RUBBER LADY 屈辱のダブルヒロイン

RUBBER LADY

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RUBBER LADY 屈辱のダブルヒロイン


 RUBBER LADY、一国の女王という高貴な身分でありながら、自国の治安維持のため、ラバーコスチュームに身を包み日夜戦い続けている。その生まれながらの気の強さと身分の高さからくるプライドの高さ、あらゆる格闘技に精通したその強さは悪党どもの驚異であった。
しかし宿敵フランソワーズに捕らわれ受けた屈辱の数々による精神的なダメージは未だ回復はしていなかった。特に先日の出来事は彼女の心に深い陰を落とし、危うい所をマダムRと名乗るスーパーヒロインに救われたものの、もし彼女がいなかったらと考えると身震いするほどの恐怖感におそわれるとともに自らのラバーレディーとしての行動に疑問さえも感じていた。

しかし、悪は彼女の苦悩に関わらず依然としてなくなることはなかった。
その日も彼女が自国の治安維持のため整備したシステムが悪党の出現を知らせていた。

「はあー、またでたのね...だめね、こういう風に考えていては、私はラバーレディー国民の平和を守ると誓った女戦士なのよ!負けてはだめよ!」

犯罪検知システムの精度の高さを恨みつつも自らを鼓舞し出動するラバーレディーであった。

「おらおら、私たちブラックキャッツに楯突くと命がないよ!さっさとだすもんだしな!」

銀行を襲撃したブラックキャッツと名乗る犯罪集団は目的のものを入手すると車を使い猛スピードで警察を振り切り逃走を続けていた。

「ははは、ちょろいものね、ほんと楽勝だったわ」 「な、何が起こったの、ちくしょう一体誰が」

歓喜にわくブラックキャッツの車はは突然飛来した何かにタイヤがバーストしスピンし停止した。悪態をつきながら一斉に飛び出したメンバーの前にいつの間にか一人の女戦士がたっていた」

「ふふふ、あなた達調子にのるのもこれまでね!この私がいる限り、あなた達の好き勝手は許さなくってよ!」「抵抗してもむだよおとなしくなさい、ほーほほほ」

腰に手をあてた颯爽としたポーズをとり、いつもの高圧的な台詞を発するラバーレディであった。 

「出たわねラバーレディー、ふふふ調子ににってるのはどっちかしらね?」

これまでラバーレディの姿を確認した悪党達はみな一様に動揺し怒りと焦りの入り交じった表情となり、大半は彼女の強さに恐れをなし逃走をあきらめ、ごく一部が捨て身の反撃にでるが彼女の敵ではなく容易に取り押さえるというようなパターンが主であった。
しかし、ブラックキャッツのメンバー達は同様するどころか、口元に薄ら笑いを浮かべ不適な態度をとっていた。

(どういうこと...何かあるというの...くっつ考えていても仕方ないわ)
「ふふふ、何ですって、訳のわからないことおっしゃらないでくださる!いくわよ覚悟なさい」

「まちな!焦るんじゃないわよ戦うまえにこれを見てもらおうじゃないのふふふ」

ブラックキャッツの女は身構えたラバーレディの前に一枚の写真を投げつけた。注意深く写真をとり目を落とした瞬間、稲妻に打たれたように硬直したラバーレディは、写真をおとしたのも気づかず身構えたまま呆然と立ちつくした。

(な、なぜ、こんな写真が...どどうして...い、いやー)

「はーははは、やっぱりそれはあなたね。まさかとは思ったけどね、その様子じゃ本物みたいね。ふふふ、まさか天下のラバーレディが、そんな恥ずかしい格好、鼻フックにボールギャグしかも涎だらだら、それに股間にあてた手は何をしているのかしらねー、ほんと最低!きゃはは」

「や、止めなさい!ど、どこでそんな破廉恥な写真を手に入れたか知りませんけど、この私がそ、そのようなこと馬鹿馬鹿しいですわ!」

あまりの衝撃に茫然自失となりながらも、せいいっぱの虚勢をはるラバーレディ。しかしその身のこなしは明らかにぎこちなく隙だらけとなっていた。

「ふふふ、そうかしらね?、でももはやあなたの伝説的な威厳は私たちには通用しないわよ。そうね私たちがまた写真とってあげるわよ、もっと屈辱的なやつをね!覚悟なさい」 

「それ、いまよ!」

女のかけ声に応えるように、ラバーレディを取り囲んだブラックキャッツのメンバーは、一斉に先端に輪が形成された革製のロープを飛ばした。
普段のラバーレディであれば、苦もなくかわせる程度の攻撃であったが。精神的なショックから立ち直れない状態では、回避もできず、あえなく一本のロープを首に嵌められてしまった。

(し、しまったわ!こんな攻撃にやられるなんてこの私が...ななんてこと)「くっつ」

「やった捕らえたわよ!ほらほら苦しいかい、それー」

ラバーレディの首に嵌った革製のロープはブラックキャッツ数人によって思いっきり引っ張られ、首をしめつけた。思わずロープを掴み引き戻そうとするが、いつものように力が入らない上に相手は数人ががりとなっては、さすがのラバーレディも対抗できず引きずられるようによろめいた。

(くっつ、苦しい、お、おのれこの私にこのようなことを、許さないわよ!くっつ)

「ははは、いい格好よラバーレディ、まさに獣狩りね。」
「いまよ、ラバーレディは手を使えないわ、チャンスよ」

ブラックキャッツのメンバーは、ラバーレディがロープを掴んだ手を離せないことに気づくと、一斉に襲いかかってきた。

「くらえ」「どうだ」「えいーっつ」

びしーつ、ばしっつ。「はあっーつ、うぐーつっつ」

首を締め付ける革製のロープがきつく食い込み呼吸もままならない状態で、ブラックキャッツのメンバーにパンチ、キックを浴びせられさすがのラバーレディもついに意識が遠のいていく。

「だ、だめよ、この私がこんな人達に負けるなんて。絶対だ...め....」

必死の抵抗もむなしく、悪党のうすら笑いの中、意識を失い崩れ落ちるラバーレディ。 

(「うぐっつ」(はっ、こ、ここは...どこ、な、何こ、この格好は...、そ、それにこの口に嵌められた棒のようなうぐぐ....ま、またも捕らわれの身に...くっつ)

意識ををとり戻したラバーレディは、倉庫のような薄暗い場所に両手を拘束されつり下げられていることに気がついた。しかも、口には棒状の猿轡をかまされていた。

「あらーっ、お目覚めかしら、正義のヒロイン、ラバーレディさん」「ふふふ、いい格好ね。腋の下丸出しでレディがはしたいわよ。それにその恥ずかしいお顔、ビットギャグもお似合いよ」

「あぐーっつ」(くっつ、何ですって、この私にこのような仕打ちを許しませんわよ!)

屈辱的なポーズをとらされ、ビットギャグを噛まされるという羞恥的扱いに加え嘲笑されるという状況ながらも、気高さを失わず気丈に立ち向かい敵をにらむラバーレディ。

「おやーっ、その態度はどういうことかしら、あなたご自分の立場がわかってないようね。あなたの運命は私たちの思いのままなのよ!」
「そうだわ、いいこと教えてあげるわ、これを聞けばいかにプライドの高いあなたも反抗する気力がなくなるかもね。そうよ、あの恥ずかしい写真の出所よ、あなたも知りたいでしょう?」

「おぐっつ」(そ、そうだは、私がこんな目にあうのも元はといえばあの...)

「ふっ、やはり知りたいようね。でも簡単な話よある日突然送られてきたのよ。この写真とあなたを捕らえる作戦といっしょにね。多分他の組織にも同じように送られているんじゃないかしらね。どお、驚いた、たぶんあなたもう駄目ねいくら格好つけて気高く振る舞ってもこんな写真を、私たちのような組織に配られてしまってはね。ほーほほほ」

「.....」(な....なんという....フ、フランソワーズの仕業....私は...)

衝撃的な事実に襲われ全身の脱力感とともにうなだれるラバーレディであった。 

「ふふふ、さすがのラバーレディさんも観念したようね。まあ私たちのような弱小組織にこの始末じゃほんとうにもう終わりよね。でも安心して2度とヒロインなんてできないくらいきっちりと調教させていただくわ」
「何てったって、あのラバーレディさんを何でもする奴隷に調教できるなんて最高の幸運だわ、それにそんなあなたを手に入れたい輩はいくらでもいるわ私たちの想像を超えるような金額でね。ほーほほほ」

「ぐっつ」(...調教...またしても私は辱めを受けねばならないの...だめよ、気を強くもつのよまだ負けた訳ではないのよ...でも、今度はもうだめかも....)

気の強さでは誰にも負けないラバーレディであったが、度重なる屈辱に痛めつけられさすがに弱気を押さえる事が難しくなっていた。

「それじゃそろそろ始めるわよ。そうねまずは素っ裸になってもらいましょうか、そのラバーレディのコスチュームなかなかセクシーだけどあなたは奴隷なのだからいつもでもそんなもの身につける資格はないわね」

「おぐっーつ」(や、止めなさいそ、そんなこと許しませんわよ!。いやー)

刃物を手にした女の手が、最後の抵抗を試み身をよじるラバーレディのレオタードに伸びようとした瞬間。あたりに白い煙幕が立ちこめた。その中を飛来した光る物がラバーレディをつり下げたロープを切断した。突然の出来事に混乱するブラックキャッツ達

「ちくしょうこれは一体ラバーレディの仲間か?みんな一端にげるよ!」

危機一髪で難を逃れたものの心労からかギャグをはずすのも忘れしゃがみ込むラバーレディであった。そしていつの間にか目の前におかれた一通の手紙に気がついた。

(た、助かったの。一体誰が、やはりマダムR...これは...手紙?)

危機一髪の状態から、謎の人物により救われたラバーレディ。その人物が残したと思われる手紙を読むと。そこには簡潔な一文のみが記されていた。

ー 今夜、大事なお話があります。どうかお一人で郊外のX工場跡へ  マダムR ー

「やはり、マダムR...」
(でもなぜ姿を見せてくださらないのかしら、それにわざわざこんな所へ呼び出すなんて...もしかしてこれは敵の罠...いいえそんなことはないわね。私はすでに捕らえられていたのだから、あえて逃がすことはないはずよ...とにかくいってみるしかないですわね)
(マダムR...いったいどういう人なのかしら...これまでのお礼もしなくてはいけないし...)

一抹の不安を感じながらも、状況から判断しマダムRからの手紙に間違いないと判断したラバーレディは指定の場所へと現れた。

「ここね、こんな人気のない所へどうして...そんなに人目を避ける必要があることなのかしら?」

深夜の廃工場は動く物もなく静寂につつまれていた。ただラバーレディの歩く足音をのぞいて。

「この辺でいいかしら。まだマダムRはきていらっしゃらないようね...」

歩を止めたラバーレディがひとしきり周りの様子を伺った瞬間、「カラン」と何かが金属音とともに足下に転がった。と同時に辺りは白い煙に包まれた。

「な、なに!これは、まさか催眠ガス!一体だ..れ..まさ...か」

突然、強力な催眠ガスに襲われ、口を押さえ逃れようとするものの、薬の効果が瞬時に現れ為すすべもなく気を失うラバーレディ。しばらくするとガスマスクをつけた一団が現れ彼女を連れ去っていった。 

「うっうーん」「はっ、ここは!」

意識を取り戻したラバーレディ。後ろ手に拘束され地面に寝かされていることに気がついた。しかも革製の首輪を嵌められその一端は壁に固定されていた。辺りを見渡すとそこは窓がなく薄暗い電灯だけで一面が鉄格子の牢獄であった。そして鉄格子の前にはレオタードを身につけ銃をもった見張り役と思われる女性兵士が立っていた。

(またしても敵の手に落ちたというの?でもなぜ?まさかラバーRも捕らわれの身になったのでは)
「あなた、ここはどこですの。この私をどうなさるおつもり!お答えなさい!」

不自由な後ろ手のまま何とか立ち上がり見張りの女に問いただすものの返事はなく、しかし視界の外から屈辱的な記憶を呼び覚ます声が聞こえてきた。

「お目覚めのようね。御気分は如何かしら?ラバーレディさん。ほーほほほ」

「なぜ?あ、あなたはフランソワーズ!、この私をこのような牢獄に繋ぎ何を企んでいるの」

そこには宿敵であり、かって幾度となくラバーレディに死にも勝る屈辱を与えてきたフランソワーズと呼ばれる女が立っていた。全身を覆うロングコートにウエーブのかかった栗色の髪をなびかせ、勝ち誇った視線を投げかけていた。

「おやおや、お久し振りの対面ですのにご挨拶ですこと。ふふふ、その様子では謎が多くて混乱なさっていらっしゃるようね。まあ落ち着きなさいそのうち説明してあげるわ。でもその前に一仕事していただこうかしら。狩りの餌としての仕事をね」
「あなた、この女を表へ引き出しなさい。気をつけるのよ、こんな状態でも何をするかわからないわよ、暴れたらすぐにその麻酔銃をお使いなさい」

「くっ、なんですって、どういうことなの!あうっつ、お、おやめなさい。自、自分で歩きますわ!」

女兵士に首輪のロープを引かれ。外へ連行されるラバーレディ。フランソワーズの登場で混乱は頂点に達しこれからの展開に戦々恐々とするのみであった。 

女兵士に首輪をひかれ外へ連れ出されたラバーレディは後手のまま杭に繋がれた。

「こんな所へ私を縛り付けてどいういうおつもり、何を企んでいるのかしら?」

「ふふふ、さすがはラバーレディさん、いつものプライドをとりもどしてきたわね」「先ほどもお話したようにあなたは餌ですのよいつもあなたを助けにくるあの方のね。ふふふ」

(はっ!まさかマダムR)「な、何ですってそんな人いるわけありませんわ、無駄な事はおやめなさい!」

「おや?なにか動揺していらっしゃらない?まあいいわ。でもねふふふ」

微笑みを浮かべたフランソワーズはマイクを使い大声でアナウンスを始めた。

「マダムRさん!早く姿を現しなさいいるのわ分かってるのよ!はやくでてこないとラバーレディがどういう目にあうか分かっていらっしゃるわよね!ほーほほほ」

「くっ、おやめなさい!マダムR!私の事は気にしないで早く逃げて!はやうぐぐっつ」

「おだまりなさい!誰かこの女の口にあれを噛ませて!」

「おのれ!あぐっつ、やめ、うぐぐ」「はうーっぐぐ」「うぐっーっつ」

必死の思いでマダムRを逃がすべく警告を発するラバーレディであったが、フランソワーズに顎を押さえられあえなくボールギャグを嵌められてしまった。しかしなおもマダムRに危機を知らせようと形振り構わず不自由な口でもがくラバーレディであった。

「ふう。全く気の強いお方ねせっかくギャグは勘弁してあげようかと思っていたのに。これでは仕方ないですわね。でもそのお恥ずかしい格好やっぱりお似合いですわよほほほ、でもご心配なくもうすぐお仲間を増やしてさしあげますからね。」 

(お願い!逃げてあなたまで捕らえられたらもう終わりよ!この場は何とか逃げてください)

ラバーレディの必死の願いが届いたのかマダムRは姿を現さなかった。

「ふん、なかなか用心深いわね。ふふふそういうつもりならこちらにも考えがあるわ。すぐに出てこなかった事を後悔するわよ」「大佐この女をこれで思いっきり痛めつけなさい。いい声で鳴かすのよ、マダムRが我慢できず出てくるまでね!」「私は残念ながら大事な用事があるの、後は計画通りに進めなさい。結果を楽しみにしているわよ」

そういうとフランソワーズは乗馬用の鞭を大佐と呼ぶ体格のいい女兵士に手渡し、ラバーレディにウインクしながら立ち去っていった。

「ふふふ、いくわよ覚悟なさい!私の鞭は半端じゃないよ!」「えいっつ」

びしーーっつ! ばしーっつ!びしーーっつ!強烈な鞭が嵐のようにラバーレディの体に叩き付けられた。真夜中の静寂を引き裂くような音が響く度、彼女の繊細な肌に非情の鞭が残す赤い痕跡が一つまた一つと増えていった。

「はぐっつ」「うぐっ」「はうっ」(だめ!絶対声を上げてはだめ、マダムRを逃がすのよ。それに私はこんな責めには屈しないわよ!負けるものですか)

「ちくしょう。何という女なの。私の鞭を受けて悲鳴一つあげないなんて」「えいー」

もうどれくらいの時間がたっただろう、鞭打たれることによる激痛と屈辱に耐え続けていたラバーレディであったが、さすがに限界が近づき意識を失いかけたまさにそのとき、ラバーレディを取り囲んだ兵士の数人が崩れ落ちた。そしてその後ろに姿を現したのは。

「あなた達、いい加減にしなさい!ラバーレディをお離しなさい。この私が相手をするわ!」

(...マダムR来てくれたのね..でもはやくに..げ...て...)

マダムRを見たショックと安堵からか張りつめていた物が切れ気を失うラバーレディであった。 

「出たわねマダムR!随分高飛車な態度ですけど、この状況が目に入らないの!」
「ちょっとでも刃向かうとラバーレディがどうなるかわかるわよね?」

大佐と呼ばれていた女兵士はラバーレディを鞭打つのを止めると手下に合図を送り、気を失ったラバーレディに銃を突きつけさせた。銃口を突きつけられかすかに意識を取り戻すラバーレディ。しかし体は動かせず会話のみが辛うじて聞き取れるだけであった。

「さあどうするマダムR、言っておくけどあれは麻酔弾なんかじゃないわよ」

「くっつ、分かったわ!私の負けのようね。でも用があるのは私なんでしょう。ラバーレディは返してあげて」「それだけ痛めつければ十分でしょう」

「さてね、フランソワーズ様にでも相談するんだねふふふ」「それ取り押さえるのよ!」

無抵抗のまま数人の女兵士に捕らえられるマダムR、跪づかされた上後ろ手に手錠をかけられ特殊な材質のロープで胸縄までかけられた。

「ふん、偉そうに登場したくせに口ほどにもないわね。ふっいい格好、無様ね!ほーほほほ」

「ふふ無抵抗の女をこんな格好にさせておいて、よくおっしゃるわね。あなた方にはプライドはないのかしらねほーほほほ」

「だまれ、余計なことしゃべるんじゃないわよ」「これでも銜えてな!」
「やめっはうぐっつ」

捕らわれの身となりながらも気丈に女兵士達を挑発していたマダムRであったが、あえなくビットギャグを嵌められ沈黙させられてしまった。しかし、その瞳は不気味な光を帯びていた。
その様子を辛うじて感じ取ったラバーレディは大きな失望と落胆の中再び気を失った。

(...マダムR...あなたまでそんな惨めな格好にされるなんて、ごめんなさい...でも..ああ...もう...お.わ...) 



ついに敵の手に落ちた二人のスーパーヒロイン。先ほどまでラバーレディが監禁されていた牢に二人並んで後ろ手のままイスに座らされていた。二人とも羞恥的な猿轡を嵌められており自由に話すことは許されず、ただお互いの屈辱的な格好に心を痛めるだけであった。

「はうっぐつ、あうっつ、あふっつ。うぐっつ」
(マダムRごめんなさい...私のせいで、あなたまでそんな格好に...その胸に光る筋は涎の跡ね...無理ありませんわそのようなもの嵌められたことはないでしょうに..決して恥ではありませわよ!)

無駄な抵抗とは知りながらも、自らが原因のこの屈辱的状況から脱出しようとするラバーレディ。何とか言葉を発しようとするがラバ-製のボールギャグはキッチリと口に食い込み意味のある声を封じ込めていた。

「んふー」
(駄目だわ...これまで幾度かボールギャグを噛まされた事はあったけど、確かにものすごい屈辱には変わりはない...でも今ほど恨めしく思ったことはありませんわ...何とか話を...)

口だけではなく体全体で拘束を解くべくもがき始めるラバーレディであったが、金属製の手錠はさすがの彼女でも外すことはできなかった。
一方、涎の跡も気にせず姉のような落ち着きでラバーレディを慰めるような慈愛に満ちた視線をおくりつつ、じっとこの屈辱に耐えるかのように静止していたマダムRがふいに拘束されていた手を動かし始めた。

「あぐっつ、うぐぐっつ」

猿轡のしたから数回くぐもった声を立てた次の瞬間、「ちゃりん」という金属をともに、マダムRがいすから立ち上がり、自由になった手で忌まわしいビットギャグをかなぐり捨てた。

「ふふふ、おまたせラバーレディ!さあこのような所すぐ脱出ですわよ!」

はうーっつ」(マダムR、手錠を外したのですか!)

呆気にとられる、ラバーレディを後目に、マスクを整えつつしなやかな動作で彼女の拘束を外すべく背後に回るマダムR

「おまちなさい、もう少しの辛抱ですわよ。早くお口の恥ずかしい、いえ、その、それとって差し上げないと」

「ふふふ、でもさすがわラバーレディさんですわね、猿轡を噛まされてからだいぶ時間たちましたのに、涎を垂れ流していらっしゃらないですわ。やはりレディのたしなみでしょうか?」
「私なんて、もう涎だらだらで止められませんでしたわ、胸もこの通りべとべとでiいい歳してお恥ずかしい限りですわよ。ふふ」

手段は不明であったが、数分後ラバーレディは久しぶりに自由の身となった。そこで二人は初めて言葉を交わした。

「ありがとうマダムR。あなたには本当に言葉では言い尽くせないほどの借りをつくってしまったようね...ごめんなさい」

「ふふふ、たかが猿轡を嵌められて涎まみれにされたくらい平気ですわよ、そういう趣味はないけどためにはいい刺激ですわ」
「でも、もしまた捕まったら敵の前で恥をかかされるのは嫌ですわ、涎の防ぎ方を教えてくださらないかしら?ほーほほほ」

「そんな...あれは決して恥ではありませんわよ」
「ところで、これまでも危うい所をお助け頂感謝しておりますわ。一度きちんとお礼をと考えていたのですけど...それで..もしやあなたも王族関係の...」

「王族?」「あっ、いえ私はそんな...それにお礼なんて..正義のために頑張るあなたのお手伝いができてうれしいんですのよ」 

「そ、そんなことよりあの鞭での拷問、あれは酷すぎますわ人を馬かなんかと勘違いしているかのようでしたわ。さぞお辛かったでしょうに...」

王族という言葉に些か過敏に反応したものの、依然相手を気遣いかつユーモアを交えた気品あふれる物腰はラバーレディをも惹きつける魅力に満ちていた。

「せっかくお会いできて、ゆっくりお話したいところですけど、そうもいってられませんことよ。あなたは監禁されたうえに先ほどの拷問で体力が落ちているはずよ。ここは一刻も早く脱出しなければいけませんわ」

「はいっ、確かにおっしゃる通りですわ。でも、幸い見張りはいないようですが、この牢獄からどうやって..」(でも...馬だなんてそんな風に見られていたなんて恥ずかしい...)

「ふふふ、私におまかせになって」

そういうや否やマダムRは何処からともなく取り出したピンを使いあっというまに牢の鍵を開けた。そしてラバーレディの肩を抱き牢の外へでた、しかしそこへ数人の女兵士が現れた。

「おまえ達どこへいく!」「ラバーレディが逃げたわよ!」
「くっつ、もう見つかってしまったわ。こっちよ、ラバーレディ」

体力の低下が著しいラバーレディをかばいつつ、逃走を続けるマダムRであったが徐々に追いつめられていった。

「ふうー、二人で逃げるのはここまでね。あとは私が何とか敵を引きつけるから、あなたは一端ここへ隠れなさい。でないと、また二人とも捕まってしまうわ」

「だめよ、私が戦ううっつ...」「ごめんなさいラバーレディ」

ラバーレディを一撃で眠らせ物陰に隠し、わざと敵のまっただ中へ突進するマダムR。

「えいーっつ」「あなた達などにこの私が捕らえられるかしら!」「やー」 

マダムRの当て身により意識を失ったラバーレディであったが、さすがにものの数分で意識をとりもどした。

「うっつ、うーん」「はっつ、いけませんわ!マダムR無事なの」

瞬時に状況を把握し、俊敏な動作といかないながらも必死で未だ戦闘が続いていると思われる音が響く方向へ急いだ。そしてまずは物陰に潜み注意深く状況を確認した。がそこにはまさに危機的状況のマダムRがいた。

「それ、、押さえつけろ!」「棒よ、舌を噛ませちゃだめよ!棒を口に噛ませるのよ!」 「今よ、一斉にかかるのよ!」
「お、おのれ、やめうぐぐっつ、はうーっつ」

勇敢に戦っていたマダムRであったが、やはり多勢に無勢であったのか、数人の女兵士に押さえられ、さらに舌を噛めないように棒を口にかまされていた。跪きながらも何とかその棒を外そうと力をこめるものの、数的な優位は覆せず、ついには両手両足を捕まれ、手錠足錠のついた棒に、両手と股を大きく開かれたポーズで固定されてしまった。

「くっつ、あなた達こんなものでこの私をいえ女性を拘束するなんて、恥を知りなさい!、あなた方には女としてのプライドはないの」

「ふふふ、いい格好よマダムR、はしたない大股開きがよくお似合いよ。私たちに刃向かうとどうなるかこれからたっぷり教えてあげるわ!覚悟なさい」

「いけませんわ!彼女を助けないと」

ラバーレディがマダムRを助けに物陰から飛び出そうとした瞬間、マダムRの視線がラバーレディを捕らえた。そして、まさに敵に捕らえられるようとする中マダムRは優しくウインクを送ってきた。

「はっつ、私のことを気がついたのね。でもっそれは...このまま逃げろというの、あなたをおいて...自分はどうなってもいいというの!」 

マダムRの意図を察し苦悩するラバーレディ。戦うことも逃げることもできず、ただマダムRが拘束されていく様を口惜しく見守る事しかできなかった。
マダムRを情けないポーズに手足を拘束した女兵士達は、ラバーレディの居場所を吐かせるべく尋問を始めた。

「ふふふ、マダムRさすがの神出鬼没のあなたもそうなってはどうしようもないわね。いつも気取っているような貴方にはこういう仕打ちはさぞこたえるでしょうね」「素直にラバーレディの居場所を教えなさい!さもないともっと後悔するような目にあわされるわよ、フランソワーズ様の怖さをしらないでしょう?」

「ほーほほほ、この私を捕らえてさぞ鼻が高いようね。でも残念ですわね、彼女の居場所を教えてあげたいところですけど、もうあなた達の手の届かない所にいるのは間違いないですわねほーほほほ、私たちの作戦にはまりましたわね」

「な、なに!、ちくしょう」「くっだまれ、その口をだれか塞ぐのよ」

「くっつ、おやめあぐっつぐっつ。んふーっ」

気丈に女兵士達と対峙していたマダムRであったが、あえなく再び今度はボールギャグを噛まされてしまい、さすがに項垂れるマダムR

「あっつ、ななんと言うことをマダムRにあのような物を嵌めるなんて」

マダムRへの羞恥的な仕打ちに再び飛び出そうとするがしかし再びマダムRのウインクがそれを踏みとどまらせた。

「だめというの!、た、確かに今の私では貴方を助けるどころか再び捕らわれの身になる可能性の方が高い...ということなの...わ、わかりましたわでもきっと...」

マダムRへの想いを必死の思いで断ち切り、必ず助けるという決意を胸にその場をさるラバーレディであった。 


秘密基地に帰り着いたラバーレディは、自国の治安維持のため整備したシステムをフル稼働させて、マダムRを救出すべく手がかりを探した。

「くっつ...早く、何とかしなくては、マダムRさんが、どんな酷い目にあわされているかと思うと...」

あせる気持ちと裏腹に、先ほどまで捕らわれていた廃工場を含め、その足取りは全くつかめず焦燥感に苛まれる日々が過ぎ去っていった。

そんな時、ついにマダムRが発見されたという朗報がもたらされた。どうやら郊外の山間部に倒れていたところを保護され秘密基地内の医療センターに搬送されてたということであった。

早速駆けつけるラバーレディ、かなり痛めつけれた姿を想像していたが、思いのほか状態がよく、話もすることができた。

「大丈夫ですの? 思いのほか元気そうで安心しましたわ。ほんとうによかったですわ」

「ありがとう。ラバーレディさん。ご心配をおかけしましたわね。」

「そんな。もとはといえば私の...それにしても...かなり屈辱的な扱いを受けたのでは...」

「ふふふっつ。それは...まあ..詳しくは恥かしくて言えませんがそれなりに...でも大丈夫ですわ。それくらいで負けませんわ」

マダムRの気丈な言葉に微笑むラバーレディ

「ふふっつ。さすがわマダムRさんですわ。それではしばらくゆっくり静養ください」

「ええありがとう。それにしても、ここは...」

「ああっ。ここは私たちの秘密基地ですわ。安全は保障しましわ。安心してください」

「そうですか...それは助かるわ...」

深夜。秘密基地の中枢であるサーバールームに、ほくそ笑む女がいた。

「ふふふ。これですべての情報は私たちのものね。ちょろい物だわ」

その瞬間、部屋の照明が点灯し、大勢の警備員が部屋に乱入し、女を取り囲んだ。

「なっ。何、これは... どいうこと」

意外な展開に動揺する女。すると、警備員の後ろからラバーレディがゆっくりと姿を表した。

「ほーほほほ。正体を表したわね。マダムRさん、いえ、フランソワーズ」

「くっつ。どうしてわかったの」

「私を甘く見ないことね。私を欺くためとはいえ、あなたも敵に捕らわれたふりをしたり大変でしたわね。ふふふ、でも私の五感とくに嗅覚は欺けませんことよ。」
「早い段階で、疑惑が確信に変わりましたが、あなたの目的を探るために泳がせていたのよ。さあ、おとなしく観念なさい!」

「おのれ、ふざけないで。この私が簡単に捕らえられるおつもり!」

抵抗の姿勢を見せたフランソワーズであるが、突然力が抜けたように崩れ落ちた。

「うぐぐつ...力が入らない...な、なにをしたの...」

「ふふふ、抵抗されると厄介なので、さきほど、栄養剤と称して薬を使わせて頂きましたは。ほーほほほ」

「さあ、ゆっくりお休みなさい。目が覚めたら、これまで私がうけた屈辱の数々倍にしてお返しして差し上げますわ! お楽しみに」

悔しそうなフランソワーズを見下し、不気味に微笑むラバーレディであった。


 - おわり - 
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