110 / 268
商人への道?
102.ワクワクだったはずなのに
しおりを挟む
役場前でシシリーと合流して連れてこられたのは、当然のように城の中だった。
「すごく高そう……」
柔らかい絨毯が敷き詰められた床や、飾られている花瓶など、西洋のお城と聞いて想像する美しさの全てが詰まっている感じだ。緊張を通り越して、観光気分だよ。
「貴族へのマナーとか勉強してないんだけど、大丈夫かな?」
通された部屋は曲線が優美な調度品が設えられた豪華な部屋。勧められるままに椅子に座ったけど、なんだか落ち着かない。
きょろきょろと周囲を見渡して挙動不審な僕に、シシリーがクスッと笑った。
「大丈夫ですよ。異世界の方は最低限の礼儀さえあれば咎められることはありませんし、モモさんはお嬢様のご友人なのでしょう? 今まで通りで問題ありませんよ」
「でも、イザベラちゃんのお付きの人に嫌がられたりとか……」
「……お付き?」
シシリーの表情が固まった。
「そうだよ。普通、貴族のお嬢様にはついて回るんじゃないの? 僕は護衛のリガードさんにしか会ったことないけど」
「……お嬢様にも以前はお付きのメイドがいたはずですが」
「今はいないの?」
思わずシシリーと顔を見合わせる。深刻な表情で頷かれて、首を傾げちゃった。
メイドがいなくなるってどういうことだろう? イザベラちゃんはまだ小さいんだから、付き添う人がいて当然だよね。
「なぜ、このような違和感に、私は今まで気づかなかったのでしょう……」
「さぁ? なんかおかしなことになってるのかな」
疑問しか出てこない。
イザベラちゃんに関連したことって、変な感じが多いんだよね。ゲームだから、現実とは常識が違うのかなって思ってたけど、シシリーの表情を見ると、そういうわけじゃなさそうだし。
「――うーん……シークレットミッションの『領主家の困りごと』にはたくさんのミッションが含まれてるけど……」
ミッション欄を流し見て、一つ気になるのは『闇を退ける』というもの。具体的にどんな行動をしたらいいかは一切載ってないんだけど、怪しげな名前だよね。闇ってなに? 闇魔術?
考え込んでたら、不意に扉が大きく開いた。
「モモ! シシリー!」
「イザベラちゃん、こんにちはー」
ふりふり、と手を振ったら、にこりと笑顔が返ってくる。前よりもちょっと明るくなったかな。
「お嬢様、お久しぶりでございます……」
「っ……本当にそうよ。どうして、かってにいなくなるの?」
あれ? と思った。想像してたよりもイザベラちゃんの態度が冷たい。シシリーも堅苦しい感じだし。
「申し訳ございません……」
「……モモ! お茶を飲みましょう」
「あー……うん?」
このぎこちない感じはなんだろう? すっごく気まずいんだけど!
イザベラちゃんとシシリーを交互に眺め、首を傾げる。なぜか急に壁が生まれたような。屋台でイザベラちゃんのことを話してたシシリーと雰囲気が違う。
「――今日は仲直りする会なんだよね?」
思わず聞いちゃった。全然、仲を修復しようとする気配を感じないのはどうして?
お茶を用意してくれていたシシリーの手がビクッと震える。
「それは、そう、なのですが……そのはず、なのですが……」
なんとも煮えきらない返事だ。イザベラちゃんを見ると、こちらも強張った顔をして困惑してる。
「……べつに、仲直りなんて、いらないわ」
シシリーに帰ってきてほしいと言っていたイザベラちゃんの言葉とは思えない。これを本心で言ってる? ――そんなわけないでしょ!
「なんか変! おかしいよ! 二人とも、どうしちゃったの?」
「わかりません……。なぜか、私はここにいてはいけない気がするんです……」
しょんぼりと肩を落とすシシリーを、イザベラちゃんがちらりと見る。
「どうせ、シシリーも、わたくしのことを嫌っているんだわ……」
「そんなことはありません! ……そのはずです」
鬱々とした空気が満ちてくる感じがした。二人とも目が合わない。お互いのことを気にしてるのは伝わってくるのに。
「なんだか、シシリーが近くにいると、むねが苦しいわ」
「す、すみません……」
苦しい? そんなことある? 気まずいだけって感じじゃないけど。
プイッと顔を背けたイザベラちゃんは、確かに青い顔をしてるように見えた。顔を合わせた時は、明るい表情だったのに。
「シシリーは体調に異変はない?」
「私は……息が詰まる感じが……」
シシリーは口元を押さえて椅子に座り込む。急に病気になったの? 僕はなんも異変がないけど。
うーん……考えてもわからない!
「ねぇ、二人とも。鑑定してみていい?」
人を鑑定するのは推奨されないらしいけど、この異変の原因を知るためのヒントがみつかるかもしれない。
「え……それは、構いませんが……」
「……モモなら、いいわよ」
躊躇いがちだったけど、二人から許可をもらえたから鑑定してみる。僕の全鑑定スキルなら、人も鑑定できるって知ってたけど、実際に使用するのは初めてかも。
まずはシシリー。
――――――
シシリー
職業:元家庭教師
レベル:3
状態:正常?
――――――
「……すごくシンプル」
思った以上に情報が少ない。スキルやステータスは見えないんだね。レベルが足りないからかな。
状態が『正常?』ってなってる意味もわからないし。
とりあえず、イザベラちゃんも鑑定してみるかぁ。
首を傾げながら、緊張した様子のイザベラちゃんを見つめる。
――――――
イザベラ
職業:伯爵令嬢
レベル:1
状態:呪い
――――――
「ふぁ!?」
思わず間抜けな声が漏れちゃった。だって状態:呪いだよ? こわっ!
「どうしましたか?」
「モモ、なにかあったのかしら?」
目を丸くしてるシシリーとイザベラちゃんを交互に眺める。これ、そのまま言っちゃって大丈夫? でも、僕だけじゃどうしたらいいかわからないしなぁ。
「えっと……イザベラちゃんの状態が『呪い』ってなってるんだけど、心当たりはある?」
「呪い!? そんな、恐ろしいことが……」
シシリーが絶句して固まった。イザベラちゃんは言葉の意味がわからなかったみたいだけど、僕とシシリーの様子を見て、なにか悪いことが起きてるって察したようで、不安そうな顔をしてる。
「モモ……わたくし、どうなって……?」
「うーん、ちょっと悪いことになってるみたい。なんか変な物を持ってるとか、食べたとかないよね?」
「……ないわ」
ふるふると首を振るイザベラちゃんから、シシリーへ視線を移す。
シシリーは衝撃から少し回復したのか、真剣に考え込んでいた。
「呪いとは、物を介さなくても、闇魔術で掛けられるはずです」
「闇……」
さっきミッション欄で見た言葉だ。やっぱり、この状態を治すのがミッションになってるのかな。でも、どうしたらいいんだろう?
「――解呪方法はわかる?」
「解呪薬は貴重なのでなかなか手に入りません。解呪スキルを持っている方もあまりいらっしゃらないですし……。闇魔術で呪いを掛けられた場合、効果は数時間ほどしか継続しませんので、再度掛からないようにすれば、いずれ解けると思います」
それって、イザベラちゃんを呪った人が身近にいるってことになるよね。怖いよ。
シシリーも僕と同じことを考えているのか、険しい表情だった。
「再度掛からないようにするには……?」
「精神力を高めるアイテムが一番手軽で有効ですね。敵の闇魔術のレベルにもよりますが」
ステータスの精神力って、デバフの掛かりにくさに関係するんだっけ。
「——私、今すぐアイテムを探してきます!」
シシリーが勢いよく立ち上がる。
「待って。僕、良いの持ってるよ」
「えっ? ……あ!」
じゃじゃーん、と取り出したのはぬいぐるみ。シシリーもこれの効果を知ってるよね。
「精神力・幸運値10アップアイテム~♪」
お土産を有効活用できそうだね!
「すごく高そう……」
柔らかい絨毯が敷き詰められた床や、飾られている花瓶など、西洋のお城と聞いて想像する美しさの全てが詰まっている感じだ。緊張を通り越して、観光気分だよ。
「貴族へのマナーとか勉強してないんだけど、大丈夫かな?」
通された部屋は曲線が優美な調度品が設えられた豪華な部屋。勧められるままに椅子に座ったけど、なんだか落ち着かない。
きょろきょろと周囲を見渡して挙動不審な僕に、シシリーがクスッと笑った。
「大丈夫ですよ。異世界の方は最低限の礼儀さえあれば咎められることはありませんし、モモさんはお嬢様のご友人なのでしょう? 今まで通りで問題ありませんよ」
「でも、イザベラちゃんのお付きの人に嫌がられたりとか……」
「……お付き?」
シシリーの表情が固まった。
「そうだよ。普通、貴族のお嬢様にはついて回るんじゃないの? 僕は護衛のリガードさんにしか会ったことないけど」
「……お嬢様にも以前はお付きのメイドがいたはずですが」
「今はいないの?」
思わずシシリーと顔を見合わせる。深刻な表情で頷かれて、首を傾げちゃった。
メイドがいなくなるってどういうことだろう? イザベラちゃんはまだ小さいんだから、付き添う人がいて当然だよね。
「なぜ、このような違和感に、私は今まで気づかなかったのでしょう……」
「さぁ? なんかおかしなことになってるのかな」
疑問しか出てこない。
イザベラちゃんに関連したことって、変な感じが多いんだよね。ゲームだから、現実とは常識が違うのかなって思ってたけど、シシリーの表情を見ると、そういうわけじゃなさそうだし。
「――うーん……シークレットミッションの『領主家の困りごと』にはたくさんのミッションが含まれてるけど……」
ミッション欄を流し見て、一つ気になるのは『闇を退ける』というもの。具体的にどんな行動をしたらいいかは一切載ってないんだけど、怪しげな名前だよね。闇ってなに? 闇魔術?
考え込んでたら、不意に扉が大きく開いた。
「モモ! シシリー!」
「イザベラちゃん、こんにちはー」
ふりふり、と手を振ったら、にこりと笑顔が返ってくる。前よりもちょっと明るくなったかな。
「お嬢様、お久しぶりでございます……」
「っ……本当にそうよ。どうして、かってにいなくなるの?」
あれ? と思った。想像してたよりもイザベラちゃんの態度が冷たい。シシリーも堅苦しい感じだし。
「申し訳ございません……」
「……モモ! お茶を飲みましょう」
「あー……うん?」
このぎこちない感じはなんだろう? すっごく気まずいんだけど!
イザベラちゃんとシシリーを交互に眺め、首を傾げる。なぜか急に壁が生まれたような。屋台でイザベラちゃんのことを話してたシシリーと雰囲気が違う。
「――今日は仲直りする会なんだよね?」
思わず聞いちゃった。全然、仲を修復しようとする気配を感じないのはどうして?
お茶を用意してくれていたシシリーの手がビクッと震える。
「それは、そう、なのですが……そのはず、なのですが……」
なんとも煮えきらない返事だ。イザベラちゃんを見ると、こちらも強張った顔をして困惑してる。
「……べつに、仲直りなんて、いらないわ」
シシリーに帰ってきてほしいと言っていたイザベラちゃんの言葉とは思えない。これを本心で言ってる? ――そんなわけないでしょ!
「なんか変! おかしいよ! 二人とも、どうしちゃったの?」
「わかりません……。なぜか、私はここにいてはいけない気がするんです……」
しょんぼりと肩を落とすシシリーを、イザベラちゃんがちらりと見る。
「どうせ、シシリーも、わたくしのことを嫌っているんだわ……」
「そんなことはありません! ……そのはずです」
鬱々とした空気が満ちてくる感じがした。二人とも目が合わない。お互いのことを気にしてるのは伝わってくるのに。
「なんだか、シシリーが近くにいると、むねが苦しいわ」
「す、すみません……」
苦しい? そんなことある? 気まずいだけって感じじゃないけど。
プイッと顔を背けたイザベラちゃんは、確かに青い顔をしてるように見えた。顔を合わせた時は、明るい表情だったのに。
「シシリーは体調に異変はない?」
「私は……息が詰まる感じが……」
シシリーは口元を押さえて椅子に座り込む。急に病気になったの? 僕はなんも異変がないけど。
うーん……考えてもわからない!
「ねぇ、二人とも。鑑定してみていい?」
人を鑑定するのは推奨されないらしいけど、この異変の原因を知るためのヒントがみつかるかもしれない。
「え……それは、構いませんが……」
「……モモなら、いいわよ」
躊躇いがちだったけど、二人から許可をもらえたから鑑定してみる。僕の全鑑定スキルなら、人も鑑定できるって知ってたけど、実際に使用するのは初めてかも。
まずはシシリー。
――――――
シシリー
職業:元家庭教師
レベル:3
状態:正常?
――――――
「……すごくシンプル」
思った以上に情報が少ない。スキルやステータスは見えないんだね。レベルが足りないからかな。
状態が『正常?』ってなってる意味もわからないし。
とりあえず、イザベラちゃんも鑑定してみるかぁ。
首を傾げながら、緊張した様子のイザベラちゃんを見つめる。
――――――
イザベラ
職業:伯爵令嬢
レベル:1
状態:呪い
――――――
「ふぁ!?」
思わず間抜けな声が漏れちゃった。だって状態:呪いだよ? こわっ!
「どうしましたか?」
「モモ、なにかあったのかしら?」
目を丸くしてるシシリーとイザベラちゃんを交互に眺める。これ、そのまま言っちゃって大丈夫? でも、僕だけじゃどうしたらいいかわからないしなぁ。
「えっと……イザベラちゃんの状態が『呪い』ってなってるんだけど、心当たりはある?」
「呪い!? そんな、恐ろしいことが……」
シシリーが絶句して固まった。イザベラちゃんは言葉の意味がわからなかったみたいだけど、僕とシシリーの様子を見て、なにか悪いことが起きてるって察したようで、不安そうな顔をしてる。
「モモ……わたくし、どうなって……?」
「うーん、ちょっと悪いことになってるみたい。なんか変な物を持ってるとか、食べたとかないよね?」
「……ないわ」
ふるふると首を振るイザベラちゃんから、シシリーへ視線を移す。
シシリーは衝撃から少し回復したのか、真剣に考え込んでいた。
「呪いとは、物を介さなくても、闇魔術で掛けられるはずです」
「闇……」
さっきミッション欄で見た言葉だ。やっぱり、この状態を治すのがミッションになってるのかな。でも、どうしたらいいんだろう?
「――解呪方法はわかる?」
「解呪薬は貴重なのでなかなか手に入りません。解呪スキルを持っている方もあまりいらっしゃらないですし……。闇魔術で呪いを掛けられた場合、効果は数時間ほどしか継続しませんので、再度掛からないようにすれば、いずれ解けると思います」
それって、イザベラちゃんを呪った人が身近にいるってことになるよね。怖いよ。
シシリーも僕と同じことを考えているのか、険しい表情だった。
「再度掛からないようにするには……?」
「精神力を高めるアイテムが一番手軽で有効ですね。敵の闇魔術のレベルにもよりますが」
ステータスの精神力って、デバフの掛かりにくさに関係するんだっけ。
「——私、今すぐアイテムを探してきます!」
シシリーが勢いよく立ち上がる。
「待って。僕、良いの持ってるよ」
「えっ? ……あ!」
じゃじゃーん、と取り出したのはぬいぐるみ。シシリーもこれの効果を知ってるよね。
「精神力・幸運値10アップアイテム~♪」
お土産を有効活用できそうだね!
1,350
お気に入りに追加
3,076
あなたにおすすめの小説
【完結】神様に嫌われた神官でしたが、高位神に愛されました
土広真丘
ファンタジー
神と交信する力を持つ者が生まれる国、ミレニアム帝国。
神官としての力が弱いアマーリエは、両親から疎まれていた。
追い討ちをかけるように神にも拒絶され、両親は妹のみを溺愛し、妹の婚約者には無能と罵倒される日々。
居場所も立場もない中、アマーリエが出会ったのは、紅蓮の炎を操る青年だった。
小説家になろう、カクヨムでも公開していますが、一部内容が異なります。
悪役令嬢になるのも面倒なので、冒険にでかけます
綾月百花
ファンタジー
リリーには幼い頃に決められた王子の婚約者がいたが、その婚約者の誕生日パーティーで婚約者はミーネと入場し挨拶して歩きファーストダンスまで踊る始末。国王と王妃に謝られ、贈り物も準備されていると宥められるが、その贈り物のドレスまでミーネが着ていた。リリーは怒ってワインボトルを持ち、美しいドレスをワイン色に染め上げるが、ミーネもリリーのドレスの裾を踏みつけ、ワインボトルからボトボトと頭から濡らされた。相手は子爵令嬢、リリーは伯爵令嬢、位の違いに国王も黙ってはいられない。婚約者はそれでも、リリーの肩を持たず、リリーは国王に婚約破棄をして欲しいと直訴する。それ受け入れられ、リリーは清々した。婚約破棄が完全に決まった後、リリーは深夜に家を飛び出し笛を吹く。会いたかったビエントに会えた。過ごすうちもっと好きになる。必死で練習した飛行魔法とささやかな攻撃魔法を身につけ、リリーは今度は自分からビエントに会いに行こうと家出をして旅を始めた。旅の途中の魔物の森で魔物に襲われ、リリーは自分の未熟さに気付き、国営の騎士団に入り、魔物狩りを始めた。最終目的はダンジョンの攻略。悪役令嬢と魔物退治、ダンジョン攻略等を混ぜてみました。メインはリリーが王妃になるまでのシンデレラストーリーです。
何でも奪っていく妹が森まで押しかけてきた ~今更私の言ったことを理解しても、もう遅い~
秋鷺 照
ファンタジー
「お姉さま、それちょうだい!」
妹のアリアにそう言われ奪われ続け、果ては婚約者まで奪われたロメリアは、首でも吊ろうかと思いながら森の奥深くへ歩いて行く。そうしてたどり着いてしまった森の深層には屋敷があった。
ロメリアは屋敷の主に見初められ、捕らえられてしまう。
どうやって逃げ出そう……悩んでいるところに、妹が押しかけてきた。
今度生まれ変わることがあれば・・・全て忘れて幸せになりたい。・・・なんて思うか!!
れもんぴーる
ファンタジー
冤罪をかけられ、家族にも婚約者にも裏切られたリュカ。
父に送り込まれた刺客に殺されてしまうが、なんと自分を陥れた兄と裏切った婚約者の一人息子として生まれ変わってしまう。5歳になり、前世の記憶を取り戻し自暴自棄になるノエルだったが、一人一人に復讐していくことを決めた。
メイドしてはまだまだなメイドちゃんがそんな悲しみを背負ったノエルの心を支えてくれます。
復讐物を書きたかったのですが、生ぬるかったかもしれません。色々突っ込みどころはありますが、おおらかな気持ちで読んでくださると嬉しいです(*´▽`*)
*なろうにも投稿しています
【完結】クビだと言われ、実家に帰らないといけないの?と思っていたけれどどうにかなりそうです。
まりぃべる
ファンタジー
「お前はクビだ!今すぐ出て行け!!」
そう、第二王子に言われました。
そんな…せっかく王宮の侍女の仕事にありつけたのに…!
でも王宮の庭園で、出会った人に連れてこられた先で、どうにかなりそうです!?
☆★☆★
全33話です。出来上がってますので、随時更新していきます。
読んでいただけると嬉しいです。
え?わたくしは通りすがりの元病弱令嬢ですので修羅場に巻き込まないでくたさい。
ネコフク
恋愛
わたくしリィナ=ユグノアは小さな頃から病弱でしたが今は健康になり学園に通えるほどになりました。しかし殆ど屋敷で過ごしていたわたくしには学園は迷路のような場所。入学して半年、未だに迷子になってしまいます。今日も侍従のハルにニヤニヤされながら遠回り(迷子)して出た場所では何やら不穏な集団が・・・
強制的に修羅場に巻き込まれたリィナがちょっとだけざまぁするお話です。そして修羅場とは関係ないトコで婚約者に溺愛されています。
婚約破棄されたので四大精霊と国を出ます
今川幸乃
ファンタジー
公爵令嬢である私シルア・アリュシオンはアドラント王国第一王子クリストフと政略婚約していたが、私だけが精霊と会話をすることが出来るのを、あろうことか悪魔と話しているという言いがかりをつけられて婚約破棄される。
しかもクリストフはアイリスという女にデレデレしている。
王宮を追い出された私だったが、地水火風を司る四大精霊も私についてきてくれたので、精霊の力を借りた私は強力な魔法を使えるようになった。
そして隣国マナライト王国の王子アルツリヒトの招待を受けた。
一方、精霊の加護を失った王国には次々と災厄が訪れるのだった。
※「小説家になろう」「カクヨム」から転載
※3/8~ 改稿中
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる