マギアメイデン・マルアーク

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11日目 脱出の試み

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 マルアークは体力が回復すると即座に脱出を実行に移した。シャワールームのダクトから抜ける為、魔装を着こんでダクトを観察する。あの時、スライムに溶かされた影響なのか魔装から触手が生えてきて犯される様なことはなくなった。
「やっぱりマットレスを踏み台に……」
 天井はそれなりに高く、自力で這い上がるのは難しそうであった。いつもの状態ならともかく、変身していても身体能力は耐久力以外変身前と据え置き。工夫が必要だ。
 シャンプーを置く台やシャワーのハンドルなどを弄って耐久性を確かめるも、やはり人の体重を支えるには心許ない。
 そうと決まれば、と行動に移す。シャワールームを出るべく振り返ると、急に床が沈み込む。まるでシャワールーム自体がエレベーターになったかの様だ。
「な、何?」
 それなりに長い時間、シャワールームは下降していく。ようやく止まった時には、暗い通路の様な場所に辿り着く。古いトンネルの様な不気味さのある場所、灯りは配線で繋がった電球のみ。
「ここは……」
 部屋にも戻れないので、外に出て先に進む。罠の様なものはないらしい。ふと、電球以外の灯りが見えたのでそこに駆け寄る。地面に小さな四角の、暖かな光が落ちている。
「あれは!」
 その正体は壁に空いた四角い窓から差す日光であった。腕一本通すのがやっとな大きさで、外には森が広がっている。木は窓の遥か下にあるが、この場所が高いおかげか遠くに街を望むことが出来た。
「ここからなら……」
 この先は出口に繋がっているかもしれない。さっきシャワールームを調べている時に隠しコマンドでも入れたのだろう。そう思い、マルアークは先に進む。道中、長い階段や梯子を下りていき、地上へ戻っている実感を得る。
「これは……」
 しかし、徐々に無機質な壁が肉の様なものに浸食されていることに気づいた。奥に進む度、ほんのりとした甘い匂いが強くなる。戻った方がいいと思いつつも、一本道だし、戻ってもあの部屋だし、と自分に言い聞かせて進んでしまう。
「ひゃっ……!」
 回らなくなった頭を抱えて奥へいざなわれると、突然進行方向から触手が飛び出し、絡みついてくる。触手はマルアークを持ち上げ、通路の奥へと引きずり込んだ。

「はな……せっ!」
 連れていかれたのは、周囲を肉に覆われた内臓の様な空間。連行中も、触手は彼女の身体を愛撫して熱に浮かせていく。まるで彼女の弱い部分を知っているかの様だ。
「う……くっ」
 触手はマルアークの細やかな乳房を執拗に撫でまわし、魔装を薄く溶かしていく。穴が出来て白い素肌が見え、ぱつんと衣服がほつれて胸元が露わになる。
「いやぁっ……!」
 触手は即座に、覆うものの失せた乳頭に吸い付く。まるで乳を欲する赤子の様に、少女の未熟な胸部を啜り上げる。じゅるじゅるといやらしい音を立て、舌で先端を転がす。
「ひゃうっ……やめ、やめて……っ」
 執拗に吸われ、マルアークの意思とは無関係に母乳が吹き出す。触手はまだ足りないのか、それをぐびぐび飲み干すとおかわりを要求するかの様に責めを続ける。臍や内股を撫でる触手の動きも活発になり、ぞくぞくと熱が腹から上がってくる。
「いやぁああっ!」
 背筋に熱いものが駆け抜け、一際強く母乳が噴出する。全身が痙攣し、甘い痺れが思考を浸食した。
(私……イキながら、おっぱい……)
 母乳と絶頂に関係はないのだが、正しい判断は徐々に失われていく。触手は懸命に母乳を飲み下すが、量が多いのかとろっと白い飲み残しが胸を伝う。
「ま、待って……」
 そんなマルアークに休みなど与えないと、触手はブラシの様な柔毛の生えた太い一本を彼女に見せつける。柔毛一つひとつにどろりと透明な先走りが垂れ、生臭い匂いが鼻を突く。
「やめろ……汚らわしい……」
顔に近づけ、嘲笑うかの様に反応を伺って楽しむ。その触手で軽く体を撫でて、マルアークの股間へ持っていった。彼女を拘束する触手たちも粘液を強く分泌し、衣服をみるみる溶かしていく。
そのくせ胴体の犯すのに邪魔な衣服だけを剥がしていき、ロンググローブやニーソックスには手つかず。効率的に動いているのか、倒錯した癖によってそうしているのかは不明だ。
 瞳の様なものを付けた触手がいくつも彼女を仰視し、視姦する。
「い……いや……」
 処女などとうに失われたが、それでもこんなおぞましい化け物に犯されるのは抵抗しかない。多くの目玉が見守る中、柔毛の触手がマルアークのナカを楽しむ様に侵入した。
「うぁあああっ!」
 じっくりと奥へ入り込み、柔毛で膣壁を撫でまわす。強弱の刺激が絶え間なく襲い掛かり、マルアークは嬌声を上げる。
「んぁ、ああぁっ、やぁあ……っ!」
 理性では拒否するものの、身体はすっかり快楽にほだされている。彼女のものか、触手のものか分からない蜜がボタボタと落ちる。
「まって……まさか、やめっ……」
何度も様々な肉棒に犯されたマルアークのナカは、その感覚で射精に至るか否かをある程度察せられる様になってしまった。触手がバツバツに膨れ上がり、ゴポゴポと白濁を送り込む振動が胎に響く。動きも止まり、完全に予感が経験に沿っていく。
「いやぁあああっ!」
 どぱっ、と精液がナカへ射精される。ビチビチ膣内を叩く、煮えたぎった活きのいい子種汁。マルアークの秘部にはピッタリと触手で蓋がされており、外に零れることはなかった。ドクン、ドクンと脈打つ様に射精はしばらく続く。
「あ……っつい……、うぅ……」
 化け物に子種を注がれるのは何度されても屈辱的だ。濃厚で固形の様な精液がナカに張り付き、ジンジンと熱を帯びる。ひと段落した触手は抜くこともせず、ナカに出したモノを搔き回す様にピストンを再開した。
「や、ぁああっ、もう、やだぁっ……!」
 不快感や拒絶を塗りつぶす快感に、マルアークは首を横に振って涙するしかなかった。秘部と触手が擦れる度、白濁が零れて肉の床に落ちて溜まる。絶頂を味わうも頭で必死に否定し、理性を保とうとする。
「あ、ぁああ……」
 しかし、触手は容赦なく射精を繰り返す。どろっとして垂れてこない子種汁は胎に溜まっていき、マルアークの腹部を膨れさせる。
「う、ぎぃい……」
 一度の射精はとても長く、その度に永遠の様な時間が彼女を襲う。胎が膨張する苦しみを感じると共に、胸の奥で熱いものが込み上げる。ようやく触手が抜かれるも、腹の膨らみはそのままであった。非常にゆっくりとしか、秘部から精液は垂れてくれない。
「うぁ……」
 マルアークは屈辱、快感の両方に意識を塗りつぶされ、意識を失った。
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