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四十八日目。残り六人。
「……もうここも駄目だな」
迫る波を背に、勅使河原さんが呟いた。
あのあと、ひかりのことでひなたを責める人は、誰もいなかった。当然だ。彼女は、まずいことをしたわけではない。
でも、当の本人はそうもいかない。この三日間、ずっとふさぎこんでいた。中野が何度か話しかけていたけど、あまり効果はなかったそうだ。
俺はあいつみたいにうまくできない。しばらく話しかけない方がいいような気がしていた。
日は登り、また沈む。なんとなく終わりが見えてきた「サバイバル」だけど、どんな終わり方をするのかは想像できずにいた。
……想像したくなかったの、間違いか。
何度目かの星を見た。
「こりゃあちょっと、まずいかもしれないな……」
勅使河原さんがそう言っているのを小耳に挟んだ。
「まずいって、どういうことよ?」
紅野さんがすかさず噛みつく。
「波の速さだよ。昨日より、断然上がってくるのが速くなってる」
「…………」
否定する者はいなかった。
「……ここももう駄目だな」
何度目かの諦めだった。
俺達は、もっと上──できる限り頂上に近い場所を目指す。この場所に来てからもうすぐ二ヶ月が経過しようとしている。おおよその地図は全員の頭に入っていた。
「…………」
元々ムードメーカー的な役割だったひかりが脱落したからか、空気が重い。だけど、それだけじゃない。
「あの、紅野さん。大丈夫ですか?」
よく言えば場を盛り上げてくれる。悪く言えば騒がしい。そんな役割を担っていた彼女はここ数日、なにかおかしかった。ひかりがいなくなったことによって、それがさらに加速している。
心配していないと言えば嘘になるけど、それをどうにかできる力が俺にないのも事実だ。
今俺にできるのは、一日でも長く生き延びることだ。
「ああ……。やっぱりだ。もうあそこは水の中だ」
さっきいた場所よりも、少し高い場所。かなり狭いが、この人数が固まっていられる所はもうここしかない。それも、いつまでもつか……。
不意にひなたが口を開いた。
「ここから見える星って、結構綺麗ですよね」
「え? ああ……」
突然だったので、うまく答えることができなかった。
二ヶ月の間、同じ星を見続けたから、今更思うようなことはない。けど彼女は、今でもそんなことを思っているようだ。
「よく飽きないね。見える景色はずっと同じなのに」
「飽きませんよ。私が住んでいた町からは見えない景色なので」
今、この国で満天の星を見られる場所は限られている。工業地帯やオフィス街になると、一等星すら見えないこともある。
「この前、ひかりが言ってたんです。『家に帰ったら、山とかに行って星見よう』って」
小さな背中が震えていた。
「私、絶対生き残ります」
* * *
四十九日目と五十日目の間の深夜のこと。なんとなく寝付けなかったから、この島を見下ろしてみた。
今は丁度九月の半ばくらいのはずなので、木につく葉は深い緑色をしている。水が大分上の方にまで来てしまったから、この島に着いたときにあった小屋なんかはもうないし、ある地点より下は、植物など見る影もない。
水は今も迫ってきているが、ここに到達するまでにはまだ時間はあるだろう。そう呑気に構えていた。
今更眠れるわけもなく、手頃な枝なんかを拾ったりして時間を潰していると、波の音がより鮮明に聞こえるようになってきた。
慌てて下の様子が見える場所まで移動する。
「……嘘だ。なんで……」
何度目かの絶望のような感情を押し殺し、踵を返した。
「……! 近藤さん?」
戻ると、近藤さんが起きていた。
「よう兄ちゃん。いやぁ、歳をとると眠りが──」
「すみません。今それどろこじゃなくて」
近藤さんは事態を察したらしく、普段とは違う行動をとった俺のことには言及しなかった。
「……そうか。もうそんなところまで……」
さっき見たものをそのまま伝えた。
「早く離れた方がいいかもしれません。ここが水に浸かるのも、時間の問題かと」
近藤さんは「そうだなぁ……」と一見呑気に見えることを言う。
「それはともかく、よく気付いたな」
そう笑顔を向けられた。それだけ言って、近藤さんは他の人達を起こし始める。
「……偶然ですよ」
こんな偶然を発見しただけじゃなんの役にも立たない。
水は一昨日よりも、昨日よりも早く、頂上に迫っていた。
水の勢いは、弱まることを知らなかった。
今回は人数も多く、荷物も少ないので、水に追い付かれることはなさそうだった。ひかりみたいなことには、なってほしくない。それは誰もが思うことのはずだ。
──一人を除いて。
「紅野さんしっかりしろよ!」
勅使河原さんから叱咤が飛ぶ。
紅野さんは着いてきてはいるけど、少しずつ足か重くなっていた。
「うるさいわね……。ちゃんと走ってるわよ……」
それを聞いた勅使河原さんが舌打ちをした。
「ったくこいつは……。高校生よりも足引っ張りやがって」
空気が悪い。それはわかってたし、本来なら解決しなきゃいけないことだけど、まだまだ子どもである俺達が口を挟むと余計に悪くなるだろうし、そんなことに構う余裕もない。
それにこの問題は、紅野さん個人の問題だ。
そう思っていた。──このときは。
なんとか頂上まで辿り着いた。岩が転がっていて休む場所も足りないが、もうここしかない。
さすがにここまで来たら、水には浸からないはずだ。
各々荷物を下ろす。どうせ、これより上には行けないのだ。
「せめてあと数日はもつといいけど……」
独り言のつもりだったが、中野に拾われた。
「どうだろうね」
「え……」
その言葉の意味を聞こうとしたときにはもう、彼は近藤さんの手伝いをしていた。
「あの──」
突然背後からひなたが来た。今日はやたら会話の相手が入れ替わる。
「結城先輩……。これ……」
強張った表情が示していたその先には、もう陸はなかった。
底がすり減ったスニーカーの内側に水が染みだしてくる。
もう逃げ場はないのだと、誰かが囁く声がした。
* * *
「少しだけ、聞いてくださる?」
紅野さんがそう言ったのは、頂上が水に浸かった翌々日のことだった。
一昨日はここまで水が来たものの、昨日はこなかった。かなり水位が高くなっているのは確かだが、毎日そうなるとは限らない。
その結論を出したすぐ後のことだった。
「私、ここでリタイアしようと思うの」
突然の告白に、全員が言葉を失った。
「リタイアって、どうするつもりなんですか?」
中野が口を挟む。
「あの水の中に入ろうかしら。ほら、この下ってサメがいるでしょう? だから、万一にも失敗はないかなって」
彼女の笑顔が怖い。目が笑っていない。
よく考えたら、これは異常なことだったんだ。こんな馬鹿げた状況の中で、それを考えた人がいなかったことが。
「本気で言っているのか?」
そう言ったのは勅使河原さんだった。
「そうよ。当たり前じゃない」
「あんた、言ってたじゃねえか。子どものために金を稼いで水商売をやめようって!」
この二人は、年齢がそこそこ近かったはずだ。身の上話をしていてもおかしくはない。
「だからなんなの? 千万はもうすでにあの子の手の中よ」
そう吐き捨てて、紅野さんは歩き出す。水はここまで来ていないが、もうすぐ高くなる時間だ。
「おい、戻れ!」
叫びながら勅使河原さんが駆け出した。
「司。あれ、どうするべきだと思う?」
中野はあの様子を見ても、冷静なことを言っている。
「どうするって……」
どうすればいいんだろう? 答えは浮かばない。
そんなことをしている間に、紅野さんはずんずん下へ歩いていく。
「あれはもう、とまらねえぞ」
近藤さんもそう言った。そう言って、踵を返した。
死にたいのであれば、止めはしない。そんな言葉が頭の中で弾ける。
それと同時に、怒号が飛んできた。
「こないでよ! この偽善者!」
紅野さんが激昂している。かなり遠いが、遮蔽物がないこの場所では声はよく届くし、姿もよく見える。
勅使河原さんは、彼女の足元に倒れていた。殴られた勢いで、頭でも打ったのだろうか。
「あたしは、あんたの言葉に惑わされたりしないわよ!」
そう叫ぶと同時に、気絶している勅使河原さんの足を掴んで歩き出す。
「もうじき波が来る。いいのか?」
最後に近藤さんが叫んだ。
「あんた達も、馬鹿みたいね。あと八日、本当に生き残れるとは思っていないくせに」
冷たく吐き出されたその言葉に反論する人は誰もいなかった。
紅野さんはさらに山を下っていく。勅使河原さんを連れて。
「と、止めないんですか?」
「無理だよ、嬢ちゃん」
「だけど近藤さん……! 勅使河原さんは──」
ひなたの言葉は、波の音にかき消された。
「お前等。もう少し上に来い。飲み込まれるぞ」
二人がいた場所は、腰が浸かりそうなほどの水がきていた。
「リタイアしたい奴は止めないし、巻き込まれた奴も悪い。嬢ちゃん、覚えとけ」
「……もうここも駄目だな」
迫る波を背に、勅使河原さんが呟いた。
あのあと、ひかりのことでひなたを責める人は、誰もいなかった。当然だ。彼女は、まずいことをしたわけではない。
でも、当の本人はそうもいかない。この三日間、ずっとふさぎこんでいた。中野が何度か話しかけていたけど、あまり効果はなかったそうだ。
俺はあいつみたいにうまくできない。しばらく話しかけない方がいいような気がしていた。
日は登り、また沈む。なんとなく終わりが見えてきた「サバイバル」だけど、どんな終わり方をするのかは想像できずにいた。
……想像したくなかったの、間違いか。
何度目かの星を見た。
「こりゃあちょっと、まずいかもしれないな……」
勅使河原さんがそう言っているのを小耳に挟んだ。
「まずいって、どういうことよ?」
紅野さんがすかさず噛みつく。
「波の速さだよ。昨日より、断然上がってくるのが速くなってる」
「…………」
否定する者はいなかった。
「……ここももう駄目だな」
何度目かの諦めだった。
俺達は、もっと上──できる限り頂上に近い場所を目指す。この場所に来てからもうすぐ二ヶ月が経過しようとしている。おおよその地図は全員の頭に入っていた。
「…………」
元々ムードメーカー的な役割だったひかりが脱落したからか、空気が重い。だけど、それだけじゃない。
「あの、紅野さん。大丈夫ですか?」
よく言えば場を盛り上げてくれる。悪く言えば騒がしい。そんな役割を担っていた彼女はここ数日、なにかおかしかった。ひかりがいなくなったことによって、それがさらに加速している。
心配していないと言えば嘘になるけど、それをどうにかできる力が俺にないのも事実だ。
今俺にできるのは、一日でも長く生き延びることだ。
「ああ……。やっぱりだ。もうあそこは水の中だ」
さっきいた場所よりも、少し高い場所。かなり狭いが、この人数が固まっていられる所はもうここしかない。それも、いつまでもつか……。
不意にひなたが口を開いた。
「ここから見える星って、結構綺麗ですよね」
「え? ああ……」
突然だったので、うまく答えることができなかった。
二ヶ月の間、同じ星を見続けたから、今更思うようなことはない。けど彼女は、今でもそんなことを思っているようだ。
「よく飽きないね。見える景色はずっと同じなのに」
「飽きませんよ。私が住んでいた町からは見えない景色なので」
今、この国で満天の星を見られる場所は限られている。工業地帯やオフィス街になると、一等星すら見えないこともある。
「この前、ひかりが言ってたんです。『家に帰ったら、山とかに行って星見よう』って」
小さな背中が震えていた。
「私、絶対生き残ります」
* * *
四十九日目と五十日目の間の深夜のこと。なんとなく寝付けなかったから、この島を見下ろしてみた。
今は丁度九月の半ばくらいのはずなので、木につく葉は深い緑色をしている。水が大分上の方にまで来てしまったから、この島に着いたときにあった小屋なんかはもうないし、ある地点より下は、植物など見る影もない。
水は今も迫ってきているが、ここに到達するまでにはまだ時間はあるだろう。そう呑気に構えていた。
今更眠れるわけもなく、手頃な枝なんかを拾ったりして時間を潰していると、波の音がより鮮明に聞こえるようになってきた。
慌てて下の様子が見える場所まで移動する。
「……嘘だ。なんで……」
何度目かの絶望のような感情を押し殺し、踵を返した。
「……! 近藤さん?」
戻ると、近藤さんが起きていた。
「よう兄ちゃん。いやぁ、歳をとると眠りが──」
「すみません。今それどろこじゃなくて」
近藤さんは事態を察したらしく、普段とは違う行動をとった俺のことには言及しなかった。
「……そうか。もうそんなところまで……」
さっき見たものをそのまま伝えた。
「早く離れた方がいいかもしれません。ここが水に浸かるのも、時間の問題かと」
近藤さんは「そうだなぁ……」と一見呑気に見えることを言う。
「それはともかく、よく気付いたな」
そう笑顔を向けられた。それだけ言って、近藤さんは他の人達を起こし始める。
「……偶然ですよ」
こんな偶然を発見しただけじゃなんの役にも立たない。
水は一昨日よりも、昨日よりも早く、頂上に迫っていた。
水の勢いは、弱まることを知らなかった。
今回は人数も多く、荷物も少ないので、水に追い付かれることはなさそうだった。ひかりみたいなことには、なってほしくない。それは誰もが思うことのはずだ。
──一人を除いて。
「紅野さんしっかりしろよ!」
勅使河原さんから叱咤が飛ぶ。
紅野さんは着いてきてはいるけど、少しずつ足か重くなっていた。
「うるさいわね……。ちゃんと走ってるわよ……」
それを聞いた勅使河原さんが舌打ちをした。
「ったくこいつは……。高校生よりも足引っ張りやがって」
空気が悪い。それはわかってたし、本来なら解決しなきゃいけないことだけど、まだまだ子どもである俺達が口を挟むと余計に悪くなるだろうし、そんなことに構う余裕もない。
それにこの問題は、紅野さん個人の問題だ。
そう思っていた。──このときは。
なんとか頂上まで辿り着いた。岩が転がっていて休む場所も足りないが、もうここしかない。
さすがにここまで来たら、水には浸からないはずだ。
各々荷物を下ろす。どうせ、これより上には行けないのだ。
「せめてあと数日はもつといいけど……」
独り言のつもりだったが、中野に拾われた。
「どうだろうね」
「え……」
その言葉の意味を聞こうとしたときにはもう、彼は近藤さんの手伝いをしていた。
「あの──」
突然背後からひなたが来た。今日はやたら会話の相手が入れ替わる。
「結城先輩……。これ……」
強張った表情が示していたその先には、もう陸はなかった。
底がすり減ったスニーカーの内側に水が染みだしてくる。
もう逃げ場はないのだと、誰かが囁く声がした。
* * *
「少しだけ、聞いてくださる?」
紅野さんがそう言ったのは、頂上が水に浸かった翌々日のことだった。
一昨日はここまで水が来たものの、昨日はこなかった。かなり水位が高くなっているのは確かだが、毎日そうなるとは限らない。
その結論を出したすぐ後のことだった。
「私、ここでリタイアしようと思うの」
突然の告白に、全員が言葉を失った。
「リタイアって、どうするつもりなんですか?」
中野が口を挟む。
「あの水の中に入ろうかしら。ほら、この下ってサメがいるでしょう? だから、万一にも失敗はないかなって」
彼女の笑顔が怖い。目が笑っていない。
よく考えたら、これは異常なことだったんだ。こんな馬鹿げた状況の中で、それを考えた人がいなかったことが。
「本気で言っているのか?」
そう言ったのは勅使河原さんだった。
「そうよ。当たり前じゃない」
「あんた、言ってたじゃねえか。子どものために金を稼いで水商売をやめようって!」
この二人は、年齢がそこそこ近かったはずだ。身の上話をしていてもおかしくはない。
「だからなんなの? 千万はもうすでにあの子の手の中よ」
そう吐き捨てて、紅野さんは歩き出す。水はここまで来ていないが、もうすぐ高くなる時間だ。
「おい、戻れ!」
叫びながら勅使河原さんが駆け出した。
「司。あれ、どうするべきだと思う?」
中野はあの様子を見ても、冷静なことを言っている。
「どうするって……」
どうすればいいんだろう? 答えは浮かばない。
そんなことをしている間に、紅野さんはずんずん下へ歩いていく。
「あれはもう、とまらねえぞ」
近藤さんもそう言った。そう言って、踵を返した。
死にたいのであれば、止めはしない。そんな言葉が頭の中で弾ける。
それと同時に、怒号が飛んできた。
「こないでよ! この偽善者!」
紅野さんが激昂している。かなり遠いが、遮蔽物がないこの場所では声はよく届くし、姿もよく見える。
勅使河原さんは、彼女の足元に倒れていた。殴られた勢いで、頭でも打ったのだろうか。
「あたしは、あんたの言葉に惑わされたりしないわよ!」
そう叫ぶと同時に、気絶している勅使河原さんの足を掴んで歩き出す。
「もうじき波が来る。いいのか?」
最後に近藤さんが叫んだ。
「あんた達も、馬鹿みたいね。あと八日、本当に生き残れるとは思っていないくせに」
冷たく吐き出されたその言葉に反論する人は誰もいなかった。
紅野さんはさらに山を下っていく。勅使河原さんを連れて。
「と、止めないんですか?」
「無理だよ、嬢ちゃん」
「だけど近藤さん……! 勅使河原さんは──」
ひなたの言葉は、波の音にかき消された。
「お前等。もう少し上に来い。飲み込まれるぞ」
二人がいた場所は、腰が浸かりそうなほどの水がきていた。
「リタイアしたい奴は止めないし、巻き込まれた奴も悪い。嬢ちゃん、覚えとけ」
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