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番外編
番外編2
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結果を言うと、蓮也さんのマンションで、ぐっすりと眠ることができました。まる。
正直ひやひやしてたんだけどね。
昨日だって、何もしないからって、部屋に連れて行かれて、美味しくいただかれて、体も喉も酷使して、って感じだったから、まさか二日連続で騙されるか、と身構えていたけども、本当に彼は何もしなかった。
ただ、同じベッドで抱き締められて、人肌の温もりであっという間に寝落ちして、起きた時は元カレの所業のショックも幾分和らいでいたもんね。
おかげで、目覚ましが鳴るよりも前に目が覚めてしまったわけで。
(うーん、ここは恋人らしく、朝食でも作っておくべきか……)
囲われた蓮也さんの腕の中で寝返りをうてば、正面にイケメン様がドアップで鎮座ましましている。寝ててもイケメンとかなんなの。
ちょっとムッとした私は、蓮也さんの唇を指で上下に摘んで、むに、とアヒル口にする。急に幼くなった顔はやはり整ったままで、でも、間抜けなその姿に溜飲を下げた。さて、顔を洗ってご飯でも作ろうかな。
そろりと腕を解き、ベッドから降りようとしたんだけど。
「真……唯?」
お腹あたりを緩く拘束され、背後から掠れた声が私の名を呼ぶ。
雨宿りで入ったホテルでも思ったけど、蓮也さんの寝起きの声って、普段会社で聞く声とは違って、少し無防備で妙に色っぽい。
見た目も声も魅力的とか、この人、存在自体がチートなんじゃなかろうか。
「おはようございます、蓮也さん」
「ん……おはよ。まだ時間余裕あるけど……」
頭上をごそごそと彷徨わせ、ようやく目的のスマホを見つけた蓮也さんは、顔の上に掲げるようにして時間を見ている。
そりゃあ不思議でしょうね。まだ朝の五時にもなっていないんだもん。外もまだようやく白み始めた所だし。
「えーと、泊めてもらったお礼に朝食などをお作りしようかな……と」
「ちょうしょ……え、朝食!? 真唯が作ってくれるの!?」
「え、ええ」
やだ、この人。いきなり飛び起きたけど。何が琴線に触れたんだか。
「といっても、簡単なものくらいしかできませんけど」
「全然! 真唯が作ってくれるってだけで、フルコースにも敵わないから!」
びっくりしていると、それはそれはとても良い笑顔で蓮也さんがのたまう。フルコースよりもって、いきなりハードルあげないでください。朝からそんなこってりご飯なんて作らないし、作れませんから。
「むちゃぶり言わないでください。あ、冷蔵庫の中身お借りしますね。後からお返ししますので」
そう言ってベッドから降りる。昨日はパジャマがないからって、蓮也さんからワイシャツを借りたんだけど、足が思いっきり出てるから、妙にすうすうして心もとない。できれば顔を洗う前に着替えだけでも済ませたいんだけど。
「その前に洗面所を貸してもらってもいいですか」
「冷蔵庫も洗面所も好きに使って。俺、もう少し寝るから」
「そういうわけにも……って、もう寝ちゃってる」
振り返ったら、すでに深い眠りについた上司様は、何が嬉しいのか、口元に笑みを刷いていた。
なんていうか、彼の中では私がずっとここに住む前提で発言してる気がするのだけど、婚前同棲はちょっと……
「ま、起きてからおいおい話し合うしかないよね……」
ため息つきたいのを我慢して、バッグの中から仕事着になりそうなワンピースを出して、化粧ポーチと一緒に洗面所へとそそくさと向かったのだった。
やけにホテル並に豪奢な洗面所で顔を洗い、ふかふかのタオルで水気を拭き取ったんだけど。ふと思い立って棚の扉を開いちゃったわけですよ。そこには、私が普段使ってるスキンケアの品々が。
こんなラグジュアリーな洗面所の棚に、私がいつも洗顔後に使ってる日本酒の化粧水が、カゴに入ったコットンと一緒に鎮座している。違和感しかないんですが。
「……と、いうか。蓮也さんの方が危険なんじゃあ……」
もしかして、私自ら虎穴に飛び込んでしまったのかもしれない。思い返してみれば、昨日の食事も、会社で戴いていたお土産とかも、私の好みドンピシャだったし。
偶然、もしくは、嗜好が似てるのかも、って安直に考えていたけど、この状況を見るに、それは断固として違うと言い切れる。
上司・千賀蓮也は、色々アウトな人物でした!
「……誰がアウトだって?」
背後から聞こえた声に、肩がビクンッと跳ねる。うわぁ、心の声が漏れてたらしい。
「れ、れ、れ、蓮也さん」
寝てたのでは、と続く言葉は、それはもう良い笑顔で封殺されてしまった。
「ね、真唯?」
「……や、冗談ですってば。冗談」
「冗談?」
音もなく近 也さんに、私はこの場を切り抜ける為にとっさに冗談だと告げる。
これ、確実にヤブをつついたヤツだった!
内心ガクブル状態になりながらも、これ以上下手に刺激しないように、何度もコクコクと頷く。ええ、蓮也さんはアウトじゃございません! 実際アウトだとしても、もう逃げれないって分かっていても、私はイエスマンになります!
「じゃあ……真唯にとって、俺はなに?」
すっと更に距離が縮まり、問いかけの吐息が唇をうっすらと湿らせる。
「れ、蓮也さんは……」
「……」
「会社の……上司で」
「……うん。それで?」
「そ、それから、こ……んやくしゃで」
恋人って言おうとしたんですけどねぇ。至近距離から見える蓮也さんの目が冷たく、下手に間違ったらダメだ、と警告してきたので、恋人は端折って婚約者と言ったわけなんですが……
「真唯は、婚約者である俺が、危険思想を持っている人間だと思ってる?」
するりと頬をしなやかな指がなぞり、背筋にぞっと産毛が逆立つ。声が喉に張り付いて、私はプルプルと首を振るしかできなかった。
誰だよ、会社では温厚だって言ったヤツ! ……私でした!
「真唯にも心当たりあるんじゃないかな。好きな相手のいろんな事を知りたいと思ったり、相手の好みを身近に置いておいたり……とか」
「ソ、ソウデスネ……」
ないけども! こう同意しなきゃ我が身が危険だったのよ!
ふと、目の端に左薬指に嵌った金の輪がキラリと主張してくる。
昨日のデート(らしきもの)で、蓮也さんが途中で引き取ってきたもの。繊細な金色の葉が指を囲み、一粒のピンクダイヤが存在を主張する。そのピンクダイヤは特殊なカットをされていて、上から見ると、桜の花の形となっているのだ。
春生まれの私のために、蓮也さんが一年前から自らデザインをして、石のカットを依頼したという、ものすっごく執念の塊のような婚約指輪。
ちなみに、もう、結婚指輪も発注済だそうで、こちらも桜モチーフで、婚約指輪と一緒につけてもいいデザインらしい。
こちらは「結納の時にでも渡せるように準備中だから」と、一昨夜ベッドの上で私を喘がせながら、とても良い笑顔でのたまってくれたのだ。
なんというか、先手先手を打たれて、逃げ場どころか四方八方を囲われている状態。ヤンデレ気質かと思っていたら、ガチのヤンデレでした。
「真唯にも俺と同じくらい、俺に興味を持ってもらいたいけど、今は戸惑ってる部分も多いだろうし、先に籍入れちゃえば、真唯も逃げるなんてできないだろうし、金曜日にあれだけ俺の精子を受け入れてくれたから、シングルマザーで生きていけるとは思うけども、真唯は優しいから、子供を母ひとりで寂しい思いをさせないって信じてるけどね」
うっとりと蕩けた視線を伏せ、私の額やこめかみ、頬に唇とキスを落としてくる蓮也さんに、私は、ガチでヤバイ人に本気で好かれたと、戦々恐々するしかなかったのである。
正直ひやひやしてたんだけどね。
昨日だって、何もしないからって、部屋に連れて行かれて、美味しくいただかれて、体も喉も酷使して、って感じだったから、まさか二日連続で騙されるか、と身構えていたけども、本当に彼は何もしなかった。
ただ、同じベッドで抱き締められて、人肌の温もりであっという間に寝落ちして、起きた時は元カレの所業のショックも幾分和らいでいたもんね。
おかげで、目覚ましが鳴るよりも前に目が覚めてしまったわけで。
(うーん、ここは恋人らしく、朝食でも作っておくべきか……)
囲われた蓮也さんの腕の中で寝返りをうてば、正面にイケメン様がドアップで鎮座ましましている。寝ててもイケメンとかなんなの。
ちょっとムッとした私は、蓮也さんの唇を指で上下に摘んで、むに、とアヒル口にする。急に幼くなった顔はやはり整ったままで、でも、間抜けなその姿に溜飲を下げた。さて、顔を洗ってご飯でも作ろうかな。
そろりと腕を解き、ベッドから降りようとしたんだけど。
「真……唯?」
お腹あたりを緩く拘束され、背後から掠れた声が私の名を呼ぶ。
雨宿りで入ったホテルでも思ったけど、蓮也さんの寝起きの声って、普段会社で聞く声とは違って、少し無防備で妙に色っぽい。
見た目も声も魅力的とか、この人、存在自体がチートなんじゃなかろうか。
「おはようございます、蓮也さん」
「ん……おはよ。まだ時間余裕あるけど……」
頭上をごそごそと彷徨わせ、ようやく目的のスマホを見つけた蓮也さんは、顔の上に掲げるようにして時間を見ている。
そりゃあ不思議でしょうね。まだ朝の五時にもなっていないんだもん。外もまだようやく白み始めた所だし。
「えーと、泊めてもらったお礼に朝食などをお作りしようかな……と」
「ちょうしょ……え、朝食!? 真唯が作ってくれるの!?」
「え、ええ」
やだ、この人。いきなり飛び起きたけど。何が琴線に触れたんだか。
「といっても、簡単なものくらいしかできませんけど」
「全然! 真唯が作ってくれるってだけで、フルコースにも敵わないから!」
びっくりしていると、それはそれはとても良い笑顔で蓮也さんがのたまう。フルコースよりもって、いきなりハードルあげないでください。朝からそんなこってりご飯なんて作らないし、作れませんから。
「むちゃぶり言わないでください。あ、冷蔵庫の中身お借りしますね。後からお返ししますので」
そう言ってベッドから降りる。昨日はパジャマがないからって、蓮也さんからワイシャツを借りたんだけど、足が思いっきり出てるから、妙にすうすうして心もとない。できれば顔を洗う前に着替えだけでも済ませたいんだけど。
「その前に洗面所を貸してもらってもいいですか」
「冷蔵庫も洗面所も好きに使って。俺、もう少し寝るから」
「そういうわけにも……って、もう寝ちゃってる」
振り返ったら、すでに深い眠りについた上司様は、何が嬉しいのか、口元に笑みを刷いていた。
なんていうか、彼の中では私がずっとここに住む前提で発言してる気がするのだけど、婚前同棲はちょっと……
「ま、起きてからおいおい話し合うしかないよね……」
ため息つきたいのを我慢して、バッグの中から仕事着になりそうなワンピースを出して、化粧ポーチと一緒に洗面所へとそそくさと向かったのだった。
やけにホテル並に豪奢な洗面所で顔を洗い、ふかふかのタオルで水気を拭き取ったんだけど。ふと思い立って棚の扉を開いちゃったわけですよ。そこには、私が普段使ってるスキンケアの品々が。
こんなラグジュアリーな洗面所の棚に、私がいつも洗顔後に使ってる日本酒の化粧水が、カゴに入ったコットンと一緒に鎮座している。違和感しかないんですが。
「……と、いうか。蓮也さんの方が危険なんじゃあ……」
もしかして、私自ら虎穴に飛び込んでしまったのかもしれない。思い返してみれば、昨日の食事も、会社で戴いていたお土産とかも、私の好みドンピシャだったし。
偶然、もしくは、嗜好が似てるのかも、って安直に考えていたけど、この状況を見るに、それは断固として違うと言い切れる。
上司・千賀蓮也は、色々アウトな人物でした!
「……誰がアウトだって?」
背後から聞こえた声に、肩がビクンッと跳ねる。うわぁ、心の声が漏れてたらしい。
「れ、れ、れ、蓮也さん」
寝てたのでは、と続く言葉は、それはもう良い笑顔で封殺されてしまった。
「ね、真唯?」
「……や、冗談ですってば。冗談」
「冗談?」
音もなく近 也さんに、私はこの場を切り抜ける為にとっさに冗談だと告げる。
これ、確実にヤブをつついたヤツだった!
内心ガクブル状態になりながらも、これ以上下手に刺激しないように、何度もコクコクと頷く。ええ、蓮也さんはアウトじゃございません! 実際アウトだとしても、もう逃げれないって分かっていても、私はイエスマンになります!
「じゃあ……真唯にとって、俺はなに?」
すっと更に距離が縮まり、問いかけの吐息が唇をうっすらと湿らせる。
「れ、蓮也さんは……」
「……」
「会社の……上司で」
「……うん。それで?」
「そ、それから、こ……んやくしゃで」
恋人って言おうとしたんですけどねぇ。至近距離から見える蓮也さんの目が冷たく、下手に間違ったらダメだ、と警告してきたので、恋人は端折って婚約者と言ったわけなんですが……
「真唯は、婚約者である俺が、危険思想を持っている人間だと思ってる?」
するりと頬をしなやかな指がなぞり、背筋にぞっと産毛が逆立つ。声が喉に張り付いて、私はプルプルと首を振るしかできなかった。
誰だよ、会社では温厚だって言ったヤツ! ……私でした!
「真唯にも心当たりあるんじゃないかな。好きな相手のいろんな事を知りたいと思ったり、相手の好みを身近に置いておいたり……とか」
「ソ、ソウデスネ……」
ないけども! こう同意しなきゃ我が身が危険だったのよ!
ふと、目の端に左薬指に嵌った金の輪がキラリと主張してくる。
昨日のデート(らしきもの)で、蓮也さんが途中で引き取ってきたもの。繊細な金色の葉が指を囲み、一粒のピンクダイヤが存在を主張する。そのピンクダイヤは特殊なカットをされていて、上から見ると、桜の花の形となっているのだ。
春生まれの私のために、蓮也さんが一年前から自らデザインをして、石のカットを依頼したという、ものすっごく執念の塊のような婚約指輪。
ちなみに、もう、結婚指輪も発注済だそうで、こちらも桜モチーフで、婚約指輪と一緒につけてもいいデザインらしい。
こちらは「結納の時にでも渡せるように準備中だから」と、一昨夜ベッドの上で私を喘がせながら、とても良い笑顔でのたまってくれたのだ。
なんというか、先手先手を打たれて、逃げ場どころか四方八方を囲われている状態。ヤンデレ気質かと思っていたら、ガチのヤンデレでした。
「真唯にも俺と同じくらい、俺に興味を持ってもらいたいけど、今は戸惑ってる部分も多いだろうし、先に籍入れちゃえば、真唯も逃げるなんてできないだろうし、金曜日にあれだけ俺の精子を受け入れてくれたから、シングルマザーで生きていけるとは思うけども、真唯は優しいから、子供を母ひとりで寂しい思いをさせないって信じてるけどね」
うっとりと蕩けた視線を伏せ、私の額やこめかみ、頬に唇とキスを落としてくる蓮也さんに、私は、ガチでヤバイ人に本気で好かれたと、戦々恐々するしかなかったのである。
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