おいでよ血塗女子高等学校~偏差値12なのでヤンキーしかいない女子校に入学したけど、なんだかんだ幸せ!~

羽韮ソルト

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殺戮の紅蓮童子

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「喧嘩を始めようぜ」
 
 プリン髪の少女が、大胆不敵に言い放つ。タイマンならいざ知らず、八人相手に孤立無援だというのに。
 しかも少女が丸腰なのに対し上級生たちは全員武装している、文字通りの絶対絶命だ。
 それでも。

「まとめてかかってこいよ、雑魚ども」

 子猫と戯れる程度の気安さで、彼女は言った。戸惑いを見せたのは数秒、上級生たちの顔はみるみる赤くなり、周囲の温度を上昇させた。
 きっと彼女たちは、今にも飛びかかる所だったのだろう。

「……まあ待てお前ら。虚勢だ虚勢。ちっとは冷静さを持ちな」

 リーダー格、木刀真剣の田中が制止しなければ。
 血気に逸る周囲とは対照的に、田中はにこやかな笑みを浮かべながら、少女の肩に手を置いた。

 にこやかな笑み……と言っても、小鼻がひくつき、こめかみには青筋が盛大に浮かび上がっている。
 木刀真剣の田中をよく知る者は、この表情こそが激怒の現れだと知っている。菩薩のような笑みの田中を前に、生き延びた者は誰一人いない。

 少女の肩を掴む手に、力が込められていく。
「なあ一年坊。入学したてで調子こいたんだよな? 舞い上がっちまったんだよな? 分かる分かる、ウチもそうだった。あの頃は若かったよ……でもな? 八人を一人で相手取るのはフカシが過ぎんだろ? 大丈夫、お姉さん許してやるから。そうだな……全裸で土下座して、一生田中さんの犬ですってタトゥー入れたら許してやへぶっ」
「話がなげえ!!!!」

 少女の右手が、蜃気楼の如く揺らいだ。かと思えば次の瞬間には、巨漢が五メートル程宙を舞い、錐もみ状に落下して地面にめり込んでいた。
 人の形に生じたクレーターを前に、場の誰もが呼吸を忘れる。
 現実の光景、なのだろうか?
 拳一つで、体格が遥かに上の相手をたかいたかいレベルMAX(?)するなんて。

「どうした? 大将やられたらそれでしまいかよ? 情けねえ……それでもお前らキン〇マ付いてんのかよ」

 付いてません、と指摘できる者はいない。少女が放つ鋭い殺気が、深刻な深さで肌を刺しているから。

 正真正銘実力で、田中を一撃ノックアウトしたのだと、そう否応なく感じさせる凄味があった。

「なんだ、マジでもう終わりか? ならさっさと帰れ……って言いたい場面だがよぉ」

 少女は地面にへたり込んだままのなのと同じ高さまでしゃがみ、
「へ……ふにゅ」 
 そっとその涙を拭った。

「コイツの涙に対する駄賃が足りねーな。お前ら全員、二度と手出ししないと誓え。そんでコイツに詫びろ。できないってんなら……全殺しだ」
 
 少女は不良たちに背中を向け、鞄と竹刀袋から何かを取り出した。
 敵に堂々と背を向けるのは余裕の表れか。
 事実、誰一人妨害行動に出ることはなかった。

「二度と袖通すことはねえと思ってたが……持ってきて正解だったな」
 少女が取り出したのは、一振りの木剣。

 そして。
「ふにゅ……読めない」
 なのには読めない『紅蓮戦姫』の文字が刻まれた、特攻服。彼女が真っ赤な特攻服に袖を通すと、上級生の内数名の表情がまた変わった。
 
「そ、そんなはずは……『紅蓮戦姫ぐれんせんき』は、壊滅したはず……!」
「ハ、ハッタリだ! 大方伝説に憧れたバカが、形だけ真似したに決まってる!」

 まるで亡霊を見たかのように、蒼白な表情へ。無意識のうちに、彼女たちは一歩後ずさった。

「確かにな。そんなチームはもうねーよ。アタシは……ただの亡霊だ。お前らにとっては、死神かもしれねーけどな」

 少女がゆるりと一歩踏み出す。そして前傾気味にもう一歩踏み込み、三歩目で姿を消した。

「え――」

 瞬く間に刺突、そして返す刀で横薙ぎ一閃。一瞬のうちに、少女の木剣が二人を打ち倒す。
 剣の軌跡はおろか、迫ってくる瞬間すら、捉えられた者はいなかった。

 それが意味するのは圧倒的実力差。ここにいる者全員が一斉に飛びかかったところで、この戦鬼には敵わない。否、一太刀浴びせることすらも……叶わない。

「こ、この強さ……『紅蓮戦姫』の特攻服……そ、それに」
 上級生の一人が金属バットを取り落とし、ガタガタと震え始めた。
「真っ赤な瞳に、十字傷……お、お前は……お前は、まさか」

 かつて不敗伝説を打ち立て、向かうところ敵なしだった武闘派レディース『紅蓮戦姫』。赤子の手をひねるように強者をねじ伏せる戦姫たちで構成される、超問題児集団。

 メンバー全員が、武闘派にして問題児。そんな彼女たちだが、総長の指示には素直に従っていたという。
 慕っていたから? カリスマがあるから? それも理由の一つだが、最大の理由はもっと単純明快だ。

 そう。
「ぐ……『紅蓮童子ぐれんどうじ』……!!?」
 総長、二つ名『紅蓮童子』には誰も敵わないから。

 どんな搦め手を使おうが、束になってかかろうが。その悉くを打ち滅ぼす強大な暴力が、彼女にはある。
 練り上げた技も、権謀術数も歯牙に掛けない。神に愛されし膂力。

 その恐ろしさ、破壊力、まさしく鬼の如し。いや、鬼神の如し。
 紅蓮童子とは、戦うべきではない。逆鱗に触れるべきではない。
 皆等しく、捩じ切られてしまうから。

「その名前は捨てた。今のアタシはただの一年坊だ。ほら……先輩方。五人がかりで来いよ。生意気な下級生に礼儀を教えるんだろ?」
 紅蓮童子は挑発的に人差し指を動かした。かかってこい、のハンドサインだ。

「ッ……舐めるなァァァァァァァ!!!」
 怯え、竦んではいる。それでも不良の、上級生の矜持にかけて、不戦敗など死んでも選べない。一人が飛び出すと、また一人、そして五人全員が紅蓮童子目掛けて殺到した。
 全方位から同時に迫りくる攻撃を、一度に捌き切るのは不可能だ。
 前後左右どこから対処しても回避不能、まさしく袋のネズミ。
 
 ただ一か所を除いて。

「よっ……と!」
『な……!?』

 紅蓮童子は木剣を地面に勢いよくき立てると、その反動を利用して上空に飛びあがった。そう、上側はがら空きだ。活路はここにしかない。
 並外れた膂力と身体能力が、飛翔という人類の不可能を可能にした。

 ここからは、理不尽をもって制圧する時間だ。
 紅蓮童子は、木剣を腰だめに構えた。そして落下しながら、口角を邪悪に吊り上げる。

「死に晒せ……ラァァ!」

 円弧を描く、亜音速の斬撃。
 協力無比な必殺の一撃は、断末魔さえも切り伏せて。

 上級生は五人同時に、地面に倒れた。
 勝者は紅蓮童子。無傷のままに、八人を軽々と切り伏せてしまった。
 鬼の名に恥じない、破壊の権化がそこにいた。

「ふー……」
 彼女は大きく息を吐くと、ぽかんと口を開けているなのに向かい、手を差し伸べた。

「おい、立てるか? 怪我……してないか?」
「あ、えっ、うん」

 少女の手を取り、なのは立ち上がった。改めて周囲を見渡せば、八人の上級生が屍の如く倒れ伏している。

「た、大変! 病院、病院さん呼ばなきゃ! 助けてくれてありがとうだけど、やりすぎだよぉ!!」
「落ち着け、峰殴りだ。気絶させただけだし、腹減ったら起きるだろ」
「ほ、ほんと? 皆痛い思いしてないっ!?」
「それは分かんねーけど……多分な。加減はした」

 危機を脱するや否や、なのは敵対していた上級生を慮った。悪人であっても、間違いを犯したとしても、苦痛を感じてほしくない。
 甘い考えだが、なのは人とは善意の生き物なのだと直感的に信じている。

「そっか……それなら良かった! えへへ……助けてくれてありがと! 握手しよ握手! ギュッ、はい友達ー!」
「あ? ああ……」

 なのの勢いに圧されているのか、紅蓮童子はしどろもどろだ。そんな様子にも構わず、なのははしゃぎ続ける。

「ねーねー、なのはね、小和水なのっていうの! こ・ご・み! 小和水、な・の! りぴーとあふたー、なんちゃら! はい、小和水なの!」
「小和水、なの……」
「完璧! もう教えることは、何もありません……!」 
「ないのかよ……」

 一方的に名乗り、教え子の巣立ちを見送るような満足顔を浮かべるなの。唯我独尊フリーダムガールに困惑しつつも、紅蓮童子は頬を掻き、静かに問いかけた。

「お前、さ……アタシが怖く、ねーのかよ。目は、血みてえに真っ赤だし……額なんてほら、エグイ傷入ってんだぜ? 不気味とか気持ち悪いとか、思わねーのかよ」
「んー……?」

 なのは言葉の意図が分からないように、唇に手を当てて首を傾げた。じーっと、舐めるように少女の顔へ視線を巡らせて。

「全然怖くないよ! 真っ赤なお目目、ウサギさんみたいで可愛いもん! それにそれに、なのを助けてくれた優しい子を、怖いなんて思わないよ! で、その傷だけど……」
 小さな手が、十字傷にそっと触れた。
「痛くない? 痛いなら、絆創膏とか貼った方がいいよ! 今からなののおうちで絆創膏貼るのもいいかも! レッツ、絆創膏パーティ!」
「……」

 呆気にとられたのか、深紅の瞳が丸くなる。数秒の沈黙の後、
「ぷっ……んだよそれ。バカじゃねーのか、お前」
 紅蓮童子は柔らかく笑った。なのの言葉で、ささくれ立った心が溶かされたかのように。
 纏っていた硬質な雰囲気は霧散し、年相応な少女の一面が垣間見えた。

 なのはそれを見て、純粋に。言葉をオブラートに包むことも、お世辞で隠す事もなくありのままの本音を口にした。

「可愛い」
「……は?」

 ぽつりと呟いた一言は、リロードに過ぎない。マシンガンに銃弾を装填しただけに過ぎない。
 なのは大きく息を吸い込むと、ずいっと距離を詰めて。

「笑うとすっごく可愛い! 笑うとっていうとあれだけどね、笑わなくても可愛いんだけど! 笑うともっともっと、いっちばん可愛い! ねーねー、もう一回笑って、なのあなたの笑顔見た―い! ウサギさんより可愛い、シュークリームより、パフェより可愛い――」
「ちょ、ちょっと待てっ! もういい、もうやめろっ、やめてくれ!!」
「ふむぎゅ」

 褒め殺しもここまで来たか、と言いたくなるような、マシンガン褒め潰し。
 スコールのように浴びせかけられる弾幕射撃に耐えかねて、紅蓮童子はなのの頬を両側から押さえつけた。
 とびきり柔らかい頬はなののチャームポイントだが、その感触を堪能する心の余裕はないようだ。

「お前、そういうハズイこと言うな……! お世辞だろうと、おためごかしだろうと、その……むず痒いんだよ」
「えー、なんで? なのは可愛いって言われると嬉しくなっちゃうよ? 可愛いは誉め言葉なんだから、いくらでも言ってオッケーじゃないの? ねえねえ、顔真っ赤っかだよ?」
「う、うるせぇ……見んな、クソぉ……」

 顔面蒼白の真逆。顔面紅蓮の金髪少女は、両手で顔を覆い隠してしまった。何の打算もなく放たれる甘い言葉は、度を越せば心に虫歯を作ってしまう。
 ズキズキと痛む、頑固な虫歯を。

 なおも糖分過多な言葉を紡ごうとしていたなのだが、少女の必死さを感じたのか『お口チャック!』と黙り込んだ。
 たっぷり深呼吸を繰り返し、顔を手で煽いで。ようやく少女は落ち着きを取り戻した。

「はぁ、はぁ……その、小和水。えーと、とりあえず……んと」
 口ごもっているのは、生来のぶっきらぼうさ故だ。

 金髪少女は頬を掻き、視線をあらぬ方向に漂わせながらも。
「ありがとな。助かった……かは分からねえけど、お前があいつらの前に割り込んで来たとき……嬉しかった。損得も後先も考えずに、知りもしない他人を庇う……そんなバカが、眩しかった。んと、だから……ありがとな、小和水」
 精一杯の感謝を述べた。

「どういたしまして! そしてこちらこそ!」
 なのも素直に受け取り、お礼を投げ返した。

 えへへと笑うなのに対して、少女はどんな表情をしていいのか分からないといった様子だ。
「そ、それと」 
 それでもまだ言いたいことがあるらしく、長い前髪をしきりに弄びながら喋り始めた。

「お前、見てくれも腕っぷしも弱っちいんだからこういう危ない事二度とすんな。じゃなくて、あー……この学校は、不良だらけだし、その……」
 まごついていて、歯切れの悪い言葉。しかしなのは、訊き返したりはしない。ただ穏やかに、見る者全てを安心させる朗らかな笑みを浮かべた。

 それを見て健やかな安堵を得たのか、少女の赤い双眸がなのをしっかりと捉えた。

「仕方ないから、その……守ってやる。お前みたいな小動物、目を離したらおっ死んじまいそうだし? 荒事は得意な方、だからよ……お前を傍で、守ってやるよ」
 
 真意を汲み取るには、あまりに拙いメッセージ。
 やらかした、と顔に書いてある事から推測するに、少女自身予想外の言い回しだったのかもしれない。

「えーと、つまり……友達になってってこと?」
「……は? えーと、まあ……そんなとこかな、多分」
 なのお得意の異次元解釈が、またも炸裂。訂正する気力も尽きたのか、少女は力なく頷いた。

「うんうん、そっかそっか、そっかぁ……」
 よく噛んでから咀嚼するように。
 少女からのメッセージをゆっくりと噛みしめ、心に染み渡らせると。
 蕾がゆっくりと花開くように、なのの笑顔が一段と晴れ渡った。

「もちろん! なのと仲良くしようね! これからずっと、仲良しさん! それで、えーと……」
 これだけやり取りをしておいて、重要な情報を聞き出していないことになのは気が付いた。
「あなたのお名前、なーに?」

 日が沈み始め、夕焼けが二人を染め上げる。顔色も曖昧になる夕暮れにおいて、紅蓮の瞳だけが鮮明になのを見つめていた。

「アタシは紅蓮塚壊涙ぐれんづかかいな。壊涙、でいい。これからよろしくな……小和水」
「うんっ! よろしくね、壊涙ちゃんっ!! お友達の、ぎゅ~♪」
「……ぅ……っ、ああ、友達。友達な……」
 馴れ馴れしく抱き着くなのを、困惑しながらも受け入れる壊涙。
 
 これが、二人の友情の幕開け。
 そして、ちま高どころか不良界隈全体を揺るがす、波乱の幕開けでもあった。

 火蓋が既に切って落とされたことを、二人はまだ知らない。
 

 +++++

 開幕ベルがなったのは、友情と波乱だけではない。

「クソ、んだよこれ……ぅぅぅ」

 自宅に帰るなり、ベッドにダイブして枕に顔を埋めた少女。足をジタバタさせたり、ゴロゴロローリングしたり。
 傍から見たら奇行とも取れる行動を、かれこれ一時間弱続けていた。

 その少女の名前は、紅蓮塚壊涙。プリンのように黒が入り混じる金髪が特徴的な、不愛想な少女である。
 いや、不愛想という一面は今……崩壊気味だった。

「ふへへ……じゃねえだろアタシ! バカ、バカ!!」

 自らの頬に拳を叩き込むが、攻撃した端から再生する厄介なモンスターのように。頬が緩んで、だらしのない笑みが浮かんでしまうのを止められなかった。

「ぅぅぅ、ぅぅぅう~~……動悸もしてきやがった。黙れよ、黙らねえと殺すぞ心臓っ……しっかりしやがれ」

 心臓を叱咤激励しても、当然鼓動は鳴りやまない。むしろ加速度を増して、脈打ち続ける。熱く、盛大に、高鳴り続ける。
 壊涙はとうとう諦めて、大の字に手足を投げ出した。

「小和水……」

 もう何度目だろうか。帰ってきてから、いやそれ以前からずっと脳裏にこびりついている、少女の姿。
 天真爛漫な笑顔が、柔らかな手が、高い体温が……身を挺して自分を庇ってくれた勇気が。全てが忘れられない。
 小和水なのの全てが、壊涙の心を震わせ続ける。

 既に頭の片隅では分かっていたのかもしれない。経験はないが、壊涙もれっきとした思春期だ。
 この『病』の名を、全く考えなかったとは口が裂けても言えない。

「マジか、マジか。アタシ……小和水に」

 口にだすのは流石に憚られて。言葉の続きは、少女の心でのみ繰り出された。

 ――恋、しちまったかもしれねー……。どう、すりゃいいんだよコレ……。ぅぅぅ……知らねー、知らないっつーの……クソがっ。

 喧嘩に明け暮れてきた人生に、浮ついた感情は不要だった。
 意識的に切り捨てたわけではないが、壊涙に桃色の風が纏わりつく機会は一切なかった。
 故にこれが。なのへのこの想いが。

 ――初恋……。女同士なのに、会ったばかりなのに。なんでだよ、意味分かんねー、クソクソ、バカアタシっ……!

 どこに出しても恥ずかしくない、立派な初恋だった。
 どんな相手にも立ち向かう強さを持った少女。どんな敵でもねじ伏せる強さを持った、少女。
 
 そんな壊涙の前に立ちはだかったのは、誰もが対面する最初の壁。
 取るに足らない恋という名の敵を前に、壊涙は初めて臆した。倒し方どころか、逃げ方すらも分からなかったから。

 ――あーもう、もう! 考えても答えは出ねえ。なら、とりあえず……考えるのはやめだやめ。頭がパンクしちまう。もっとシンプルに……誓うだけでいいんだ。自分自身に、明日からの日々に。アタシらしい決意を捧げる。

 少女は天井を見上げながら、拳を突き出した。見えない敵に打ち付けるように、力強く突き出した。

「アタシはアイツを……小和水を守る。誰より近くで、守り抜いてみせる。そのためならもう一度……薄汚れた拳を振るってやる。ああ、全部全部そっからだ」

 
 なのと壊涙の友情、血みどろの学園生活、そして……進展するには余りにも難易度の高い、無知で無垢な少女と血みどろの感性しか持たない少女の恋が幕を開けた。

 二人を中心に巻き起こる物語は。
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