6 / 30
森の中
名前2
しおりを挟む
猫さんをギュッと抱きしめていると、狼さんに服の裾を噛まれて、そのまま引っ張られた。
「ちょ、ま、おおかみさん!」
『早くして。待ちきれないよ』
「それでも、ひっぱらないで!びっくりするでしょ!」
『う・・・でも、でも・・・』
狼さんの尻尾と耳が一気に垂れ下がって、かわいそうになってくる。
「・・・こんどは、こえ、かけてね」
『!!わかった!きをつけるよ!』
耳がぴょこっと跳ねて、しっぽがぶんぶんなってて、すごく可愛い。思わず撫でてしまう。
「いいこ。いいこ」
『もっと撫でてもいいよ』
きゅ~ん、と可愛らしい音を出すから、頬が緩んでしまう。そして、もっと撫でてあげる。
狼さんは、耳の後ろが好きらしい。顔を傾けて、もっともっと、とすり寄ってくる。本当にかわいい。
顔がだらしなくなっている気がする。
「ふへへ」
『その光景はとても可愛らしくて癒やされるものだが、早く名付けを行ってくれ』
鳥さんに注意されてしまった。狼さんがシャキッとなって座り直す。でも、しっぽが勢いよく振られていて、かっこいい感じが台無しだ。
狼、ウルフ、・・・よし、ルフラ。
「狼さんは、ルフラ」
『ルフラ!嬉しい』
すると、またルフラの体が光って、その光は、額のところに集まった。
『これで俺も一人前に一歩近づけたような気がする!』
「はんにんまえなの?」
『う~ん。どうなんだろう。俺の師匠はノウルだし』
「ししょうなの!?」
振り返って、ノウルの方を確認したけど、いなかった。慌てて、あたりを見回すと、今さっきまで、ラグワが居座っていたところに鳥さんがいる。二人共、何処に行ったんだろう。
『あ、二人は狩りにでかけたよ』
「なら・・・いいのかな・・・?」
一言ぐらい話しかけてから、行ってほしい。
ていうか、師弟関係だとは思わなかった。だからなのかな。ルフラは皆に顔が上がらない的なところがあるのは。
『次は私だな』
鳥さんが前に出てくる。そして、ルフラは一瞬で俺の前から消えた。砂埃を残して。
『ルフラも狩りに行っただけだ。心配しなくていい』
鳥さんの低く、はっきりした声が僕を安心させてくれる。
鳥さんの名前は考え込まなかった。
「レドラ」
『ほう、そうか。やはりちづきは面白い』
なぜかわからないけど、レドラが、にやっと笑ったような気がした。レドラは身動き一つしていないのに。顔にだって変化がない。なんだろう・・・雰囲気がそう言っているような気がする。
レドラが光り始めた。そして、左の翼に光が集まる。
『これで、契約完了だ』
そう言ったあとに、レドラが甲高い鳴き声を上げた。
耳がキーンとする。耳鳴りが止まるまで、ぎゅっと、耳を押さえておく。
『すまない。耳をふさげと言ったほうが良かったな』
「ううん、べつにいいよ。でも、こんどからはいって・・・すごいみみいたい」
『すまない』
レドラが謝った瞬間にノウル、ラグワ、ルフラが、行儀よくレドラの後ろに横一列で並んだ。
いきなり現れるから心臓に悪い。でも、皆狩りに行ったはずなのに、誰も何も持ってきてなかった。
『終わったか。早く移動するぞ』
ノウルが先に歩いていってしまう。慌てて追いかけて、走ろうとしたら、思いっきりこけた。
ズシャっていう音と一緒に膝が熱くなってジンジンと痛み始める。
子供というものは、こういうとき、泣くようにできているらしい。自分の意志に関係なく、涙が出てきた。
「う”・・・ふっ、ぅ・・・う”う”っ」
『な、泣かないでください』
『どうすればいいのか、俺知らないよ・・・』
『ほら、ノウル、謝れ』
『な!我は関係ないだろう!』
『原因になったのはノウルだ』
ノウルとレドラが言い合いをしている。やめてほしいから、仲裁に入りたいのに、嗚咽しか漏れてこない。
「うっ・・・ひくっ・・・う”~・・・」
『ああ・・・泣かないでください』
『泣かないで、泣かないで、可愛い顔が台無しだよ』
ラグワのしっぽに頬を拭かれ、ルフラにペロッと唇と鼻のてっぺんを舐められた。
驚きで泣き声が止まってしまう。ルフラ、今何した?
