18 / 87
18 生きている意味
しおりを挟む
舞踏会が終わったその日の夜。
私は一人自室のベッドに突っ伏していた。
いつもならまだ執務室で仕事をしている時間だが、今はとても執務が出来るような状態ではなかった。
とりあえず、何にもしたくなかった。
(ああ……フランチェスカ……)
彼女のことを考えるだけで自然と涙が溢れてくる。
瞳からとめどなく流れる涙が真っ白なシーツを濡らした。
(君は……こんな男を……ずっと待っていたのか……?)
フランチェスカが王妃になってからもあの場所でお茶をしていただなんて知らなかった。
いや、侍従は知っていたのだからただ単に私が気付かなかっただけか。
私は一体いつから彼女を見ていなかったのだろうか。
彼女はあれだけ酷いことをされても私を信じていたのだ。
それに比べて私は愛していないと決めつけ、彼女の心の内を見ようともしなかった。
王宮の庭園で寂しげな表情で一人お茶をしているフランチェスカを想像すると涙が止まらなくなった。
彼女は一体どんな気持ちでそこにいたのだろうか。
きっと辛くて苦しくてどうしようもなかったはずだ。
私はそんな彼女の想いに気付かず、追い詰め、最後は絶望のまま死なせてしまった。
(……フランチェスカ……本当にすまなかった……今さらこんなこと言っても遅いのは分かっている……)
私は心の中でフランチェスカに謝罪した。
彼女がこれを聞いたらふざけるなと思うかもしれない。
しかし、そうせずにはいられなかった。
恨まれてもいい。
罵倒されてもいい。
どう思われたってかまわない。
だから、どうか――
(……どうか君が……天国で幸せに暮らしていますように……)
フランチェスカの幸せを願いながら私はゆっくりと目を閉じた。
辛いことが続いていて疲れ切っていたせいか、今日もすぐに眠りにつくことが出来た。
◇◆◇◆◇◆
目を開けると、懐かしい場所にいた。
よく晴れた夏の日。
いつものようにフランチェスカと二人で一緒に王宮の庭園でお茶をしていた。
私の目の前に座るフランチェスカは私が最後に見たフランチェスカよりも少し若い。
十五歳くらいだろうか。
(……なら今は、私とフランチェスカが結婚する五年前か)
彼女はお茶を飲みながら満面の笑みで私に話しかける。
『レオ!このお菓子とっても美味しいよ!レオも食べてみたらどうかな?』
テーブルの上にはクッキーなどのお茶菓子がたくさん並んでいる。
フランチェスカは甘い物が大好きだった。
(………あぁ、そうだな。なら、一つもらおうか)
不思議だった。
普段は甘い物なんてほとんど食べないのに、彼女にそう言われたら手が勝手に動いていた。
『実はね、レオに早く会いたくて廊下を走ってたら王妃様に叱られちゃったの。私、立派な王妃になれるかな』
彼女はそう言いながらえへへと照れたように笑う。
(何だ、そんなことがあったのか?)
フランチェスカのこんな姿は久しぶりに見る。
一般的に、貴族の令嬢が感情を顔に出すのはあまり良くないことだとされている。
もちろん次期王妃であるフランチェスカもそれほど感情を顔に出す人間ではなかった。
しかし私は、自分と一緒にいるときにだけクルクルと変わる彼女のその表情が好きだった。
(そういえばフランチェスカは昔お転婆だったな)
その頃のフランチェスカを思い出して自然と笑顔になった。
貴族たちの言葉は何も耳に入って来ないのに、彼女の何気ない話は聞いているだけで心が物凄く穏やかになる。
夢ならば覚めないでほしい。
この時間が永遠に続けばいいのにと思う。
『このドレスどうかな?レオの瞳の色と同じにしてみたんだけど……』
(………………綺麗だな)
フランチェスカにそのことを伝えたかったのに、何故か口は動かなかった。
彼女はよく私の目の色と同じ青いドレスを好んで着用していた。
青が好きなのかと尋ねると彼女は決まってレオの瞳の色が好きなのだと言った。
私の夢に登場するフランチェスカはいつだって笑っている。
私は昔から彼女のこの笑顔が大好きだった。
しかし彼女が王妃になってからはほとんど見ることが無くなってしまった。
彼女の笑顔を奪ったのは紛れもなく私なのだが。
このままずっと彼女を見ていたいのに、私の視界は少しずつぼやけていき、最終的に真っ白になった。
(……これでは、フランチェスカの顔が見えないではないか)
しばらくして、また少しずつクリアになっていく。
『陛下……』
そのとき、目の前にいたのは悲しそうな表情を浮かべたフランチェスカだった。
真っ暗な空間で、彼女がこちらを見つめている。
(……何故だ?何故君はそんな顔をするんだ?先ほどまではあんなに楽しそうに話していたではないか)
『陛下……私は……』
視界が段々と鮮明になっていく。
(これは……大人になったフランチェスカ?)
ティアラを着けているから王妃になった後の彼女だろうか。
着ているドレスも青色ではない。
『………………お別れの時間が来たみたいです』
彼女はそう言って悲しげに笑った。
(……もう行ってしまうのか?もう少しくらい一緒に……)
そうは思ったものの、私の願いも虚しく彼女は背を向けて私から離れていく。
すぐにでも彼女を追いかけたいのに体は言うことを聞いてくれない。
そしていつものように暗闇が私を取り囲む。
真っ暗な世界。
フランチェスカのいない世界。
突如襲ってくる強い孤独感。
もう何度も経験しているはずなのに、これだけは耐えられそうになかった。
暗闇の中で呆然としている私に、一切の容赦なく心無い言葉が浴びせられる。
『陛下が殺したんですよ』
『最低』
『人殺し』
『王としても無能だし、もういっそ』
『『『『死ねばいいのに』』』』
「……………………ッ!!!!」
私はそこで目覚めた。
夢から覚めるのはいつも彼女がいなくなった後だった。
「ハァ……ハァ……」
胸が苦しい。
息が上手に出来ない。
やらなければならないことがたくさんあるというのに、私の頭の中の大半を占めるのはいつだってフランチェスカだった。
(フランチェスカ……)
――君のいない世界は、私にとって残酷だ。
(…………今は何時だ?)
私はベッドの横に置いてあった時計に目をやった。
時計の針は深夜の三時を指していた。
まだ起きるには早い時間だ。
この時間だと、侍女や侍従たちも寝ている頃だろう。
しかし、あんな夢を見てしまった私はもう眠れそうになかった。
(……起きよう)
そう思い、私はベッドからゆっくりと起き上がった。
身体が重い。
今日も朝から執務があるからそれまでにこの不調をどうにかしなければならない。
私は国王だ。
ただでさえ執務が溜まっているのに休むことなど許されない。
(……大丈夫だ、動ける)
私は自分にそう言い聞かせながら着替えを始めた。
本当は全然大丈夫じゃない。
いつもより疲れが溜まっているようで目の下にはクマが出来ている。
鏡の中で見た自分は酷い顔をしていた。
私は着替えながら先ほどの夢の内容を思い出していた。
(……死ねばいいのに、か)
酷い暴言を吐かれたというのに、そこまで傷付いていないことに驚いた。
どうやら私は自分の死に対して何とも思っていないらしい。
フランチェスカが亡くなってから時々思うことがある。
自分は何のために生きているのか。
執務をして、食事を摂って、また執務をして。
彼女がいなくなってからはそんな代り映えのしない日々を過ごしていた。
毎日毎日同じことの繰り返しだ。
自分の人生がこんなにもつまらないと思ったことは初めてだった。
(――今の私に、生きている意味などあるのだろうか)
私はこのとき、いくら考えても自分が生きている意味を見出すことが出来なかった。
私は一人自室のベッドに突っ伏していた。
いつもならまだ執務室で仕事をしている時間だが、今はとても執務が出来るような状態ではなかった。
とりあえず、何にもしたくなかった。
(ああ……フランチェスカ……)
彼女のことを考えるだけで自然と涙が溢れてくる。
瞳からとめどなく流れる涙が真っ白なシーツを濡らした。
(君は……こんな男を……ずっと待っていたのか……?)
フランチェスカが王妃になってからもあの場所でお茶をしていただなんて知らなかった。
いや、侍従は知っていたのだからただ単に私が気付かなかっただけか。
私は一体いつから彼女を見ていなかったのだろうか。
彼女はあれだけ酷いことをされても私を信じていたのだ。
それに比べて私は愛していないと決めつけ、彼女の心の内を見ようともしなかった。
王宮の庭園で寂しげな表情で一人お茶をしているフランチェスカを想像すると涙が止まらなくなった。
彼女は一体どんな気持ちでそこにいたのだろうか。
きっと辛くて苦しくてどうしようもなかったはずだ。
私はそんな彼女の想いに気付かず、追い詰め、最後は絶望のまま死なせてしまった。
(……フランチェスカ……本当にすまなかった……今さらこんなこと言っても遅いのは分かっている……)
私は心の中でフランチェスカに謝罪した。
彼女がこれを聞いたらふざけるなと思うかもしれない。
しかし、そうせずにはいられなかった。
恨まれてもいい。
罵倒されてもいい。
どう思われたってかまわない。
だから、どうか――
(……どうか君が……天国で幸せに暮らしていますように……)
フランチェスカの幸せを願いながら私はゆっくりと目を閉じた。
辛いことが続いていて疲れ切っていたせいか、今日もすぐに眠りにつくことが出来た。
◇◆◇◆◇◆
目を開けると、懐かしい場所にいた。
よく晴れた夏の日。
いつものようにフランチェスカと二人で一緒に王宮の庭園でお茶をしていた。
私の目の前に座るフランチェスカは私が最後に見たフランチェスカよりも少し若い。
十五歳くらいだろうか。
(……なら今は、私とフランチェスカが結婚する五年前か)
彼女はお茶を飲みながら満面の笑みで私に話しかける。
『レオ!このお菓子とっても美味しいよ!レオも食べてみたらどうかな?』
テーブルの上にはクッキーなどのお茶菓子がたくさん並んでいる。
フランチェスカは甘い物が大好きだった。
(………あぁ、そうだな。なら、一つもらおうか)
不思議だった。
普段は甘い物なんてほとんど食べないのに、彼女にそう言われたら手が勝手に動いていた。
『実はね、レオに早く会いたくて廊下を走ってたら王妃様に叱られちゃったの。私、立派な王妃になれるかな』
彼女はそう言いながらえへへと照れたように笑う。
(何だ、そんなことがあったのか?)
フランチェスカのこんな姿は久しぶりに見る。
一般的に、貴族の令嬢が感情を顔に出すのはあまり良くないことだとされている。
もちろん次期王妃であるフランチェスカもそれほど感情を顔に出す人間ではなかった。
しかし私は、自分と一緒にいるときにだけクルクルと変わる彼女のその表情が好きだった。
(そういえばフランチェスカは昔お転婆だったな)
その頃のフランチェスカを思い出して自然と笑顔になった。
貴族たちの言葉は何も耳に入って来ないのに、彼女の何気ない話は聞いているだけで心が物凄く穏やかになる。
夢ならば覚めないでほしい。
この時間が永遠に続けばいいのにと思う。
『このドレスどうかな?レオの瞳の色と同じにしてみたんだけど……』
(………………綺麗だな)
フランチェスカにそのことを伝えたかったのに、何故か口は動かなかった。
彼女はよく私の目の色と同じ青いドレスを好んで着用していた。
青が好きなのかと尋ねると彼女は決まってレオの瞳の色が好きなのだと言った。
私の夢に登場するフランチェスカはいつだって笑っている。
私は昔から彼女のこの笑顔が大好きだった。
しかし彼女が王妃になってからはほとんど見ることが無くなってしまった。
彼女の笑顔を奪ったのは紛れもなく私なのだが。
このままずっと彼女を見ていたいのに、私の視界は少しずつぼやけていき、最終的に真っ白になった。
(……これでは、フランチェスカの顔が見えないではないか)
しばらくして、また少しずつクリアになっていく。
『陛下……』
そのとき、目の前にいたのは悲しそうな表情を浮かべたフランチェスカだった。
真っ暗な空間で、彼女がこちらを見つめている。
(……何故だ?何故君はそんな顔をするんだ?先ほどまではあんなに楽しそうに話していたではないか)
『陛下……私は……』
視界が段々と鮮明になっていく。
(これは……大人になったフランチェスカ?)
ティアラを着けているから王妃になった後の彼女だろうか。
着ているドレスも青色ではない。
『………………お別れの時間が来たみたいです』
彼女はそう言って悲しげに笑った。
(……もう行ってしまうのか?もう少しくらい一緒に……)
そうは思ったものの、私の願いも虚しく彼女は背を向けて私から離れていく。
すぐにでも彼女を追いかけたいのに体は言うことを聞いてくれない。
そしていつものように暗闇が私を取り囲む。
真っ暗な世界。
フランチェスカのいない世界。
突如襲ってくる強い孤独感。
もう何度も経験しているはずなのに、これだけは耐えられそうになかった。
暗闇の中で呆然としている私に、一切の容赦なく心無い言葉が浴びせられる。
『陛下が殺したんですよ』
『最低』
『人殺し』
『王としても無能だし、もういっそ』
『『『『死ねばいいのに』』』』
「……………………ッ!!!!」
私はそこで目覚めた。
夢から覚めるのはいつも彼女がいなくなった後だった。
「ハァ……ハァ……」
胸が苦しい。
息が上手に出来ない。
やらなければならないことがたくさんあるというのに、私の頭の中の大半を占めるのはいつだってフランチェスカだった。
(フランチェスカ……)
――君のいない世界は、私にとって残酷だ。
(…………今は何時だ?)
私はベッドの横に置いてあった時計に目をやった。
時計の針は深夜の三時を指していた。
まだ起きるには早い時間だ。
この時間だと、侍女や侍従たちも寝ている頃だろう。
しかし、あんな夢を見てしまった私はもう眠れそうになかった。
(……起きよう)
そう思い、私はベッドからゆっくりと起き上がった。
身体が重い。
今日も朝から執務があるからそれまでにこの不調をどうにかしなければならない。
私は国王だ。
ただでさえ執務が溜まっているのに休むことなど許されない。
(……大丈夫だ、動ける)
私は自分にそう言い聞かせながら着替えを始めた。
本当は全然大丈夫じゃない。
いつもより疲れが溜まっているようで目の下にはクマが出来ている。
鏡の中で見た自分は酷い顔をしていた。
私は着替えながら先ほどの夢の内容を思い出していた。
(……死ねばいいのに、か)
酷い暴言を吐かれたというのに、そこまで傷付いていないことに驚いた。
どうやら私は自分の死に対して何とも思っていないらしい。
フランチェスカが亡くなってから時々思うことがある。
自分は何のために生きているのか。
執務をして、食事を摂って、また執務をして。
彼女がいなくなってからはそんな代り映えのしない日々を過ごしていた。
毎日毎日同じことの繰り返しだ。
自分の人生がこんなにもつまらないと思ったことは初めてだった。
(――今の私に、生きている意味などあるのだろうか)
私はこのとき、いくら考えても自分が生きている意味を見出すことが出来なかった。
190
お気に入りに追加
7,364
あなたにおすすめの小説
王妃様は死にました~今さら後悔しても遅いです~
由良
恋愛
クリスティーナは四歳の頃、王子だったラファエルと婚約を結んだ。
両親が事故に遭い亡くなったあとも、国王が大病を患い隠居したときも、ラファエルはクリスティーナだけが自分の妻になるのだと言って、彼女を守ってきた。
そんなラファエルをクリスティーナは愛し、生涯を共にすると誓った。
王妃となったあとも、ただラファエルのためだけに生きていた。
――彼が愛する女性を連れてくるまでは。
愛されなければお飾りなの?
まるまる⭐️
恋愛
リベリアはお飾り王太子妃だ。
夫には学生時代から恋人がいた。それでも王家には私の実家の力が必要だったのだ。それなのに…。リベリアと婚姻を結ぶと直ぐ、般例を破ってまで彼女を側妃として迎え入れた。余程彼女を愛しているらしい。結婚前は2人を別れさせると約束した陛下は、私が嫁ぐとあっさりそれを認めた。親バカにも程がある。これではまるで詐欺だ。
そして、その彼が愛する側妃、ルルナレッタは伯爵令嬢。側妃どころか正妃にさえ立てる立場の彼女は今、夫の子を宿している。だから私は王宮の中では、愛する2人を引き裂いた邪魔者扱いだ。
ね? 絵に描いた様なお飾り王太子妃でしょう?
今のところは…だけどね。
結構テンプレ、設定ゆるゆるです。ん?と思う所は大きな心で受け止めて頂けると嬉しいです。
嫌われ者の側妃はのんびり暮らしたい
風見ゆうみ
恋愛
「オレのタイプじゃないんだよ。地味過ぎて顔も見たくない。だから、お前は側妃だ」
顔だけは良い皇帝陛下は、自らが正妃にしたいと希望した私を側妃にして別宮に送り、正妃は私の妹にすると言う。
裏表のあるの妹のお世話はもううんざり!
側妃は私以外にもいるし、面倒なことは任せて、私はのんびり自由に暮らすわ!
そう思っていたのに、別宮には皇帝陛下の腹違いの弟や、他の側妃とのトラブルはあるし、それだけでなく皇帝陛下は私を妹の毒見役に指定してきて――
それって側妃がやることじゃないでしょう!?
※のんびり暮らしたかった側妃がなんだかんだあって、のんびりできなかったけれど幸せにはなるお話です。
幼妻は、白い結婚を解消して国王陛下に溺愛される。
秋月乃衣
恋愛
旧題:幼妻の白い結婚
13歳のエリーゼは、侯爵家嫡男のアランの元へ嫁ぐが、幼いエリーゼに夫は見向きもせずに初夜すら愛人と過ごす。
歩み寄りは一切なく月日が流れ、夫婦仲は冷え切ったまま、相変わらず夫は愛人に夢中だった。
そしてエリーゼは大人へと成長していく。
※近いうちに婚約期間の様子や、結婚後の事も書く予定です。
小説家になろう様にも掲載しています。
【完結】愛しい人、妹が好きなら私は身を引きます。
王冠
恋愛
幼馴染のリュダールと八年前に婚約したティアラ。
友達の延長線だと思っていたけど、それは恋に変化した。
仲睦まじく過ごし、未来を描いて日々幸せに暮らしていた矢先、リュダールと妹のアリーシャの密会現場を発見してしまい…。
書きながらなので、亀更新です。
どうにか完結に持って行きたい。
ゆるふわ設定につき、我慢がならない場合はそっとページをお閉じ下さい。
前世と今世の幸せ
夕香里
恋愛
幼い頃から皇帝アルバートの「皇后」になるために妃教育を受けてきたリーティア。
しかし聖女が発見されたことでリーティアは皇后ではなく、皇妃として皇帝に嫁ぐ。
皇帝は皇妃を冷遇し、皇后を愛した。
そのうちにリーティアは病でこの世を去ってしまう。
この世を去った後に訳あってもう一度同じ人生を繰り返すことになった彼女は思う。
「今世は幸せになりたい」と
※小説家になろう様にも投稿しています
旦那様、離婚しましょう
榎夜
恋愛
私と旦那は、いわゆる『白い結婚』というやつだ。
手を繋いだどころか、夜を共にしたこともありません。
ですが、とある時に浮気相手が懐妊した、との報告がありました。
なので邪魔者は消えさせてもらいますね
*『旦那様、離婚しましょう~私は冒険者になるのでお構いなく!~』と登場人物は同じ
本当はこんな感じにしたかったのに主が詰め込みすぎて......
何を間違った?【完結済】
maruko
恋愛
私は長年の婚約者に婚約破棄を言い渡す。
彼女とは1年前から連絡が途絶えてしまっていた。
今真実を聞いて⋯⋯。
愚かな私の後悔の話
※作者の妄想の産物です
他サイトでも投稿しております
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる