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第17話 ギルドの受付の人が何故か強い
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襲撃者達を無事に戦闘不能にまでボコボコにしたアスカ達は縄で縛った襲撃者達を全員で引きづりながら村に帰ってきていた。なお、襲撃者5人のうち4人が気を失っており1人だけ意識があった。
「それで、何かわかりましたか?」
「何故俺達に絞って襲ったのかだけは聞いといた。正直それ以外聞くことないしな」
「盗賊か冒険者かは聞いたの?」
「聞いたところでこの場合はどっちも変わりませんよ。先に襲ってきたのはそいつらなんですから」
こんな光景を誰も見ていないということは決してなく、村にいる住民や冒険者達がはっきりと見ている。
中にはコソコソと話す者もいれば慣れた表情をしてその場を立ち去っていく者もいる。
「すみませーん」
「はーいって何ですかこの状況は!?」
冒険者ギルドに入った瞬間の受付の人の反応がこれだ。こんな言い方をしているが別に何もおかしくはない。むしろこういう反応をするのが当たり前だ。
「……って、この5人組は冒険者内で色んな意味で結構有名な人達じゃないですか」
「んー、有名の割にはあまり名声は高くないのね。長年冒険者やってきたけど見たことないわ」
「1人だけ意識あるので。後はよろしくお願いします」
「まっかせてくださ~い!」
冒険者ギルドでの用事も済ませたところでアスカ達は冒険者ギルドから出ようと出入口に向かう。
「そういえば、ここの罰って何なんですか?」
「あー、うん。後ろ見てたらわかるわ」
「──?」
言われた通りにアスカは襲撃者達を引渡した受付の人の方を見る。するとそこには笑顔で指をポキポキと鳴らしている受付の人がいた。
──あの人ホントに女性だよな?
「別の街にいる先輩から、貴方達にはしっかりした罰(物理)を与えてくださいと言われたので」
「ここで殴るのはキャラ崩壊に繋がるのでやめといた方がいいぜ?」
「そうですか。それならば特別に──」
受付の人は襲撃者達を縛っている縄を掴み、自分の方へとぐっと引っ張り引き寄せる。
「このギルドの奥でお説教の時間です」
「ま、待て、もうアレは懲り懲りだ!」
「何怖気ずいているんですか? 貴方達がこんなことをしなければ私は何もしないんですけどね。それに、1回目と同じわけないじゃないですか」
「嫌だ! 俺は意地でも逃げてやる!」
意識があった襲撃者の1人はいつから持っていたのか1本の短剣で縄を切り、縄が解けたところで走り出す。てっきり逃げるのかと思いきや逃げようとはせずに近くにいた違う受付の人を人質に取る。
「はっ、これで手を出せねぇーな!」
「アイツ、人質をとりやがった!」
アスカが即座にスナイパーライフルを構え救出しようとすると、その行為をソニアが静止した。
「何で止めるんですか!」
「変なことはやめときなさい。それに、あの男がギルドの受付さんを人質に取ったところでもうあの男に勝算はないわ」
「それってどういう──」
「ぐあっ!」
その瞬間、襲撃者の男の苦しみの声が聞こえた。一体何が起きたのかとアスカは確認すると、そこには受付の人が襲撃者の男に見事な背負投げをしていた。
──何者なんだここのギルドの受付の人は……。
「覚えておきなさい。これがギルドの受付さんよ」
「強すぎじゃないですか」
しかしこれだけ強いからこそ、こういう事態に対応できるのだろう。因みにこの光景を見て元々犯罪的行為をするつもりがないアスカは改めてこういう行為はしないでおこうと思ったのであった。
「一体何が……」
「ナイス背負い投げ!」
「ルナさん、このカスどうしますか?」
「そのまま抑えておいて」
「わかりました」
そのまま受付の人は先程の笑顔に加え、ドドドドドという擬音語が出てきそうなどす黒いオーラを発しながら近づいていく。もうこの時点で並の人間ではない。
「外で他の人を襲った挙句、まだ人質を取るなんてことをするのね」
「お、お、俺に近づくんじゃあねぇ!」
「少し話を聞こうかなーなんて思ってたけど、もうそんな気分じゃないわ」
受付としての丁寧さを残しながらも敬語でなくなるくらいに怒りを感じている。そしていつの間にか完全にぶちのめす様のグローブみたいなのを付けている。
「くそっ、まだ抵抗してや「ぼっしゅー」ちょ、この女ァ!」
最後の抵抗と言わんばかりに足に仕込んでいたであろう短剣の刃を自身を抑えている受付の人に突き刺そうとする。しかし、その短剣の刃が刺さる前に靴自体を捕み、スポッと脱がされる。
これで仕込み過ぎだろと言うほど仕込んでいた襲撃者の男の抵抗手段はなくなった。
「さてと、私の攻撃範囲に入ったわよ」
「や、やめろ!」
「もう1度、しっかりと……」
受付の人の拳が吸い込まれるように襲撃者の男の顔面に向かっていく。あまりの恐怖に襲撃者の男は両目をつぶり痛みを覚悟する。
そして──
「反省というもの知りなさい!!」
「グオアバァ!!」
襲撃者の男に全力で拳を顔面の頬にぶつける。すると襲撃者の男は完全に意識を失っていた。
「アリーヴェデルチ」
そう決めゼリフを言う受付の人だが、ここだけの話完全にブチャ〇ティだ。そのことを知っていたアスカは1人こう思った。
「あの受付の人絶体転移者だろ」
このセリフを知っているということやこの異世界で決めゼリフをわざわざイタリア語で言う時点でもう確定と言っても過言ではないだろう。
「それじゃあこの5人組を奥に連れていくから。カナちゃんこの場はよろしくねー」
「了解です」
気絶している5人組のうち4人は縄を引っ張って、先程ぶちのめした1人は襟元を掴んでギルドの奥へと連れて行った。アスカは転移者ではないかと話を聞こうと思ったがこちらとしても疲れているのでまた今度ということにする。
「お騒がせして申し訳ございませんでした。それでは、用がある方はこちらへどうぞ」
こんな事態があろうとも本来の営業に戻る。なんという切り替え速度なのだろうか。いや、こういうことに慣れているからこそ切り替えが早いのかもしれない。
「あれ、そういえばレン君は?」
「え、レンならそこに……あれ、どこいった?」
ずっとレンがいるかと思っていたが、ここ数分声が聞こえないということに異変を感じたソニアが目で探して見るがそこにレンの姿はなかった。一体どこに行ったのか。
「まあいいや。心配はないですよ、俺達よりも早く帰っただけですよ多分」
「そうね。態々心配する必要はないわね」
「少しは心配してくれてもいいじゃないですか!?」
「あ、おかえり。どこにいたんだ?」
「ずっといなくなってることに気づかずに1人で外歩いてましたよ! 急に止まるならせめて一言行ってくれませんか!?」
「いや、てっきり気づいてるのかなーって思ってさ」
「2人より前にいるのにどうやって気づけって言うんですか!」
「それが自身の不運だと思え」
「なにこれ僕が悪いんですか?」
そんなことを話しながら1度外に出てまた戻ってきたレンとレンが外に出ていたことに全く気づかなかったアスカとソニアは結局外に出ることにした。
先程も言ったがもう夕方。ここで解散しておかないとそれぞれに迷惑がかかってしまう。
「まあとりあえず、今日は解散ってことで」
「そうね。もう遅いし」
そしてギルドを出たアスカ達は各自解散した。
「そういえば、あいつから聞き出したこと話すの忘れてたなー。別に明日でもいっか」
話をするということを完全に忘れていたアスカであったが、別に明日にこういう話をしても問題ないだろうと考え、それについての思考をやめた。
しかし、明日には今回のダンジョンよりも更に大きく、同時に危険なイベントが待っているなんて、この時、この世界にいる誰もが予想することは出来なかった。
「それで、何かわかりましたか?」
「何故俺達に絞って襲ったのかだけは聞いといた。正直それ以外聞くことないしな」
「盗賊か冒険者かは聞いたの?」
「聞いたところでこの場合はどっちも変わりませんよ。先に襲ってきたのはそいつらなんですから」
こんな光景を誰も見ていないということは決してなく、村にいる住民や冒険者達がはっきりと見ている。
中にはコソコソと話す者もいれば慣れた表情をしてその場を立ち去っていく者もいる。
「すみませーん」
「はーいって何ですかこの状況は!?」
冒険者ギルドに入った瞬間の受付の人の反応がこれだ。こんな言い方をしているが別に何もおかしくはない。むしろこういう反応をするのが当たり前だ。
「……って、この5人組は冒険者内で色んな意味で結構有名な人達じゃないですか」
「んー、有名の割にはあまり名声は高くないのね。長年冒険者やってきたけど見たことないわ」
「1人だけ意識あるので。後はよろしくお願いします」
「まっかせてくださ~い!」
冒険者ギルドでの用事も済ませたところでアスカ達は冒険者ギルドから出ようと出入口に向かう。
「そういえば、ここの罰って何なんですか?」
「あー、うん。後ろ見てたらわかるわ」
「──?」
言われた通りにアスカは襲撃者達を引渡した受付の人の方を見る。するとそこには笑顔で指をポキポキと鳴らしている受付の人がいた。
──あの人ホントに女性だよな?
「別の街にいる先輩から、貴方達にはしっかりした罰(物理)を与えてくださいと言われたので」
「ここで殴るのはキャラ崩壊に繋がるのでやめといた方がいいぜ?」
「そうですか。それならば特別に──」
受付の人は襲撃者達を縛っている縄を掴み、自分の方へとぐっと引っ張り引き寄せる。
「このギルドの奥でお説教の時間です」
「ま、待て、もうアレは懲り懲りだ!」
「何怖気ずいているんですか? 貴方達がこんなことをしなければ私は何もしないんですけどね。それに、1回目と同じわけないじゃないですか」
「嫌だ! 俺は意地でも逃げてやる!」
意識があった襲撃者の1人はいつから持っていたのか1本の短剣で縄を切り、縄が解けたところで走り出す。てっきり逃げるのかと思いきや逃げようとはせずに近くにいた違う受付の人を人質に取る。
「はっ、これで手を出せねぇーな!」
「アイツ、人質をとりやがった!」
アスカが即座にスナイパーライフルを構え救出しようとすると、その行為をソニアが静止した。
「何で止めるんですか!」
「変なことはやめときなさい。それに、あの男がギルドの受付さんを人質に取ったところでもうあの男に勝算はないわ」
「それってどういう──」
「ぐあっ!」
その瞬間、襲撃者の男の苦しみの声が聞こえた。一体何が起きたのかとアスカは確認すると、そこには受付の人が襲撃者の男に見事な背負投げをしていた。
──何者なんだここのギルドの受付の人は……。
「覚えておきなさい。これがギルドの受付さんよ」
「強すぎじゃないですか」
しかしこれだけ強いからこそ、こういう事態に対応できるのだろう。因みにこの光景を見て元々犯罪的行為をするつもりがないアスカは改めてこういう行為はしないでおこうと思ったのであった。
「一体何が……」
「ナイス背負い投げ!」
「ルナさん、このカスどうしますか?」
「そのまま抑えておいて」
「わかりました」
そのまま受付の人は先程の笑顔に加え、ドドドドドという擬音語が出てきそうなどす黒いオーラを発しながら近づいていく。もうこの時点で並の人間ではない。
「外で他の人を襲った挙句、まだ人質を取るなんてことをするのね」
「お、お、俺に近づくんじゃあねぇ!」
「少し話を聞こうかなーなんて思ってたけど、もうそんな気分じゃないわ」
受付としての丁寧さを残しながらも敬語でなくなるくらいに怒りを感じている。そしていつの間にか完全にぶちのめす様のグローブみたいなのを付けている。
「くそっ、まだ抵抗してや「ぼっしゅー」ちょ、この女ァ!」
最後の抵抗と言わんばかりに足に仕込んでいたであろう短剣の刃を自身を抑えている受付の人に突き刺そうとする。しかし、その短剣の刃が刺さる前に靴自体を捕み、スポッと脱がされる。
これで仕込み過ぎだろと言うほど仕込んでいた襲撃者の男の抵抗手段はなくなった。
「さてと、私の攻撃範囲に入ったわよ」
「や、やめろ!」
「もう1度、しっかりと……」
受付の人の拳が吸い込まれるように襲撃者の男の顔面に向かっていく。あまりの恐怖に襲撃者の男は両目をつぶり痛みを覚悟する。
そして──
「反省というもの知りなさい!!」
「グオアバァ!!」
襲撃者の男に全力で拳を顔面の頬にぶつける。すると襲撃者の男は完全に意識を失っていた。
「アリーヴェデルチ」
そう決めゼリフを言う受付の人だが、ここだけの話完全にブチャ〇ティだ。そのことを知っていたアスカは1人こう思った。
「あの受付の人絶体転移者だろ」
このセリフを知っているということやこの異世界で決めゼリフをわざわざイタリア語で言う時点でもう確定と言っても過言ではないだろう。
「それじゃあこの5人組を奥に連れていくから。カナちゃんこの場はよろしくねー」
「了解です」
気絶している5人組のうち4人は縄を引っ張って、先程ぶちのめした1人は襟元を掴んでギルドの奥へと連れて行った。アスカは転移者ではないかと話を聞こうと思ったがこちらとしても疲れているのでまた今度ということにする。
「お騒がせして申し訳ございませんでした。それでは、用がある方はこちらへどうぞ」
こんな事態があろうとも本来の営業に戻る。なんという切り替え速度なのだろうか。いや、こういうことに慣れているからこそ切り替えが早いのかもしれない。
「あれ、そういえばレン君は?」
「え、レンならそこに……あれ、どこいった?」
ずっとレンがいるかと思っていたが、ここ数分声が聞こえないということに異変を感じたソニアが目で探して見るがそこにレンの姿はなかった。一体どこに行ったのか。
「まあいいや。心配はないですよ、俺達よりも早く帰っただけですよ多分」
「そうね。態々心配する必要はないわね」
「少しは心配してくれてもいいじゃないですか!?」
「あ、おかえり。どこにいたんだ?」
「ずっといなくなってることに気づかずに1人で外歩いてましたよ! 急に止まるならせめて一言行ってくれませんか!?」
「いや、てっきり気づいてるのかなーって思ってさ」
「2人より前にいるのにどうやって気づけって言うんですか!」
「それが自身の不運だと思え」
「なにこれ僕が悪いんですか?」
そんなことを話しながら1度外に出てまた戻ってきたレンとレンが外に出ていたことに全く気づかなかったアスカとソニアは結局外に出ることにした。
先程も言ったがもう夕方。ここで解散しておかないとそれぞれに迷惑がかかってしまう。
「まあとりあえず、今日は解散ってことで」
「そうね。もう遅いし」
そしてギルドを出たアスカ達は各自解散した。
「そういえば、あいつから聞き出したこと話すの忘れてたなー。別に明日でもいっか」
話をするということを完全に忘れていたアスカであったが、別に明日にこういう話をしても問題ないだろうと考え、それについての思考をやめた。
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