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RENYA Side
俺、今なら昇天できる!
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好きな子と思い通じたら我慢なんて男ならできないよね。というか、俺は出来ない。
濡れた体を拭くのももどかしくて、真唯を浴槽から抱き上げた俺は、そのまま床を水浸しにしつつベッドへと向かう。
そっとベッドに真唯を寝かせると、覆いかぶさるようにして唇を奪う。
既に俺の逸物は腹に届く程にそそり立ち、湯よりも粘り気のある蜜が糸を引きながら真唯の白い腹部へと落ちていく。
それすらもエロくて、ドクリと血が送り込まれ嵩ましたのは言うまでもない。
「んぅ、ふぁ、あ、んん」
苦悶に眉を歪める姿は、あの日よりも扇情的で、喉奥まで舌を伸ばして擽る。
真唯の口の中は熱く、とても甘く、極上のワインよりも俺を酔わせる。
舌を絡め軽く吸うと、真唯の体はビクビクと小さく達し、蕩けた眼差しで俺を見ていた。本当、可愛くてエロい。
トロトロに蕩けた真唯の肌は、湯の水分と仄かに甘く香り立つ汗でしっとりと濡れ、全身を舐め回したい気持ちにさせられる。流石に今日でそれをやったら、確実にドン引きされるから、いずれおいおい実現したいと思う。
「せん、む」
「蓮也って呼んで、真唯。その舌っ足らずな声で呼ばれたら、我慢できないかもしれないけどね」
「……れ、んや、さ」
たどたどしく役職を呼ばれたが、どうしてそこで専務って言っちゃうかな。普通の上司は雨宿りでラブホに入る事もなければ、一緒にお風呂にも入らないし、こうしてドロドロなキスなんてしない。
まあ、どスケベで脂ギッシュで梨型体型の、いかにもソレ目的の上司も居るには居るんだろうけど。ただ俺は真唯限定なので除外。
名前で呼ぶことを誘導すれば、真唯は乱れた吐息の合間から俺の名を吐露する姿がエロくて、さっきから催促してくる剛直がビクビクと反応を返す。ちょっと痛くなってきたけど、まずは傷ついた真唯の心を溶かす方が先決だ。
「真唯、可愛い。好きだから、もっとキスしてもいい?」
「う、んっ」
最後まで返事を聞く前に、俺は真唯の唇を塞ぐ。
俺の首に真唯の細い腕がぎゅっとすがり付く。ああ、もう、幸せ過ぎて怖い位だ。
唾液を交換し、歪みのない歯列をゾロリと舐め、口蓋のくぼみを舌先で擽ると、甘い真唯の嬌声が互いの口の中でくぐもって響く。トロリと細められた目は情欲で涙の膜が覆い、目元はうっすらと紅色に染まって、真唯が嫌悪感なく受け入れてくれてるのだと知り、愛情が溢れてしまいそうだ。
「ああ、トロトロになっちゃって。キスだけでこんなんじゃ、最後までできるか心配なんだけど」
「だって、蓮也さんのキスが、沢山私を好きって言うから」
勿論、真唯が好き。というか、愛してる。
俺の思いを受け取り、うっとりと微笑む真唯は聖女か、って称賛したくなる程清廉で慈愛に満ちている。
きっと、俺の顔、確実に緩みきってるに違いない。俺の股間……じゃなくて、沽券に関わるから。一応、俺のが年上なんだし。
「……っ?」
余計な方向に思考が傾いてたせいで、ふと唇に温かい何かが触れ、ヌルリとあわいから中に侵入してくる。
(え? え? 真唯からキスしてくれた!?)
俺、今なら昇天できる! いや、真唯の中に入るまで我慢!
多少ぎこちないものの、真唯の舌は滑らかで、緩やかに俺の性感を高めていく。
これまで両手の数だけでなく、足の指を入れても余りある数の女性と、それなりにキスしてきたから、経験値は一般的に比べればあるものの、今までのソレとは違う口付けに何もかもが塗り替えられていく。
本当に好きな相手とのキスって、技術とか関係なく、互いを蕩けさせるものなんだと、真唯が教えてくれた。これはもう、何が何でも真唯を囲わなくては。
「真唯が本気で可愛すぎる」
誓いを胸にキスが解けた僅かな隙間で宣言すれば、真唯は目をぱちくりと開いたまま硬直する。なんなんだ、このかわいいいきものは。
もう我慢の限界。エロいキスのおかげで、先端からトロトロ蜜が出て、腹がヌルヌルしてるし。愚息よ、お前も腹減ったよなぁ。
「あー、もう。年上だからって余裕ぶってみたのに、真唯が理性壊してくるもんなぁ」
「ふえ?」
間の抜けた声を漏らす真唯が愛おしくて、
「だから、そんな所も可愛いんだって」
乱暴になりそうな昂ぶる感情を、しかめっ面で返した俺は、今度はこちらから荒々しいキスを仕掛ける。
唾液が溢れても、飲み込む隙すら与えない溺れる口付けに、真唯は俺の首にしがみついて応えようとする。
時折気遣うように問いかけながらも、俺は唇から顎、白い首筋、折れそうな鎖骨へと赤い花びらを散らしながらキスを落としていった。うっすらと色づく肌に、俺の残したうっ血痕が綺麗に散り敷かれている。
(ああ。雪が降ったら、椿の綺麗な寺院に二人でデートするのもいいなぁ)
