もふもふで始めるのんびり寄り道生活 便利なチートフル活用でVRMMOの世界を冒険します!

ゆるり

文字の大きさ
224 / 581
6章 どたばた大騒動?

237.報酬確認の時間です

しおりを挟む
 レイドイベントとストーリーを終えて、どたばたと祝勝会になだれ込み、楽しく終えられた一日から日付が変わった。
 自分の屋敷にログインして真っ先にするのは、後回しにしていた報酬の確認だ。

 ストーリーは、黒幕は見つけられなかったものの、犯人を捕まえられたからオッケーって感じらしい。次のストーリーにも黒幕が関わってくるんだろうなぁ。

「良い報酬があるといいねー」
「きゅぃー」

 お庭にブランコを置いて、スラリンと一緒にゆらゆらと揺れる。
 お店の方からたくさんの視線を感じるのは気にしない。みんな楽しそうだなぁって思うだけだ。

 オギンやペタたちが綱渡りや玉乗りを練習してて、穏やかな日常の光景がなんだか嬉しい。最近、バタバタと忙しなかったもんね。

「ぴぅ(ボクたちが使えるのもある?)」
「んー、どうだろう?」

 ユキマルの問いに首を傾げる。テイムモンスターが使えるアイテムがあれば、迷うことなくあげるんだけど。たくさん活躍してくれたし。

 とりあえず一個ずつ確認しよう。

 レイドイベントの報酬は、便利そうなアイテムや素材が多い。これを使って、ユキマルたちの新しいアクセサリーを作ってもいいかも。
 他にはスキルリストが二つ。だいぶ数に余裕ができたなぁ。

「スキルリストって、ユキマルたちも使える?」

 ふと『モンスターがスキル屋でスキルを交換できるなら、スキルリストも使える可能性があるのでは?』と思った。試してみても良さそう。

 きょとんとしてるユキマルに、スキルリストを渡す。
 すると、たくさんのスキルが表示された。僕がスキルリストを使う時と比べて、表示されるスキルの種類は少ないけど、簡単にスキルを習得させられるのはラッキーだ。

「ぴぅ!?」
「ユキマルは光属性と無属性のスキルを覚えられるみたいだねぇ」

 じぃっと眺めてスキルを吟味する。なんか凄そうなスキルもあるなぁ。
 ユキマルをサポート特化で育てるか、攻撃手段を増やすかが悩みどころだ。

「きゅぃ(僕もスキルを覚えたい!)」
「スラリンは攻撃のスキルがいいかな?」

 せっかくだし二体に使っちゃおうかな。強くできたら、僕にも恩恵があるし。

 というわけで、ユキマルたちと習得するスキルを相談する。
 ユキマルはスラリン同様、攻撃用のスキルが欲しいんだって。戦う手段が少ないのが悔しいらしい。

「光属性の攻撃だと【謎光線ミステリレイ】が気になる……」

 説明には『レーザーで敵にダメージを与える。ランダムな効果のデバフを付与する』と書いてあった。どれくらいの攻撃力があるかわからないけど、デバフ付きの攻撃って強いと思う。

 ユキマルに聞いてみたら、『それがいい!』と即決だった。じゃあ、スキルリスト使っちゃおうね。

 スキルリストから【謎光線ミステリレイ】を選択すると、ユキマルの体がぱぁっと光を放った。

〈ユキマルにスキルリストを使用し、スキル【謎光線ミステリレイ】を習得させました〉

「お、ちゃんと覚えられたみたいだね!」
「ぴぅ(強くなった気がする~)」

 ユキマルが嬉しそうで、僕もにこにこと笑っちゃう。
 スラリンが待ちきれなさそうに体を揺らしてるから、早くスキルを選んであげよう。

「きゅぃ(僕も強いスキル欲しい!)」
「強いスキルかー。スラリンが覚えられるのは限られるねぇ」

 スキルリストをじっくりと眺める。
 無属性スキルだと、モンちゃんと話した時に聞いた衝撃弾インパクトバレットが一番使いやすそうかな?

「――あ、【流星ステラ】っていうスキル、面白そう!」

 効果は『流星を降らせてダメージを与える』だって。与えるダメージ量が大きいからか、クールタイムが長いのがネックだけど、どんなスキルか気になる。
 後々にオーロラキングスライムに進化するなら、流星ってぴったりなイメージじゃない?

「きゅぃ(星を降らせるってカッコよさそう!)」
「スラリンも気に入った? じゃあ、これにしようか!」

 自力で習得しにくそうなスキルを、楽々と覚えられるのはいいねぇ。
 ポチッとスキルを選択すると、スラリンの体がピカッと光った。

〈スラリンにスキルリストを使用し、スキル【流星ステラ】を習得させました〉

「きゅぃ~(なんだか大きな力を使える気がする!)」
「流星を降らせるんだもんね」

 改めて考えてみると、だいぶえげつない攻撃になるのでは? 試してみるのが楽しみ!

 もらったスキルリストを惜しみなく使った後は、他の報酬も確認する。

 なんと新たな称号も獲得していた。
 その名は【神の名を持つ者】――なんかカッコいい気がする! 確実にもふもふ教の影響で入手したんだと思うけど。
 効果は『同じバトルフィールド上に仲間がいればいるほど、攻撃力・防御力・回復系スキルの効果が上昇する』だって。

 これ、パーティーを組んでなくても効果があるってことだから、すごい影響がありそう。バトルフィールドに誰がいるかなんて把握できないから、厳密にどれくらいの効果があるかを分析するのは難しいけど。

 そして、もう一つ称号を獲得してて、その名はズバリ【フラグ破壊者】。僕はそんなことした覚えないんだけどなぁ?
 効果はない。もしかしてこれ、運営さんたちからの苦情? せめて、なにかしらの効果を付けて!

 なんとなく納得できない気分のまま、他の通知も確認する。

 僕のサーバーは、街防衛率が全サーバー内で一番になったらしく、全員に追加の報酬が配られていた。街に損害なく防衛できたのは、僕のサーバーだけだったみたい。がんばった甲斐があったね。

「……神秘宝珠?」

 追加報酬のアイテム名に首を傾げる。初めて見た。
 神秘宝珠を使うと、装備・アクセサリーのガチャを引けるらしい。これはリアルラックが試されるやつ……!

「早速引いちゃおう」

 迷うことなくガチャ――いつの間にかシステムメニューに追加されてた――を引く。
 魔法陣のようなキラキラとした演出の後、アイテムがぽとりと落ちてきた。

「――【変身ブレスレット(ウサギ族獣人の子ども)】?」

 当たったのはアクセサリーのブレスレットだった。といっても、ステータスアップなどの効果はないらしい。できるのは見た目の変更。一日一時間限定という縛りがある。

「えっ、僕、人化できちゃう!?」

 変身ブレスレットを付けた途端、目の前にスクリーンが現れて、ベラちゃんと同じくらいの年頃の子どもの姿が映った。これが変身後のイメージのようだ。頭にある大きなうさ耳は外せないらしい。

「うっそー。……天兎アンジュラパの姿は気に入ってるけど、たまには獣人の姿で遊ぶのもいいかも?」

 容姿はいろいろと変えられるみたいだから、今度試してみよう。
 面白いアイテムを当てられてラッキーだったな~。

しおりを挟む
感想 2,645

あなたにおすすめの小説

『処刑されるたびに12歳に戻る悪役令嬢、7回目の人生は「何もせず寝て過ごす」ことに決めたら、なぜか周囲が勝手に勘違いして聖女扱いされています

六角
恋愛
公爵令嬢リリアーナは、18歳の誕生日に必ず断罪・処刑されては12歳に戻るという地獄のループを6回も繰り返していた。 真面目に努力しても、剣を極めても、裏社会を支配しても、結局は殺される運命。 心折れた彼女は、7回目の人生でついに決意する。 「もう頑張らない。どうせ死ぬなら、今回はひたすら寝て過ごそう」と。 しかし、安眠を求めて「うるさい」と敵を黙らせれば『王者の覇気』と恐れられ、寝ぼけて放った魔法は『神の奇跡』と崇められ、枕への異常なこだわりは『深遠なる儀式』と誤解されてしまう。 気がつけば、ストーカー気味のヤンデレ王子、パン屋の元ヒロイン、狂犬の如きライバル令嬢、元部下の暗殺者、そして不眠症の魔王までもが彼女の信者となり、リリアーナは意図せずして国を、そして世界を救う「最強の聖女」へと祭り上げられていく。 「お願いだから、私を寝かせて!」 睡眠欲だけで運命(システム)さえもねじ伏せる、無気力悪役令嬢の痛快勘違いサクセス(?)ストーリー!

美男美女の同僚のおまけとして異世界召喚された私、ゴミ無能扱いされ王城から叩き出されるも、才能を見出してくれた隣国の王子様とスローライフ 

さら
恋愛
 会社では地味で目立たない、ただの事務員だった私。  ある日突然、美男美女の同僚二人のおまけとして、異世界に召喚されてしまった。  けれど、測定された“能力値”は最低。  「無能」「お荷物」「役立たず」と王たちに笑われ、王城を追い出されて――私は一人、行くあてもなく途方に暮れていた。  そんな私を拾ってくれたのは、隣国の第二王子・レオン。  優しく、誠実で、誰よりも人の心を見てくれる人だった。  彼に導かれ、私は“癒しの力”を持つことを知る。  人の心を穏やかにし、傷を癒す――それは“無能”と呼ばれた私だけが持っていた奇跡だった。  やがて、王子と共に過ごす穏やかな日々の中で芽生える、恋の予感。  不器用だけど優しい彼の言葉に、心が少しずつ満たされていく。

もふもふと味わうVRグルメ冒険記 〜遅れて始めたけど、料理だけは最前線でした〜

きっこ
ファンタジー
五感完全再現のフルダイブVRMMO《リアルコード・アース》。 遅れてゲームを始めた童顔ちびっ子キャラの主人公・蓮は、戦うことより“料理”を選んだ。 作るたびに懐いてくるもふもふ、微笑むNPC、ほっこりする食卓―― 今日も炊事場でクッキーを焼けば、なぜか神様にまで目をつけられて!? ただ料理しているだけなのに、気づけば伝説級。 癒しと美味しさが詰まった、もふもふ×グルメなスローゲームライフ、ここに開幕!

【完結】妹は庶子、文句があるか? 常識なんてぶっ飛ばせ!

青空一夏
ファンタジー
(ざまぁ×癒し×溺愛) 庶子として公爵家に引き取られたアメリアは、 王立学園で冷たい視線に晒されながらも、ほんの少しの希望を胸に通っていた。 ――だが、彼女はまだ知らなかった。 「庶子」の立場が、どれほど理不尽な扱いを受けるものかを。 心が折れかけたそのとき。 彼女を迎えに現れたのは、兄――オルディアーク公爵、レオニルだった。 「大丈夫。……次は、俺が一緒に通うから」 妹を守るためなら、学園にだって入る! 冷酷なはずの公爵閣下は、妹にだけとことん甘くて最強です。 ※兄が妹を溺愛するお話しです。 ※ざまぁはありますが、それがメインではありません。 ※某サイトコンテスト用なので、いつもと少し雰囲気が違いますが、楽しんでいただけたら嬉しいです。

我が家と異世界がつながり、獣耳幼女たちのお世話をすることになった件【書籍化決定!】

木ノ花
ファンタジー
【第13回ネット小説大賞、小説部門・入賞!】 マッグガーデン様より、書籍化決定です! 異世界との貿易で資金を稼ぎつつ、孤児の獣耳幼女たちをお世話して幸せに! 非日常ほのぼのライフの開幕! パワハラに耐えかねて会社を辞め、独り身の気楽な無職生活を満喫していた伊海朔太郎。 だが、凪のような日常は驚きとともに終わりを告げた。 ある日、買い物から帰宅すると――頭に猫耳を生やした幼女が、リビングにぽつんと佇んでいた。 その後、猫耳幼女の小さな手に引かれるまま、朔太郎は自宅に現れた謎の地下通路へと足を踏み入れる。そして通路を抜けた先に待ち受けていたのは、古い時代の西洋を彷彿させる『異世界』の光景だった。 さらに、たどり着いた場所にも獣耳を生やした別の二人の幼女がいて、誰かの助けを必要としていた。朔太郎は迷わず、大人としての責任を果たすと決意する――それをキッカケに、日本と異世界を行き来する不思議な生活がスタートする。 最初に出会った三人の獣耳幼女たちとのお世話生活を中心に、異世界貿易を足掛かりに富を築く。様々な出会いと経験を重ねた朔太郎たちは、いつしか両世界で一目置かれる存在へと成り上がっていくのだった。 ※まったり進行です。

追放された悪役令嬢、規格外魔力でもふもふ聖獣を手懐け隣国の王子に溺愛される

黒崎隼人
ファンタジー
「ようやく、この息苦しい生活から解放される!」 無実の罪で婚約破棄され、国外追放を言い渡された公爵令嬢エレオノーラ。しかし彼女は、悲しむどころか心の中で歓喜の声をあげていた。完璧な淑女の仮面の下に隠していたのは、国一番と謳われた祖母譲りの規格外な魔力。追放先の「魔の森」で力を解放した彼女の周りには、伝説の聖獣グリフォンをはじめ、可愛いもふもふ達が次々と集まってきて……!? 自由気ままなスローライフを満喫する元悪役令嬢と、彼女のありのままの姿に惹かれた「氷の王子」。二人の出会いが、やがて二つの国の運命を大きく動かすことになる。 窮屈な世界から解き放たれた少女が、本当の自分と最高の幸せを見つける、溺愛と逆転の異世界ファンタジー、ここに開幕!

異世界で目覚めたら、もふもふ騎士団に保護されてました ~ちびっ子だけど、獣人たちの平穏のためお世話係がんばります!!~

ありぽん
ファンタジー
神のミスで命を落とした芽依は、お詫びとして大好きな異世界へ転生させてもらえることに。だが転生の際、またしても神のミスで、森の奥地に幼女の姿で送られてしまい。転生の反動で眠っていた瞳は、気づかないうちに魔獣たちに囲まれてしまう。 しかしそんな危機的状況の中、森を巡回していた、獣人だけで構成された獣騎士団が駆け付けてくれ、芽依はどうにかこの窮地を切り抜けることができたのだった。 やがて目を覚ました芽依は、初めは混乱したものの、すぐに現状を受け入れ。またその後、同じ種族の人間側で保護する案も出たが、ある事情により、芽依はそのまま獣騎士団の宿舎で暮らすことに。 そこで芽依は、助けてくれた獣騎士たちに恩を返すため、そして日々厳しい任務に向かう獣人たちが少しでも平穏に過ごせるようにと、お世話係を買って出る。 そんな芽依に、当初は不安だった獣人たちだったが、元気で明るい瞳の存在は、次第に獣人たちの力となっていくのだった。 これはちびっ子転生者の芽依が、獣人や魔獣たちのために奮闘し、癒しとなっていく。そんな、ほっこりまったり? な物語。

追放された悪役令嬢、農業チートと“もふもふ”で国を救い、いつの間にか騎士団長と宰相に溺愛されていました

黒崎隼人
ファンタジー
公爵令嬢のエリナは、婚約者である第一王子から「とんでもない悪役令嬢だ!」と罵られ、婚約破棄されてしまう。しかも、見知らぬ辺境の地に追放されることに。 絶望の淵に立たされたエリナだったが、彼女には誰にも知られていない秘密のスキルがあった。それは、植物を育て、その成長を何倍にも加速させる規格外の「農業チート」! 畑を耕し、作物を育て始めたエリナの周りには、なぜか不思議な生き物たちが集まってきて……。もふもふな魔物たちに囲まれ、マイペースに農業に勤しむエリナ。 はじめは彼女を蔑んでいた辺境の人々も、彼女が作る美味しくて不思議な作物に魅了されていく。そして、彼女を追放したはずの元婚約者や、彼女の力を狙う者たちも現れて……。 これは、追放された悪役令嬢が、農業の力と少しのもふもふに助けられ、世界の常識をひっくり返していく、痛快でハートフルな成り上がりストーリー!

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。