66 / 339
美味を求めて
61.僕は大スター!?
しおりを挟む
南の密林攻略に向けて、スイーツを食べながら話し合う。
「わたくしは殴りヒーラーを目指していますの。ですから、自分の身は自分で守れますわ。あ、でも、モモさんに守ってもらうのは歓迎ですわよ」
メアリがにっこりと笑う。
殴りヒーラーを目指すって、僕以上に珍しい感じがする。しかも、喋り方は令嬢っぽいから、なんだかギャップがある。装備も赤いドレスだし。
「そ、そっか……積極的に前に出たいタイプ?」
「必要に応じて、ですわね。このメンバーだとその必要はあまりなさそうですし、治癒士に専念しますわ」
普段はソロで活動してるから、戦える治癒士を目指す必要があったんだとか。ソロなのに治癒士を選んでるあたり、そもそも殴りヒーラーになろうと決意していた気がするけど。
「ふはっ、メアリって愉快なやつだなー。私はさっきも言った通り、盾を使うから、完全前衛な」
「盾使う人も珍しいよね?」
「うん、まぁ、私は盾で守るって言うより、盾で殴るんだけど」
レナも十分愉快だと思う。盾で殴るより、剣で斬った方が攻撃力高いのでは?
そんで、この時点でパーティーの三分の一が殴るタイプって確定してるんだけど、物理的すぎない?
あ、タマモも体術士だから殴るタイプだ。ということは、半数が殴り系か……。
「ウチは素早さ重視で敵を撹乱して、ちょっとずつダメージを重ねていくのが得意やな。レナとタマモとウチで、ヘイトを分散させたらええんやないかな」
「でも、攻撃されたらしんどくない? 防御力上げてる?」
「回避重視や」
きっぱりと宣言された。これ絶対、防御力はあんまり気にしてない感じだ。適度に魔術でフォローしたらいいのかな。
「わ、私は、ごく普通の魔術士だと思います……」
「全然、それでいいんだよ!」
ミレイが申し訳なさそうに言うけど、特殊なプレイスタイルは求めてないから。面白さは優先事項じゃない。
「そうですか? あ、得意なのは雷魔術です……。エルフなので魔力量が多いですし、大技連発もいけます」
「すごいねっ!? というか、雷魔術を持ってるの? それ、複合属性だよね?」
「風と火の複合ですね。交互に繰り返し放ってたら覚えられました」
「ほんとに? 僕もやってみよ」
すごく良い情報をゲットしちゃった。
にこにこしてたら、タマモが「はいはい!」と手を挙げてるのに気づく。
「どうしたの?」
「私は体術士ですので、敵の攻撃を躱しつつ、殴ったり蹴ったり、投げたりするのが得意です!」
「うん、知ってる」
南の密林から帰って来る時、連携の確認も兼ねて一緒にバトルしたでしょ。わざわざ言う必要ないよ。あ、でも、ミレイたちと情報を共有するのは大切かも。
「――僕は飛んで攻撃を躱しながら、魔術を放つのが得意かな?」
「見た目からそうだと思ってましたけれど、飛べるんですわね」
「ちっこい羽なのにな」
「魔力がある世界やし、羽の大小は関係ないんやろ」
「飛べるっていいですね……」
感想をもらいつつ、情報を整理。
レナとタマモが完全前衛で、ユリは柔軟に前衛から中衛、僕は中衛から後衛、ミレイとメアリが後衛って感じかな。後方から襲ってくる敵がいたら、僕かメアリが最初に対応するってことで良さそうだね。
「連携確認してみたいし、早い内に一回挑戦しに行こうよ」
「ええよ。そんなら、リアル時間の明日十八時でどうや。こっちだと朝やから、暗くなる前に帰ってこれるやろ」
「私は問題ないよ」
「わたくしも明日は一日オフですから、何時でも大丈夫ですわ」
「私も大丈夫ですけど、攻略用の補助アイテムは用意しておきたいです……」
ミレイの言葉に、全員で顔を見合わせる。攻略用の補助アイテムというと、回復薬とか?
僕は最近錬金術で回復薬を作れるようになったけど、街で売ってるのより効果が低いかもしれない。錬金術士だからしかたないんだけど。
「ウチ、初級回復薬と初級魔力回復薬は作れるけど、材料が足りひんなぁ」
「あ、それなら、僕の農地で収穫した薬草とかあげるよ。僕より効果高いの作れるでしょ」
はーい、と手を挙げて提案したら、視線が集まった。なんで?
「……やっぱり農地をもう借りとったんか」
「スローライフが似合うだろうな、って思ってたけど。私らの希少種さん像を裏切らないの、さすが!」
「農作業も楽しそうですね……」
「きっと農作業の服もお似合いになると思いますわ。わたくしが作ってもよろしくて?」
メアリが提案してくれたけど、首を横に振る。服装はリリにたくさん作ってもらったからね。
「農家バージョンの服は持ってるよ! 友だちが作ってくれたんだー」
見せてあげようと思って、衣装チェンジしてみる。
最近、農作業をする時は必ずこの格好をしてるから、なんだか安心感さえ覚える。カフェにいるから違和感もあるけど。
「っ……か、可愛い!」
「ええやん」
「まあ! 作った方は、趣味がよろしいと思いますわ」
三人が口々に褒めてくれた。タマモとミレイは無言で悶えてる。レナが言うには「尊い、って感情が極まった結果だからほっとけ」らしい。
加えて、周囲からも歓声が上がって、この場が僕のファンの集いであることを思い出した。みんな、放っちゃっててごめんね?
「……南の密林攻略は明日がんばるとして、そろそろ写真撮影する?」
周囲を眺めてから首を傾げる。
途端に「お願いします!」という声が重なって聞こえた。みんな待っててくれたんだねー。優しいな。
「そやね。薬草は後で取りに行かせてもらうわ。みんなお待ちかねみたいやし、気張ってきぃ。あ、ウチとの撮影は後の方でええよ」
「はーい。格好はどうしよう?」
聞いてみたら、口々に「さっきの格好で!」とか「そのままで!」とか「なにも着てない方がいいです!」とか言われる。どれやねん。
「……モモさん、それぞれの希望に合わせてお着替えしてもらっても?」
「じゃあ、順番に着てこうかな」
タマモにキラキラとした目で言われて、ふと思い出す。僕の衣装は今のところ七種類あるんだ。
「――他にも、釣り師、錬金術士、料理人、部屋着、魔術士のバージョンがあるけど……」
「全部見せてください!」
食い気味に言われた。タマモ以外からも期待に満ちた視線を感じる。
着替えるのは簡単だから構わないけど。勢いがすごすぎて、ちょっとびっくりしちゃうよ。
「じゃあ、僕の即席ファッションショー開幕でーす! 後で、一緒に撮影したい格好を教えてね」
「めっちゃノリノリやん」
ユリに笑われたけど、僕は極力雰囲気を壊さないよう全力で乗っかるタイプです。楽しいって気持ちが一番大切だよね!
リリに作ってもらった衣装を着て歩こうと思ったら、いつの間にか店内にレッドカーペットが敷かれてた。誰が用意したの。
そこを囲んでみんなが期待に満ちた目を向けてくるから、気分だけパリコレモデルになってウォーキングしてみた。
拍手に紛れて、パシャパシャと写真を撮られてる気がする。可愛く撮ってくれー。そんで僕にもください。
「おすましモフモフ、かわゆす……!」
「歩き方、ちょこちょこしてるの、尊い!」
「こっち見てー!」
ファンサービスを忘れず、お手振りしたり、投げキッスしたりしてみた。その度に「きゃー」と歓声が上がるから、さらに気分が良くなる。
ウィンクしたら両目を瞑っちゃって「かわいー」と笑いながら言われたのは、ちょっと反省点。ウィンクの特訓しとこう。
「――では、まずは農家バージョン衣装での撮影希望の方~」
タマモがファンを整理してくれて、写真撮影会の開始。忙しくなりそうだなぁ……。
◇◆◇
結果、写真撮影会が終わったのは、空が暗くなり始める時間だった。
僕が用意しておいた料理アイテムをお土産に、手を振りながら去っていくみんなを見送る。
……とりあえず、お土産を喜んでもらえて良かった。僕はもうクタクタだけどね! バトルより疲労感があるよ。
でも、これまで密かに練習してきたポージングが上手くいって、嬉しいのもほんと。たくさん桃スイーツを食べられたし、お話しもいっぱいできて楽しかった。
「今日はありがとうございました」
「うん、タマモも、イベントの主催ありがとうね」
ほんと、タマモがいて助かった。テキパキと段取りを整えてくれたから。
「ウチはこれから薬草取りに行くけど、ええか?」
「もちろん!」
ユリと一緒に農地へ。
明日のバトルも楽しみだなー。
「わたくしは殴りヒーラーを目指していますの。ですから、自分の身は自分で守れますわ。あ、でも、モモさんに守ってもらうのは歓迎ですわよ」
メアリがにっこりと笑う。
殴りヒーラーを目指すって、僕以上に珍しい感じがする。しかも、喋り方は令嬢っぽいから、なんだかギャップがある。装備も赤いドレスだし。
「そ、そっか……積極的に前に出たいタイプ?」
「必要に応じて、ですわね。このメンバーだとその必要はあまりなさそうですし、治癒士に専念しますわ」
普段はソロで活動してるから、戦える治癒士を目指す必要があったんだとか。ソロなのに治癒士を選んでるあたり、そもそも殴りヒーラーになろうと決意していた気がするけど。
「ふはっ、メアリって愉快なやつだなー。私はさっきも言った通り、盾を使うから、完全前衛な」
「盾使う人も珍しいよね?」
「うん、まぁ、私は盾で守るって言うより、盾で殴るんだけど」
レナも十分愉快だと思う。盾で殴るより、剣で斬った方が攻撃力高いのでは?
そんで、この時点でパーティーの三分の一が殴るタイプって確定してるんだけど、物理的すぎない?
あ、タマモも体術士だから殴るタイプだ。ということは、半数が殴り系か……。
「ウチは素早さ重視で敵を撹乱して、ちょっとずつダメージを重ねていくのが得意やな。レナとタマモとウチで、ヘイトを分散させたらええんやないかな」
「でも、攻撃されたらしんどくない? 防御力上げてる?」
「回避重視や」
きっぱりと宣言された。これ絶対、防御力はあんまり気にしてない感じだ。適度に魔術でフォローしたらいいのかな。
「わ、私は、ごく普通の魔術士だと思います……」
「全然、それでいいんだよ!」
ミレイが申し訳なさそうに言うけど、特殊なプレイスタイルは求めてないから。面白さは優先事項じゃない。
「そうですか? あ、得意なのは雷魔術です……。エルフなので魔力量が多いですし、大技連発もいけます」
「すごいねっ!? というか、雷魔術を持ってるの? それ、複合属性だよね?」
「風と火の複合ですね。交互に繰り返し放ってたら覚えられました」
「ほんとに? 僕もやってみよ」
すごく良い情報をゲットしちゃった。
にこにこしてたら、タマモが「はいはい!」と手を挙げてるのに気づく。
「どうしたの?」
「私は体術士ですので、敵の攻撃を躱しつつ、殴ったり蹴ったり、投げたりするのが得意です!」
「うん、知ってる」
南の密林から帰って来る時、連携の確認も兼ねて一緒にバトルしたでしょ。わざわざ言う必要ないよ。あ、でも、ミレイたちと情報を共有するのは大切かも。
「――僕は飛んで攻撃を躱しながら、魔術を放つのが得意かな?」
「見た目からそうだと思ってましたけれど、飛べるんですわね」
「ちっこい羽なのにな」
「魔力がある世界やし、羽の大小は関係ないんやろ」
「飛べるっていいですね……」
感想をもらいつつ、情報を整理。
レナとタマモが完全前衛で、ユリは柔軟に前衛から中衛、僕は中衛から後衛、ミレイとメアリが後衛って感じかな。後方から襲ってくる敵がいたら、僕かメアリが最初に対応するってことで良さそうだね。
「連携確認してみたいし、早い内に一回挑戦しに行こうよ」
「ええよ。そんなら、リアル時間の明日十八時でどうや。こっちだと朝やから、暗くなる前に帰ってこれるやろ」
「私は問題ないよ」
「わたくしも明日は一日オフですから、何時でも大丈夫ですわ」
「私も大丈夫ですけど、攻略用の補助アイテムは用意しておきたいです……」
ミレイの言葉に、全員で顔を見合わせる。攻略用の補助アイテムというと、回復薬とか?
僕は最近錬金術で回復薬を作れるようになったけど、街で売ってるのより効果が低いかもしれない。錬金術士だからしかたないんだけど。
「ウチ、初級回復薬と初級魔力回復薬は作れるけど、材料が足りひんなぁ」
「あ、それなら、僕の農地で収穫した薬草とかあげるよ。僕より効果高いの作れるでしょ」
はーい、と手を挙げて提案したら、視線が集まった。なんで?
「……やっぱり農地をもう借りとったんか」
「スローライフが似合うだろうな、って思ってたけど。私らの希少種さん像を裏切らないの、さすが!」
「農作業も楽しそうですね……」
「きっと農作業の服もお似合いになると思いますわ。わたくしが作ってもよろしくて?」
メアリが提案してくれたけど、首を横に振る。服装はリリにたくさん作ってもらったからね。
「農家バージョンの服は持ってるよ! 友だちが作ってくれたんだー」
見せてあげようと思って、衣装チェンジしてみる。
最近、農作業をする時は必ずこの格好をしてるから、なんだか安心感さえ覚える。カフェにいるから違和感もあるけど。
「っ……か、可愛い!」
「ええやん」
「まあ! 作った方は、趣味がよろしいと思いますわ」
三人が口々に褒めてくれた。タマモとミレイは無言で悶えてる。レナが言うには「尊い、って感情が極まった結果だからほっとけ」らしい。
加えて、周囲からも歓声が上がって、この場が僕のファンの集いであることを思い出した。みんな、放っちゃっててごめんね?
「……南の密林攻略は明日がんばるとして、そろそろ写真撮影する?」
周囲を眺めてから首を傾げる。
途端に「お願いします!」という声が重なって聞こえた。みんな待っててくれたんだねー。優しいな。
「そやね。薬草は後で取りに行かせてもらうわ。みんなお待ちかねみたいやし、気張ってきぃ。あ、ウチとの撮影は後の方でええよ」
「はーい。格好はどうしよう?」
聞いてみたら、口々に「さっきの格好で!」とか「そのままで!」とか「なにも着てない方がいいです!」とか言われる。どれやねん。
「……モモさん、それぞれの希望に合わせてお着替えしてもらっても?」
「じゃあ、順番に着てこうかな」
タマモにキラキラとした目で言われて、ふと思い出す。僕の衣装は今のところ七種類あるんだ。
「――他にも、釣り師、錬金術士、料理人、部屋着、魔術士のバージョンがあるけど……」
「全部見せてください!」
食い気味に言われた。タマモ以外からも期待に満ちた視線を感じる。
着替えるのは簡単だから構わないけど。勢いがすごすぎて、ちょっとびっくりしちゃうよ。
「じゃあ、僕の即席ファッションショー開幕でーす! 後で、一緒に撮影したい格好を教えてね」
「めっちゃノリノリやん」
ユリに笑われたけど、僕は極力雰囲気を壊さないよう全力で乗っかるタイプです。楽しいって気持ちが一番大切だよね!
リリに作ってもらった衣装を着て歩こうと思ったら、いつの間にか店内にレッドカーペットが敷かれてた。誰が用意したの。
そこを囲んでみんなが期待に満ちた目を向けてくるから、気分だけパリコレモデルになってウォーキングしてみた。
拍手に紛れて、パシャパシャと写真を撮られてる気がする。可愛く撮ってくれー。そんで僕にもください。
「おすましモフモフ、かわゆす……!」
「歩き方、ちょこちょこしてるの、尊い!」
「こっち見てー!」
ファンサービスを忘れず、お手振りしたり、投げキッスしたりしてみた。その度に「きゃー」と歓声が上がるから、さらに気分が良くなる。
ウィンクしたら両目を瞑っちゃって「かわいー」と笑いながら言われたのは、ちょっと反省点。ウィンクの特訓しとこう。
「――では、まずは農家バージョン衣装での撮影希望の方~」
タマモがファンを整理してくれて、写真撮影会の開始。忙しくなりそうだなぁ……。
◇◆◇
結果、写真撮影会が終わったのは、空が暗くなり始める時間だった。
僕が用意しておいた料理アイテムをお土産に、手を振りながら去っていくみんなを見送る。
……とりあえず、お土産を喜んでもらえて良かった。僕はもうクタクタだけどね! バトルより疲労感があるよ。
でも、これまで密かに練習してきたポージングが上手くいって、嬉しいのもほんと。たくさん桃スイーツを食べられたし、お話しもいっぱいできて楽しかった。
「今日はありがとうございました」
「うん、タマモも、イベントの主催ありがとうね」
ほんと、タマモがいて助かった。テキパキと段取りを整えてくれたから。
「ウチはこれから薬草取りに行くけど、ええか?」
「もちろん!」
ユリと一緒に農地へ。
明日のバトルも楽しみだなー。
1,538
お気に入りに追加
3,731
あなたにおすすめの小説

【完結】デスペナのないVRMMOで一度も死ななかった生産職のボクは最強になりました。
鳥山正人
ファンタジー
デスペナのないフルダイブ型VRMMOゲームで一度も死ななかったボク、三上ハヤトがノーデスボーナスを授かり最強になる物語。
鍛冶スキルや錬金スキルを使っていく、まったり系生産職のお話です。
まったり更新でやっていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
「DADAN WEB小説コンテスト」1次選考通過しました。

野草から始まる異世界スローライフ
深月カナメ
ファンタジー
花、植物に癒されたキャンプ場からの帰り、事故にあい異世界に転生。気付けば子供の姿で、名前はエルバという。
私ーーエルバはスクスク育ち。
ある日、ふれた薬草の名前、効能が頭の中に聞こえた。
(このスキル使える)
エルバはみたこともない植物をもとめ、魔法のある世界で優しい両親も恵まれ、私の第二の人生はいま異世界ではじまった。
エブリスタ様にて掲載中です。
表紙は表紙メーカー様をお借りいたしました。
プロローグ〜78話までを第一章として、誤字脱字を直したものに変えました。
物語は変わっておりません。
一応、誤字脱字、文章などを直したはずですが、まだまだあると思います。見直しながら第二章を進めたいと思っております。
よろしくお願いします。

女子力の高い僕は異世界でお菓子屋さんになりました
初昔 茶ノ介
ファンタジー
昔から低身長、童顔、お料理上手、家がお菓子屋さん、etc.と女子力満載の高校2年の冬樹 幸(ふゆき ゆき)は男子なのに周りからのヒロインのような扱いに日々悩んでいた。
ある日、学校の帰りに道に悩んでいるおばあさんを助けると、そのおばあさんはただのおばあさんではなく女神様だった。
冗談半分で言ったことを叶えると言い出し、目が覚めた先は見覚えのない森の中で…。
のんびり書いていきたいと思います。
よければ感想等お願いします。

最悪のゴミスキルと断言されたジョブとスキルばかり山盛りから始めるVRMMO
無謀突撃娘
ファンタジー
始めまして、僕は西園寺薫。
名前は凄く女の子なんだけど男です。とある私立の学校に通っています。容姿や行動がすごく女の子でよく間違えられるんだけどさほど気にしてないかな。
小説を読むことと手芸が得意です。あとは料理を少々出来るぐらい。
特徴?う~ん、生まれた日にちがものすごい運気の良い星ってぐらいかな。
姉二人が最新のVRMMOとか言うのを話題に出してきたんだ。
ゲームなんてしたこともなく説明書もチンプンカンプンで何も分からなかったけど「何でも出来る、何でもなれる」という宣伝文句とゲーム実況を見て始めることにしたんだ。
スキルなどはβ版の時に最悪スキルゴミスキルと認知されているスキルばかりです、今のゲームでは普通ぐらいの認知はされていると思いますがこの小説の中ではゴミにしかならない無用スキルとして認知されいます。
そのあたりのことを理解して読んでいただけると幸いです。

前世の幸福ポイントを使用してチート冒険者やってます。
サツキ コウ
ファンタジー
俗に言う異世界転生物。
人生の幸福ポイントを人一倍残した状態で不慮の死を遂げた主人公が、
前世のポイントを使ってチート化!
新たな人生では柵に囚われない為に一流の冒険者を目指す。

ぬいぐるみばかり作っていたら実家を追い出された件〜だけど作ったぬいぐるみが意志を持ったので何も不自由してません〜
望月かれん
ファンタジー
中流貴族シーラ・カロンは、ある日勘当された。理由はぬいぐるみ作りしかしないから。
戸惑いながらも少量の荷物と作りかけのぬいぐるみ1つを持って家を出たシーラは1番近い町を目指すが、その日のうちに辿り着けず野宿をすることに。
暇だったので、ぬいぐるみを完成させようと意気込み、ついに夜更けに完成させる。
疲れから眠りこけていると聞き慣れない低い声。
なんと、ぬいぐるみが喋っていた。
しかもぬいぐるみには帰りたい場所があるようで……。
天真爛漫娘✕ワケアリぬいぐるみのドタバタ冒険ファンタジー。
※この作品は小説家になろう・ノベルアップ+にも掲載しています。
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!
【完結】捨てられた双子のセカンドライフ
mazecco
ファンタジー
【第14回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞作】
王家の血を引きながらも、不吉の象徴とされる双子に生まれてしまったアーサーとモニカ。
父王から疎まれ、幼くして森に捨てられた二人だったが、身体能力が高いアーサーと魔法に適性のあるモニカは、力を合わせて厳しい環境を生き延びる。
やがて成長した二人は森を出て街で生活することを決意。
これはしあわせな第二の人生を送りたいと夢見た双子の物語。
冒険あり商売あり。
さまざまなことに挑戦しながら双子が日常生活?を楽しみます。
(話の流れは基本まったりしてますが、内容がハードな時もあります)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる