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私には婚約者のヴァンパイアがいる 3章
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しおりを挟む次の日の朝、朝食のブラッティーを飲み、今日はどうするかデイビット達は話ていたが途中でアビゲイルが部屋に入って来て、若奈に用があると言ってデイビットを置いてアビゲイルの部屋に連れて来られた若奈、そこにはオーレリアも居た。
「あら、あなたも来たのね…」
「アビゲイルさんに呼ばれてね」
「ふんっ」
若奈はオーレリアと仲良くなるには時間が掛かると思ったのだった。
円形の机にはブラッティーがあった、アビゲイル、オーレリア、若奈と席に着いた。
「ふふふ、女子会って言うのをやってみたかったのよね」
アビゲイルはワクワクしながら言った。
「はあ…」
「…」
三者三様の反応で女子会は始まった、何気ない日常などの会話が主だった。
「あら、そういえば若奈はデイビットと婚約中って事でいいのかしら?」
「…へ?」
「お母様!?」
アビゲイルの爆弾発言に、若奈はブラッティーを飲むのをやめ、オーレリアは怒る。
「あら?違ったの?」
「私とデイビットがこ、婚約!?」
「お母様、あたしは認めません!」
のほほんとするアビゲイル、混乱する若奈、認めないと豪語するオーレリア。
「デイビットからは何も言われてないです」
「お兄様にその気が無いのよ!いい気味だわ!」
「オーレリア、いい加減にしなさい。若奈落ち込む事ないわ、人間からヴァンパイアにするって事は結婚したと同じだけど、形だけでも結婚式ってしてみたい物よね、まあ神に誓いをたてはしないけれどもね。デイビットは言うのを忘れてたんじゃないかしら?」
オーレリアに言われ、落ち込む若奈だったが、アビゲイルの言葉に元気を取り戻すのだった。
「後でデイビットに聞いてみます」
「ええ、そうしてらっしゃい」
「…」
オーレリアは何か言いたそうだったが、アビゲイルにまた起こられるので言うのをやめた。
その時、扉を叩く音がした。
「どうぞ」
アビゲイルが入室の許可を出したら、扉が開きデイビットが現れた。
「若奈、迎えに来た」
「あら、デイビットじゃない、若奈ここはもういいわ行きなさい、後あの事聞くのですよ?」
「わかりました。…デイビットお迎えありがとう!」
若奈はアビゲイルに返事をした後、デイビットが居る扉の所まできた。
「ああ、行こうか」
デイビットと若奈はアビゲイルの部屋を出て廊下を歩いていた。
暫くしてデイビットの部屋につき中に入り、2人はソファーに座った。
「母さん達との会話はどうだった?」
「楽しかったけど、まだオーレリアとは仲良くなれそうにないなー…」
「そうか、まだ時間はあるゆっくり仲を深めればいい」
「そうね」
デイビットは若奈の頭を軽く撫でた。
「疲れたなら、昼寝でもするか?」
「…うん、そうする」
デイビットに言われ、若奈はベッドに横になる。
デイビットは若奈の頬に軽くキスをする。
「おやすみ」
「おやすみ、若奈」
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