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本編
俺の事、ただの上司で、一晩だけの相手にしか思えない?
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だから、そんな所も可愛いんだって、と不機嫌そうに呟いた蓮也さんは、いきなり噛み付くように私へと口づけてきたのである。
獣に豹変した荒々しいキスは、息すらも奪うもの。苦しいだけのソレなのに、私はもっとと蓮也さんの首に絡めた腕を強めてしがみつく。
お互いの剥き出しの肌が熱を帯びる。しっとりと汗で湿る蓮也さんの肌がいつしか尖っている胸の先が甘く擦れ、ジクジクと快感が体を支配する。
元恋人とのセックスで得られる事のなかった官能が、蓮也さんの手によって顔を出す。
「気持ち、いい?」
「うん。蓮也さん、もっとして」
劣情を滲ませる蓮也さんの眼差しは、いつも会社で見る穏やかなものとは違い、強い意思を持って私へと注がれる。
こんな感情的な視線を受けた私の心臓が、ドクドクと鼓動を叩いてくる。
「辛かったら言うんだよ」
彼はそう言うと頬から顎、そして首筋へと幾つもの口付けを落とす。時折ツキリと痛みが走るけど、それが何であるか分からない程初心ではない。
蓮也さんの唇が鎖骨を挟むように食みながら、キスマークを残していく。
今までは情交の痕跡を残されるのが嫌だったのに、蓮也さんにされるのは全然嫌悪どころか嬉しい気持ちでいっぱいになる。
「れんや、さん、気持ち、いぃ」
胸元まで下りていった蓮也さんの頭をぎゅっと抱き締める。もっと直接的な刺激が欲しくて涙が出そう。
これまで幾つか恋愛経験もあるし、それなりにセックスの経験もある。まあ、年齢も年齢だしね。
だけど、今以上に心も体も満たされた事はない。なんていうか、しっくり? ぴったり?
蓮也さんの触れるどこもかしこも熱くて、今まで恥ずかしくて出せなかったアエギ声とか自然に出ちゃってるし。そもそも、相手に「もっと」なんて言ったの初めてだし。
「こんなに感じるの……蓮也さんが、初めて」
こう……ポロリと言っちゃった訳ですよ。ええ。
「真唯、これ以上煽んないで。もう、理性崩壊寸前なんだけど。このまま今すぐ真唯の中に突っ込んで、嫌だ、駄目だ、って真唯が泣き叫んでも、たっくさん中出しして、抱き潰したくなるんだけど」
胸を愛撫していた蓮也さんは顔を上げたかと思えば、真剣な顔で物騒な事を一気にまくし立てる。
中出しはやめてください。マジで。仕事楽しいんで、辞めたくありません。
でも。
「抱き潰してもいいんですけど、避妊はして欲しいな、と」
「なんで? すぐにでも真唯を孕ませて、実質俺の嫁になってもらいたい位、切羽詰まってるんだけど」
こ、怖い。この人マジで言ってるよ。
「真唯は一晩だけの思い出にするつもりかもしれないけど、俺はそんな事しないからね。やっと俺の所まで堕ちてくれた真唯を離すつもりはないし、孕んだら俺から離れるなんて考えしないだろう?」
三年も我慢したんだ、と恐怖すら感じさせる蓮也さんの宣言に、私は多少怯えつつも、内心喜びが溢れていた。
こんな素敵で色んな女性から秋波を送られる美形から、三年もの間ずっと私だけを思ってくれたって事が嬉しい。しかも、さりげなくプロポーズまでされちゃった
「駄目? 真唯は俺の事、ただの上司で、一晩だけの相手にしか思えない?」
「そんな事……あるわけないじゃないですか。これだけ必死に猛アピールしてくれる蓮也さんとの時間を、一回だけなんてしたくないです。逆に、私で本当にいいですか? さっき二股されて失恋したばかりの女ですよ?」
そう、余りに急展開すぎて脳内から忘れ去ってたけど、二股されてお別れのメッセージ送ったばかりなんだよね。元恋人が見たかどうかは分からないけども、もう私の中では終わった人だし、今後何か言われても戻るつもりはない。
ただ、中途半端に執念深そうなんだよね、あの人。今後どう来るか分からないだけに、蓮也さんには迷惑かけたくない。
「真唯がそう思ってくれて嬉しいよ。逆に、失恋したばかりの隙を狙ってきた俺の方が嫌われないか不安だけどね」
蓮也さんはちゅ、と額にキスして微笑む。
普段はキリッとした静観な上司って雰囲気なのに、今日は見たことない顔を沢山見てきた気がする。
どんな表情も魅惑的な蓮也さんが私を求めてくれる事に、腰の奥がズグリと熱くなる。ああ、こんなにも蓮也さんに欲情しているのか。
「蓮也さん、私を抱いて。何もかもを蓮也さんの手で上書きして欲しいの」
+
「あっ、んぁ、あ……ぁあんっ」
私の足の間に顔を寄せる蓮也さんは、執拗に熟れた秘裂を舌と指で苛む。
「ん、真唯の蜜、甘くて美味しい」
「やぁんっ、そ、んな事、言わな……あぁっ」
猫がミルクを舐めるが如く溢れ続ける蜜口に舌を捩じ込んでは、止まる事を知らない蜜を音を立てて啜る。卑猥な行為と音に、私は背中をしならせては何度も軽く達していた。
まだ挿入すら至ってないのに、体はドロドロに蕩けきっていて、蓮也さんを喜ばすように蜜壷から新しい蜜がトプリと溢れる。ああ、もう恥ずかしい!
「ね、真唯。ここもぷっくりと膨らんでて美味しそう。この赤い果実はどんな味がするのかな?」
蜜口の上にある敏感な実に熱っぽい吐息を吹きかけながら蓮也さんが問いかける。それすらも何度も登り詰めた私には毒となり、ビクビクと全身が震える。
蓮也さんは敏感な肌に掌を滑らせ、ヒクつく果実を唇で挟み込むとジュッと音を立てて吸い付く。
「ひゃっ、あ、あっ、やぁっ!」
「どこもかしこも真唯の体は美味しいね。俺の腕でもっと淫れてえっちな真唯を堪能させてよ」
「やらぁ、しゃべ……ちゃ、だめぇ……あぁんっ」
蜜に濡れた果実を、蓮也さんは胸の飾りと同じように舌先で舐め、転がし、潰して、吸って、唇で扱く。
快楽地獄に、無意識に体は陸に揚げられた魚みたいにビクビクと痙攣し、いつしか差し込まれていた蓮也さんの指を食い締める。
沢山喘いだせいか声は掠れ、体は力が入らないのに蓮也さんの愛撫には素直に反応する。与えられるだけの快楽に、私はボロボロ涙を流しながら首を激しく振っていた。
気持ちいい。怖い。自分の知らない自分を蓮也さんによって暴かれる。
「れんや、さ……こわ、い、よぉ……」
私は助けを求めるように蓮也さんへと手を伸ばす。その手は空を掴む前に、あたたかい蓮也さんの手に強く握られた。
じわり、と冷えた手が温もりに包まれ、安心感からか弛緩した笑みを浮かべると。
「ああっ、もう、真唯愛してる。我慢出来ないから、真唯の中に挿いってもいい?」
骨が折れそうな程強く抱きしめて、蓮也さんは切羽詰まった声で囁く。太腿にあたる蓮也さんの熱い塊は濡れ、私の肌をヌルリと滑る。彼はこんな状態になっても失恋したばかりの私を慰撫し、こうして侵入を尋ねてくれるのが嬉しい。
元恋人だけでなく、今まで付き合ってきた男達にはない誠実さを知り、愛されてる実感に体が満たされ濡れる。
「う、ん。も……れんやさん、がほしいの……」
ズルリと蜜壷から指が引き抜かれ、物欲しげなそこから蜜がトプリと零れる。あの主張激しい蓮也さんの杭で貫かれたら、散々蕩けさせられた私は壊れてしまうかも。でも、それすらも嬉しいとか、短時間で蓮也さんの向けてくる愛に溺れてしまってるのだろう。
蓮也さんは相変わらずギラギラとした捕食者の目で私を見つめ、そっと体を起こすと、私の膝裏に手を充ててぐっと胸元まで押し上げる。
「真唯。真唯のここが俺を欲しいって、ヒクヒク震えてるよ」
ねっとりと熟れた秘裂に視線を落とし、蓮也さんは熱のこもった声音で告げる。
じ、実況しないでください。恥ずかしいじゃないですか。
だけど、体は正直なもので、視姦されてる秘裂は蓮也さんを求め誘うように蜜を滴らせる。
「も……、れんや、さん。じらさな、い、で」
あれだけ執拗に前戯に時間を掛けられた体は本能に支配され、それが恥ずかしいと思うのに、腰が淫らに蠢く。あの太腿に感じた、固く、長大な楔で指だけで物足りない場所を満たして欲しい。
「うん、俺も早く、真唯の中に、はいりたい」
蓮也さんの興奮した声が切れ切れに聞こえる。
潤みきった蜜口に熱い塊がクチクチ音をたてて期待にお腹の奥が疼く。これから起こる予感に目眩がしそう。
「あっ、ゃぁ……あぁっ」
濡れた花弁を押し広げながら蓮也さんの灼熱が挿ってくる。予想以上に粘膜が引き伸ばされ、存在感を示しゆっくりと侵入してくるのがもどかしくて、こもる快感を逃がすように喉を反らし唇を噛んだ。
今まで経験した中でこんなに苦しく質量を感じた事はない。それは蓮也さんが特別だからなのか、蓮也さんの肉体の一部が規格外なのか。もうどっちでも良かったりする。
ただ、私の中に蓮也さんが入ってくる多幸感で、胸がいっぱいだったから。
緩慢に進んでくるからか、蓮也さんの熱が蠢くのが分かる。だが、不意に動きが止まった為、蓮也さんに目を向けると彼は眉間に深い皺を刻み、何かに耐えているようだった。
「ごめん。全部挿いらなかった……」
「ふぇ?」
なんと、これが全部ではないとおっしゃる。蓮也さん、どれだけご立派なモノをお持ちなんですか!
「多分、真唯の子宮が下がってるのもあると思う。なるべく痛くないようにするけど、辛かったら言って」
はあ、と艶めいた吐息を共に言われた言葉に、なるほど、と頷く。
ずっと深い快感を与えられたせいで、子宮が下りてきたんだろうな。……って、子宮が下がるのって、排卵日頃じゃ……。
「れ、蓮也さん?」
「なに?」
「一応確認しますけど、避妊具着けてます……よね?」
獣に豹変した荒々しいキスは、息すらも奪うもの。苦しいだけのソレなのに、私はもっとと蓮也さんの首に絡めた腕を強めてしがみつく。
お互いの剥き出しの肌が熱を帯びる。しっとりと汗で湿る蓮也さんの肌がいつしか尖っている胸の先が甘く擦れ、ジクジクと快感が体を支配する。
元恋人とのセックスで得られる事のなかった官能が、蓮也さんの手によって顔を出す。
「気持ち、いい?」
「うん。蓮也さん、もっとして」
劣情を滲ませる蓮也さんの眼差しは、いつも会社で見る穏やかなものとは違い、強い意思を持って私へと注がれる。
こんな感情的な視線を受けた私の心臓が、ドクドクと鼓動を叩いてくる。
「辛かったら言うんだよ」
彼はそう言うと頬から顎、そして首筋へと幾つもの口付けを落とす。時折ツキリと痛みが走るけど、それが何であるか分からない程初心ではない。
蓮也さんの唇が鎖骨を挟むように食みながら、キスマークを残していく。
今までは情交の痕跡を残されるのが嫌だったのに、蓮也さんにされるのは全然嫌悪どころか嬉しい気持ちでいっぱいになる。
「れんや、さん、気持ち、いぃ」
胸元まで下りていった蓮也さんの頭をぎゅっと抱き締める。もっと直接的な刺激が欲しくて涙が出そう。
これまで幾つか恋愛経験もあるし、それなりにセックスの経験もある。まあ、年齢も年齢だしね。
だけど、今以上に心も体も満たされた事はない。なんていうか、しっくり? ぴったり?
蓮也さんの触れるどこもかしこも熱くて、今まで恥ずかしくて出せなかったアエギ声とか自然に出ちゃってるし。そもそも、相手に「もっと」なんて言ったの初めてだし。
「こんなに感じるの……蓮也さんが、初めて」
こう……ポロリと言っちゃった訳ですよ。ええ。
「真唯、これ以上煽んないで。もう、理性崩壊寸前なんだけど。このまま今すぐ真唯の中に突っ込んで、嫌だ、駄目だ、って真唯が泣き叫んでも、たっくさん中出しして、抱き潰したくなるんだけど」
胸を愛撫していた蓮也さんは顔を上げたかと思えば、真剣な顔で物騒な事を一気にまくし立てる。
中出しはやめてください。マジで。仕事楽しいんで、辞めたくありません。
でも。
「抱き潰してもいいんですけど、避妊はして欲しいな、と」
「なんで? すぐにでも真唯を孕ませて、実質俺の嫁になってもらいたい位、切羽詰まってるんだけど」
こ、怖い。この人マジで言ってるよ。
「真唯は一晩だけの思い出にするつもりかもしれないけど、俺はそんな事しないからね。やっと俺の所まで堕ちてくれた真唯を離すつもりはないし、孕んだら俺から離れるなんて考えしないだろう?」
三年も我慢したんだ、と恐怖すら感じさせる蓮也さんの宣言に、私は多少怯えつつも、内心喜びが溢れていた。
こんな素敵で色んな女性から秋波を送られる美形から、三年もの間ずっと私だけを思ってくれたって事が嬉しい。しかも、さりげなくプロポーズまでされちゃった
「駄目? 真唯は俺の事、ただの上司で、一晩だけの相手にしか思えない?」
「そんな事……あるわけないじゃないですか。これだけ必死に猛アピールしてくれる蓮也さんとの時間を、一回だけなんてしたくないです。逆に、私で本当にいいですか? さっき二股されて失恋したばかりの女ですよ?」
そう、余りに急展開すぎて脳内から忘れ去ってたけど、二股されてお別れのメッセージ送ったばかりなんだよね。元恋人が見たかどうかは分からないけども、もう私の中では終わった人だし、今後何か言われても戻るつもりはない。
ただ、中途半端に執念深そうなんだよね、あの人。今後どう来るか分からないだけに、蓮也さんには迷惑かけたくない。
「真唯がそう思ってくれて嬉しいよ。逆に、失恋したばかりの隙を狙ってきた俺の方が嫌われないか不安だけどね」
蓮也さんはちゅ、と額にキスして微笑む。
普段はキリッとした静観な上司って雰囲気なのに、今日は見たことない顔を沢山見てきた気がする。
どんな表情も魅惑的な蓮也さんが私を求めてくれる事に、腰の奥がズグリと熱くなる。ああ、こんなにも蓮也さんに欲情しているのか。
「蓮也さん、私を抱いて。何もかもを蓮也さんの手で上書きして欲しいの」
+
「あっ、んぁ、あ……ぁあんっ」
私の足の間に顔を寄せる蓮也さんは、執拗に熟れた秘裂を舌と指で苛む。
「ん、真唯の蜜、甘くて美味しい」
「やぁんっ、そ、んな事、言わな……あぁっ」
猫がミルクを舐めるが如く溢れ続ける蜜口に舌を捩じ込んでは、止まる事を知らない蜜を音を立てて啜る。卑猥な行為と音に、私は背中をしならせては何度も軽く達していた。
まだ挿入すら至ってないのに、体はドロドロに蕩けきっていて、蓮也さんを喜ばすように蜜壷から新しい蜜がトプリと溢れる。ああ、もう恥ずかしい!
「ね、真唯。ここもぷっくりと膨らんでて美味しそう。この赤い果実はどんな味がするのかな?」
蜜口の上にある敏感な実に熱っぽい吐息を吹きかけながら蓮也さんが問いかける。それすらも何度も登り詰めた私には毒となり、ビクビクと全身が震える。
蓮也さんは敏感な肌に掌を滑らせ、ヒクつく果実を唇で挟み込むとジュッと音を立てて吸い付く。
「ひゃっ、あ、あっ、やぁっ!」
「どこもかしこも真唯の体は美味しいね。俺の腕でもっと淫れてえっちな真唯を堪能させてよ」
「やらぁ、しゃべ……ちゃ、だめぇ……あぁんっ」
蜜に濡れた果実を、蓮也さんは胸の飾りと同じように舌先で舐め、転がし、潰して、吸って、唇で扱く。
快楽地獄に、無意識に体は陸に揚げられた魚みたいにビクビクと痙攣し、いつしか差し込まれていた蓮也さんの指を食い締める。
沢山喘いだせいか声は掠れ、体は力が入らないのに蓮也さんの愛撫には素直に反応する。与えられるだけの快楽に、私はボロボロ涙を流しながら首を激しく振っていた。
気持ちいい。怖い。自分の知らない自分を蓮也さんによって暴かれる。
「れんや、さ……こわ、い、よぉ……」
私は助けを求めるように蓮也さんへと手を伸ばす。その手は空を掴む前に、あたたかい蓮也さんの手に強く握られた。
じわり、と冷えた手が温もりに包まれ、安心感からか弛緩した笑みを浮かべると。
「ああっ、もう、真唯愛してる。我慢出来ないから、真唯の中に挿いってもいい?」
骨が折れそうな程強く抱きしめて、蓮也さんは切羽詰まった声で囁く。太腿にあたる蓮也さんの熱い塊は濡れ、私の肌をヌルリと滑る。彼はこんな状態になっても失恋したばかりの私を慰撫し、こうして侵入を尋ねてくれるのが嬉しい。
元恋人だけでなく、今まで付き合ってきた男達にはない誠実さを知り、愛されてる実感に体が満たされ濡れる。
「う、ん。も……れんやさん、がほしいの……」
ズルリと蜜壷から指が引き抜かれ、物欲しげなそこから蜜がトプリと零れる。あの主張激しい蓮也さんの杭で貫かれたら、散々蕩けさせられた私は壊れてしまうかも。でも、それすらも嬉しいとか、短時間で蓮也さんの向けてくる愛に溺れてしまってるのだろう。
蓮也さんは相変わらずギラギラとした捕食者の目で私を見つめ、そっと体を起こすと、私の膝裏に手を充ててぐっと胸元まで押し上げる。
「真唯。真唯のここが俺を欲しいって、ヒクヒク震えてるよ」
ねっとりと熟れた秘裂に視線を落とし、蓮也さんは熱のこもった声音で告げる。
じ、実況しないでください。恥ずかしいじゃないですか。
だけど、体は正直なもので、視姦されてる秘裂は蓮也さんを求め誘うように蜜を滴らせる。
「も……、れんや、さん。じらさな、い、で」
あれだけ執拗に前戯に時間を掛けられた体は本能に支配され、それが恥ずかしいと思うのに、腰が淫らに蠢く。あの太腿に感じた、固く、長大な楔で指だけで物足りない場所を満たして欲しい。
「うん、俺も早く、真唯の中に、はいりたい」
蓮也さんの興奮した声が切れ切れに聞こえる。
潤みきった蜜口に熱い塊がクチクチ音をたてて期待にお腹の奥が疼く。これから起こる予感に目眩がしそう。
「あっ、ゃぁ……あぁっ」
濡れた花弁を押し広げながら蓮也さんの灼熱が挿ってくる。予想以上に粘膜が引き伸ばされ、存在感を示しゆっくりと侵入してくるのがもどかしくて、こもる快感を逃がすように喉を反らし唇を噛んだ。
今まで経験した中でこんなに苦しく質量を感じた事はない。それは蓮也さんが特別だからなのか、蓮也さんの肉体の一部が規格外なのか。もうどっちでも良かったりする。
ただ、私の中に蓮也さんが入ってくる多幸感で、胸がいっぱいだったから。
緩慢に進んでくるからか、蓮也さんの熱が蠢くのが分かる。だが、不意に動きが止まった為、蓮也さんに目を向けると彼は眉間に深い皺を刻み、何かに耐えているようだった。
「ごめん。全部挿いらなかった……」
「ふぇ?」
なんと、これが全部ではないとおっしゃる。蓮也さん、どれだけご立派なモノをお持ちなんですか!
「多分、真唯の子宮が下がってるのもあると思う。なるべく痛くないようにするけど、辛かったら言って」
はあ、と艶めいた吐息を共に言われた言葉に、なるほど、と頷く。
ずっと深い快感を与えられたせいで、子宮が下りてきたんだろうな。……って、子宮が下がるのって、排卵日頃じゃ……。
「れ、蓮也さん?」
「なに?」
「一応確認しますけど、避妊具着けてます……よね?」
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