4 / 5
人間
しおりを挟む
城之内の母「そうだ!一誠も新世界党の講習いかない?」
城之内「やめとくよ、その機械どうするの?」
さきほど壊した機械に目をやる
城之内の母「もちろん、役所の前に投げ捨てるのよ。私たちの意見に耳を傾けない人たちの目を覚まさせるのよ」
城之内「そっかじゃあ俺がやっとくよ。病院に行くついでに」
城之内の母「どうしたの急に、もしかして機械の陰謀に気づいてくれたの?」
城之内「そういうわけじゃないけど、家の周りの周回するこの地域自治ドローンはプライバシーの侵害かなって」
城之内の母「そうだ、入院している友達にもよろしくね」
そういって自分の部屋に上がっていった
さっきの話で俺は二つ嘘をついている
一つはこのドローンは自分でつくったものということだ
地域を見回るドローンを数か月前に廃止された、母のような人がいるからだ。
俺がこのドローンを作っているのは、母を抑制するためだ
母はこのドローンにずっと気を取られていれば、これ以上行動がエスカレートすることはない
俺は机に座り、右下の棚のカギを開けた
中にはたくさんの機材に工具が入っていた
俺はさっきのドローンの修理に取り掛かった
二つ目は入院している友達なんていないことだ
俺が病院に行く理由は目を覚まさない父のお見舞いだ
母が壊れたのは、父が目を覚まさないことを受け入れきれなかったからだ
数時間後 時刻は午後7時になった
母の声がしたから聞こえた
城之内の母「一誠~これから新世界の党の講習にいくけどホントにいかないの?」
城之内「いかない、これからお見舞いにいくんだって」
城之内の母「そっか」
そういって玄関が閉まる音がした
城之内「やっと終わった~」
大きなカバンを持って玄関に向かった
玄関を開けるとなぜか出かけたはずの母がドアの前で待っていた
城之内「なんでいるの?出かけたんじゃ」
城之内の母「いやね、一誠がいつも大きなカバンを持ってるからなんでかなーって」
城之内「いや、これ母さんが壊したやつだよ、今から役所に捨ててくるの」
城之内「嘘」
背筋が凍った
城之内の母「役所の人に聞いたけど、そんな例一度もないって、ほんとに捨ててるの?」
城之内の母「もしかして、私に内緒で直してるんじゃないでしょうね」
城之内「そんな、なんでそんなかこと」
図星、ゆえに焦ってしまった
その瞬間
城之内の母がバックを強引に奪い中を開けた
城之内の母「あら、ホントだ。ごめんね疑って」
中には壊れたドローンが入っていた
城之内の母「でもいつも2階からなにか機械をいじる音がするからついね」
城之内「そうなんだ、聞き間違いじゃないw」
城之内「(まさか聞こえてたなんて)」
城之内の母「じゃあ集会始まっちゃうから」
といってそそくさにいなくなった
実はさっきのドローンは3機ある
俺が修理してたのは以前に母が壊したものだ
ドローン修理には時間が掛かる。そのため3つのドローンを交互に直して破壊させている
ちなみに母が出かけていないのは知っていた。なぜなら父の贈り物にはすべてGPSをつけているからだ
じゃなきゃ壊れたドローンを持ち歩く理由がないからね
母には父と同じ道をたどってほしくない。それゆえに危ない宗教のこともなにも言わないでいる
城之内「そういえば、あの機械も父がいないんだっけ」
城之内は期待していた。政宗を自分と同じように大変な思いをしているのではないかと
淡い浅い期待を---
城之内「やめとくよ、その機械どうするの?」
さきほど壊した機械に目をやる
城之内の母「もちろん、役所の前に投げ捨てるのよ。私たちの意見に耳を傾けない人たちの目を覚まさせるのよ」
城之内「そっかじゃあ俺がやっとくよ。病院に行くついでに」
城之内の母「どうしたの急に、もしかして機械の陰謀に気づいてくれたの?」
城之内「そういうわけじゃないけど、家の周りの周回するこの地域自治ドローンはプライバシーの侵害かなって」
城之内の母「そうだ、入院している友達にもよろしくね」
そういって自分の部屋に上がっていった
さっきの話で俺は二つ嘘をついている
一つはこのドローンは自分でつくったものということだ
地域を見回るドローンを数か月前に廃止された、母のような人がいるからだ。
俺がこのドローンを作っているのは、母を抑制するためだ
母はこのドローンにずっと気を取られていれば、これ以上行動がエスカレートすることはない
俺は机に座り、右下の棚のカギを開けた
中にはたくさんの機材に工具が入っていた
俺はさっきのドローンの修理に取り掛かった
二つ目は入院している友達なんていないことだ
俺が病院に行く理由は目を覚まさない父のお見舞いだ
母が壊れたのは、父が目を覚まさないことを受け入れきれなかったからだ
数時間後 時刻は午後7時になった
母の声がしたから聞こえた
城之内の母「一誠~これから新世界の党の講習にいくけどホントにいかないの?」
城之内「いかない、これからお見舞いにいくんだって」
城之内の母「そっか」
そういって玄関が閉まる音がした
城之内「やっと終わった~」
大きなカバンを持って玄関に向かった
玄関を開けるとなぜか出かけたはずの母がドアの前で待っていた
城之内「なんでいるの?出かけたんじゃ」
城之内の母「いやね、一誠がいつも大きなカバンを持ってるからなんでかなーって」
城之内「いや、これ母さんが壊したやつだよ、今から役所に捨ててくるの」
城之内「嘘」
背筋が凍った
城之内の母「役所の人に聞いたけど、そんな例一度もないって、ほんとに捨ててるの?」
城之内の母「もしかして、私に内緒で直してるんじゃないでしょうね」
城之内「そんな、なんでそんなかこと」
図星、ゆえに焦ってしまった
その瞬間
城之内の母がバックを強引に奪い中を開けた
城之内の母「あら、ホントだ。ごめんね疑って」
中には壊れたドローンが入っていた
城之内の母「でもいつも2階からなにか機械をいじる音がするからついね」
城之内「そうなんだ、聞き間違いじゃないw」
城之内「(まさか聞こえてたなんて)」
城之内の母「じゃあ集会始まっちゃうから」
といってそそくさにいなくなった
実はさっきのドローンは3機ある
俺が修理してたのは以前に母が壊したものだ
ドローン修理には時間が掛かる。そのため3つのドローンを交互に直して破壊させている
ちなみに母が出かけていないのは知っていた。なぜなら父の贈り物にはすべてGPSをつけているからだ
じゃなきゃ壊れたドローンを持ち歩く理由がないからね
母には父と同じ道をたどってほしくない。それゆえに危ない宗教のこともなにも言わないでいる
城之内「そういえば、あの機械も父がいないんだっけ」
城之内は期待していた。政宗を自分と同じように大変な思いをしているのではないかと
淡い浅い期待を---
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
体育座りでスカートを汚してしまったあの日々
yoshieeesan
現代文学
学生時代にやたらとさせられた体育座りですが、女性からすると服が汚れた嫌な思い出が多いです。そういった短編小説を書いていきます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる