118 / 195
商人への道?
110.ついに開幕だよ
しおりを挟む
いつの間にかストーリーをクリアしちゃって、ルトに「スレが阿鼻叫喚」と報告されたけど、気にしなーい。
今日もほのぼのゲームライフを満喫します。なんといっても、ようやくパフォーマンスを披露できるからね! ……あれ? ほのぼのではない?
「――まぁ、いっか。写真撮影会、楽しむぞ~」
ナンバーワン・スイーツフルの店内で、用意されたステージを確認する。タマモが作ってくれたんだけど、キラキラとした装飾でいい感じ。
「ほぼ、お前のコンサートだよな」
お手伝いとして早めに来てくれたルトが、呆れた表情で呟く。その横に立つライアンさんは準備段階から見ていたのか、驚きを越えて悟った感じの表情だ。
「コラボスイーツは準備できてますよ。コンサートの後にお出しすればいいんですよね?」
「うん。最初にみんなと交流して、その後コラボスイーツの試食会にするよ」
ステージ前にはたくさんのテーブルが並んでる。そこにはプチケーキとか軽食が並んでて、ステージを見ながらつまめるようにしてるんだ。ディナーショーに似てるかな。
「あ、そうだ。リリから衣装預かってるぞ」
「おー! 楽しみにしてたんだよ」
ルトから渡された衣装を確認する。
ステージに合わせたのか、キラキラした石が縫い付けられた衣装が一着。ライトで映えそうだけど、普段着にはできないなぁ。
他にも、バレエ服のようなチュールがついたものやゴシック服、騎士のコスプレなどさまざま。……みんな、遊び過ぎじゃない?
「……たぶん似合うぞ」
「笑いながら言われても信じられないよ!」
顔を背けて肩を震わせてるルトにジャンピングキック。効果は全然ないっぽい。というか、足掴まれて逆さ吊りにされたんだけど、ルトひどくないっ!?
〈スキル【足蹴】を習得しました〉
まさかのタイミングでスキルを入手した。喜びたいのに、なんだか微妙な気分。
「ほら、リハーサルするんだろ。着替えるタイミングとか考えるとも言ってたよな」
「するよ! するから、離してー!」
バタバタする前にあっさりと解放されたので、空中で身を翻す。そして、見事に着地。――モモ選手、百点満点!
最近アクロバットを練習してたから、このくらいお茶の子さいさいだよ。
「決めポーズ、体操選手かよ」
「夢はオリンピックです」
「お前、リアルじゃ運動音痴って言ってなかったか?」
「そこまで言ってないよ! 苦手なだけ! それに夢は誰が持っててもいいんだよ!」
必死に言ってみるけど、ルトは「あっそ」って答えるだけで冷めてる。
ひーどーいー! プンプンしながらリハーサルを始めることになっちゃったじゃん。
「シェルさーん、準備いいですかー?」
「は、い……! このような素晴らしいステージで演奏するなんて、夢のようです……」
涙で濡れた顔で振り向かれて、ちょっと後ずさりする。
さっきから泣いてるのはわかってたんだけど、対応するのが面倒くさくてスルーしてたんだよね。ルトに助けを求めても、気づかないフリをされた。
「……そうだねー、僕もそう思うよー。良いパフォーマンスになるように、リハーサルがんばろっかー」
適当に宥めてみる。これで泣き止まなかったらどうしよう。
不安になったけど、シェルさんは袖で涙を拭って満面の笑みを浮かべてくれた。
「もちろんですっ。演奏始めますよ!」
「いつでもどうぞ! もうパフォーマンスの構成は頭の中でできてるからね。ルト、打ち合わせ通り演出のお手伝いよろしく」
「へーへー」
やる気のない返事だけど、ルトは意外と真面目くんだから完璧にこなしてくれるってわかってるよ!
というわけで、リハーサル開始だー。
◇◆◇
ナンバーワン・スイーツフルの店内を人が埋め尽くす。最近はこんな状態になることがなかったからか、自ら給仕スタッフにまじって動き回ってるライアンさんの表情に歓喜が溢れてる。
ざわざわとしながら、今か今かと始まりを待っているみんなを舞台袖から眺め、「ワクワクする~」と声が漏れた。
みんな、どれくらい喜んで楽しんでくれるかな?
反対の舞台袖にいるルトに視線を向け、合図をする。途端に店内の明かりが落ちた。この演出のために夜の時間に開催することにしたんだ。
……窓の外から覗いてる人がいるのは、周囲の迷惑になってないなら良いことにしよう。
固唾をのんで静まり返る店内に、笛の音色が響いた。同時にシャラシャラと音がしてるのは、僕が錬金術で作った自動演奏機の音色。
音楽が最高潮を迎える直前に、飛翔を使ってステージ中央へ移動。僕とシェルさんを照らすようにライトがついた。ルト、いい感じだよ!
「ルールルン♪」
ハミングのように歌う。歌詞を作るセンスも時間もなかったんだよー。
曲に合わせてダンス開始! 自動演奏機で奏でる曲もにぎやかな感じで、シェルさんの笛の音色も楽しそう。
ステップ、ターン、ジャンプ――振り付けの合間にみんなを指さしたり、ウインクしたり、ファンサービスをする度に歓声が上がる。気持ちいい!
キラキラの衣装が光を反射して、今の僕すっごく輝いてるよ。
ひと通りステージでダンスを披露したら、一旦停止。ここからは衣装チェンジをしてアクロバット飛行の時間だよ。シェルさんも瞬時に曲を切り替えてくれる。
みんなの頭上を飛んで、天井に設置してた輪っかをくるりと回りながらくぐったり、【雪花】を降らせたり。
雪花は小さな氷の結晶でできた花びらなんだ。レナードさんに教えてもらって作ったよ。空中で自然と消えるから、店を濡らす心配がないっていう素晴らしいもの。
「きゃー! モモさん、素敵!」
誰かが我慢しきれない感じで叫ぶと、我先にというように声が重なった。
曲がかき消されちゃう! って心配したけど、ルトが瞬時に笛と自動演奏機に設置したマイクの音量を上げてくれたから問題なかった。
マイクも錬金術で作ったんだ。本来は歌系スキルの効果を戦場で広範囲に拡散させるためのアイテムなんだけど、こういう場面でも便利だよね。
まぁ、それはともかく、僕のパフォーマンスは続く。
みんなにファンサービスをして笑顔を振りまきながら、たくさんの衣装にチェンジしつつ、終盤へ。
ステージに戻って、またダンス。
ファンのみんながうちわやペンライトを振って盛り上げてくれる。ペンライトは光苔っていうアイテムで作ってあるらしい。生産職の人が全員分用意したんだって。良い仕事してるね!
「――みんな~、今日は集まってくれてありがとう! たくさんおしゃべりして、美味しいもの食べようね!」
曲の終わりと同時に挨拶。
みんなが歓声で応えてくれるから、嬉しくてたまらない。たくさん考えただけあって、良いパフォーマンスができたんじゃないかな♪
今日もほのぼのゲームライフを満喫します。なんといっても、ようやくパフォーマンスを披露できるからね! ……あれ? ほのぼのではない?
「――まぁ、いっか。写真撮影会、楽しむぞ~」
ナンバーワン・スイーツフルの店内で、用意されたステージを確認する。タマモが作ってくれたんだけど、キラキラとした装飾でいい感じ。
「ほぼ、お前のコンサートだよな」
お手伝いとして早めに来てくれたルトが、呆れた表情で呟く。その横に立つライアンさんは準備段階から見ていたのか、驚きを越えて悟った感じの表情だ。
「コラボスイーツは準備できてますよ。コンサートの後にお出しすればいいんですよね?」
「うん。最初にみんなと交流して、その後コラボスイーツの試食会にするよ」
ステージ前にはたくさんのテーブルが並んでる。そこにはプチケーキとか軽食が並んでて、ステージを見ながらつまめるようにしてるんだ。ディナーショーに似てるかな。
「あ、そうだ。リリから衣装預かってるぞ」
「おー! 楽しみにしてたんだよ」
ルトから渡された衣装を確認する。
ステージに合わせたのか、キラキラした石が縫い付けられた衣装が一着。ライトで映えそうだけど、普段着にはできないなぁ。
他にも、バレエ服のようなチュールがついたものやゴシック服、騎士のコスプレなどさまざま。……みんな、遊び過ぎじゃない?
「……たぶん似合うぞ」
「笑いながら言われても信じられないよ!」
顔を背けて肩を震わせてるルトにジャンピングキック。効果は全然ないっぽい。というか、足掴まれて逆さ吊りにされたんだけど、ルトひどくないっ!?
〈スキル【足蹴】を習得しました〉
まさかのタイミングでスキルを入手した。喜びたいのに、なんだか微妙な気分。
「ほら、リハーサルするんだろ。着替えるタイミングとか考えるとも言ってたよな」
「するよ! するから、離してー!」
バタバタする前にあっさりと解放されたので、空中で身を翻す。そして、見事に着地。――モモ選手、百点満点!
最近アクロバットを練習してたから、このくらいお茶の子さいさいだよ。
「決めポーズ、体操選手かよ」
「夢はオリンピックです」
「お前、リアルじゃ運動音痴って言ってなかったか?」
「そこまで言ってないよ! 苦手なだけ! それに夢は誰が持っててもいいんだよ!」
必死に言ってみるけど、ルトは「あっそ」って答えるだけで冷めてる。
ひーどーいー! プンプンしながらリハーサルを始めることになっちゃったじゃん。
「シェルさーん、準備いいですかー?」
「は、い……! このような素晴らしいステージで演奏するなんて、夢のようです……」
涙で濡れた顔で振り向かれて、ちょっと後ずさりする。
さっきから泣いてるのはわかってたんだけど、対応するのが面倒くさくてスルーしてたんだよね。ルトに助けを求めても、気づかないフリをされた。
「……そうだねー、僕もそう思うよー。良いパフォーマンスになるように、リハーサルがんばろっかー」
適当に宥めてみる。これで泣き止まなかったらどうしよう。
不安になったけど、シェルさんは袖で涙を拭って満面の笑みを浮かべてくれた。
「もちろんですっ。演奏始めますよ!」
「いつでもどうぞ! もうパフォーマンスの構成は頭の中でできてるからね。ルト、打ち合わせ通り演出のお手伝いよろしく」
「へーへー」
やる気のない返事だけど、ルトは意外と真面目くんだから完璧にこなしてくれるってわかってるよ!
というわけで、リハーサル開始だー。
◇◆◇
ナンバーワン・スイーツフルの店内を人が埋め尽くす。最近はこんな状態になることがなかったからか、自ら給仕スタッフにまじって動き回ってるライアンさんの表情に歓喜が溢れてる。
ざわざわとしながら、今か今かと始まりを待っているみんなを舞台袖から眺め、「ワクワクする~」と声が漏れた。
みんな、どれくらい喜んで楽しんでくれるかな?
反対の舞台袖にいるルトに視線を向け、合図をする。途端に店内の明かりが落ちた。この演出のために夜の時間に開催することにしたんだ。
……窓の外から覗いてる人がいるのは、周囲の迷惑になってないなら良いことにしよう。
固唾をのんで静まり返る店内に、笛の音色が響いた。同時にシャラシャラと音がしてるのは、僕が錬金術で作った自動演奏機の音色。
音楽が最高潮を迎える直前に、飛翔を使ってステージ中央へ移動。僕とシェルさんを照らすようにライトがついた。ルト、いい感じだよ!
「ルールルン♪」
ハミングのように歌う。歌詞を作るセンスも時間もなかったんだよー。
曲に合わせてダンス開始! 自動演奏機で奏でる曲もにぎやかな感じで、シェルさんの笛の音色も楽しそう。
ステップ、ターン、ジャンプ――振り付けの合間にみんなを指さしたり、ウインクしたり、ファンサービスをする度に歓声が上がる。気持ちいい!
キラキラの衣装が光を反射して、今の僕すっごく輝いてるよ。
ひと通りステージでダンスを披露したら、一旦停止。ここからは衣装チェンジをしてアクロバット飛行の時間だよ。シェルさんも瞬時に曲を切り替えてくれる。
みんなの頭上を飛んで、天井に設置してた輪っかをくるりと回りながらくぐったり、【雪花】を降らせたり。
雪花は小さな氷の結晶でできた花びらなんだ。レナードさんに教えてもらって作ったよ。空中で自然と消えるから、店を濡らす心配がないっていう素晴らしいもの。
「きゃー! モモさん、素敵!」
誰かが我慢しきれない感じで叫ぶと、我先にというように声が重なった。
曲がかき消されちゃう! って心配したけど、ルトが瞬時に笛と自動演奏機に設置したマイクの音量を上げてくれたから問題なかった。
マイクも錬金術で作ったんだ。本来は歌系スキルの効果を戦場で広範囲に拡散させるためのアイテムなんだけど、こういう場面でも便利だよね。
まぁ、それはともかく、僕のパフォーマンスは続く。
みんなにファンサービスをして笑顔を振りまきながら、たくさんの衣装にチェンジしつつ、終盤へ。
ステージに戻って、またダンス。
ファンのみんながうちわやペンライトを振って盛り上げてくれる。ペンライトは光苔っていうアイテムで作ってあるらしい。生産職の人が全員分用意したんだって。良い仕事してるね!
「――みんな~、今日は集まってくれてありがとう! たくさんおしゃべりして、美味しいもの食べようね!」
曲の終わりと同時に挨拶。
みんなが歓声で応えてくれるから、嬉しくてたまらない。たくさん考えただけあって、良いパフォーマンスができたんじゃないかな♪
1,215
お気に入りに追加
2,780
あなたにおすすめの小説
【完結】妖精を十年間放置していた為SSSランクになっていて、何でもあり状態で助かります
すみ 小桜(sumitan)
ファンタジー
《ファンタジー小説大賞エントリー作品》五歳の時に両親を失い施設に預けられたスラゼは、十五歳の時に王国騎士団の魔導士によって、見えていた妖精の声が聞こえる様になった。
なんと十年間放置していたせいでSSSランクになった名をラスと言う妖精だった!
冒険者になったスラゼは、施設で一緒だった仲間レンカとサツナと共に冒険者協会で借りたミニリアカーを引いて旅立つ。
ラスは、リアカーやスラゼのナイフにも加護を与え、軽くしたりのこぎりとして使えるようにしてくれた。そこでスラゼは、得意なDIYでリアカーの改造、テーブルやイス、入れ物などを作って冒険を快適に変えていく。
そして何故か三人は、可愛いモモンガ風モンスターの加護まで貰うのだった。
戦闘職をしたくてVRMMOを始めましたが、意図せずユニークテイマーという職業になったので全力でスローライフを目指します
地球
ファンタジー
「え?何この職業?」
初めてVRMMOを始めようとしていた主人公滝沢賢治。
やろうと決めた瞬間、戦闘職を選んでいた矢先に突然出てきた職業は【ユニークテイマー】だった。
そのゲームの名はFree Infinity Online
世界初であるフルダイブ型のVRゲームであり、AIがプレイヤーの様子や行動を把握しイベントなどを考えられるゲームであった。
そこで出会った職業【ユニークテイマー】
この職業で、戦闘ではなくてスローライフを!!
しかし、スローライフをすぐにはできるわけもなく…?
Free Emblem On-line
ユキさん
ファンタジー
今の世の中、ゲームと言えばVRゲームが主流であり人々は数多のVRゲームに魅了されていく。そんなVRゲームの中で待望されていたタイトルがβテストを経て、ついに発売されたのだった。
VRMMO『Free Emblem Online』
通称『F.E.O』
自由過ぎることが売りのこのゲームを、「あんちゃんも気に入ると思うよ~。だから…ね? 一緒にやろうぜぃ♪」とのことで、βテスターの妹より一式を渡される。妹より渡された『F.E.O』、仕事もあるが…、「折角だし、やってみるとしようか。」圧倒的な世界に驚きながらも、MMO初心者である男が自由気ままに『F.E.O』を楽しむ。
ソロでユニークモンスターを討伐、武器防具やアイテムも他の追随を許さない、それでいてPCよりもNPCと仲が良い変わり者。
そんな強面悪党顔の初心者が冒険や生産においてその名を轟かし、本人の知らぬ間に世界を引っ張る存在となっていく。
なろうにも投稿してあります。だいぶ前の未完ですがね。
婚約者すらいない私に、離縁状が届いたのですが・・・・・・。
夢草 蝶
恋愛
侯爵家の末姫で、人付き合いが好きではないシェーラは、邸の敷地から出ることなく過ごしていた。
そのため、当然婚約者もいない。
なのにある日、何故かシェーラ宛に離縁状が届く。
差出人の名前に覚えのなかったシェーラは、間違いだろうとその離縁状を燃やしてしまう。
すると後日、見知らぬ男が怒りの形相で邸に押し掛けてきて──?
引退した元生産職のトッププレイヤーが、また生産を始めるようです
こばやん2号
ファンタジー
とあるVRMMOで生産職最高峰の称号であるグランドマスター【神匠】を手に入れた七五三俊介(なごみしゅんすけ)は、やることはすべてやりつくしたと満足しそのまま引退する。
大学を卒業後、内定をもらっている会社から呼び出しがあり行ってみると「我が社で配信予定のVRMMOを、プレイヤー兼チェック係としてプレイしてくれないか?」と言われた。
生産職のトップまで上り詰めた男が、再び生産職でトップを目指す!
更新頻度は不定期です。
思いついた内容を書き殴っているだけの垂れ流しですのでその点をご理解ご了承いただければ幸いです。
※この小説は【アルファポリス】及び【小説家になろう】の同時配信で投稿しています。
大好きな母と縁を切りました。
むう子
ファンタジー
7歳までは家族円満愛情たっぷりの幸せな家庭で育ったナーシャ。
領地争いで父が戦死。
それを聞いたお母様は寝込み支えてくれたカルノス・シャンドラに親子共々心を開き再婚。
けれど妹が生まれて義父からの虐待を受けることに。
毎日母を想い部屋に閉じこもるナーシャに2年後の政略結婚が決定した。
けれどこの婚約はとても酷いものだった。
そんな時、ナーシャの生まれる前に亡くなった父方のおばあさまと契約していた精霊と出会う。
そこで今までずっと近くに居てくれたメイドの裏切りを知り……
婚約破棄ですか? ならば国王に溺愛されている私が断罪致します。
久方
恋愛
「エミア・ローラン! お前との婚約を破棄する!」
煌びやかな舞踏会の真っ最中に突然、婚約破棄を言い渡されたエミア・ローラン。
その理由とやらが、とてつもなくしょうもない。
だったら良いでしょう。
私が綺麗に断罪して魅せますわ!
令嬢エミア・ローランの考えた秘策とは!?
VRMMOでチュートリアルを2回やった生産職のボクは最強になりました
鳥山正人
ファンタジー
フルダイブ型VRMMOゲームの『スペードのクイーン』のオープンベータ版が終わり、正式リリースされる事になったので早速やってみたら、いきなりのサーバーダウン。
だけどボクだけ知らずにそのままチュートリアルをやっていた。
チュートリアルが終わってさぁ冒険の始まり。と思ったらもう一度チュートリアルから開始。
2度目のチュートリアルでも同じようにクリアしたら隠し要素を発見。
そこから怒涛の快進撃で最強になりました。
鍛冶、錬金で主人公がまったり最強になるお話です。
※この作品は「DADAN WEB小説コンテスト」1次選考通過した【第1章完結】デスペナのないVRMMOで〜をブラッシュアップして、続きの物語を描いた作品です。
その事を理解していただきお読みいただければ幸いです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる