8 / 88
8敬愛
しおりを挟む
ルーの生活空間はシンプルだった。
リビング・ダイニングには本や書類などがあちこちに積み上げられ、ダイニングテーブルの一角だけ食事用と思われる場所が空けられてあった。
奥にあるもう一部屋は質素な書斎机が置いてあったが、机の上にも薬草の瓶や調剤用の道具がいくつも並べられ、たくさんの本や書類が積み重ねられていた。
ルーはダイニングテーブルの本や書類を適当に重ね、エマの座る場所を作ってくれた。
「散らかっていてすまない。そこへ座って」
いまお茶をいれるからと用意をするルーの背中に「お構いなく」と声をかけてエマは椅子に座った。
とてもじゃないが、女性の暮らしには見えない。
(ルーってやっぱり本当は男性なんじゃないの?)
仕事一色の生活をするルーに感心しつつ、自分で思いついた冗談のくせに、ルーと二人っきりの状況が男性といるような妙な錯覚を起こさせ、エマはそわそわと落ち着かなかった。
「エマ」
「はっはい!」
「どうかした?」
「ん?何でもないよ。大丈夫。それにしても、本や書類がたくさんあるんだね。ここの店主さんも一緒に住んでるの?」
一人で住むには少し広めのリビング・ダイニングを見回す。
ルーはエマの前に「どうぞ」とマグカップを置き自分もテーブルについた。マグカップから立ち昇るハーブティーの香りが鼻腔をくすぐる。
(いい香り…)
コクリと一口飲み下すと、ほうとため息が出る美味しさだ。
目の前には美しいルーがお茶を飲んでいる姿。眼福…至福…としばし現実から旅立ってしまった。
「店主は一緒に住んでいない。月に一、ニ度様子を見に来る程度だよ。体が丈夫なうちに旅やら何やらと楽しんでおきたいらしい。
この店は後を継ぐ者もいないし、好きにしていいと言われている」
現実に引き戻されたエマはお茶をもう一口飲み「へえ、そうなんだ」と相槌をうった。
(あぶない、見とれてる場合じゃなかった…)
「エマ、少し私の話しを聞いて欲しい」
エマはカップをテーブルの上に置き、促すようにルーを見た。
「私は隣国オーストの者だ。私の本名はルシエンヌ・デ・グローシュ。父は先王の第二王子、現王の同母弟で臣籍に降下し公爵位を賜りグローシュ家を立て、兄王の宰相をしている。私には三つ上に兄がいて父の後を継ぐべく宰相補佐をしている。ちなみにまだ独身だ。そして、ここからが本題なのだが、」
遮る間もなく、いきなり聞かされてしまったルーの秘密はやっぱり聞いてはいけない程予想の範疇を越えてきた。
エマは目を見張り固まっていた。だが、ルーはそのまま淡々と話し続ける。
「私が八歳の時に母が病になってね。王宮の医師にも見せたが原因がわからなくてもうどうしようもなかった。
段々弱っていく母を見ていることしかできなかった。父と母は貴族としては珍しく恋愛結婚だったから、父の憔悴ぶりも子供心に辛かった。
そんな時、街で薬草屋でもないのによく効く薬を作る老婆がいるという噂を父が聞きつけて、背に腹は変えられないとその老婆に母を診てくれるよう頼んだんだ。
母を診た老婆は翌日小さな丸薬を一日一粒飲ませるようにと言って薬を置いていった。
最初、父は怪しんで池の魚に毒味をさせたが変化がないので、思い切って母に飲ませてみた。すると母はみるみる元気になり一週間経つ頃には全快していたんだ。
薬の効果が出始めた二日後にもう一度老婆を呼ぼうとしたが、彼女はもう街からいなくなっていた。父はあの人は『魔女』だったのだろうと言っていた。
母は今でも元気にしているよ。あの『魔女』のおかげだ。両親とも一度でも感謝の言葉を言いたいと言っていた」
ルーはそこで話を一旦区切ると、お茶をコクリと飲んだ。
「エマ、私はあの時の『魔女』の姿が忘れられなくてね。
母の部屋をそっと覗いた時の後ろ姿しかみていないが、小柄な何処にでもいるような質素な身なりの老婆だった。でも彼女は誰もが匙を投げた母を救ってくれた。
その時から私は彼女の弟子になるのが夢になった。大きくなったら彼女を探して旅に出ようと女ながらに剣も鍛えた。もちろん薬草の勉強も。
だが、私は所詮公爵家の娘なのだ。十三歳の時社交界にデビューさせられ、その後は縁談の話ばかりだった。両親は好いた相手を見つければいいと言ってくれたが、周りがそれを許さない。
好きな相手もなにも、そもそも私は他にやりたいことがあるのに誰もそれをわかってくれない。
そして、とうとう十五歳の時家を出たんだ。街で『魔女』が住んでいた場所を訪ね、彼女が隣国、この国へ行くと言っていた一言を頼りに三年前ここへ来て、調合の腕前が噂になってる老婆がいないか薬草屋を訪ね歩いた。そして、この薬草屋の主人と知り合って今に至るというわけだ」
ルーは話に聞き入るエマをじっと見つめると言葉を待った。
ルーには聞かれると思っていた。
もし、これが他の薬草屋の店員なら、適当なことを言って誤魔化していただろう。
だが、初対面以来何度かこの店を訪れ、本来の店主には一度も会ったことはなく、いつ来てもルーがいた。ルーは休みなく働いているというよりは、薬草を扱うことが彼女の日常の一部になっているのだ。
彼女は薬草や治療に真剣に向き合って日々を過ごしている。
絶対年上だと思っていたルーはエマと同じ歳だった。
この若く美しい人が世間の楽しみを謳歌もせず、何故黙々と仕事に取り組んでいるのだろうと思っていた。
彼女には自分も真摯に向き合うべきだとエマは思った。
「その『魔女』の名前は…?」
「父にはドリと名乗ったそうだ」
(ドリ…ドリス、『お婆ちゃん』だ。
ルーのお母さんの薬を作ってすぐに姿を消したのは、薬の効果に『魔女』と気づかれる前に逃げたんだ。
でも…お婆ちゃん、ルーならいいよね?)
エマは目を閉じ、そうドリスに問いかけると、
「ドリ…ドリスは『魔女』で、私の師匠です」
ルーはヒュッと息を吸い、絞り出すように「そうか」というと言うと、両手で顔を覆って肩を震わせた。
それからエマはドリスのことを話した。ドリスの死はルーを身内の死のように悲しませた。村での暮らしぶりも話して聞かせた。
だがドリスとの約束通り、魔女に関わることは何も言えないとその一点は口を噤んだ。
ルーはひどく残念な表情をしていたが、無理強いなどすることなく「秘密であって当然だ」と引き下がった。
帰り際、ルーはエマを呼び止めた。
「エマ、手を」
ルーが右手を差し出し待っているので、エマは何気に自分の手を差し出した。
ルーはその手をスッと掴むと片膝を折り、恭しくエマの手の甲に触れるだけのキスをそっと落とした。
中性的な魅力のある美しいルーにいきなり騎士紛いのとこをされ、エマの体温はいっきに上昇した。
「『魔女』の貴女に私の敬愛を捧げる。エマ、顔が真っ赤だ」
真っ赤になって口をパクパクさせるエマを見て、ルーは、ははははと楽しげに笑った。
リビング・ダイニングには本や書類などがあちこちに積み上げられ、ダイニングテーブルの一角だけ食事用と思われる場所が空けられてあった。
奥にあるもう一部屋は質素な書斎机が置いてあったが、机の上にも薬草の瓶や調剤用の道具がいくつも並べられ、たくさんの本や書類が積み重ねられていた。
ルーはダイニングテーブルの本や書類を適当に重ね、エマの座る場所を作ってくれた。
「散らかっていてすまない。そこへ座って」
いまお茶をいれるからと用意をするルーの背中に「お構いなく」と声をかけてエマは椅子に座った。
とてもじゃないが、女性の暮らしには見えない。
(ルーってやっぱり本当は男性なんじゃないの?)
仕事一色の生活をするルーに感心しつつ、自分で思いついた冗談のくせに、ルーと二人っきりの状況が男性といるような妙な錯覚を起こさせ、エマはそわそわと落ち着かなかった。
「エマ」
「はっはい!」
「どうかした?」
「ん?何でもないよ。大丈夫。それにしても、本や書類がたくさんあるんだね。ここの店主さんも一緒に住んでるの?」
一人で住むには少し広めのリビング・ダイニングを見回す。
ルーはエマの前に「どうぞ」とマグカップを置き自分もテーブルについた。マグカップから立ち昇るハーブティーの香りが鼻腔をくすぐる。
(いい香り…)
コクリと一口飲み下すと、ほうとため息が出る美味しさだ。
目の前には美しいルーがお茶を飲んでいる姿。眼福…至福…としばし現実から旅立ってしまった。
「店主は一緒に住んでいない。月に一、ニ度様子を見に来る程度だよ。体が丈夫なうちに旅やら何やらと楽しんでおきたいらしい。
この店は後を継ぐ者もいないし、好きにしていいと言われている」
現実に引き戻されたエマはお茶をもう一口飲み「へえ、そうなんだ」と相槌をうった。
(あぶない、見とれてる場合じゃなかった…)
「エマ、少し私の話しを聞いて欲しい」
エマはカップをテーブルの上に置き、促すようにルーを見た。
「私は隣国オーストの者だ。私の本名はルシエンヌ・デ・グローシュ。父は先王の第二王子、現王の同母弟で臣籍に降下し公爵位を賜りグローシュ家を立て、兄王の宰相をしている。私には三つ上に兄がいて父の後を継ぐべく宰相補佐をしている。ちなみにまだ独身だ。そして、ここからが本題なのだが、」
遮る間もなく、いきなり聞かされてしまったルーの秘密はやっぱり聞いてはいけない程予想の範疇を越えてきた。
エマは目を見張り固まっていた。だが、ルーはそのまま淡々と話し続ける。
「私が八歳の時に母が病になってね。王宮の医師にも見せたが原因がわからなくてもうどうしようもなかった。
段々弱っていく母を見ていることしかできなかった。父と母は貴族としては珍しく恋愛結婚だったから、父の憔悴ぶりも子供心に辛かった。
そんな時、街で薬草屋でもないのによく効く薬を作る老婆がいるという噂を父が聞きつけて、背に腹は変えられないとその老婆に母を診てくれるよう頼んだんだ。
母を診た老婆は翌日小さな丸薬を一日一粒飲ませるようにと言って薬を置いていった。
最初、父は怪しんで池の魚に毒味をさせたが変化がないので、思い切って母に飲ませてみた。すると母はみるみる元気になり一週間経つ頃には全快していたんだ。
薬の効果が出始めた二日後にもう一度老婆を呼ぼうとしたが、彼女はもう街からいなくなっていた。父はあの人は『魔女』だったのだろうと言っていた。
母は今でも元気にしているよ。あの『魔女』のおかげだ。両親とも一度でも感謝の言葉を言いたいと言っていた」
ルーはそこで話を一旦区切ると、お茶をコクリと飲んだ。
「エマ、私はあの時の『魔女』の姿が忘れられなくてね。
母の部屋をそっと覗いた時の後ろ姿しかみていないが、小柄な何処にでもいるような質素な身なりの老婆だった。でも彼女は誰もが匙を投げた母を救ってくれた。
その時から私は彼女の弟子になるのが夢になった。大きくなったら彼女を探して旅に出ようと女ながらに剣も鍛えた。もちろん薬草の勉強も。
だが、私は所詮公爵家の娘なのだ。十三歳の時社交界にデビューさせられ、その後は縁談の話ばかりだった。両親は好いた相手を見つければいいと言ってくれたが、周りがそれを許さない。
好きな相手もなにも、そもそも私は他にやりたいことがあるのに誰もそれをわかってくれない。
そして、とうとう十五歳の時家を出たんだ。街で『魔女』が住んでいた場所を訪ね、彼女が隣国、この国へ行くと言っていた一言を頼りに三年前ここへ来て、調合の腕前が噂になってる老婆がいないか薬草屋を訪ね歩いた。そして、この薬草屋の主人と知り合って今に至るというわけだ」
ルーは話に聞き入るエマをじっと見つめると言葉を待った。
ルーには聞かれると思っていた。
もし、これが他の薬草屋の店員なら、適当なことを言って誤魔化していただろう。
だが、初対面以来何度かこの店を訪れ、本来の店主には一度も会ったことはなく、いつ来てもルーがいた。ルーは休みなく働いているというよりは、薬草を扱うことが彼女の日常の一部になっているのだ。
彼女は薬草や治療に真剣に向き合って日々を過ごしている。
絶対年上だと思っていたルーはエマと同じ歳だった。
この若く美しい人が世間の楽しみを謳歌もせず、何故黙々と仕事に取り組んでいるのだろうと思っていた。
彼女には自分も真摯に向き合うべきだとエマは思った。
「その『魔女』の名前は…?」
「父にはドリと名乗ったそうだ」
(ドリ…ドリス、『お婆ちゃん』だ。
ルーのお母さんの薬を作ってすぐに姿を消したのは、薬の効果に『魔女』と気づかれる前に逃げたんだ。
でも…お婆ちゃん、ルーならいいよね?)
エマは目を閉じ、そうドリスに問いかけると、
「ドリ…ドリスは『魔女』で、私の師匠です」
ルーはヒュッと息を吸い、絞り出すように「そうか」というと言うと、両手で顔を覆って肩を震わせた。
それからエマはドリスのことを話した。ドリスの死はルーを身内の死のように悲しませた。村での暮らしぶりも話して聞かせた。
だがドリスとの約束通り、魔女に関わることは何も言えないとその一点は口を噤んだ。
ルーはひどく残念な表情をしていたが、無理強いなどすることなく「秘密であって当然だ」と引き下がった。
帰り際、ルーはエマを呼び止めた。
「エマ、手を」
ルーが右手を差し出し待っているので、エマは何気に自分の手を差し出した。
ルーはその手をスッと掴むと片膝を折り、恭しくエマの手の甲に触れるだけのキスをそっと落とした。
中性的な魅力のある美しいルーにいきなり騎士紛いのとこをされ、エマの体温はいっきに上昇した。
「『魔女』の貴女に私の敬愛を捧げる。エマ、顔が真っ赤だ」
真っ赤になって口をパクパクさせるエマを見て、ルーは、ははははと楽しげに笑った。
22
お気に入りに追加
515
あなたにおすすめの小説
竜人王の伴侶
朧霧
恋愛
竜の血を継ぐ国王の物語
国王アルフレッドが伴侶に出会い主人公男性目線で話が進みます
作者独自の世界観ですのでご都合主義です
過去に作成したものを誤字などをチェックして投稿いたしますので不定期更新となります(誤字、脱字はできるだけ注意いたしますがご容赦ください)
40話前後で完結予定です
拙い文章ですが、お好みでしたらよろしければご覧ください
4/4にて完結しました
ご覧いただきありがとうございました
捕まり癒やされし異世界
波間柏
恋愛
飲んでものまれるな。
飲まれて異世界に飛んでしまい手遅れだが、そう固く決意した大学生 野々村 未来の異世界生活。
異世界から来た者は何か能力をもつはずが、彼女は何もなかった。ただ、とある声を聞き閃いた。
「これ、売れる」と。
自分の中では砂糖多めなお話です。
余命宣告を受けたので私を顧みない家族と婚約者に執着するのをやめる事にしました 〜once again〜
結城芙由奈@12/27電子書籍配信中
恋愛
【アゼリア亡き後、残された人々のその後の物語】
白血病で僅か20歳でこの世を去った前作のヒロイン、アゼリア。彼女を大切に思っていた人々のその後の物語
※他サイトでも投稿中
来世はあなたと結ばれませんように【再掲載】
倉世モナカ
恋愛
病弱だった私のために毎日昼夜問わず看病してくれた夫が過労により先に他界。私のせいで死んでしまった夫。来世は私なんかよりもっと素敵な女性と結ばれてほしい。それから私も後を追うようにこの世を去った。
時は来世に代わり、私は城に仕えるメイド、夫はそこに住んでいる王子へと転生していた。前世の記憶を持っている私は、夫だった王子と距離をとっていたが、あれよあれという間に彼が私に近づいてくる。それでも私はあなたとは結ばれませんから!
再投稿です。ご迷惑おかけします。
この作品は、カクヨム、小説家になろうにも掲載中。
吸血鬼恋物語ーもう一度あなたに逢いたくてー
梅丸
恋愛
一族が危機に陥り吸血鬼になることを余儀なくされたアメリア。愛する人が殺された復讐を果たすが既に愛する人はもういない。永遠の命を得たアメリアはもう一度逢いたいという願いを胸に抱き、愛する人が生まれ変わるのを待ち続けるのだった。
※他サイトに投稿した「吸血鬼にくちづけを」【完結済】を加筆修正した作品です。
絶対に間違えないから
mahiro
恋愛
あれは事故だった。
けれど、その場には彼女と仲の悪かった私がおり、日頃の行いの悪さのせいで彼女を階段から突き落とした犯人は私だと誰もが思ったーーー私の初恋であった貴方さえも。
だから、貴方は彼女を失うことになった私を許さず、私を死へ追いやった………はずだった。
何故か私はあのときの記憶を持ったまま6歳の頃の私に戻ってきたのだ。
どうして戻ってこれたのか分からないが、このチャンスを逃すわけにはいかない。
私はもう彼らとは出会わず、日頃の行いの悪さを見直し、平穏な生活を目指す!そう決めたはずなのに...……。
【完結】殿下、自由にさせていただきます。
なか
恋愛
「出て行ってくれリルレット。王宮に君が住む必要はなくなった」
その言葉と同時に私の五年間に及ぶ初恋は終わりを告げた。
アルフレッド殿下の妃候補として選ばれ、心の底から喜んでいた私はもういない。
髪を綺麗だと言ってくれた口からは、私を貶める言葉しか出てこない。
見惚れてしまう程の笑みは、もう見せてもくれない。
私………貴方に嫌われた理由が分からないよ。
初夜を私一人だけにしたあの日から、貴方はどうして変わってしまったの?
恋心は砕かれた私は死さえ考えたが、過去に見知らぬ男性から渡された本をきっかけに騎士を目指す。
しかし、正騎士団は女人禁制。
故に私は男性と性別を偽って生きていく事を決めたのに……。
晴れて騎士となった私を待っていたのは、全てを見抜いて笑う副団長であった。
身分を明かせない私は、全てを知っている彼と秘密の恋をする事になる。
そして、騎士として王宮内で起きた変死事件やアルフレッドの奇行に大きく関わり、やがて王宮に蔓延る謎と対峙する。
これは、私の初恋が終わり。
僕として新たな人生を歩みだした話。
【1/21取り下げ予定】悲しみは続いても、また明日会えるから
gacchi
恋愛
愛人が身ごもったからと伯爵家を追い出されたお母様と私マリエル。お母様が幼馴染の辺境伯と再婚することになり、同じ年の弟ギルバードができた。それなりに仲良く暮らしていたけれど、倒れたお母様のために薬草を取りに行き、魔狼に襲われて死んでしまった。目を開けたら、なぜか五歳の侯爵令嬢リディアーヌになっていた。あの時、ギルバードは無事だったのだろうか。心配しながら連絡することもできず、時は流れ十五歳になったリディアーヌは学園に入学することに。そこには変わってしまったギルバードがいた。電子書籍化のため1/21取り下げ予定です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる