38 / 47
happy2
20:関係 *
しおりを挟む
挿入した接合部から溶けてしまいそうな程熱い桔梗の中に、玲司は暴発してしまわないよう、細く息を吐く。
かつてはアルファ女性だけでなく、オメガに至っては男も女も関係をしてきた玲司だったが、桔梗と交わるようになってから、未知の愉悦に虜になったのは言うまでもない。
それだけ運命との交接は、比べ物にならない位、ドロドロに頭も体も混じり合ってしまいそうだった。
「桔梗君。辛くないですか?」
オメガは発情時になると、通常の何倍も快感を拾うらしい。まだ挿入の途中にも関わらず、桔梗の花芯の先端からぴゅくりぴゅくりと白濁の蜜を撒き散らす。
薄紅に色づいた肌は白に汚されているのに、見下ろす玲司の目には、貪り尽くしたいと思える程の扇情的な肢体がベッドに横たわっていた。
蕾のまま幾度と枯らしてきた可憐な花を開花させたのは玲司だ。
汗ばむうなじに牙を立て、番へと桔梗の体を作り替えた。
後悔は……ない、とは言い切れない。だからこそ、桔梗を何が何でも守り、愛していくと誓った筈なのに……
だから、婚姻届を出す少し前。やっとお互いの思いを通じ合わせ結ばれた時から、桔梗には少しでも苦痛を与えないように細心の注意を払って、快楽だけのみを注ぎ続けている。
「……は、い。おなかの奥……玲司さんの熱で……あったかい、です」
ふわり、と綿あめのような笑みを零し、桔梗は自分のお腹を無意識に撫でている。少しふっくらとしてきたとはいえ、まだ薄さがある桔梗のへその下辺りに、僅かに凹凸ができている。それが何かだなんて、玲司も理解していたし、桔梗も分かっていてそっと形を確かめるように撫でているのだろう。
無垢な笑みで、やってる事は凶悪すぎる。
玲司は内心で番が彼のナカにある己の楔の形に浮かぶ腹部を撫でさする姿に、喜びたいのか、怒りたいのか混乱していた。
かつて似たような台詞を吐いたオメガの男性と交わった事があった。
その時には「あざと過ぎて気持ちが悪い」と濡れた肉筒から自身を抜き去って、ホテルの一室に相手を置いて出て行った過去を思い出す。
桔梗も、似たような表情で似た台詞を吐いた。過去の自分なら、嫌悪に眉をしかめて行為すら中断したのだろうが、どうしてなのだろうか。桔梗の内側で怒張が今にも暴れたいと、一層膨らんだように感じた。
アルファの本能が、最奥まで突き立てて、オメガの子宮に精をぶちまけたい、と囁く。孕ませて、唯一の番を己の体液で染めてしまえ、と誘惑してくる。
しかし、本能のままに突き上げるのは駄目だ、と理性の玲司が諌めてくる。
もう、本能に支配されてはいけない。桔梗が無意識に誘惑してくるのは発情熱でうかされているのであって、普段の彼からはこんな風に淫靡な誘いはしないと知っている。
再度玲司は自分を落ち着かせようと、桔梗の胎内に楔を埋めたまま、深く息を吐いた。
「……玲司…さん?」
白い腕が伸びてきて、玲司の胸へと触れる。
「大丈夫、ですか?」
「ふ……。それは僕の台詞ですよ。桔梗君も大丈夫ですか? まだ体調が快復した訳ではないので、無理は駄目ですよ」
「はい。……ぁ、あぁんっ」
ほっとした微笑をこちらに向けてくる桔梗の腰に自らの腰を押し付け、ゆるりと円を描く。「あぁ……っ」とか細く啼く番の溶けそうに熱い粘膜を堪能しつつ、静かに腰を引き、桔梗の弱点である前立腺目掛けて雁首をソコに引っかけた。
粘膜の下にあるしこりは、アルファもベータもアルファの子供を身籠る事のできるオメガですら、男性体である以上、前立腺は存在する。
オメガはベータやオメガの女性と性交でき、更に子供を作る事ができる。だが、その出生率は殆どゼロに等しい数字で、大体が他から養子を取ったり、オメガ同士の夫婦ならば互いの番との間に生まれた子供を引き取ったりするパターンもあった。
それでも、アルファを求める強制力に逆らえないのか、最終的には離散したり、互いの不倫を許容するといった、歪な関係になる事が殆どのようだ。
「きもち……いぃ……っ、れ、じさ……もっと……して」
同性同士だからこそ分かる快感の実を、喉を反らして欲しがる桔梗に、玲司は身をかがめてむき出しの喉元に軽く歯を立て、腰を浅く一点へと擦りつける。
前立腺を責める度に、桔梗の先端からはぴゅくぴゅくと白濁を零し、薄紅の肌を白く汚していく。密着するように互いの腹を合わせて動けば、桔梗の白濁がにちゃにちゃと捏ねる水音が生まれ、互いの欲情を高めていく。
時折、番の証であるうなじの噛み跡に舌を這わせれば、その度に桔梗は丘の魚のごとくビクビクと反応を返し、玲司の熱を抱く蜜筒はぎゅっと縛り付けてくる。
『あなたが発情で誘惑して、無理やり番契約したんじゃないの!』
ふと、愚かなベータの女が桔梗を貶めた時の言葉がよぎる。
あの豪雨の日。桔梗の発情フェロモンにあてられ、玲司も発情となった。そして承諾もなく桔梗の純潔を奪い、うなじに噛み付いた。
しかし、その事実を知っているのは、寒川の家族と、桔梗の兄である朔音、それから藤田夫夫の筈だ。それなのに、何故彼女が知っていたのだろうか。
(……まあいい。総一朗兄さんがその辺りは尋問してくれるだろう。あの人は先を見通して物事を考える人だし)
かつて兄と呼びながらも、一線を引き、玲司が留学してからというもの、殆ど交流さえなかった総一朗を、ここまで信頼を置いていたのだと苦笑し、今はただ、蕩けるように甘く魅惑的な番に集中しようと、玲司は深く腰を突き出した。
コンコン、と微かなノックの音に、眠っていた玲司の意識がふっと浮上する。目を開くとカーテンの隙間から陽の光が射し込み、随分深く眠っていたのだと気づいた。
何度も、何回も、お互いが足りないと言っては、繰り返し貪り続け、体力が尽きた桔梗が気絶したのは、空がうっすらと白みかけた頃だったと記憶している。
「……んぅ」
胸の中でゴソリと身じろぐ気配を感じ、玲司は小さく舌打ちをする。桔梗が玲司の腕の中ですやすやと眠っていたのだが、ノックの音で今にも起きそうだ。
苛立つ玲司をからかうように再びノックの音が微かに聞こえる。
今日、ここには誰も立ち入らないよう、ホテルには再三言っていた。にも拘らず、空気を読まずにまたも聞こえた音に。
「……誰だ、一体」
桔梗には見せた事のない、不機嫌な口調で零し、番が起きないようそっと体を起こした。
昨夜──というより今朝、汗と互いの白濁と桔梗の蜜で汚れ、皺だらけになったシーツを取り替え、桔梗を風呂に入れたおかげで、不快感は全くない。
ぐっすり眠る桔梗の表情は落ち着いたもので、やはり直接中出しした方が発情も落ち着くのだと、ほっとしつつ、次にナイトテーブルにある開封済みの薬のシートと、飲みかけのペットボトルに視線を移し、小さな迷いの波紋が玲司の胸の内で広がった。
本当に、このまま避妊して良かったのか、と。
だが、もう薬は桔梗の中で溶けて吸収されている頃だ。
それに玲司にも覚悟ができていない。
迷いで揺れる気持ちを頭をゆるく振って追い払い、床に散乱する服の中から自分のジーンズとシャツを羽織ると、まだもノックが続く扉へと近づいた。
「誰……」
「僕、昨日言ったよね、玲司兄さん。不安定な発情でのセックスは推奨しないって」
扉を開いた途端飛び込んできたのは、機嫌の悪い玲司よりも更に冷ややかな声をした義弟の凛だった。
「うわ、何なのこの高濃度なフェロモン。一体、何時頃までシてたのかな?」
立ち尽くす玲司を押しのけ部屋に入った凛は、すぐさま窓へと近づき全開にして回る。空調の効いた暖かな部屋が、あっという間に外気と変わらなくなり、シャツ一枚の玲司はブルリと体を震わす。
「あのね、玲司兄さん。本来のオメガの発情なら、僕もここまで強く言うつもりもないし、規制をかけたりもしないよ。でも、別のアルファにレイプされそうになって、更に予想外の発情を起こした番に無体を強いるな、って言ったつもりなんだけど」
「……ごめん、凛」
ここは素直に謝ったほうが得策だ、と玲司は反省を含んだ声で謝罪すると、ようやく凛も落ち着いたのか、それはそれは深い溜息をついていた。
「僕に謝られても……。ところで桔梗さんは寝てるんだよね」
「一応、発情は落ち着いてますけど」
「そう。それは良かった。で、避妊薬は飲ませたの?」
玲司が「ええ」と呟くような小声で返答する。
「まあ、それなら僕が改めて診察しなくてもいいかな。一応、PTSDが出る可能性も考えて、ちょっとでも変化があるようなら、うちの病院のオメガ科に連れてきて」
「それは勿論。藤田医師はメンタルヘルスは不得意のようですから」
「あの人は基本内科専門だからね。一応、オメガ科の方でも指定医の資格はあるみたいだけど」
凛は一瞬だけ桔梗が居るだろう寝室へと目線を向けてから、ひそめた声で玲司に問いかける。
「……ところで、桔梗さんは知ってるの? 僕と玲司兄さんの関係」
かつてはアルファ女性だけでなく、オメガに至っては男も女も関係をしてきた玲司だったが、桔梗と交わるようになってから、未知の愉悦に虜になったのは言うまでもない。
それだけ運命との交接は、比べ物にならない位、ドロドロに頭も体も混じり合ってしまいそうだった。
「桔梗君。辛くないですか?」
オメガは発情時になると、通常の何倍も快感を拾うらしい。まだ挿入の途中にも関わらず、桔梗の花芯の先端からぴゅくりぴゅくりと白濁の蜜を撒き散らす。
薄紅に色づいた肌は白に汚されているのに、見下ろす玲司の目には、貪り尽くしたいと思える程の扇情的な肢体がベッドに横たわっていた。
蕾のまま幾度と枯らしてきた可憐な花を開花させたのは玲司だ。
汗ばむうなじに牙を立て、番へと桔梗の体を作り替えた。
後悔は……ない、とは言い切れない。だからこそ、桔梗を何が何でも守り、愛していくと誓った筈なのに……
だから、婚姻届を出す少し前。やっとお互いの思いを通じ合わせ結ばれた時から、桔梗には少しでも苦痛を与えないように細心の注意を払って、快楽だけのみを注ぎ続けている。
「……は、い。おなかの奥……玲司さんの熱で……あったかい、です」
ふわり、と綿あめのような笑みを零し、桔梗は自分のお腹を無意識に撫でている。少しふっくらとしてきたとはいえ、まだ薄さがある桔梗のへその下辺りに、僅かに凹凸ができている。それが何かだなんて、玲司も理解していたし、桔梗も分かっていてそっと形を確かめるように撫でているのだろう。
無垢な笑みで、やってる事は凶悪すぎる。
玲司は内心で番が彼のナカにある己の楔の形に浮かぶ腹部を撫でさする姿に、喜びたいのか、怒りたいのか混乱していた。
かつて似たような台詞を吐いたオメガの男性と交わった事があった。
その時には「あざと過ぎて気持ちが悪い」と濡れた肉筒から自身を抜き去って、ホテルの一室に相手を置いて出て行った過去を思い出す。
桔梗も、似たような表情で似た台詞を吐いた。過去の自分なら、嫌悪に眉をしかめて行為すら中断したのだろうが、どうしてなのだろうか。桔梗の内側で怒張が今にも暴れたいと、一層膨らんだように感じた。
アルファの本能が、最奥まで突き立てて、オメガの子宮に精をぶちまけたい、と囁く。孕ませて、唯一の番を己の体液で染めてしまえ、と誘惑してくる。
しかし、本能のままに突き上げるのは駄目だ、と理性の玲司が諌めてくる。
もう、本能に支配されてはいけない。桔梗が無意識に誘惑してくるのは発情熱でうかされているのであって、普段の彼からはこんな風に淫靡な誘いはしないと知っている。
再度玲司は自分を落ち着かせようと、桔梗の胎内に楔を埋めたまま、深く息を吐いた。
「……玲司…さん?」
白い腕が伸びてきて、玲司の胸へと触れる。
「大丈夫、ですか?」
「ふ……。それは僕の台詞ですよ。桔梗君も大丈夫ですか? まだ体調が快復した訳ではないので、無理は駄目ですよ」
「はい。……ぁ、あぁんっ」
ほっとした微笑をこちらに向けてくる桔梗の腰に自らの腰を押し付け、ゆるりと円を描く。「あぁ……っ」とか細く啼く番の溶けそうに熱い粘膜を堪能しつつ、静かに腰を引き、桔梗の弱点である前立腺目掛けて雁首をソコに引っかけた。
粘膜の下にあるしこりは、アルファもベータもアルファの子供を身籠る事のできるオメガですら、男性体である以上、前立腺は存在する。
オメガはベータやオメガの女性と性交でき、更に子供を作る事ができる。だが、その出生率は殆どゼロに等しい数字で、大体が他から養子を取ったり、オメガ同士の夫婦ならば互いの番との間に生まれた子供を引き取ったりするパターンもあった。
それでも、アルファを求める強制力に逆らえないのか、最終的には離散したり、互いの不倫を許容するといった、歪な関係になる事が殆どのようだ。
「きもち……いぃ……っ、れ、じさ……もっと……して」
同性同士だからこそ分かる快感の実を、喉を反らして欲しがる桔梗に、玲司は身をかがめてむき出しの喉元に軽く歯を立て、腰を浅く一点へと擦りつける。
前立腺を責める度に、桔梗の先端からはぴゅくぴゅくと白濁を零し、薄紅の肌を白く汚していく。密着するように互いの腹を合わせて動けば、桔梗の白濁がにちゃにちゃと捏ねる水音が生まれ、互いの欲情を高めていく。
時折、番の証であるうなじの噛み跡に舌を這わせれば、その度に桔梗は丘の魚のごとくビクビクと反応を返し、玲司の熱を抱く蜜筒はぎゅっと縛り付けてくる。
『あなたが発情で誘惑して、無理やり番契約したんじゃないの!』
ふと、愚かなベータの女が桔梗を貶めた時の言葉がよぎる。
あの豪雨の日。桔梗の発情フェロモンにあてられ、玲司も発情となった。そして承諾もなく桔梗の純潔を奪い、うなじに噛み付いた。
しかし、その事実を知っているのは、寒川の家族と、桔梗の兄である朔音、それから藤田夫夫の筈だ。それなのに、何故彼女が知っていたのだろうか。
(……まあいい。総一朗兄さんがその辺りは尋問してくれるだろう。あの人は先を見通して物事を考える人だし)
かつて兄と呼びながらも、一線を引き、玲司が留学してからというもの、殆ど交流さえなかった総一朗を、ここまで信頼を置いていたのだと苦笑し、今はただ、蕩けるように甘く魅惑的な番に集中しようと、玲司は深く腰を突き出した。
コンコン、と微かなノックの音に、眠っていた玲司の意識がふっと浮上する。目を開くとカーテンの隙間から陽の光が射し込み、随分深く眠っていたのだと気づいた。
何度も、何回も、お互いが足りないと言っては、繰り返し貪り続け、体力が尽きた桔梗が気絶したのは、空がうっすらと白みかけた頃だったと記憶している。
「……んぅ」
胸の中でゴソリと身じろぐ気配を感じ、玲司は小さく舌打ちをする。桔梗が玲司の腕の中ですやすやと眠っていたのだが、ノックの音で今にも起きそうだ。
苛立つ玲司をからかうように再びノックの音が微かに聞こえる。
今日、ここには誰も立ち入らないよう、ホテルには再三言っていた。にも拘らず、空気を読まずにまたも聞こえた音に。
「……誰だ、一体」
桔梗には見せた事のない、不機嫌な口調で零し、番が起きないようそっと体を起こした。
昨夜──というより今朝、汗と互いの白濁と桔梗の蜜で汚れ、皺だらけになったシーツを取り替え、桔梗を風呂に入れたおかげで、不快感は全くない。
ぐっすり眠る桔梗の表情は落ち着いたもので、やはり直接中出しした方が発情も落ち着くのだと、ほっとしつつ、次にナイトテーブルにある開封済みの薬のシートと、飲みかけのペットボトルに視線を移し、小さな迷いの波紋が玲司の胸の内で広がった。
本当に、このまま避妊して良かったのか、と。
だが、もう薬は桔梗の中で溶けて吸収されている頃だ。
それに玲司にも覚悟ができていない。
迷いで揺れる気持ちを頭をゆるく振って追い払い、床に散乱する服の中から自分のジーンズとシャツを羽織ると、まだもノックが続く扉へと近づいた。
「誰……」
「僕、昨日言ったよね、玲司兄さん。不安定な発情でのセックスは推奨しないって」
扉を開いた途端飛び込んできたのは、機嫌の悪い玲司よりも更に冷ややかな声をした義弟の凛だった。
「うわ、何なのこの高濃度なフェロモン。一体、何時頃までシてたのかな?」
立ち尽くす玲司を押しのけ部屋に入った凛は、すぐさま窓へと近づき全開にして回る。空調の効いた暖かな部屋が、あっという間に外気と変わらなくなり、シャツ一枚の玲司はブルリと体を震わす。
「あのね、玲司兄さん。本来のオメガの発情なら、僕もここまで強く言うつもりもないし、規制をかけたりもしないよ。でも、別のアルファにレイプされそうになって、更に予想外の発情を起こした番に無体を強いるな、って言ったつもりなんだけど」
「……ごめん、凛」
ここは素直に謝ったほうが得策だ、と玲司は反省を含んだ声で謝罪すると、ようやく凛も落ち着いたのか、それはそれは深い溜息をついていた。
「僕に謝られても……。ところで桔梗さんは寝てるんだよね」
「一応、発情は落ち着いてますけど」
「そう。それは良かった。で、避妊薬は飲ませたの?」
玲司が「ええ」と呟くような小声で返答する。
「まあ、それなら僕が改めて診察しなくてもいいかな。一応、PTSDが出る可能性も考えて、ちょっとでも変化があるようなら、うちの病院のオメガ科に連れてきて」
「それは勿論。藤田医師はメンタルヘルスは不得意のようですから」
「あの人は基本内科専門だからね。一応、オメガ科の方でも指定医の資格はあるみたいだけど」
凛は一瞬だけ桔梗が居るだろう寝室へと目線を向けてから、ひそめた声で玲司に問いかける。
「……ところで、桔梗さんは知ってるの? 僕と玲司兄さんの関係」
20
あなたにおすすめの小説
【完結】愛されたかった僕の人生
Kanade
BL
✯オメガバース
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。
今日も《夫》は帰らない。
《夫》には僕以外の『番』がいる。
ねぇ、どうしてなの?
一目惚れだって言ったじゃない。
愛してるって言ってくれたじゃないか。
ねぇ、僕はもう要らないの…?
独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
✻本作品(オリジナル)の結末をif(運命の番)ルートに入れ替えて、他サイトでの投稿を始めました。タイトルは「一度目の結婚で愛も希望も失くした僕が、移住先で運命と出逢い、二度目の結婚で愛されるまで」に変えてます。
オリジナルの本編結末は完全なハッピーエンドとはいえないかもしれませんが、「一度目の〜…」は琳が幸せな結婚をするハッピーエンド一択です。
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
公爵家の末っ子に転生しました〜出来損ないなので潔く退場しようとしたらうっかり溺愛されてしまった件について〜
上総啓
BL
公爵家の末っ子に転生したシルビオ。
体が弱く生まれて早々ぶっ倒れ、家族は見事に過保護ルートへと突き進んでしまった。
両親はめちゃくちゃ溺愛してくるし、超強い兄様はブラコンに育ち弟絶対守るマンに……。
せっかくファンタジーの世界に転生したんだから魔法も使えたり?と思ったら、我が家に代々伝わる上位氷魔法が俺にだけ使えない?
しかも俺に使える魔法は氷魔法じゃなく『神聖魔法』?というか『神聖魔法』を操れるのは神に選ばれた愛し子だけ……?
どうせ余命幾ばくもない出来損ないなら仕方ない、お荷物の僕はさっさと今世からも退場しよう……と思ってたのに?
偶然騎士たちを神聖魔法で救って、何故か天使と呼ばれて崇められたり。終いには帝国最強の狂血皇子に溺愛されて囲われちゃったり……いやいやちょっと待て。魔王様、主神様、まさかアンタらも?
……ってあれ、なんかめちゃくちゃ囲われてない??
―――
病弱ならどうせすぐ死ぬかー。ならちょっとばかし遊んでもいいよね?と自由にやってたら無駄に最強な奴らに溺愛されちゃってた受けの話。
※別名義で連載していた作品になります。
(名義を統合しこちらに移動することになりました)
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
番解除した僕等の末路【完結済・短編】
藍生らぱん
BL
都市伝説だと思っていた「運命の番」に出逢った。
番になって数日後、「番解除」された事を悟った。
「番解除」されたΩは、二度と他のαと番になることができない。
けれど余命宣告を受けていた僕にとっては都合が良かった。
借金のカタで二十歳上の実業家に嫁いだΩ。鳥かごで一年過ごすだけの契約だったのに、氷の帝王と呼ばれた彼に激しく愛され、唯一無二の番になる
水凪しおん
BL
名家の次男として生まれたΩ(オメガ)の青年、藍沢伊織。彼はある日突然、家の負債の肩代わりとして、二十歳も年上のα(アルファ)である実業家、久遠征四郎の屋敷へと送られる。事実上の政略結婚。しかし伊織を待ち受けていたのは、愛のない契約だった。
「一年間、俺の『鳥』としてこの屋敷で静かに暮らせ。そうすれば君の家族は救おう」
過去に愛する番を亡くし心を凍てつかせた「氷の帝王」こと征四郎。伊織はただ美しい置物として鳥かごの中で生きることを強いられる。しかしその瞳の奥に宿る深い孤独に触れるうち、伊織の心には反発とは違う感情が芽生え始める。
ひたむきな優しさは、氷の心を溶かす陽だまりとなるか。
孤独なαと健気なΩが、偽りの契約から真実の愛を見出すまでの、切なくも美しいシンデレラストーリー。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
希少なΩだと隠して生きてきた薬師は、視察に来た冷徹なα騎士団長に一瞬で見抜かれ「お前は俺の番だ」と帝都に連れ去られてしまう
水凪しおん
BL
「君は、今日から俺のものだ」
辺境の村で薬師として静かに暮らす青年カイリ。彼には誰にも言えない秘密があった。それは希少なΩ(オメガ)でありながら、その性を偽りβ(ベータ)として生きていること。
ある日、村を訪れたのは『帝国の氷盾』と畏れられる冷徹な騎士団総長、リアム。彼は最上級のα(アルファ)であり、カイリが必死に隠してきたΩの資質をいとも簡単に見抜いてしまう。
「お前のその特異な力を、帝国のために使え」
強引に帝都へ連れ去られ、リアムの屋敷で“偽りの主従関係”を結ぶことになったカイリ。冷たい命令とは裏腹に、リアムが時折見せる不器用な優しさと孤独を秘めた瞳に、カイリの心は次第に揺らいでいく。
しかし、カイリの持つ特別なフェロモンは帝国の覇権を揺るがす甘美な毒。やがて二人は、宮廷を渦巻く巨大な陰謀に巻き込まれていく――。
運命の番(つがい)に抗う不遇のΩと、愛を知らない最強α騎士。
偽りの関係から始まる、甘く切ない身分差ファンタジー・ラブ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる