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2月29日 絶望と快楽の狭間
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「うっ、あぁぁああぁぁっ♡」
びゅるびゅるっ! びゅびゅっ!
「あ、あう……」
マルアークは剥き出しの肉槍を突き立てられ、子種を注がれ甘い声を上げながら果てた。肉壺に収まり切らない白濁が彼女の腹に降りかかる。
「あ、あぁ……これ、ぜったい……でき……孕んで……」
マルアークは愛おしそうに手で精液を、自身の下腹部に塗り込んでいく。以前、この少年に孕まされた時は受精するたびに全身へ甘い電流が走った。マルアークはシーツをぎゅっと握りしめ、強い快楽に備える。
「うぐっ! あ、ぁあああっ! か、はっ♡」
ぷちゅん、と卵子に精子が突き刺さる。それだけで頭が蕩けそうになる快感が全身を苛む。あの、何度も異種族の雄に抱かれているデリンジャーをして『孕ませ壊される』と称されるだけのことはある。
「う、ぎぃいいいいっ! あ、ああっ♡ ちゃ、ちゃんと……♡ 孕めっ、たぁ♡」
マルアークは苦痛にも転じかねない快感の中、悦びだけの声を上げる。受精卵が着床したことを伝える、壊れるほどの快感。マルアークを抱いた少年の種族は、女性に多大な負荷をもたらす妊娠と出産を望ませ、その苦痛を軽減させ快感を与える進化を果たしている。それを無防備にも受ければ、いかに拒絶していても耐えられるものではない。
「う、あ……♡」
現に許嫁にさえ体を赦していないマルアークがされるがままペニスを咥え込み、種付けされている。
「っは……!」
マルアークは飛び起きた。先ほどまでの甘い時間は夢だったのか。ぐっしょり寝汗をかいているが、服はきちんと纏っている。胎が少年のペニスの形を覚えているが、今日は何もされていない。
「っ……♡」
必死に頭を振り、マルアークは状況を否定する。部屋のカレンダーには丁寧に排卵周期や生理の周期が記録されており、妊娠検査薬だけは無料で提供されている。
「……くっ」
孕ませるための用意。それがマルアークをさらなる屈辱へ呼び込む。こうして服を着せられ、暖かくして眠らされているのも妊娠させるため。
(体には気を付けるんだな。お前が奪った命は胎で贖ってもらう)
「ぅう……♡」
少年のことを思い出す度に湿った吐息が漏れる。これは前に経験がある。あの少年の子を胎に宿しているせいだ。
「くそっ! そんなはず……!」
マルアークはそれを否定するために、妊娠検査薬を棚から取りトイレへ向かった。検査薬はパッケージから日本で流通しているものとわかる。以前も使ったが、その時の反応は正しかった。妊娠していると出た後、何か月かした後に腹が膨らみ孕まされた子を産み落とした。
(そういえば、生理がこない……。これ、前と同じ……)
マルアークが必死に否定材料を探す度に、前の経験が刺しに来る。とにかく、トイレでマルアークは検査薬を使用する。
(私は……信じない……この検査薬だって仕込みのはずなんだ……)
マルアークは結果の出た検査薬を見て、すぐに視界から外す。その検査薬には妊娠を示す反応が記されている。
「う、ぅうう……♡」
現実を受け入れられず、マルアークは大粒の涙を流す。その中には十月十日、命を宿すことの快感への期待も込められている。彼女は部屋を出て、廊下を進む。ぺたぺたとスリッパも履かない裸足の足音を立て、あの少年の自室へ向かった。
「……」
「おや、マルアークか。あまりうろつくと身体に負担もかかるし、お前はエロいからな、他の奴に犯されるぞ? 適度に運動するのはいいが……」
「……っ♡」
少年の言葉でマルアークはぞくり、とかつてのことを思い出す。上と下から巨大なナメクジに挟まれ、性器と尻穴にペニスを突き立てられ、全身を舐られながら犯される。大きなクマムシのような化け物に上から押しつぶされながら種付けをされる。ヒモムシの様な男根が子宮へ入り込み、伸びる細い触手一つから赤ちゃんの部屋を満たすだけの精液を放たれる。不快感を塗りつぶす様な気持ちよさ。それが今も忘れられない。
どくっ、どくどくっ。
「あ、う……♡」
中出しされる感覚を思い出し、マルアークは足腰が立たず床にへたり込んでしまう。
「仕方ない奴だ。そんなにしたいのか?」
「う……だって、中出し……うぐっ!」
言葉だけで絶頂に至る。中出し、種付け、ナマハメ、ただの音の連なり意味の繋がりがとても甘美に思えてならない。
「なか……あぁっ♡ すれば……ながれっ」
「へぇ、ガキ流すために無責任中出しセックスしてーんだ。最悪の毒親だよあんた」
少年は服を脱ぎ、ベッドに腰かける。怒張したペニスをマルアークに見せつけこそすれ、犯しには来ない。
「ま、育てるのはまともなうちの奴らだから、お前は胎だけ使わせろ」
「う……ぐ……」
「ここまで来たらお望み通り犯してやる」
マルアークはまともに立てない中、這うようにベッドへ向かっていた。それを見た少年はにやりと笑う。
「へぇ、そんなに犯されたいか」
「ち、ちが……これは、仕方なく……」
きゅんきゅん疼く胎を引きずり、マルアークはベッドまでやってきた。ベッドに手をかけ、どうにか立ち上がるかベッドに乗ろうとする。その道程に蜜が垂れた後が残る。
「おいおい、まずは口でのご奉仕、だろ?」
「くっ……」
今のマルアークはこの化け物の雄たちを満足させないと他の仲間が性処理に使われる、という状態にある。そのため最近の誰も抱きにこない状態には少しやきもきもした。
「……わかった」
渋々とマルアークは少年が腰かける傍へ向かい、股間へ顔をうずめる。目の前でそびえる肉槍は雄の匂いを強く感じる。我慢汁が伝い。既にてらてらと輝く。
「はぁっ♡ はう……ん」
マルアークは小さな口で懸命にそれをほおばり、奉仕する。苦い、えぐい、雄臭い。不快なのになぜだか胸が高鳴る。胎が疼いて仕方ない。
「じゅるっ……♡」
先走りさえ量が多く、唇が雄の匂いになりそうだった。口の中がすぐにカウパーでいっぱいになってしまう。常に飲みながら奉仕しないといけない。
「くっ、相変わらずとんでもねぇエロ女だな……」
咥えこんだペニスがぶるりと震える。射精しようとしているのがマルアークにもいやというほど分かった。最初の妊娠で胎が使えない間、少しでも仲間の負担と孕む確率を減らすため、口で奉仕を続けたためだ。
「射精るぞ」
「う、ぐぅうっ♡」
熱く、口に張り付くほど濃い精液を放たれる。あまりに膨大で、そのままでは窒息してしまう。マルアークは必死に飲み干し、呼吸する猶予を取り戻していく。
「んくっ♡ んくっ♡ ごきゅっ♡」
胃に落とすと全身に汗が噴き出す。胎の疼きがより一層、強く感じられる。無様にも鼻から逆流するほど、口へ吐き出されている。
「ぷはっ♡」
マルアークは顔を赤らめ、涙を目に溜めて縋るような視線で少年を見つめる。涎や鼻水、精液で綺麗な顔はぐちゃぐちゃだ。それを見た少年は舌なめずりをする。
「お望み通り、中出ししてやる」
彼はマルアークを持ち上げ、ベッドに投げ出す。
「きゃっ♡」
ベッドの軋む音、ベッドに満ちる少年の匂い。マルアークの胸は高鳴る。服も手ずから剥かれ、これから犯されるのだという意識が強まっていく。
「ま、まって……♡」
「待たない」
「っ♡」
少年はマルアークの背に腕を回してがっしりと抱き着き、ペニスを彼女へ容赦なく突き立てる。
「ひゃうっ!」
手で誘導せずとも挿入ができるほど、二人はセックスを繰り返してきた。
「う、ぐぅううっ♡」
屈辱に満ちた苦悶の声をマルアークは漏らす。しかし、その中にも快感への期待は隠しきれない。
「おね……がっ♡ はなし、てっ♡」
ベッドに体で抑えつけられ、腰を打ち付けられ続けるマルアーク。少年が中性的で華奢とはいえ、変身したマルアークさえ小娘程度にしかならないほどの力を秘めているのだ。
「だーめ、もっかい孕ませてやるから」
「う、がっ♡ やめ、て♡」
ただマルアークはされるがままになるしかない。
「あっ、あぁっ♡」
膣のナカで膨らみ、震える肉槍。これが射精に近づいていると理解出来てしまうほどマルアークは抱かれ続けていた。
「腰っ、はやくなって……♡」
先日は業務用の箱を使い切ってからの種付けだった。本来は先走りでさえ、中出しされているかの様な量を受けるのだ。
「ダメっ♡ だめだめだめっ♡ 今、射精(だ)されたらっ♡ 本当に孕んじゃうっ♡」
「ガキ流したいのか作りてーのかどっちだよ」
マルアークは少年の背に回した手で爪を立て、必死に理性を保とうとする。力を込めて抵抗し、自身が快楽に飲まれない様に。
「ま、あとでわかることだ。射精すぞ」
「あ……♡」
しかし、少年はそんなマルアークの心を砕く様に種付けする。
「あ……あ♡ あぁあぁぁぁっ♡」
びゅーっ♡ びゅーっ♡ たぱたぱっ、びゅるっ!
「う、あ……、そん、な……♡」
胎に満ちる精液の熱を感じ、マルアークは少年の背から手を離す。少年はその手首を掴み、ベッドに押し付けて逃げられない様にした。それは一種の死刑宣告であった。
「はな…せ! もう、いい……!」
「二度も孕まされて、まだ俺のチンポ欲しがってるのに抵抗してんの、最高にかわいいよ」
少年は射精しながらピストンを続ける。この異常な精力こそ、目の前の少年を人なら座ざる種族と認識するに足る材料だ。
「ああ、ほんっとうにエロいなお前」
「ん、む……っ!」
マルアークは少年によって乱暴に唇を奪われる。陽大に捧げたかったそれを何度も奪われ、彼女は涙を流しながらも少年の唇を噛んで抵抗する。
「いてっ。……へぇ、堕としがいあるじゃん」
だがそんな反撃にも少年は笑うだけ。射精を続ける肉棒で膣をかき回され、マルアークは悲鳴とも嬌声ともつかない声を上げる。
「う、がああっ♡ もうやだぁああ“ああっ♡」
じゅぱっ! じゅぷじゅぷっ、どぷんっ!
「もう、デきてるっ♡ 妊娠してるっ♡ 赤ちゃん双子になっちゃう♡」
「ふぅん、前は三人だったからいいじゃん。一緒に産んだ方が、孕み袋終わるの早いよ?」
孕みながら何度も絶頂するマルアーク。そんな彼女に追いうちをかけるべく、少年の瞳孔が妖しく輝く。マルアークの瞳も同じ色に染まり出す。
「あ……それっ♡」
排卵を誘発する魔眼の効力。その力はマルアークも身を以て知った。一つ孕んでいる最中も排卵してしまう、孕むためだけの魔力。
「あ、ああ……、うぐっ♡ くぅううっ♡」
少し蕩けた表情を見せるが、すぐに持ち直す。既にマルアークの卵巣は機能を全開にし、卵子を子宮に送り込んでいる。
「あぐぅうう♡ い、が……あぁああっ♡」
二度の強い絶頂にマルアークは襲われる。排卵した。その証たる絶頂。ぶちゅり、と既に子宮へ満たされた精子が卵子へ飛び込んで受精を始めた。
「あ……♡ あぁあああ“あ”あ“あ”っ♡ イぐっ♡ イぎじぬぅううっ♡」
一つでさえ平静を保てないほど強烈な絶頂が、二つも同時に襲う。
「ほら、どんどん孕ませてやる」
「おね……がっ♡ やめ、でっ♡ もう、お腹が♡」
しかし少年は魔力の解放も、射精も止めない。左右の卵巣が二度目の排卵を行う。魔法少女であってもマルアークレベルでなければとっくに身体が限界を迎えていただろう。だが精神はどうだろうか。
「子種汁も新しいのぶち込んでやる」
「も、もう……わたしっ♡」
マルアークの目は焦点も合わず、口の端に泡を吹くほど限界へ至っていた。そんなマルアークへ唇を重ね、少年は殺す気の射精を施した。
「あ、ぐっ……♡ ぐ、んっ♡」
びゅぐっ♡ びゅぐびゅぐっ! びゅーっ♡ びゅるるるる♡
「あ……ぅ♡」
マルアークはついに意識を失う。少年は彼女を抱きしめて布団を一緒に被り、共に眠った。無論、ペニスで子宮へ蓋をしたまま。
「最高の孕み袋だ、お前は。少し気にったよ」
マルアークに少年の声は聞こえない。一つ、運命を決定づける日ではあったはずなのだ。マルアークの腹には、新しい命がもう4つ宿った。
「あ♡ あぁ……♡」
びゅるびゅるっ! びゅびゅっ!
「あ、あう……」
マルアークは剥き出しの肉槍を突き立てられ、子種を注がれ甘い声を上げながら果てた。肉壺に収まり切らない白濁が彼女の腹に降りかかる。
「あ、あぁ……これ、ぜったい……でき……孕んで……」
マルアークは愛おしそうに手で精液を、自身の下腹部に塗り込んでいく。以前、この少年に孕まされた時は受精するたびに全身へ甘い電流が走った。マルアークはシーツをぎゅっと握りしめ、強い快楽に備える。
「うぐっ! あ、ぁあああっ! か、はっ♡」
ぷちゅん、と卵子に精子が突き刺さる。それだけで頭が蕩けそうになる快感が全身を苛む。あの、何度も異種族の雄に抱かれているデリンジャーをして『孕ませ壊される』と称されるだけのことはある。
「う、ぎぃいいいいっ! あ、ああっ♡ ちゃ、ちゃんと……♡ 孕めっ、たぁ♡」
マルアークは苦痛にも転じかねない快感の中、悦びだけの声を上げる。受精卵が着床したことを伝える、壊れるほどの快感。マルアークを抱いた少年の種族は、女性に多大な負荷をもたらす妊娠と出産を望ませ、その苦痛を軽減させ快感を与える進化を果たしている。それを無防備にも受ければ、いかに拒絶していても耐えられるものではない。
「う、あ……♡」
現に許嫁にさえ体を赦していないマルアークがされるがままペニスを咥え込み、種付けされている。
「っは……!」
マルアークは飛び起きた。先ほどまでの甘い時間は夢だったのか。ぐっしょり寝汗をかいているが、服はきちんと纏っている。胎が少年のペニスの形を覚えているが、今日は何もされていない。
「っ……♡」
必死に頭を振り、マルアークは状況を否定する。部屋のカレンダーには丁寧に排卵周期や生理の周期が記録されており、妊娠検査薬だけは無料で提供されている。
「……くっ」
孕ませるための用意。それがマルアークをさらなる屈辱へ呼び込む。こうして服を着せられ、暖かくして眠らされているのも妊娠させるため。
(体には気を付けるんだな。お前が奪った命は胎で贖ってもらう)
「ぅう……♡」
少年のことを思い出す度に湿った吐息が漏れる。これは前に経験がある。あの少年の子を胎に宿しているせいだ。
「くそっ! そんなはず……!」
マルアークはそれを否定するために、妊娠検査薬を棚から取りトイレへ向かった。検査薬はパッケージから日本で流通しているものとわかる。以前も使ったが、その時の反応は正しかった。妊娠していると出た後、何か月かした後に腹が膨らみ孕まされた子を産み落とした。
(そういえば、生理がこない……。これ、前と同じ……)
マルアークが必死に否定材料を探す度に、前の経験が刺しに来る。とにかく、トイレでマルアークは検査薬を使用する。
(私は……信じない……この検査薬だって仕込みのはずなんだ……)
マルアークは結果の出た検査薬を見て、すぐに視界から外す。その検査薬には妊娠を示す反応が記されている。
「う、ぅうう……♡」
現実を受け入れられず、マルアークは大粒の涙を流す。その中には十月十日、命を宿すことの快感への期待も込められている。彼女は部屋を出て、廊下を進む。ぺたぺたとスリッパも履かない裸足の足音を立て、あの少年の自室へ向かった。
「……」
「おや、マルアークか。あまりうろつくと身体に負担もかかるし、お前はエロいからな、他の奴に犯されるぞ? 適度に運動するのはいいが……」
「……っ♡」
少年の言葉でマルアークはぞくり、とかつてのことを思い出す。上と下から巨大なナメクジに挟まれ、性器と尻穴にペニスを突き立てられ、全身を舐られながら犯される。大きなクマムシのような化け物に上から押しつぶされながら種付けをされる。ヒモムシの様な男根が子宮へ入り込み、伸びる細い触手一つから赤ちゃんの部屋を満たすだけの精液を放たれる。不快感を塗りつぶす様な気持ちよさ。それが今も忘れられない。
どくっ、どくどくっ。
「あ、う……♡」
中出しされる感覚を思い出し、マルアークは足腰が立たず床にへたり込んでしまう。
「仕方ない奴だ。そんなにしたいのか?」
「う……だって、中出し……うぐっ!」
言葉だけで絶頂に至る。中出し、種付け、ナマハメ、ただの音の連なり意味の繋がりがとても甘美に思えてならない。
「なか……あぁっ♡ すれば……ながれっ」
「へぇ、ガキ流すために無責任中出しセックスしてーんだ。最悪の毒親だよあんた」
少年は服を脱ぎ、ベッドに腰かける。怒張したペニスをマルアークに見せつけこそすれ、犯しには来ない。
「ま、育てるのはまともなうちの奴らだから、お前は胎だけ使わせろ」
「う……ぐ……」
「ここまで来たらお望み通り犯してやる」
マルアークはまともに立てない中、這うようにベッドへ向かっていた。それを見た少年はにやりと笑う。
「へぇ、そんなに犯されたいか」
「ち、ちが……これは、仕方なく……」
きゅんきゅん疼く胎を引きずり、マルアークはベッドまでやってきた。ベッドに手をかけ、どうにか立ち上がるかベッドに乗ろうとする。その道程に蜜が垂れた後が残る。
「おいおい、まずは口でのご奉仕、だろ?」
「くっ……」
今のマルアークはこの化け物の雄たちを満足させないと他の仲間が性処理に使われる、という状態にある。そのため最近の誰も抱きにこない状態には少しやきもきもした。
「……わかった」
渋々とマルアークは少年が腰かける傍へ向かい、股間へ顔をうずめる。目の前でそびえる肉槍は雄の匂いを強く感じる。我慢汁が伝い。既にてらてらと輝く。
「はぁっ♡ はう……ん」
マルアークは小さな口で懸命にそれをほおばり、奉仕する。苦い、えぐい、雄臭い。不快なのになぜだか胸が高鳴る。胎が疼いて仕方ない。
「じゅるっ……♡」
先走りさえ量が多く、唇が雄の匂いになりそうだった。口の中がすぐにカウパーでいっぱいになってしまう。常に飲みながら奉仕しないといけない。
「くっ、相変わらずとんでもねぇエロ女だな……」
咥えこんだペニスがぶるりと震える。射精しようとしているのがマルアークにもいやというほど分かった。最初の妊娠で胎が使えない間、少しでも仲間の負担と孕む確率を減らすため、口で奉仕を続けたためだ。
「射精るぞ」
「う、ぐぅうっ♡」
熱く、口に張り付くほど濃い精液を放たれる。あまりに膨大で、そのままでは窒息してしまう。マルアークは必死に飲み干し、呼吸する猶予を取り戻していく。
「んくっ♡ んくっ♡ ごきゅっ♡」
胃に落とすと全身に汗が噴き出す。胎の疼きがより一層、強く感じられる。無様にも鼻から逆流するほど、口へ吐き出されている。
「ぷはっ♡」
マルアークは顔を赤らめ、涙を目に溜めて縋るような視線で少年を見つめる。涎や鼻水、精液で綺麗な顔はぐちゃぐちゃだ。それを見た少年は舌なめずりをする。
「お望み通り、中出ししてやる」
彼はマルアークを持ち上げ、ベッドに投げ出す。
「きゃっ♡」
ベッドの軋む音、ベッドに満ちる少年の匂い。マルアークの胸は高鳴る。服も手ずから剥かれ、これから犯されるのだという意識が強まっていく。
「ま、まって……♡」
「待たない」
「っ♡」
少年はマルアークの背に腕を回してがっしりと抱き着き、ペニスを彼女へ容赦なく突き立てる。
「ひゃうっ!」
手で誘導せずとも挿入ができるほど、二人はセックスを繰り返してきた。
「う、ぐぅううっ♡」
屈辱に満ちた苦悶の声をマルアークは漏らす。しかし、その中にも快感への期待は隠しきれない。
「おね……がっ♡ はなし、てっ♡」
ベッドに体で抑えつけられ、腰を打ち付けられ続けるマルアーク。少年が中性的で華奢とはいえ、変身したマルアークさえ小娘程度にしかならないほどの力を秘めているのだ。
「だーめ、もっかい孕ませてやるから」
「う、がっ♡ やめ、て♡」
ただマルアークはされるがままになるしかない。
「あっ、あぁっ♡」
膣のナカで膨らみ、震える肉槍。これが射精に近づいていると理解出来てしまうほどマルアークは抱かれ続けていた。
「腰っ、はやくなって……♡」
先日は業務用の箱を使い切ってからの種付けだった。本来は先走りでさえ、中出しされているかの様な量を受けるのだ。
「ダメっ♡ だめだめだめっ♡ 今、射精(だ)されたらっ♡ 本当に孕んじゃうっ♡」
「ガキ流したいのか作りてーのかどっちだよ」
マルアークは少年の背に回した手で爪を立て、必死に理性を保とうとする。力を込めて抵抗し、自身が快楽に飲まれない様に。
「ま、あとでわかることだ。射精すぞ」
「あ……♡」
しかし、少年はそんなマルアークの心を砕く様に種付けする。
「あ……あ♡ あぁあぁぁぁっ♡」
びゅーっ♡ びゅーっ♡ たぱたぱっ、びゅるっ!
「う、あ……、そん、な……♡」
胎に満ちる精液の熱を感じ、マルアークは少年の背から手を離す。少年はその手首を掴み、ベッドに押し付けて逃げられない様にした。それは一種の死刑宣告であった。
「はな…せ! もう、いい……!」
「二度も孕まされて、まだ俺のチンポ欲しがってるのに抵抗してんの、最高にかわいいよ」
少年は射精しながらピストンを続ける。この異常な精力こそ、目の前の少年を人なら座ざる種族と認識するに足る材料だ。
「ああ、ほんっとうにエロいなお前」
「ん、む……っ!」
マルアークは少年によって乱暴に唇を奪われる。陽大に捧げたかったそれを何度も奪われ、彼女は涙を流しながらも少年の唇を噛んで抵抗する。
「いてっ。……へぇ、堕としがいあるじゃん」
だがそんな反撃にも少年は笑うだけ。射精を続ける肉棒で膣をかき回され、マルアークは悲鳴とも嬌声ともつかない声を上げる。
「う、がああっ♡ もうやだぁああ“ああっ♡」
じゅぱっ! じゅぷじゅぷっ、どぷんっ!
「もう、デきてるっ♡ 妊娠してるっ♡ 赤ちゃん双子になっちゃう♡」
「ふぅん、前は三人だったからいいじゃん。一緒に産んだ方が、孕み袋終わるの早いよ?」
孕みながら何度も絶頂するマルアーク。そんな彼女に追いうちをかけるべく、少年の瞳孔が妖しく輝く。マルアークの瞳も同じ色に染まり出す。
「あ……それっ♡」
排卵を誘発する魔眼の効力。その力はマルアークも身を以て知った。一つ孕んでいる最中も排卵してしまう、孕むためだけの魔力。
「あ、ああ……、うぐっ♡ くぅううっ♡」
少し蕩けた表情を見せるが、すぐに持ち直す。既にマルアークの卵巣は機能を全開にし、卵子を子宮に送り込んでいる。
「あぐぅうう♡ い、が……あぁああっ♡」
二度の強い絶頂にマルアークは襲われる。排卵した。その証たる絶頂。ぶちゅり、と既に子宮へ満たされた精子が卵子へ飛び込んで受精を始めた。
「あ……♡ あぁあああ“あ”あ“あ”っ♡ イぐっ♡ イぎじぬぅううっ♡」
一つでさえ平静を保てないほど強烈な絶頂が、二つも同時に襲う。
「ほら、どんどん孕ませてやる」
「おね……がっ♡ やめ、でっ♡ もう、お腹が♡」
しかし少年は魔力の解放も、射精も止めない。左右の卵巣が二度目の排卵を行う。魔法少女であってもマルアークレベルでなければとっくに身体が限界を迎えていただろう。だが精神はどうだろうか。
「子種汁も新しいのぶち込んでやる」
「も、もう……わたしっ♡」
マルアークの目は焦点も合わず、口の端に泡を吹くほど限界へ至っていた。そんなマルアークへ唇を重ね、少年は殺す気の射精を施した。
「あ、ぐっ……♡ ぐ、んっ♡」
びゅぐっ♡ びゅぐびゅぐっ! びゅーっ♡ びゅるるるる♡
「あ……ぅ♡」
マルアークはついに意識を失う。少年は彼女を抱きしめて布団を一緒に被り、共に眠った。無論、ペニスで子宮へ蓋をしたまま。
「最高の孕み袋だ、お前は。少し気にったよ」
マルアークに少年の声は聞こえない。一つ、運命を決定づける日ではあったはずなのだ。マルアークの腹には、新しい命がもう4つ宿った。
「あ♡ あぁ……♡」
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