日の方がより気持ちが大きくなっている。
もう気持ちは、止められない。
クリスマスの夜、俺は翔を抱く。
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