107 / 339
商人への道?
99.協力の輪を広げるよ
しおりを挟む
パティエンヌちゃんの休憩時間を見計らって桃カフェを訪ねてみた。ライアンさんのお店とのコラボ話をするついでに、採れたばかりの幻桃も渡す。
「――っていうことで、ナンバーワン・スイーツフルとコラボして、全国にも桃カフェの魅力を発信するのはどうかなぁ、って思うんだけど」
「もちろん、いいですよ! といいますか、すごく良いアイディアありがとうございます」
パティンヌちゃんの返事は予想通り。確執なんて全然ない感じで言う。実際、ライアンさんから誠心誠意謝罪されて、もう気にしてないんだろうな。
「そう? 喜んでもらえたなら僕も嬉しいよ。じゃあ、ライアンさんにそう伝えておくね」
桃カフェとナンバーワン・スイーツフルがコラボして全国に打ち出すメニュー、どんなものになるかな。楽しみ。
「はい。あ、そのコラボでは幻桃を使うのは難しいですか?」
「えっ……う~ん……生産できるの僕しかいないからなぁ」
真剣な眼差しで言われて困っちゃう。
桃カフェを立て直すにあたって、幻桃は大きな一因となったから、それを使いたいってパティンヌちゃんが言うのは当然だろう。でも、全国展開するメニューに組み込むってなると、全然生産量が足りないと思う。
「そうですよね……」
パティンヌちゃんがしょんぼりと肩を落とすのを見て、少し慌てた。思考をフル回転させて一つアイディアが浮かぶ。
「あ、でも、毎日個数限定メニューとかだったら、大丈夫だと思うし、話題性もあるんじゃないかな。それくらいなら、ちょっと果樹を増やしたらいけると思うよ」
農地が足りなくなる気がするけど。他の作物の場所を減らす? でも、これから自分の店でも使うしなぁ。
本格的にもう一区画農地を獲得することを考えた方がいいかも。
……そうなると、領主さんと話して幻桃栽培で協力するのがいいのかな。街への貢献度ミッションで、農地をもらえるはずなんだよね。
「限定商品! いいですね。期間限定や個数限定って、購買意欲をそそりますから」
「この世界でもそうなんだー」
日本人は世界的に見ても『限定』って言葉に弱いと思う。なんであんなに惹かれるんだろうね?
「幻桃を使った特別メニューと、普通の桃を使ったメニューの二パターンを考えてみます。フルーオさんにも伝えないといけませんね……」
色々と楽しそうに考えているパティエンヌちゃんを見て、僕もにっこりと笑う。この感じだと、僕が説得しなくてもフルーオさんも協力してくれそうだな。
そうやって協力の輪が広がっていけば、ナンバーワン・スイーツフルと生産家との間にできた溝も埋まっていくかも。
「わかったー。じゃあ、僕は、とにかく幻桃の生産量を増やしてみるよ」
「はい、お願いします」
パティエンヌちゃんと大まかな計画だけ話し終えて、次の目的地に出発! スパルくんも巻き込んじゃうぞー。
◇◆◇
スパルくんの牧場まで来て、青乳牛に追いかけられて逃げ回っているプレイヤーを眺める。
「うぎゃー! こえぇええっ!」
「もう許してくれっ!」
……知らない内に、随分と怖い場所になってるね?
「お、モモ、遊びに来たのか」
「スパルくん、おひさー。それで、あれ、何してるの?」
近づいてきたスパルくんに、プレイヤーを指さしながら問いかける。
「カーたちの運動だ」
「運動……あれが? モンスターに人間が襲われてるようにしか見えないよ」
「ネコの前で猫じゃらしを振るようなもんだよ。標的があった方が、カーたちも怠けずに動くだろ?」
ネコに猫じゃらしより、闘牛に赤い布の方がイメージ近い気がするのは僕だけ? 命がけの運動だよ。
「そっか……。あの人たち、なんで柵の外に出ないの? 青乳牛が外まで追ってくることはないよね」
「そりゃ、運動相手になってくれたら、カーたちに食べ物を与えていいって言ってあるからだな。襲われかけてまで餌付けしたがるなんて、変な奴らだ……」
呆れた顔をしてるスパルくんから目を逸らす。
なるほど、理解できた。つまり、僕がモンスターの贈り物で便利アイテムをもらえるってルトに教えた結果、現状ができあがったということだね。
あらかじめ、スパルくんには人が押し寄せてくるかもって伝えておいたんだけど、こういう解決策を生み出すとは思いもしなかった。
青乳牛たちは運動するからたくさんご飯を食べても大丈夫なんだね。プレイヤーは変人扱いされてるけど。
「スパルくんは青乳牛から贈り物をもらえないの?」
「もらえるぞ。俺は使わないから、基本的に姉ちゃんに渡してる」
カミラ、ずるい!
「僕も、ほしい……」
「え、マジか。う~ん、モモなら、まぁ、売ってもいいけど」
「いいの!?」
「おう。でも、もらえるアイテムって、基本的にカーのお世話をしてたらもらえる素材で作れるものばっかりだぞ。モモなら自分で素材から作った方がいいんじゃね?」
不思議そうに言われて、きょとんとする。
青乳牛のお世話でもらえる素材? 贈り物とは違うの?
「――知らないのか? モモだって、自分の毛繕いして手に入れた素材からアイテムを作れるんだって、姉ちゃんから聞いたけど」
「作れるよ。青乳牛もそうなんだ……」
納得。つまり、青乳牛を毛繕いしたら、毛とかもらえてアイテム作りに使える?
「毛繕いしてくれんなら、カーを連れてくるけど」
「お世話する!」
正直青乳牛に追いかけられるのは嫌です。それなら素材をもらえる方が簡単でいい。
「よし。じゃあ、早速こいつをよろしく!」
すごくいい笑顔でスパルくんが一体の青乳牛を連れてきた。これ、スパルくんのお仕事を手伝ってる感じなのかな?
「モー」
「こんにちはー。今日は僕が綺麗にしてあげるからねー」
「モゥ」
顔を擦りつけたり、舐めてきたりしようとする青乳牛をなんとか躱しながら、毛繕いスキルを発動。僕以外に使うのは初めてだ。
青乳牛を虹色の光がシャボン玉のように覆う。一瞬の煌めきの後、光沢を増した毛の青乳牛が、嬉しそうに「モー!」と鳴いた。
「素材ゲットできたか?」
「えっとねー……うん! 【青乳牛の長毛】をもらえたよ」
「そっか。たまにもっとレアなアイテムをもらえることもあるぞ」
「ほんと!? もっとしてみたい!」
「じゃあ連れて来る……いや、もう列になってるな」
スパルくんが呆れた感じで視線を動かす。五体の青乳牛が僕を見つめて行儀よく待っていた。
「おお……がんばる!」
素材集めだー! バトルより楽だよ。
嬉々として毛繕いを始めたら、スパルくんに変人を見る目をされたのは納得できない。スパルくんが勧めてくれたんでしょ?
あと、ちょっと忘れてたけど、ちゃんとナンバーワン・スイーツフルの話をしたよ。
スパルくんはあんまり関心なさそうだったけど、「モモが協力してんなら、俺も手を貸してやるよ」って言ってくれたから、本日の目的は見事達成です!
「――っていうことで、ナンバーワン・スイーツフルとコラボして、全国にも桃カフェの魅力を発信するのはどうかなぁ、って思うんだけど」
「もちろん、いいですよ! といいますか、すごく良いアイディアありがとうございます」
パティンヌちゃんの返事は予想通り。確執なんて全然ない感じで言う。実際、ライアンさんから誠心誠意謝罪されて、もう気にしてないんだろうな。
「そう? 喜んでもらえたなら僕も嬉しいよ。じゃあ、ライアンさんにそう伝えておくね」
桃カフェとナンバーワン・スイーツフルがコラボして全国に打ち出すメニュー、どんなものになるかな。楽しみ。
「はい。あ、そのコラボでは幻桃を使うのは難しいですか?」
「えっ……う~ん……生産できるの僕しかいないからなぁ」
真剣な眼差しで言われて困っちゃう。
桃カフェを立て直すにあたって、幻桃は大きな一因となったから、それを使いたいってパティンヌちゃんが言うのは当然だろう。でも、全国展開するメニューに組み込むってなると、全然生産量が足りないと思う。
「そうですよね……」
パティンヌちゃんがしょんぼりと肩を落とすのを見て、少し慌てた。思考をフル回転させて一つアイディアが浮かぶ。
「あ、でも、毎日個数限定メニューとかだったら、大丈夫だと思うし、話題性もあるんじゃないかな。それくらいなら、ちょっと果樹を増やしたらいけると思うよ」
農地が足りなくなる気がするけど。他の作物の場所を減らす? でも、これから自分の店でも使うしなぁ。
本格的にもう一区画農地を獲得することを考えた方がいいかも。
……そうなると、領主さんと話して幻桃栽培で協力するのがいいのかな。街への貢献度ミッションで、農地をもらえるはずなんだよね。
「限定商品! いいですね。期間限定や個数限定って、購買意欲をそそりますから」
「この世界でもそうなんだー」
日本人は世界的に見ても『限定』って言葉に弱いと思う。なんであんなに惹かれるんだろうね?
「幻桃を使った特別メニューと、普通の桃を使ったメニューの二パターンを考えてみます。フルーオさんにも伝えないといけませんね……」
色々と楽しそうに考えているパティエンヌちゃんを見て、僕もにっこりと笑う。この感じだと、僕が説得しなくてもフルーオさんも協力してくれそうだな。
そうやって協力の輪が広がっていけば、ナンバーワン・スイーツフルと生産家との間にできた溝も埋まっていくかも。
「わかったー。じゃあ、僕は、とにかく幻桃の生産量を増やしてみるよ」
「はい、お願いします」
パティエンヌちゃんと大まかな計画だけ話し終えて、次の目的地に出発! スパルくんも巻き込んじゃうぞー。
◇◆◇
スパルくんの牧場まで来て、青乳牛に追いかけられて逃げ回っているプレイヤーを眺める。
「うぎゃー! こえぇええっ!」
「もう許してくれっ!」
……知らない内に、随分と怖い場所になってるね?
「お、モモ、遊びに来たのか」
「スパルくん、おひさー。それで、あれ、何してるの?」
近づいてきたスパルくんに、プレイヤーを指さしながら問いかける。
「カーたちの運動だ」
「運動……あれが? モンスターに人間が襲われてるようにしか見えないよ」
「ネコの前で猫じゃらしを振るようなもんだよ。標的があった方が、カーたちも怠けずに動くだろ?」
ネコに猫じゃらしより、闘牛に赤い布の方がイメージ近い気がするのは僕だけ? 命がけの運動だよ。
「そっか……。あの人たち、なんで柵の外に出ないの? 青乳牛が外まで追ってくることはないよね」
「そりゃ、運動相手になってくれたら、カーたちに食べ物を与えていいって言ってあるからだな。襲われかけてまで餌付けしたがるなんて、変な奴らだ……」
呆れた顔をしてるスパルくんから目を逸らす。
なるほど、理解できた。つまり、僕がモンスターの贈り物で便利アイテムをもらえるってルトに教えた結果、現状ができあがったということだね。
あらかじめ、スパルくんには人が押し寄せてくるかもって伝えておいたんだけど、こういう解決策を生み出すとは思いもしなかった。
青乳牛たちは運動するからたくさんご飯を食べても大丈夫なんだね。プレイヤーは変人扱いされてるけど。
「スパルくんは青乳牛から贈り物をもらえないの?」
「もらえるぞ。俺は使わないから、基本的に姉ちゃんに渡してる」
カミラ、ずるい!
「僕も、ほしい……」
「え、マジか。う~ん、モモなら、まぁ、売ってもいいけど」
「いいの!?」
「おう。でも、もらえるアイテムって、基本的にカーのお世話をしてたらもらえる素材で作れるものばっかりだぞ。モモなら自分で素材から作った方がいいんじゃね?」
不思議そうに言われて、きょとんとする。
青乳牛のお世話でもらえる素材? 贈り物とは違うの?
「――知らないのか? モモだって、自分の毛繕いして手に入れた素材からアイテムを作れるんだって、姉ちゃんから聞いたけど」
「作れるよ。青乳牛もそうなんだ……」
納得。つまり、青乳牛を毛繕いしたら、毛とかもらえてアイテム作りに使える?
「毛繕いしてくれんなら、カーを連れてくるけど」
「お世話する!」
正直青乳牛に追いかけられるのは嫌です。それなら素材をもらえる方が簡単でいい。
「よし。じゃあ、早速こいつをよろしく!」
すごくいい笑顔でスパルくんが一体の青乳牛を連れてきた。これ、スパルくんのお仕事を手伝ってる感じなのかな?
「モー」
「こんにちはー。今日は僕が綺麗にしてあげるからねー」
「モゥ」
顔を擦りつけたり、舐めてきたりしようとする青乳牛をなんとか躱しながら、毛繕いスキルを発動。僕以外に使うのは初めてだ。
青乳牛を虹色の光がシャボン玉のように覆う。一瞬の煌めきの後、光沢を増した毛の青乳牛が、嬉しそうに「モー!」と鳴いた。
「素材ゲットできたか?」
「えっとねー……うん! 【青乳牛の長毛】をもらえたよ」
「そっか。たまにもっとレアなアイテムをもらえることもあるぞ」
「ほんと!? もっとしてみたい!」
「じゃあ連れて来る……いや、もう列になってるな」
スパルくんが呆れた感じで視線を動かす。五体の青乳牛が僕を見つめて行儀よく待っていた。
「おお……がんばる!」
素材集めだー! バトルより楽だよ。
嬉々として毛繕いを始めたら、スパルくんに変人を見る目をされたのは納得できない。スパルくんが勧めてくれたんでしょ?
あと、ちょっと忘れてたけど、ちゃんとナンバーワン・スイーツフルの話をしたよ。
スパルくんはあんまり関心なさそうだったけど、「モモが協力してんなら、俺も手を貸してやるよ」って言ってくれたから、本日の目的は見事達成です!
1,594
お気に入りに追加
3,731
あなたにおすすめの小説

野草から始まる異世界スローライフ
深月カナメ
ファンタジー
花、植物に癒されたキャンプ場からの帰り、事故にあい異世界に転生。気付けば子供の姿で、名前はエルバという。
私ーーエルバはスクスク育ち。
ある日、ふれた薬草の名前、効能が頭の中に聞こえた。
(このスキル使える)
エルバはみたこともない植物をもとめ、魔法のある世界で優しい両親も恵まれ、私の第二の人生はいま異世界ではじまった。
エブリスタ様にて掲載中です。
表紙は表紙メーカー様をお借りいたしました。
プロローグ〜78話までを第一章として、誤字脱字を直したものに変えました。
物語は変わっておりません。
一応、誤字脱字、文章などを直したはずですが、まだまだあると思います。見直しながら第二章を進めたいと思っております。
よろしくお願いします。

【完結】デスペナのないVRMMOで一度も死ななかった生産職のボクは最強になりました。
鳥山正人
ファンタジー
デスペナのないフルダイブ型VRMMOゲームで一度も死ななかったボク、三上ハヤトがノーデスボーナスを授かり最強になる物語。
鍛冶スキルや錬金スキルを使っていく、まったり系生産職のお話です。
まったり更新でやっていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
「DADAN WEB小説コンテスト」1次選考通過しました。

最悪のゴミスキルと断言されたジョブとスキルばかり山盛りから始めるVRMMO
無謀突撃娘
ファンタジー
始めまして、僕は西園寺薫。
名前は凄く女の子なんだけど男です。とある私立の学校に通っています。容姿や行動がすごく女の子でよく間違えられるんだけどさほど気にしてないかな。
小説を読むことと手芸が得意です。あとは料理を少々出来るぐらい。
特徴?う~ん、生まれた日にちがものすごい運気の良い星ってぐらいかな。
姉二人が最新のVRMMOとか言うのを話題に出してきたんだ。
ゲームなんてしたこともなく説明書もチンプンカンプンで何も分からなかったけど「何でも出来る、何でもなれる」という宣伝文句とゲーム実況を見て始めることにしたんだ。
スキルなどはβ版の時に最悪スキルゴミスキルと認知されているスキルばかりです、今のゲームでは普通ぐらいの認知はされていると思いますがこの小説の中ではゴミにしかならない無用スキルとして認知されいます。
そのあたりのことを理解して読んでいただけると幸いです。
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!

女子力の高い僕は異世界でお菓子屋さんになりました
初昔 茶ノ介
ファンタジー
昔から低身長、童顔、お料理上手、家がお菓子屋さん、etc.と女子力満載の高校2年の冬樹 幸(ふゆき ゆき)は男子なのに周りからのヒロインのような扱いに日々悩んでいた。
ある日、学校の帰りに道に悩んでいるおばあさんを助けると、そのおばあさんはただのおばあさんではなく女神様だった。
冗談半分で言ったことを叶えると言い出し、目が覚めた先は見覚えのない森の中で…。
のんびり書いていきたいと思います。
よければ感想等お願いします。

ぬいぐるみばかり作っていたら実家を追い出された件〜だけど作ったぬいぐるみが意志を持ったので何も不自由してません〜
望月かれん
ファンタジー
中流貴族シーラ・カロンは、ある日勘当された。理由はぬいぐるみ作りしかしないから。
戸惑いながらも少量の荷物と作りかけのぬいぐるみ1つを持って家を出たシーラは1番近い町を目指すが、その日のうちに辿り着けず野宿をすることに。
暇だったので、ぬいぐるみを完成させようと意気込み、ついに夜更けに完成させる。
疲れから眠りこけていると聞き慣れない低い声。
なんと、ぬいぐるみが喋っていた。
しかもぬいぐるみには帰りたい場所があるようで……。
天真爛漫娘✕ワケアリぬいぐるみのドタバタ冒険ファンタジー。
※この作品は小説家になろう・ノベルアップ+にも掲載しています。
【完結】捨てられた双子のセカンドライフ
mazecco
ファンタジー
【第14回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞作】
王家の血を引きながらも、不吉の象徴とされる双子に生まれてしまったアーサーとモニカ。
父王から疎まれ、幼くして森に捨てられた二人だったが、身体能力が高いアーサーと魔法に適性のあるモニカは、力を合わせて厳しい環境を生き延びる。
やがて成長した二人は森を出て街で生活することを決意。
これはしあわせな第二の人生を送りたいと夢見た双子の物語。
冒険あり商売あり。
さまざまなことに挑戦しながら双子が日常生活?を楽しみます。
(話の流れは基本まったりしてますが、内容がハードな時もあります)

前世の幸福ポイントを使用してチート冒険者やってます。
サツキ コウ
ファンタジー
俗に言う異世界転生物。
人生の幸福ポイントを人一倍残した状態で不慮の死を遂げた主人公が、
前世のポイントを使ってチート化!
新たな人生では柵に囚われない為に一流の冒険者を目指す。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる