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成田碧の心配事
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「はあぁ~…。」
成田碧は休憩室で盛大にため息を吐いていた。
「あれ?成田くんじゃん!?どうしたの?浮かない顔して。」
缶コーヒーを片手に休憩室に入ってきたのはシーズントレーニングで本社に来ていた杉谷だった。
「お疲れ様です。いや~…。」と言葉を濁す。
隣にきてコソッと「もしかして朝也の事?」と聞いてくる。
図星な事に肩がビクッと跳ねる。
朝也の親友である杉谷には先月3人で飲みに行き、付き合った事を報告していた。
「何?俺朝也と腐れ縁でもあるし、いいアドバイスができるかもよ?」と言われた。
(確かに。杉谷さんなら…。)
「あのですね…__________」
碧は自社のブランド商品が化粧品雑誌に載っているところに間違えがないかや、商品情報などのチェックする業務をしていた。すると、パラパラとめくっていたところに《男女の恋愛特集!!⭐︎》というページが目に入った。
そこにはデートのおすすめスポット、出会い方、お悩み相談なとが書いてあった。
そこで1つのワードに目が止まる。
《飽きない女になるための10の事⭐︎》
そこには愛情表現してますか?や刺激が必要!!など長続きするためのコツなど書いてある。
(な、なるほど…。愛情表現…。刺激…。)
初めてのお付き合いという事あり、碧は恋愛については初心者なのでいろいろわからない事だらけなのだ。
(朝也さんはモテるし、飽きられたくない…。)
朝也はとても優しいし、いつも愛情表現してくれている。不安になる必要はないのに。
それなのに漠然とした不安が胸をよぎる。
でも何をしたらいいんだろう、と考える。
そうこう考えている内にモヤモヤとした気持ちになったので気持ちを切り替えるために休憩室に来ていたのだ。
「_______という事です。」
「なーるほど。いらぬ心配だな。それは。」と言われる。
(そ、そうだよね。現状、付き合いはうまくいってるわけだし。でもどうしたらこの漠然とした不安は消えるのか…。)
「成田くんはもっと愛されてる自覚持った方がいいよ!大丈夫!でもさ、刺激が欲しいなら…___」と耳元で言われる。
「え!?そ、そ、それは効果ありますかね?」
杉谷に言われた事に顔が真っ赤になり焦ってしまう。
「あるある。まぁ無理にとは言わないけど。喜ぶと思うよ?」
「そうですか…。考えてみます。聞いてくれてありがとうございました。あ、そろそろ戻らなきゃで。」
碧は杉谷にお礼を言う。
残った杉谷は「あー、成田くん真面目だな~ははは。上手くいくといいけど、くくく」と悪い顔で笑いながら呟いていた。
_____________…
金曜日になり、碧は朝也の家に泊まり来ていた。
(よし。今日はやるぞ。)と意気込む。
碧は実行する機会を伺っていた。
今はお互いお風呂に入り、ソファーで他愛もない話をしながらテレビをみてゆっくりしていた。
(そろそろ、言ってみようかな…。あぁ緊張する…)
「あ、あの朝也さんよかったらマッサージするので横になってくださいっ!」そう声をかける。
「えっ?そんな悪いよ~」
「いや、いつも朝也さんにはいろいろしてもらってるのでお返しと言う事で。」
「俺がしたいだけだよ。ま、でもせっかくだからお願いしようかな。」そう言って横になる。
(よ、よし。)そう意気込む。
「あ、うつ伏せでなく仰向けで。目も瞑っててくださいっ!」
「??うん。」朝也は碧の言う通り動く。
パサッと衣服が落ちる音が聞こえ、朝也はぐいっと半ズボンと下着をずらされる。
びっくりし目を開けるとそこには驚きの光景が広がっていた。そこには裸にオーバックの下着を履いた碧が自分の陰茎を触ろうとしていたのだ。
真っ白な肌にオーバックを履いた碧は涙目で顔を真っ赤にしていて艶めかしくとてもエロかった。
「…。マッサージってこれっ?」
もじもじ恥ずかしそうに碧は「…。はい。い、嫌ですか?」
「嫌なわけない!すごく嬉しい!!でも無理してない?」
「無理してないです。…だめですか?」
朝也の顔は真っ赤になり、興奮していた。
「ありがとう、でも無理しないでね。」
そうして碧は朝也のすでに立ち上がっていた陰茎を掴み優しく扱いていく。
(お、大きいっ。見られながら恥ずかしいけどっ…。)
ぺろぺろと朝也の屹立を裏筋から先端まで舐めていく。
「っ。やばいっ感動で泣きそう…」そんな声が聞こえてくる。
そうして朝也のを口に含み上下に動く。
(うっ苦しい。で、でも朝也さん気持ちよさそう。嬉しい。)
じゅぼじゅぼとした卑猥な音が部屋に響く。
碧も朝也からの視線を感じくねくねとお尻を揺らす。
「エロすぎっ、んっもう…でそっ」
そうしてガッと頭を掴まれ喉奥に押し付けられる。
朝也の性器は碧の口の中でビクビクと脈を打ち、射精していた。
「…んっ…」
「ご、ごめん!ぺってして」そうティッシュを渡されながら言われる。
「気持ちよかった…ありがとう。大好き」
恍惚とした表情の朝也が碧をみている。
(嬉しい。成功したかな…?)
羞恥心を捨て頑張ってよかったと思った。
「お礼はベッドでさせてくれる?こんなエロい碧をもっと可愛がっていい?」
そう言って口付けを落としベッドへ誘導される。
「こんなエロい下着穿いて…俺をどうしたいの?」
「…んっんぅ…喜ぶかと思って…。」
「喜ぶどころじゃないよ、全く。」
興奮冷めない様子の朝也によって碧はたくさん喘がされたのであった。
________…。
情事の後2人でまどろんでいると、朝也から「急にあんな慣れない事してなんかあった?」と少し心配そうに聞かれる。
(っ!?朝也さんにはバレバレだったか。)
「…。ちょっと飽きられないか不安になってしまったといいますか…。」しどろもどろになりながら答える。
「なんでよ?ありえない!俺の愛情表現が足りなかった?」少し悲しそうな顔で言われる。
「っち、違うんです。」
と言い、事の顛末を話す。
「そんな事ありえないよ。俺はもう碧しかみえないし、愛せない。好きすぎてどうにかなりそうなのに。」
そう言われちゅっとおでこにキスを落とされる。
(…そうだ。こんなに朝也は愛情表情をしてくれてる。不安になる必要なんてないのに。)
「碧、好きだよ。愛してる。くるはずもない未来に怯えないで。」
そう背中をポンポンと叩き碧を愛おしそうに見つめる。
「…は、はい。俺も大好きです。朝也さん…。」
そう言うとぎゅっと抱き締められ、碧の胸の中にあった不安はどこかに消えていった。
初めて好きになった人。大事にしたい人。
俺の幸せはこの腕の中にある。
______________________________
「おい、お前!変な事碧に吹き込むな!」
久々に会った杉谷に朝也は怒りながら言う。
「その様子じゃ成田くん実行したのか。はは。俺に感謝しろよ~?いい思いできたろ?くくっ」
実際めちゃくちゃいい思いをしたし、普段なら絶対してくれない碧の姿を思い出し「くっ、」っと朝也は項垂れる。
その姿を見て杉谷は爆笑するのであった。
成田碧は休憩室で盛大にため息を吐いていた。
「あれ?成田くんじゃん!?どうしたの?浮かない顔して。」
缶コーヒーを片手に休憩室に入ってきたのはシーズントレーニングで本社に来ていた杉谷だった。
「お疲れ様です。いや~…。」と言葉を濁す。
隣にきてコソッと「もしかして朝也の事?」と聞いてくる。
図星な事に肩がビクッと跳ねる。
朝也の親友である杉谷には先月3人で飲みに行き、付き合った事を報告していた。
「何?俺朝也と腐れ縁でもあるし、いいアドバイスができるかもよ?」と言われた。
(確かに。杉谷さんなら…。)
「あのですね…__________」
碧は自社のブランド商品が化粧品雑誌に載っているところに間違えがないかや、商品情報などのチェックする業務をしていた。すると、パラパラとめくっていたところに《男女の恋愛特集!!⭐︎》というページが目に入った。
そこにはデートのおすすめスポット、出会い方、お悩み相談なとが書いてあった。
そこで1つのワードに目が止まる。
《飽きない女になるための10の事⭐︎》
そこには愛情表現してますか?や刺激が必要!!など長続きするためのコツなど書いてある。
(な、なるほど…。愛情表現…。刺激…。)
初めてのお付き合いという事あり、碧は恋愛については初心者なのでいろいろわからない事だらけなのだ。
(朝也さんはモテるし、飽きられたくない…。)
朝也はとても優しいし、いつも愛情表現してくれている。不安になる必要はないのに。
それなのに漠然とした不安が胸をよぎる。
でも何をしたらいいんだろう、と考える。
そうこう考えている内にモヤモヤとした気持ちになったので気持ちを切り替えるために休憩室に来ていたのだ。
「_______という事です。」
「なーるほど。いらぬ心配だな。それは。」と言われる。
(そ、そうだよね。現状、付き合いはうまくいってるわけだし。でもどうしたらこの漠然とした不安は消えるのか…。)
「成田くんはもっと愛されてる自覚持った方がいいよ!大丈夫!でもさ、刺激が欲しいなら…___」と耳元で言われる。
「え!?そ、そ、それは効果ありますかね?」
杉谷に言われた事に顔が真っ赤になり焦ってしまう。
「あるある。まぁ無理にとは言わないけど。喜ぶと思うよ?」
「そうですか…。考えてみます。聞いてくれてありがとうございました。あ、そろそろ戻らなきゃで。」
碧は杉谷にお礼を言う。
残った杉谷は「あー、成田くん真面目だな~ははは。上手くいくといいけど、くくく」と悪い顔で笑いながら呟いていた。
_____________…
金曜日になり、碧は朝也の家に泊まり来ていた。
(よし。今日はやるぞ。)と意気込む。
碧は実行する機会を伺っていた。
今はお互いお風呂に入り、ソファーで他愛もない話をしながらテレビをみてゆっくりしていた。
(そろそろ、言ってみようかな…。あぁ緊張する…)
「あ、あの朝也さんよかったらマッサージするので横になってくださいっ!」そう声をかける。
「えっ?そんな悪いよ~」
「いや、いつも朝也さんにはいろいろしてもらってるのでお返しと言う事で。」
「俺がしたいだけだよ。ま、でもせっかくだからお願いしようかな。」そう言って横になる。
(よ、よし。)そう意気込む。
「あ、うつ伏せでなく仰向けで。目も瞑っててくださいっ!」
「??うん。」朝也は碧の言う通り動く。
パサッと衣服が落ちる音が聞こえ、朝也はぐいっと半ズボンと下着をずらされる。
びっくりし目を開けるとそこには驚きの光景が広がっていた。そこには裸にオーバックの下着を履いた碧が自分の陰茎を触ろうとしていたのだ。
真っ白な肌にオーバックを履いた碧は涙目で顔を真っ赤にしていて艶めかしくとてもエロかった。
「…。マッサージってこれっ?」
もじもじ恥ずかしそうに碧は「…。はい。い、嫌ですか?」
「嫌なわけない!すごく嬉しい!!でも無理してない?」
「無理してないです。…だめですか?」
朝也の顔は真っ赤になり、興奮していた。
「ありがとう、でも無理しないでね。」
そうして碧は朝也のすでに立ち上がっていた陰茎を掴み優しく扱いていく。
(お、大きいっ。見られながら恥ずかしいけどっ…。)
ぺろぺろと朝也の屹立を裏筋から先端まで舐めていく。
「っ。やばいっ感動で泣きそう…」そんな声が聞こえてくる。
そうして朝也のを口に含み上下に動く。
(うっ苦しい。で、でも朝也さん気持ちよさそう。嬉しい。)
じゅぼじゅぼとした卑猥な音が部屋に響く。
碧も朝也からの視線を感じくねくねとお尻を揺らす。
「エロすぎっ、んっもう…でそっ」
そうしてガッと頭を掴まれ喉奥に押し付けられる。
朝也の性器は碧の口の中でビクビクと脈を打ち、射精していた。
「…んっ…」
「ご、ごめん!ぺってして」そうティッシュを渡されながら言われる。
「気持ちよかった…ありがとう。大好き」
恍惚とした表情の朝也が碧をみている。
(嬉しい。成功したかな…?)
羞恥心を捨て頑張ってよかったと思った。
「お礼はベッドでさせてくれる?こんなエロい碧をもっと可愛がっていい?」
そう言って口付けを落としベッドへ誘導される。
「こんなエロい下着穿いて…俺をどうしたいの?」
「…んっんぅ…喜ぶかと思って…。」
「喜ぶどころじゃないよ、全く。」
興奮冷めない様子の朝也によって碧はたくさん喘がされたのであった。
________…。
情事の後2人でまどろんでいると、朝也から「急にあんな慣れない事してなんかあった?」と少し心配そうに聞かれる。
(っ!?朝也さんにはバレバレだったか。)
「…。ちょっと飽きられないか不安になってしまったといいますか…。」しどろもどろになりながら答える。
「なんでよ?ありえない!俺の愛情表現が足りなかった?」少し悲しそうな顔で言われる。
「っち、違うんです。」
と言い、事の顛末を話す。
「そんな事ありえないよ。俺はもう碧しかみえないし、愛せない。好きすぎてどうにかなりそうなのに。」
そう言われちゅっとおでこにキスを落とされる。
(…そうだ。こんなに朝也は愛情表情をしてくれてる。不安になる必要なんてないのに。)
「碧、好きだよ。愛してる。くるはずもない未来に怯えないで。」
そう背中をポンポンと叩き碧を愛おしそうに見つめる。
「…は、はい。俺も大好きです。朝也さん…。」
そう言うとぎゅっと抱き締められ、碧の胸の中にあった不安はどこかに消えていった。
初めて好きになった人。大事にしたい人。
俺の幸せはこの腕の中にある。
______________________________
「おい、お前!変な事碧に吹き込むな!」
久々に会った杉谷に朝也は怒りながら言う。
「その様子じゃ成田くん実行したのか。はは。俺に感謝しろよ~?いい思いできたろ?くくっ」
実際めちゃくちゃいい思いをしたし、普段なら絶対してくれない碧の姿を思い出し「くっ、」っと朝也は項垂れる。
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