その前に真唯を心ゆくまで堪能し、とろけるまで愛し合おうと動きを再開させた。
好きな子と思い通じたら我慢なんて男ならできないよね。というか、俺は出来ない。
濡れた体を拭くのももどかしくて、真唯を浴槽から抱き上げた俺は、そのまま床を水浸しにしつつベッドへと向かう。
そっとベッドに真唯を寝かせると、覆いかぶさるようにして唇を奪う。
既に俺の逸物は腹に届く程にそそり立ち、湯よりも粘り気のある蜜が糸を引きながら真唯の白い腹部へと落ちていく。
それすらもエロくて、ドクリと血が送り込まれ嵩ましたのは言うまでもない。
「んぅ、ふぁ、あ、んん」
苦悶に眉を歪める姿は、あの日よりも扇情的で、喉奥まで舌を伸ばして擽る。
真唯の口の中は熱く、とても甘く、極上のワインよりも俺を酔わせる。
舌を絡め軽く吸うと、真唯の体はビクビクと小さく達し、蕩けた眼差しで俺を見ていた。本当、可愛くてエロい。
トロトロに蕩けた真唯の肌は、湯の水分と仄かに甘く香り立つ汗でしっとりと濡れ、全身を舐め回したい気持ちにさせられる。流石に今日でそれをやったら、確実にドン引きされるから、いずれおいおい実現したいと思う。
「せん、む」
「蓮也って呼んで、真唯。その舌っ足らずな声で呼ばれたら、我慢できないかもしれないけどね」
「……れ、んや、さ」
たどたどしく役職を呼ばれたが、どうしてそこで専務って言っちゃうかな。普通の上司は雨宿りでラブホに入る事もなければ、一緒にお風呂にも入らないし、こうしてドロドロなキスなんてしない。
まあ、どスケベで脂ギッシュで梨型体型の、いかにもソレ目的の上司も居るには居るんだろうけど。ただ俺は真唯限定なので除外。
名前で呼ぶことを誘導すれば、真唯は乱れた吐息の合間から俺の名を吐露する姿がエロくて、さっきから催促してくる剛直がビクビクと反応を返す。ちょっと痛くなってきたけど、まずは傷ついた真唯の心を溶かす方が先決だ。
「真唯、可愛い。好きだから、もっとキスしてもいい?」
「う、んっ」
最後まで返事を聞く前に、俺は真唯の唇を塞ぐ。
俺の首に真唯の細い腕がぎゅっとすがり付く。ああ、もう、幸せ過ぎて怖い位だ。
唾液を交換し、歪みのない歯列をゾロリと舐め、口蓋のくぼみを舌先で擽ると、甘い真唯の嬌声が互いの口の中でくぐもって響く。トロリと細められた目は情欲で涙の膜が覆い、目元はうっすらと紅色に染まって、真唯が嫌悪感なく受け入れてくれてるのだと知り、愛情が溢れてしまいそうだ。
「ああ、トロトロになっちゃって。キスだけでこんなんじゃ、最後までできるか心配なんだけど」
「だって、蓮也さんのキスが、沢山私を好きって言うから」
勿論、真唯が好き。というか、愛してる。
俺の思いを受け取り、うっとりと微笑む真唯は聖女か、って称賛したくなる程清廉で慈愛に満ちている。
きっと、俺の顔、確実に緩みきってるに違いない。俺の股間……じゃなくて、沽券に関わるから。一応、俺のが年上なんだし。
「……っ?」
余計な方向に思考が傾いてたせいで、ふと唇に温かい何かが触れ、ヌルリとあわいから中に侵入してくる。
(え? え? 真唯からキスしてくれた!?)
俺、今なら昇天できる! いや、真唯の中に入るまで我慢!
多少ぎこちないものの、真唯の舌は滑らかで、緩やかに俺の性感を高めていく。
これまで両手の数だけでなく、足の指を入れても余りある数の女性と、それなりにキスしてきたから、経験値は一般的に比べればあるものの、今までのソレとは違う口付けに何もかもが塗り替えられていく。
本当に好きな相手とのキスって、技術とか関係なく、互いを蕩けさせるものなんだと、真唯が教えてくれた。これはもう、何が何でも真唯を囲わなくては。
「真唯が本気で可愛すぎる」
誓いを胸にキスが解けた僅かな隙間で宣言すれば、真唯は目をぱちくりと開いたまま硬直する。なんなんだ、このかわいいいきものは。
もう我慢の限界。エロいキスのおかげで、先端からトロトロ蜜が出て、腹がヌルヌルしてるし。愚息よ、お前も腹減ったよなぁ。
「あー、もう。年上だからって余裕ぶってみたのに、真唯が理性壊してくるもんなぁ」
「ふえ?」
間の抜けた声を漏らす真唯が愛おしくて、
「だから、そんな所も可愛いんだって」
乱暴になりそうな昂ぶる感情を、しかめっ面で返した俺は、今度はこちらから荒々しいキスを仕掛ける。
唾液が溢れても、飲み込む隙すら与えない溺れる口付けに、真唯は俺の首にしがみついて応えようとする。
時折気遣うように問いかけながらも、俺は唇から顎、白い首筋、折れそうな鎖骨へと赤い花びらを散らしながらキスを落としていった。うっすらと色づく肌に、俺の残したうっ血痕が綺麗に散り敷かれている。
(ああ。雪が降ったら、椿の綺麗な寺院に二人でデートするのもいいなぁ)
その前に真唯を心ゆくまで堪能し、とろけるまで愛し合おうと動きを再開させた。
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