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第2章
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あの聖学高校の生徒450人を巻き込んだゲームは終わりを告げ、正広達6人の生存者は当時の事を周りに言うことはなかった。
正広と一花、徹は晴嵐高校へ、総次と美里、桃衣は豪剣高校へ転校を余儀なくされた。
各高校では遠目に見られる事が多い、あれから数ヶ月---。
「正広、学校行くの辛いなら、行かなくてもいいのよ?」
正広の母親は朝ご飯を食べている正広に言った。
「…いや、行くよ」
正広はご飯を食べるのを一旦止め辛そうにしながらも言う。
「そう…あなたがそう決めたんならそうしなさい、…もう学校行く時間よ」
母親は悲しそうな顔をしながら言った。
「うん、じゃあ行ってくる」
「行ってらっしゃい」
正広はバックを持って玄関をでて学校に向かう。
「俺が居ないと一花ちゃん1人になっちゃうじゃん…」
歩きながら小さく呟いた。
正広は学校に着き自分のクラスに行き扉を開いて中に入る。
「正広くん、おはよう」
「一花ちゃん…おはよう」
正広が自分の席に着くと一花が近づいてきて挨拶をした。
「あっ…」
一花は正広の後ろに居る人に気付くも、その人に声を出さないように指示され黙る。
「…どうかした?…うわっ」
そんな一花に怪しむ正広だが、その後すぐに両目を塞がれる。
「だーれだ!」
「…こんな事する奴は零斗しかいねーよ」
「なんだばれたか」
正広は冷静に誰だかを当てた、そんな当てられた零斗は「ちぇ…」っと言いながら手を離す。
「おはよう、零斗」
「おう、はよー」
その時チャイムがなる。
が、すぐに『ザ…ザザ』という音が聞こえてくる。
「え…これって」
「まさか!」
「なんだ?」
雑音に三者三様の反応を見せる。
「突然ですが晴嵐高校と豪剣高校の生徒の皆さん、これからあなた方には、ゲームをしていただきます」
突然放送から謎の声が聞こえてきた。
「何この放送」
「あなた方全員に武器を差し上げます、その武器を使ってデスマッチをしていただきます」
様々な武器が各自の手の中に現れる。
「なんだよけれ!」
「ではあなた方を、とある場所にお連れしましょう!」
突然地震がおき辺りが光りだす。
---この時東京の晴嵐高校と豪剣高校の生徒850人全員がまた行方不明になった。
正広と一花、徹は晴嵐高校へ、総次と美里、桃衣は豪剣高校へ転校を余儀なくされた。
各高校では遠目に見られる事が多い、あれから数ヶ月---。
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正広の母親は朝ご飯を食べている正広に言った。
「…いや、行くよ」
正広はご飯を食べるのを一旦止め辛そうにしながらも言う。
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母親は悲しそうな顔をしながら言った。
「うん、じゃあ行ってくる」
「行ってらっしゃい」
正広はバックを持って玄関をでて学校に向かう。
「俺が居ないと一花ちゃん1人になっちゃうじゃん…」
歩きながら小さく呟いた。
正広は学校に着き自分のクラスに行き扉を開いて中に入る。
「正広くん、おはよう」
「一花ちゃん…おはよう」
正広が自分の席に着くと一花が近づいてきて挨拶をした。
「あっ…」
一花は正広の後ろに居る人に気付くも、その人に声を出さないように指示され黙る。
「…どうかした?…うわっ」
そんな一花に怪しむ正広だが、その後すぐに両目を塞がれる。
「だーれだ!」
「…こんな事する奴は零斗しかいねーよ」
「なんだばれたか」
正広は冷静に誰だかを当てた、そんな当てられた零斗は「ちぇ…」っと言いながら手を離す。
「おはよう、零斗」
「おう、はよー」
その時チャイムがなる。
が、すぐに『ザ…ザザ』という音が聞こえてくる。
「え…これって」
「まさか!」
「なんだ?」
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突然放送から謎の声が聞こえてきた。
「何この放送」
「あなた方全員に武器を差し上げます、その武器を使ってデスマッチをしていただきます」
様々な武器が各自の手の中に現れる。
「なんだよけれ!」
「ではあなた方を、とある場所にお連れしましょう!」
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