『泣き止んだ。良かったあ』
ルフラが安心したようにグルルと低い音を喉奥で出した。
ありがとう、という意味も含めて顎下を撫でてあげる。
ルフラの顔の後ろの方でときどきしっぽが映り込むから、なかなか経験しない感覚で不思議だ。右、左、右・・・早いリズムで繰り返されて、面白くなってくる。
「ぶっ。あはははっ!」
僕が笑うと、皆の空気が緩んだのが分かった。
『ルフラ、いい方法を見つけましたね』
『本当!?嬉しいよ』
ラグワに褒められて、ルフラのしっぽの振りが激しくなった。
「ありがとう、ルフラ」
『どういたしまして!』
ぐっぐっとルフラに擦りつかれるけれど、四歳の体だ。押されると、すぐに後ろにこけてしまった。
『ご、ごめんね』
「あははっあはははっ」
こういう感覚が本当に新鮮で楽しくてしょうがない。
『楽しむのは少しあとにして、怪我の手当だな・・・。申し訳ないが、我らに回復系の魔法が使えるものはいない。応急処置として、草木魔法で回復効果のある植物の液を垂らす。痛いかもしれないが、我慢してくれるか?』
レドラに言われて、こくんとうなずく。
『少しだけ、耐えてくれよ』
と、ノウルが手を僕の足の上に置くと、ぶわっと、周りに植物が生え始めた。すごい綺麗・・・。
見たことない花しかなくて、少し混乱したけど、それよりもとても綺麗で、引き寄せられて行くような気がした。
そして、一つの植物が僕の両足を伝って登ってくる。その植物は膝につくと、蕾を付けて、花になって、なにかの液体を傷口に垂らした。
「いったい!!!」
ありえないほどの痛みが膝に来た。いやいやいや、こんなに痛いって聞いてないよ!
『これで終わりだ。傷口を見てみろ』
ふう、と息を吐きながらノウルは言った。魔法を使うのって、それなりに体力を消費するのかな・・・?
傷口を見ると、もう塞がり始めていて、ぎゅぎゅっと、僕の皮膚が作られていく。なんというか・・・グロい。
もう、この景色は見たくない。だから、気をつけて歩いて行こう・・・。
『さあ、行くか』
『ちづき、今日は私の背中に乗ってください』
『あ、明日は俺ね!』
『まずは東の方から見ていくか』
レドラとノウルは行き先について、話している。
その間に僕はラグワの背中に乗った。
ラグワの背中の上は振動が多いけれど、猫の背中みたいにぐわっと盛り上がる肩甲骨?を見るのが大好きだ。しかも、契約のマークも背中にあるから、二重に嬉しくて。ラグワと一緒にいるときの定位置はここになりそうだと思った。
すると、ルフラがラグワの背中に頭を乗せて、撫でてと言った。
そこまでしても、撫でてほしいのか、と少し苦笑しながらも、撫でてあげる。
『な!私も撫でてもらいたいんです!ルフラ、どいてください!』
『ふへへ、俺だけの特等席』
『私の背中に頭を置いていいとは言っていません!』
ラグワは相当悔しいらしく、ずっと抗議の声を上げている。が、身をひねると、僕が落ちてしまう可能性があるので、じっとしたままで声だけ上げている状態だ。
なんだかシュールなシーンになってしまっていて、すごく笑える。
『・・・なにしてるんだお前らは・・・』
『随分と・・・なんとういか・・・』
『『かわいらしいな』』
ノウルとレドラは口を揃えて言った。
『そんな馬鹿なこと言ってないで、早くこの駄犬を退けさせてください!』
『駄犬ってひどい!』
『私の癒やしの時間を奪っていて、何生意気言ってるんですか』
ラグワの威圧に耐えきれず、ルフラはしゅんとしていた。かわいい。こういうところだけ見たら、この中で精神年齢一番若いのはルフラなんじゃないか?
「ラグワ、いいすぎ。ルフラ、あとでちゃんとしてあげるよ」
したったらずな、文字表記がすべてひらがなになってしまいそうな口調で起こる僕も僕ですごいのか・・・?
『はあ・・・。さあ、いくぞ』
「おー!!」
ノウルがゆったりと歩いていく。ラグワもルフラも切り替えて、ついていく。
レドラは飛び上がって、一人、僕らの上を旋回している。やっぱり、歩くのがおそすぎるみたいで、遅いとでも言いたげな目で時々こちらを見てくる。
仕方ない。初日にあれだけ落とされて、かすり傷を作りまくったら、誰でも嫌になる。
ごめんね、と頭の中で誤っておく。酔うのはもう嫌だからさ。
ーーーーーーーーーー
作者から
本当にごめんなさい!
わかりにくかったら、いけないので、補足します
今回は、順番関係なく喋らせているところがあるので、すいません。
白狐さん=ノウル
黒猫さん=ラグワ
狼さん=ルフラ
鳥さん=レドラ
こう見ると、ら行しか無い・・・・。呼びにくかったらすみません。
千月くんはら行が好きみたいですね(汗
お詫び
すみません。一話と二話が反対になってました。本当にすみません。
これからも楽しんで読んでってください!
「ちょ、ま、おおかみさん!」
『早くして。待ちきれないよ』
「それでも、ひっぱらないで!びっくりするでしょ!」
『う・・・でも、でも・・・』
狼さんの尻尾と耳が一気に垂れ下がって、かわいそうになってくる。
「・・・こんどは、こえ、かけてね」
『!!わかった!きをつけるよ!』
耳がぴょこっと跳ねて、しっぽがぶんぶんなってて、すごく可愛い。思わず撫でてしまう。
「いいこ。いいこ」
『もっと撫でてもいいよ』
きゅ~ん、と可愛らしい音を出すから、頬が緩んでしまう。そして、もっと撫でてあげる。
狼さんは、耳の後ろが好きらしい。顔を傾けて、もっともっと、とすり寄ってくる。本当にかわいい。
顔がだらしなくなっている気がする。
「ふへへ」
『その光景はとても可愛らしくて癒やされるものだが、早く名付けを行ってくれ』
鳥さんに注意されてしまった。狼さんがシャキッとなって座り直す。でも、しっぽが勢いよく振られていて、かっこいい感じが台無しだ。
狼、ウルフ、・・・よし、ルフラ。
「狼さんは、ルフラ」
『ルフラ!嬉しい』
すると、またルフラの体が光って、その光は、額のところに集まった。
『これで俺も一人前に一歩近づけたような気がする!』
「はんにんまえなの?」
『う~ん。どうなんだろう。俺の師匠はノウルだし』
「ししょうなの!?」
振り返って、ノウルの方を確認したけど、いなかった。慌てて、あたりを見回すと、今さっきまで、ラグワが居座っていたところに鳥さんがいる。二人共、何処に行ったんだろう。
『あ、二人は狩りにでかけたよ』
「なら・・・いいのかな・・・?」
一言ぐらい話しかけてから、行ってほしい。
ていうか、師弟関係だとは思わなかった。だからなのかな。ルフラは皆に顔が上がらない的なところがあるのは。
『次は私だな』
鳥さんが前に出てくる。そして、ルフラは一瞬で俺の前から消えた。砂埃を残して。
『ルフラも狩りに行っただけだ。心配しなくていい』
鳥さんの低く、はっきりした声が僕を安心させてくれる。
鳥さんの名前は考え込まなかった。
「レドラ」
『ほう、そうか。やはりちづきは面白い』
なぜかわからないけど、レドラが、にやっと笑ったような気がした。レドラは身動き一つしていないのに。顔にだって変化がない。なんだろう・・・雰囲気がそう言っているような気がする。
レドラが光り始めた。そして、左の翼に光が集まる。
『これで、契約完了だ』
そう言ったあとに、レドラが甲高い鳴き声を上げた。
耳がキーンとする。耳鳴りが止まるまで、ぎゅっと、耳を押さえておく。
『すまない。耳をふさげと言ったほうが良かったな』
「ううん、べつにいいよ。でも、こんどからはいって・・・すごいみみいたい」
『すまない』
レドラが謝った瞬間にノウル、ラグワ、ルフラが、行儀よくレドラの後ろに横一列で並んだ。
いきなり現れるから心臓に悪い。でも、皆狩りに行ったはずなのに、誰も何も持ってきてなかった。
『終わったか。早く移動するぞ』
ノウルが先に歩いていってしまう。慌てて追いかけて、走ろうとしたら、思いっきりこけた。
ズシャっていう音と一緒に膝が熱くなってジンジンと痛み始める。
子供というものは、こういうとき、泣くようにできているらしい。自分の意志に関係なく、涙が出てきた。
「う”・・・ふっ、ぅ・・・う”う”っ」
『な、泣かないでください』
『どうすればいいのか、俺知らないよ・・・』
『ほら、ノウル、謝れ』
『な!我は関係ないだろう!』
『原因になったのはノウルだ』
ノウルとレドラが言い合いをしている。やめてほしいから、仲裁に入りたいのに、嗚咽しか漏れてこない。
「うっ・・・ひくっ・・・う”~・・・」
『ああ・・・泣かないでください』
『泣かないで、泣かないで、可愛い顔が台無しだよ』
ラグワのしっぽに頬を拭かれ、ルフラにペロッと唇と鼻のてっぺんを舐められた。
驚きで泣き声が止まってしまう。ルフラ、今何した?
『泣き止んだ。良かったあ』
ルフラが安心したようにグルルと低い音を喉奥で出した。
ありがとう、という意味も含めて顎下を撫でてあげる。
ルフラの顔の後ろの方でときどきしっぽが映り込むから、なかなか経験しない感覚で不思議だ。右、左、右・・・早いリズムで繰り返されて、面白くなってくる。
「ぶっ。あはははっ!」
僕が笑うと、皆の空気が緩んだのが分かった。
『ルフラ、いい方法を見つけましたね』
『本当!?嬉しいよ』
ラグワに褒められて、ルフラのしっぽの振りが激しくなった。
「ありがとう、ルフラ」
『どういたしまして!』
ぐっぐっとルフラに擦りつかれるけれど、四歳の体だ。押されると、すぐに後ろにこけてしまった。
『ご、ごめんね』
「あははっあはははっ」
こういう感覚が本当に新鮮で楽しくてしょうがない。
『楽しむのは少しあとにして、怪我の手当だな・・・。申し訳ないが、我らに回復系の魔法が使えるものはいない。応急処置として、草木魔法で回復効果のある植物の液を垂らす。痛いかもしれないが、我慢してくれるか?』
レドラに言われて、こくんとうなずく。
『少しだけ、耐えてくれよ』
と、ノウルが手を僕の足の上に置くと、ぶわっと、周りに植物が生え始めた。すごい綺麗・・・。
見たことない花しかなくて、少し混乱したけど、それよりもとても綺麗で、引き寄せられて行くような気がした。
そして、一つの植物が僕の両足を伝って登ってくる。その植物は膝につくと、蕾を付けて、花になって、なにかの液体を傷口に垂らした。
「いったい!!!」
ありえないほどの痛みが膝に来た。いやいやいや、こんなに痛いって聞いてないよ!
『これで終わりだ。傷口を見てみろ』
ふう、と息を吐きながらノウルは言った。魔法を使うのって、それなりに体力を消費するのかな・・・?
傷口を見ると、もう塞がり始めていて、ぎゅぎゅっと、僕の皮膚が作られていく。なんというか・・・グロい。
もう、この景色は見たくない。だから、気をつけて歩いて行こう・・・。
『さあ、行くか』
『ちづき、今日は私の背中に乗ってください』
『あ、明日は俺ね!』
『まずは東の方から見ていくか』
レドラとノウルは行き先について、話している。
その間に僕はラグワの背中に乗った。
ラグワの背中の上は振動が多いけれど、猫の背中みたいにぐわっと盛り上がる肩甲骨?を見るのが大好きだ。しかも、契約のマークも背中にあるから、二重に嬉しくて。ラグワと一緒にいるときの定位置はここになりそうだと思った。
すると、ルフラがラグワの背中に頭を乗せて、撫でてと言った。
そこまでしても、撫でてほしいのか、と少し苦笑しながらも、撫でてあげる。
『な!私も撫でてもらいたいんです!ルフラ、どいてください!』
『ふへへ、俺だけの特等席』
『私の背中に頭を置いていいとは言っていません!』
ラグワは相当悔しいらしく、ずっと抗議の声を上げている。が、身をひねると、僕が落ちてしまう可能性があるので、じっとしたままで声だけ上げている状態だ。
なんだかシュールなシーンになってしまっていて、すごく笑える。
『・・・なにしてるんだお前らは・・・』
『随分と・・・なんとういか・・・』
『『かわいらしいな』』
ノウルとレドラは口を揃えて言った。
『そんな馬鹿なこと言ってないで、早くこの駄犬を退けさせてください!』
『駄犬ってひどい!』
『私の癒やしの時間を奪っていて、何生意気言ってるんですか』
ラグワの威圧に耐えきれず、ルフラはしゅんとしていた。かわいい。こういうところだけ見たら、この中で精神年齢一番若いのはルフラなんじゃないか?
「ラグワ、いいすぎ。ルフラ、あとでちゃんとしてあげるよ」
したったらずな、文字表記がすべてひらがなになってしまいそうな口調で起こる僕も僕ですごいのか・・・?
『はあ・・・。さあ、いくぞ』
「おー!!」
ノウルがゆったりと歩いていく。ラグワもルフラも切り替えて、ついていく。
レドラは飛び上がって、一人、僕らの上を旋回している。やっぱり、歩くのがおそすぎるみたいで、遅いとでも言いたげな目で時々こちらを見てくる。
仕方ない。初日にあれだけ落とされて、かすり傷を作りまくったら、誰でも嫌になる。
ごめんね、と頭の中で誤っておく。酔うのはもう嫌だからさ。
ーーーーーーーーーー
作者から
本当にごめんなさい!
わかりにくかったら、いけないので、補足します
今回は、順番関係なく喋らせているところがあるので、すいません。
白狐さん=ノウル
黒猫さん=ラグワ
狼さん=ルフラ
鳥さん=レドラ
こう見ると、ら行しか無い・・・・。呼びにくかったらすみません。
千月くんはら行が好きみたいですね(汗
お詫び
すみません。一話と二話が反対になってました。本当にすみません。
これからも楽しんで読んでってください!
10
お気に入りに追加
115
あなたにおすすめの小説
クラス転移から逃げ出したイジメられっ子、女神に頼まれ渋々異世界転移するが職業[逃亡者]が無能だと処刑される
こたろう文庫
ファンタジー
日頃からいじめにあっていた影宮 灰人は授業中に突如現れた転移陣によってクラスごと転移されそうになるが、咄嗟の機転により転移を一人だけ回避することに成功する。しかし女神の説得?により結局異世界転移するが、転移先の国王から職業[逃亡者]が無能という理由にて処刑されることになる
初執筆作品になりますので日本語などおかしい部分があるかと思いますが、温かい目で読んで頂き、少しでも面白いと思って頂ければ幸いです。
なろう・カクヨム・アルファポリスにて公開しています
こちらの作品も宜しければお願いします
[イラついた俺は強奪スキルで神からスキルを奪うことにしました。神の力で学園最強に・・・]
破滅する悪役五人兄弟の末っ子に転生した俺、無能と見下されるがゲームの知識で最強となり、悪役一家と幸せエンディングを目指します。
大田明
ファンタジー
『サークラルファンタズム』というゲームの、ダンカン・エルグレイヴというキャラクターに転生した主人公。
ダンカンは悪役で性格が悪く、さらに無能という人気が無いキャラクター。
主人公はそんなダンカンに転生するも、家族愛に溢れる兄弟たちのことが大好きであった。
マグヌス、アングス、ニール、イナ。破滅する運命にある兄弟たち。
しかし主人公はゲームの知識があるため、そんな彼らを救うことができると確信していた。
主人公は兄弟たちにゲーム中に辿り着けなかった最高の幸せを与えるため、奮闘することを決意する。
これは無能と呼ばれた悪役が最強となり、兄弟を幸せに導く物語だ。
加護とスキルでチートな異世界生活
どど
ファンタジー
高校1年生の新崎 玲緒(にいざき れお)が学校からの帰宅中にトラックに跳ねられる!?
目を覚ますと真っ白い世界にいた!
そこにやってきた神様に転生か消滅するかの2択に迫られ転生する!
そんな玲緒のチートな異世界生活が始まる
初めての作品なので誤字脱字、ストーリーぐだぐだが多々あると思いますが気に入って頂けると幸いです
ノベルバ様にも公開しております。
※キャラの名前や街の名前は基本的に私が思いついたやつなので特に意味はありません
ワールドマテリアルズ~転生先は、自分が原作者の異世界でした。
依槻
ファンタジー
突然の事故によって転生し、異世界で二度目の人生をスタートさせた水奈川 志乃(みなかわ しの)
やがて長い年月が経ったある日、見覚えのある古いノートを見つけて中を見ると、
そこには生前の自分が暇つぶしで書き連ねたファンタジー設定の数々がところ狭しと載っていた。
――――――――そして、彼女は気付く。
書かれている内容がまさに、今まで過ごしていたこの世界そのものであることに。
書いた自分しか知らない知識。書いた自分しか知らない情報。
これは、そんな異世界の原作者となってしまった彼女の周りで繰り広げられる日常と冒険譚。
集団転移した商社マン ネットスキルでスローライフしたいです!
七転び早起き
ファンタジー
「望む3つのスキルを付与してあげる」
その天使の言葉は善意からなのか?
異世界に転移する人達は何を選び、何を求めるのか?
そして主人公が○○○が欲しくて望んだスキルの1つがネットスキル。
ただし、その扱いが難しいものだった。
転移者の仲間達、そして新たに出会った仲間達と異世界を駆け巡る物語です。
基本は面白くですが、シリアスも顔を覗かせます。猫ミミ、孤児院、幼女など定番物が登場します。
○○○「これは私とのラブストーリーなの!」
主人公「いや、それは違うな」
転生したら貴族の息子の友人A(庶民)になりました。
襲
ファンタジー
〈あらすじ〉
信号無視で突っ込んできたトラックに轢かれそうになった子どもを助けて代わりに轢かれた俺。
目が覚めると、そこは異世界!?
あぁ、よくあるやつか。
食堂兼居酒屋を営む両親の元に転生した俺は、庶民なのに、領主の息子、つまりは貴族の坊ちゃんと関わることに……
面倒ごとは御免なんだが。
魔力量“だけ”チートな主人公が、店を手伝いながら、学校で学びながら、冒険もしながら、領主の息子をからかいつつ(オイ)、のんびり(できたらいいな)ライフを満喫するお話。
誤字脱字の訂正、感想、などなど、お待ちしております。
やんわり決まってるけど、大体行き当たりばったりです。
異世界で最高の鍛冶師になる物語
ふみかん
ファンタジー
ある日、鐵光一は子犬を助けようとして死んでしまった。
しかし、鍛治の神ーー天目一箇神の気まぐれで救われた光一は海外の通販番組的なノリで異世界で第二の人生を歩む事を決める。
朽ちた黒龍との出会いから、光一の手に人類の未来は委ねられる事となる。
光一は鍛治師として世界を救う戦いに身を投じていく。
※この物語に心理戦だとかの読み合いや凄いバトルシーンなどは期待しないでください。
※主人公は添えて置くだけの物語
その幼女、最強にして最恐なり~転生したら幼女な俺は異世界で生きてく~
たま(恥晒)
ファンタジー
※作者都合により打ち切りとさせて頂きました。新作12/1より!!
猫刄 紅羽
年齢:18
性別:男
身長:146cm
容姿:幼女
声変わり:まだ
利き手:左
死因:神のミス
神のミス(うっかり)で死んだ紅羽は、チートを携えてファンタジー世界に転生する事に。
しかしながら、またもや今度は違う神のミス(ミス?)で転生後は正真正銘の幼女(超絶可愛い ※見た目はほぼ変わってない)になる。
更に転生した世界は1度国々が発展し過ぎて滅んだ世界で!?
そんな世界で紅羽はどう過ごして行くのか...
的な感じです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる