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戸惑いに揺れるプリン②
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次に目を覚ましたのは、翌日の朝だった。
やけに甘ったるい感触が口の中に残ってて、胸の内で首を傾げながら目を開けば、朝日を背にこちらへと微笑みかける木戸さんの姿がありギョッとする。
「き……木戸さん……?」
「おはようございます、健一さん」
まさか一晩病室に居てくれたのだろうか、と疑問に思いながら体を起こす。しかしよくよく見てみれば、彼の着ていたものが昨夜とは違うのに気づいた。わざわざ朝早くから出向いてくれたのだろうか。
彼は俺の夕飯を作るだけの契約しかしていないのに、本当に悪いことをした。
「昨日ナースステーションから戻ったら、健一さん寝てたのでお伝えできなかったんですが、今日朝一で胃カメラの検査をしてから退院になるそうです。なので、今朝も口をすすぐのはいいけど、検査が終わるまでは水分なども飲まないようにと」
「そうですか。もしかして、それを伝えるために朝早くから?」
だとしたら余計に迷惑をかけたと言えば。
「それだけなら普通にメモを残せばいいだけなので。健一さん」
不意に俺の名前を呼び、とても真剣な顔をした木戸さんが俺の頬へと手を伸ばし、輪郭をなぞるように撫でてくる。
滑らかな指の腹が産毛の感触を確かめるように触れ、官能を呼び起こすような接触に、俺の背筋が期待にわななく。
「は……っ、い」
ゾワリと愉悦が駆け抜け、息が詰まった声で返事をする。まるで愛撫に溺れたような、発情した声だと、かぁっ、と顔が熱くなる。
自分からそんなはしたない声が出てしまったことに羞恥が高まる。
やめて、とあえかな声で懇願するが、木戸さんは聞き届けてはくれず、うっすらと笑みを象る唇を開いた。
「どうしてオレからのメッセージを無視したんですか?」
上昇した体温が一気に凍りつくような冷たい木戸さんの声。
「無視……なんて」
していない、と続けようとした唇を木戸さんの親指がそっと撫でる。
「本当に? それなら、どうして多忙だと言っていたのに、いつもの時間に部屋に明かりがついてたのか、説明してくれますか?」
俺の頬に手を添えたまま、木戸さんの端正な顔がずいと近づき、淡々とした質問をしてくる。その言葉に、俺の全身が緊張に固まった。
残業も会社に泊まるかもしれないというのも、俺が木戸さんと顔を合わせるのが辛くてついた嘘だ。でも、まさか、なぜ、木戸さんがそれを知っているのか。
「それ……は」
何て言えばいいのか。
正直に言ってしまえば、きっと木戸さんは原因を追求するに違いない。そうなると困るのは俺のほうだ。
じゃあ、契約自体を解除する? それも無理だ。弁護士を通して作成された書類は、法的にも有効。裁判になったら、俺の社会的地位がどん底になってしまう。
「それは?」
至近距離で紡がれる木戸さんの言葉と共に、ぬるい吐息が震える唇を湿らせる。微かに香るバニラの香りは甘く、脳が痺れそうになる。
どう言えば、お互いの不利にならずに済むだろう、と寝起きのぼんやりした頭を叱咤して必死に動かす。
「じ、実はっ。次出す予定の、プロットに、悩んでてっ」
どもりながら咄嗟の言い訳を叫ぶと、木戸さんは「プロット?」と目を瞬かせて、不思議そうな視線を向けてくる。
「ま、まだ、正式に発表してないんですけどっ、完全新作でっ。そ、それで、守秘義務もあってっ、その、ちょっと……」
一言嘘がまろびでてしまえば、次から次へと嘘が出てくる。
確かに、書き下ろしでの新刊が出る予定はある。だけど、それはまだまだ余裕があって、担当さんからも特別急かされたりしていないものだった。
「……そう、なんですね。だったら、そう言ってくれたら良かったのに」
頬にあった大きな掌は、するりと寝乱れた髪の中へと入り込む。地肌を違う体温が梳かすように何度も差し込まれ、思わず「ん」と鼻から甘い吐息が漏れてしまう。
緑川と別れてから、誰とも肌を重ねていないせいで、他人の体温に敏感になっている。
木戸さんにとっては何の意味もない接触かもしれないが、俺にとっては海底で眠っていた感覚が強引に引きずられて困惑してしまう。
あの女性とあれだけ甘い親密な雰囲気を醸し出してたから、木戸さんはノンケに違いない。思い人に翻弄されている俺は、やめてくれと口を開きかけたものの、その言葉はドアのノック音でかき消されてしまった。
「高任さん、そろそろ検査に行きますが、用意できましたか?」
「え? あ?」
「健一さん、これ」
ドア口から看護師さんが呼びかけてきて、オロオロしている俺に、木戸さんが真新しいハンドタオルを渡してくれる。
「特に準備は必要ないそうですけど、身内で前に検査した人がいて、何か拭くものがあった方がいいと聞いたので」
「あ……ありがとうございます」
差し出されたふわふわのタオルを両手で受け取ると、ふと木戸さんの指先が触れてしまい、思わずビクリと体を震わせてしまう。
「あ、あの。い、いってきます」
「はい、気をつけて」
掛け布団をめくると病衣なのか、前合わせのワンピースのようなものを纏っていた。ひざ下まであるものの、妙に気恥ずかしさを感じてしまう。
「あら? 確かズボンも一緒にお渡ししてたのに」
「あ、すみません健一さん。それ、オレが着替えさせたやつなんです。ちょっと大変だったので、ズボンまで行かなくて……すみません」
看護師からの怪訝な声に、すぐさま木戸さんが理由を話してくれる。立ち上がった時に腰が妙に気だるさを感じたけども、慣れない格好のせいもあったかもしれないと納得する。
「いや。空調効いてるから寒くないし、検査終わったら着替えるから大丈夫」
淡く木戸さんに向けて微笑み、看護師さんの後を追うように病室を出ていく。
検査が終わったら食事ができる。昨日まで体が食べることを拒否していたのに、現金なものだと苦笑する俺は気付かなかった。
木戸さんの足元には、グシャグシャになった病衣のズボンが隠すようにあり、履き口には何かが乾いてごわついていたのを。
そして、満悦げに笑みを浮かべた木戸さんが「ごちそうさま。美味しかったですよ、健一さんの蜜」と感想を漏らしていたなんて全く──知る由もなかった。
やけに甘ったるい感触が口の中に残ってて、胸の内で首を傾げながら目を開けば、朝日を背にこちらへと微笑みかける木戸さんの姿がありギョッとする。
「き……木戸さん……?」
「おはようございます、健一さん」
まさか一晩病室に居てくれたのだろうか、と疑問に思いながら体を起こす。しかしよくよく見てみれば、彼の着ていたものが昨夜とは違うのに気づいた。わざわざ朝早くから出向いてくれたのだろうか。
彼は俺の夕飯を作るだけの契約しかしていないのに、本当に悪いことをした。
「昨日ナースステーションから戻ったら、健一さん寝てたのでお伝えできなかったんですが、今日朝一で胃カメラの検査をしてから退院になるそうです。なので、今朝も口をすすぐのはいいけど、検査が終わるまでは水分なども飲まないようにと」
「そうですか。もしかして、それを伝えるために朝早くから?」
だとしたら余計に迷惑をかけたと言えば。
「それだけなら普通にメモを残せばいいだけなので。健一さん」
不意に俺の名前を呼び、とても真剣な顔をした木戸さんが俺の頬へと手を伸ばし、輪郭をなぞるように撫でてくる。
滑らかな指の腹が産毛の感触を確かめるように触れ、官能を呼び起こすような接触に、俺の背筋が期待にわななく。
「は……っ、い」
ゾワリと愉悦が駆け抜け、息が詰まった声で返事をする。まるで愛撫に溺れたような、発情した声だと、かぁっ、と顔が熱くなる。
自分からそんなはしたない声が出てしまったことに羞恥が高まる。
やめて、とあえかな声で懇願するが、木戸さんは聞き届けてはくれず、うっすらと笑みを象る唇を開いた。
「どうしてオレからのメッセージを無視したんですか?」
上昇した体温が一気に凍りつくような冷たい木戸さんの声。
「無視……なんて」
していない、と続けようとした唇を木戸さんの親指がそっと撫でる。
「本当に? それなら、どうして多忙だと言っていたのに、いつもの時間に部屋に明かりがついてたのか、説明してくれますか?」
俺の頬に手を添えたまま、木戸さんの端正な顔がずいと近づき、淡々とした質問をしてくる。その言葉に、俺の全身が緊張に固まった。
残業も会社に泊まるかもしれないというのも、俺が木戸さんと顔を合わせるのが辛くてついた嘘だ。でも、まさか、なぜ、木戸さんがそれを知っているのか。
「それ……は」
何て言えばいいのか。
正直に言ってしまえば、きっと木戸さんは原因を追求するに違いない。そうなると困るのは俺のほうだ。
じゃあ、契約自体を解除する? それも無理だ。弁護士を通して作成された書類は、法的にも有効。裁判になったら、俺の社会的地位がどん底になってしまう。
「それは?」
至近距離で紡がれる木戸さんの言葉と共に、ぬるい吐息が震える唇を湿らせる。微かに香るバニラの香りは甘く、脳が痺れそうになる。
どう言えば、お互いの不利にならずに済むだろう、と寝起きのぼんやりした頭を叱咤して必死に動かす。
「じ、実はっ。次出す予定の、プロットに、悩んでてっ」
どもりながら咄嗟の言い訳を叫ぶと、木戸さんは「プロット?」と目を瞬かせて、不思議そうな視線を向けてくる。
「ま、まだ、正式に発表してないんですけどっ、完全新作でっ。そ、それで、守秘義務もあってっ、その、ちょっと……」
一言嘘がまろびでてしまえば、次から次へと嘘が出てくる。
確かに、書き下ろしでの新刊が出る予定はある。だけど、それはまだまだ余裕があって、担当さんからも特別急かされたりしていないものだった。
「……そう、なんですね。だったら、そう言ってくれたら良かったのに」
頬にあった大きな掌は、するりと寝乱れた髪の中へと入り込む。地肌を違う体温が梳かすように何度も差し込まれ、思わず「ん」と鼻から甘い吐息が漏れてしまう。
緑川と別れてから、誰とも肌を重ねていないせいで、他人の体温に敏感になっている。
木戸さんにとっては何の意味もない接触かもしれないが、俺にとっては海底で眠っていた感覚が強引に引きずられて困惑してしまう。
あの女性とあれだけ甘い親密な雰囲気を醸し出してたから、木戸さんはノンケに違いない。思い人に翻弄されている俺は、やめてくれと口を開きかけたものの、その言葉はドアのノック音でかき消されてしまった。
「高任さん、そろそろ検査に行きますが、用意できましたか?」
「え? あ?」
「健一さん、これ」
ドア口から看護師さんが呼びかけてきて、オロオロしている俺に、木戸さんが真新しいハンドタオルを渡してくれる。
「特に準備は必要ないそうですけど、身内で前に検査した人がいて、何か拭くものがあった方がいいと聞いたので」
「あ……ありがとうございます」
差し出されたふわふわのタオルを両手で受け取ると、ふと木戸さんの指先が触れてしまい、思わずビクリと体を震わせてしまう。
「あ、あの。い、いってきます」
「はい、気をつけて」
掛け布団をめくると病衣なのか、前合わせのワンピースのようなものを纏っていた。ひざ下まであるものの、妙に気恥ずかしさを感じてしまう。
「あら? 確かズボンも一緒にお渡ししてたのに」
「あ、すみません健一さん。それ、オレが着替えさせたやつなんです。ちょっと大変だったので、ズボンまで行かなくて……すみません」
看護師からの怪訝な声に、すぐさま木戸さんが理由を話してくれる。立ち上がった時に腰が妙に気だるさを感じたけども、慣れない格好のせいもあったかもしれないと納得する。
「いや。空調効いてるから寒くないし、検査終わったら着替えるから大丈夫」
淡く木戸さんに向けて微笑み、看護師さんの後を追うように病室を出ていく。
検査が終わったら食事ができる。昨日まで体が食べることを拒否していたのに、現金なものだと苦笑する俺は気付かなかった。
木戸さんの足元には、グシャグシャになった病衣のズボンが隠すようにあり、履き口には何かが乾いてごわついていたのを。
そして、満悦げに笑みを浮かべた木戸さんが「ごちそうさま。美味しかったですよ、健一さんの蜜」と感想を漏らしていたなんて全く──知る由もなかった。
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