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本編
第1話 久しぶりの再会
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『大丈夫……!ズビッいつかまた戻ってくるから!だからはるくんも僕のこと忘れないでね……ズビッ』
『当たり前じゃん!ズズズッ…絶対に忘れない!』
『なら良かった…じゃあねはるくん…』
ブロロロロ~……
『優羽…いかないで……グスッ』
………………
…………
……
ピピピピ……
「……懐かしい夢…優羽元気かな……夢見て泣いちゃった…今何時だろ……」
7:45…入学式開始8:30…
「うわぁぁぁ!やばい!母さんなんで起こしてくれなかったの!」
「私は何度も起こしましたよ~。ご飯はどうするのぉ?」
「ご飯食べてる時間ないよ!友紀も来ちゃうよ!どうしよ!どうしよ!」
「おーい!悠人ー!遅刻するぞー急げ~!」
「友紀来ちゃった!急げ急げ!入学式の持ち物よし!ヒート抑制剤よし!チョーカーよ……あれ?チョーカーない!どこ!?」
あれないともしものとき困るんだけど!?
「悠人~!どうしたんだよぉ!」
「友紀~!チョーカーどっかいっちゃったよぉグスッ」
「なにやってんだよ!探してる時間ないから!俺予備持ってるからそれつけろ!」
「友紀ありがとぉー!これでよし!母さん行ってきまーす!」
「は~い気をつけていくのよォ」
入学式開始……
終了……
「何とか間に合ったなァ…!」
「あれは間に合ったに入るのか?すごく注目された気がするけど」
「遅くなったの誰のせいだ思ってるんだ???」
「あ……それにしても人多いなぁ。これからはα、β、Ω一緒に学校に通うのかァ。」
「話逸らしやがったな。まったく。まぁ中学校はΩ専用学校だったからなぁ。ここで運命の番が見つかるかもな!どんな奴がいるかなぁ!俺は番にするなら筋肉ムキムキで頭のいいαがいいな~。悠人はこういう人がいいっていうのはいないのか?」
「俺はまだ番とかはいいかな…ただ会えるか分からないけど会いたい人はいるかな…」
「どんな人?運命を約束したαとか!?」
「そんなんじゃないよ。それにその人俺らと同じΩのはずだし。小学校の時仲良かった子なんだけど転校しちゃって、ここ大きい学校だからもしかしたらと思ってさ」
「そっかぁ、でもどこに行ったのかもわかんないんだろ?」
「そうなんだよね笑。だからほぼ賭けに近いかな」
そう、ほぼ賭けなんだ。いるかも分からないんだから…
「とにかく!その人とはいつか会うとしてないの?理想の番像みたいなのは?」
「理想かぁそうだなぁ~、背が大きくて包容力があって俺の事をちゃんと好きでいてくれる人がいいかな」
「思ったよりちゃんとあるんだな、いい人見つかるといいな!」
「お互いね」
「おう!それよりちょっと喉乾いたなぁ、なんか買ってくるよ!悠人はなんか飲む?」
「じゃあ適当なお茶で、てか着いてこうか?」
「いやいいよ!探検したいし!行ってきまーす!」
「自由人だなぁ」
番かぁ。将来的に考えると欲しいんだろうけど今まで考えてもなかったなぁ。そもそも俺に番ができるのかな……
それにしても、友紀遅いなぁ。どこまで行ったんだよ。せめて俺のお茶置いてってくれよ……
「こんにちは、お隣いいですか?」
「え?」
誰この人?身長高ぇ。αの人かな、でもチョーカーしてるからΩ?どっちだ?
「あの~?」
「あ、ごめんなさい!どうぞ!」
「ありがとうございます!」
思わずいいよと言ってしまったが誰なんだほんとに!はやく!友紀!早く帰ってきてくれー!
「いきなりすみません。びっくりしましたよね?」
「え、いや、そんなことは……」
「ならよかった。ところで間違えてたら申し訳ないんですけど桜井悠人さんですか?」
え?名前知ってるの?なんで?怖い怖い!
「はい……」
「良かった!あってた!僕のこと覚えてる?はるくん。僕だよ!優羽だよ」
「え?優羽……?優羽って柳瀬優羽?」
「そうだよ!良かった覚えててくれたんだね!久しぶり!はるくん!」
「え?ほんとに?ほんとに優羽なの?え?現実?」
「そうだよ、優羽だよ。会えて嬉しいよ。はるくん」
『当たり前じゃん!ズズズッ…絶対に忘れない!』
『なら良かった…じゃあねはるくん…』
ブロロロロ~……
『優羽…いかないで……グスッ』
………………
…………
……
ピピピピ……
「……懐かしい夢…優羽元気かな……夢見て泣いちゃった…今何時だろ……」
7:45…入学式開始8:30…
「うわぁぁぁ!やばい!母さんなんで起こしてくれなかったの!」
「私は何度も起こしましたよ~。ご飯はどうするのぉ?」
「ご飯食べてる時間ないよ!友紀も来ちゃうよ!どうしよ!どうしよ!」
「おーい!悠人ー!遅刻するぞー急げ~!」
「友紀来ちゃった!急げ急げ!入学式の持ち物よし!ヒート抑制剤よし!チョーカーよ……あれ?チョーカーない!どこ!?」
あれないともしものとき困るんだけど!?
「悠人~!どうしたんだよぉ!」
「友紀~!チョーカーどっかいっちゃったよぉグスッ」
「なにやってんだよ!探してる時間ないから!俺予備持ってるからそれつけろ!」
「友紀ありがとぉー!これでよし!母さん行ってきまーす!」
「は~い気をつけていくのよォ」
入学式開始……
終了……
「何とか間に合ったなァ…!」
「あれは間に合ったに入るのか?すごく注目された気がするけど」
「遅くなったの誰のせいだ思ってるんだ???」
「あ……それにしても人多いなぁ。これからはα、β、Ω一緒に学校に通うのかァ。」
「話逸らしやがったな。まったく。まぁ中学校はΩ専用学校だったからなぁ。ここで運命の番が見つかるかもな!どんな奴がいるかなぁ!俺は番にするなら筋肉ムキムキで頭のいいαがいいな~。悠人はこういう人がいいっていうのはいないのか?」
「俺はまだ番とかはいいかな…ただ会えるか分からないけど会いたい人はいるかな…」
「どんな人?運命を約束したαとか!?」
「そんなんじゃないよ。それにその人俺らと同じΩのはずだし。小学校の時仲良かった子なんだけど転校しちゃって、ここ大きい学校だからもしかしたらと思ってさ」
「そっかぁ、でもどこに行ったのかもわかんないんだろ?」
「そうなんだよね笑。だからほぼ賭けに近いかな」
そう、ほぼ賭けなんだ。いるかも分からないんだから…
「とにかく!その人とはいつか会うとしてないの?理想の番像みたいなのは?」
「理想かぁそうだなぁ~、背が大きくて包容力があって俺の事をちゃんと好きでいてくれる人がいいかな」
「思ったよりちゃんとあるんだな、いい人見つかるといいな!」
「お互いね」
「おう!それよりちょっと喉乾いたなぁ、なんか買ってくるよ!悠人はなんか飲む?」
「じゃあ適当なお茶で、てか着いてこうか?」
「いやいいよ!探検したいし!行ってきまーす!」
「自由人だなぁ」
番かぁ。将来的に考えると欲しいんだろうけど今まで考えてもなかったなぁ。そもそも俺に番ができるのかな……
それにしても、友紀遅いなぁ。どこまで行ったんだよ。せめて俺のお茶置いてってくれよ……
「こんにちは、お隣いいですか?」
「え?」
誰この人?身長高ぇ。αの人かな、でもチョーカーしてるからΩ?どっちだ?
「あの~?」
「あ、ごめんなさい!どうぞ!」
「ありがとうございます!」
思わずいいよと言ってしまったが誰なんだほんとに!はやく!友紀!早く帰ってきてくれー!
「いきなりすみません。びっくりしましたよね?」
「え、いや、そんなことは……」
「ならよかった。ところで間違えてたら申し訳ないんですけど桜井悠人さんですか?」
え?名前知ってるの?なんで?怖い怖い!
「はい……」
「良かった!あってた!僕のこと覚えてる?はるくん。僕だよ!優羽だよ」
「え?優羽……?優羽って柳瀬優羽?」
「そうだよ!良かった覚えててくれたんだね!久しぶり!はるくん!」
「え?ほんとに?ほんとに優羽なの?え?現実?」
「そうだよ、優羽だよ。会えて嬉しいよ。はるくん」
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