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29.王子様は眠り姫を守護する

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 怖い。背中に黒い何かを背負っている。
 客先から戻った藤堂は、第一営業部の入り口をくぐった時からすでに不機嫌丸出しの様子で、わき目もふらずに冬夜の所へ一直線にやってきた。
 
 何を言われるかと身構えたのだが、さすがは藤堂。
 業務時間内に私用を優先させることはなく、まずは客先からの要望をまとめた資料を手渡し、報告を行う。
 しかし、それが終わると痛くない方の腕を掴まれてひっぱり上げられ、衝立の向こうの打ち合わせコーナーに連れていかれた。

「怪我、見せて」
 打った所を見せろ、と、こんな場所でとんでもない事を言い出した。
 藤堂は心配症すぎるせいで、時々あれこれ突き抜けている。
「こんな場所で、嫌だ!っていうか怪我してない!掛橋の奴、一体なんて報告したんだよ?!」
 本当か?というように眉を顰め、しばらく無言でこちらを見ていた藤堂だったが、ここで強引に確かめようとするのはさすがにマズイと思ったのか、しぶしぶ掴んでいた手を離してくれた。
「……石丸は?」
 衝立の向こうに視線を向けて、石丸を探る藤堂の視線の冷たさに、ひぃっ!と震えあがる。
 この男、怒り出したら女性にも容赦しないんじゃないだろうか。
 今までの鬱憤がたまっているだけに、余計に手加減しなさそうで怖すぎる。
 石丸はあの後、気分が悪くなったとかで早退していた。
 この場にいなくて本当に助かった、と胸を撫で下ろしながら、冬夜は藤堂の袖をひっぱって、隣の椅子に座らせた。

「もう、落ち着けよ。今回被害にあったのは伊藤さんだよ?俺じゃない」
「でも伊藤は案外タフでしょう?あんな見た目だけど」
 確かに。子リスのように愛くるしくかわいらしい外見をしているが、見た目に反して性格は結構強気だし、しっかり者だ。
 そうでなければ、あの場面で石丸に手をあげたりは出来ないだろう。
「石丸の自作自演ですよね?財布を伊藤のロッカーに放り込んで、泥棒だと騒ぎ立てた」
 それは、おそらくあの場にいた全員が思っていただろうことだが、誰もが口には出さずにいた。
「そうと決まったわけじゃ……」
「汚い手を使ってくれる」
 つぶやく藤堂の横顔が、冷酷すぎて本当に恐ろしい。
 掛橋の「殺される」発言の意味が、なんとなくわかってきた。
 怒っていてもおそろしくカッコイイ横顔をびくびくと眺めていると、藤堂は何かを思い出したらしく、くるりとこちらに顔を向ける。
「掛橋が、石丸を挑発したみたいですが……」
「ん?んんん?」
 そうだっけ、なんだっけ?と、冬夜は首を傾げる。なにかそんな、挑発するようなシーンが存在しただろうか。
「鳩が豆鉄砲食らったみたいな顔してる」と藤堂が冬夜を見てくすりと笑い、つられて冬夜もえへへと笑う。
「あなたに怪我させたら俺がどう思うかわかってるか、と脅したって聞いてます」
 ああ、あの溺愛くんだりの所ね……と、冬夜は、あはは……と力なく笑う。
 溺愛ってなんだよ、溺愛って。確かに俺が頼りないから、藤堂には色々迷惑かけてるけどさ、と口を尖らせてブツブツ言っていると、藤堂に「瀬川さん、くち」と上唇をつまんで引っ張られた。

「おそらく、近日中に何か動きがあるでしょう。彼女は俺のことを抜きにしても、あなたが邪魔で仕方がないようだし」
 さて、どうするか、と腕を組み考え込む藤堂に、「う、うん……」と不安の混じる返事をすると、腕が伸びて来てくしゃくしゃと髪を乱された。
 今日は掛橋にも頭をポンポンされている。
 俺の頭はそんなにくしゃくしゃポンポンしたくなる形なのだろうか、と冬夜は今日何度目かの首を傾げる。
 みんな忘れているかもしれないが、一応年上だし、一応上司なんだけど。

「瀬川さん、今夜は鍋にしましょうか」
 ひらめいたと言わんばかりに唐突に、藤堂がにっこり笑って夕食のメニューを提案する。
「は?ええ??鍋……って、別にいいけど」
「山口さんと小沢も誘いましょう。掛橋を呼んでやってもいいですね。手柄を褒めろ!ってわめいてましたし」
 材料を買って帰りましょう。一緒に帰るから待ってて、と言い置いて、藤堂は仕事へ戻っていく。
 
 石丸と、挑発と、鍋?
 藤堂の頭の中で一体どんな複雑怪奇な現象が起こってその三つが繋がったのかさっぱりわからないが、何か理由があるのだろうと深く考えるのは止めて、冬夜も仕事に戻る。
 冬のお鍋は体が温まるし、野菜も沢山とれるし、おいしいからいいか!と自分を納得させながら、冬夜は、何鍋にしようかなぁと、みんなで囲む楽しい鍋をちょっとだけ期待していた。



「ぎゃー!冷たいっ!」
 嫌がる冬夜の肩を押さえつけるように、藤堂が伸びるタイプの湿布を貼りつけてくる。
 結局、打った肩に大きな痣を作っていることが発覚し、それを知った藤堂が、鍋の材料を買うついでに大量の湿布を購入した。
 そんなにいらないという冬夜の意見は丸無視だ。

 湿布を貼られた部分から急激に体温を奪われるような感覚に、体をぶるりとひとつ震わせると、藤堂が「思いっきり冷たいの貼っておきました。隠してた罰ですよ」と告げて、ポン、と冬夜の頭を叩いた。
「服着て」と頭にTシャツを被せられたので、痛む肩をそーっと上げながら袖を通す。
 着終わると藤堂がシャツを広げて待ち構えていて、有無を言わさず袖を通され、ボタンまでかけられてしまった。
 藤堂はいつから俺のお母さんになったのか……。
 
「なあ、なんとかならない?そのベタ甘い空気」
「なんともならねぇんだなあ、これが。第一営業部の連中は、もう慣れっこよ」
「いつものことですから」
 掛橋、山口、小沢が、ぬるい表情を浮かべて、こたつに足を突っ込みながらこちらを見ている。
 でかい男たちが、冬夜の住む狭い1LDKのマンションにひしめく姿は異様だ。
 寝室にしている和室のふすまを解放してあるのでそれなりに広さはあるのだが、180センチ超えの男が何人もいるので、かなり狭苦しく感じる。
 冬夜一人だけなら広すぎてもてあます程なのに。

「しかし、綺麗に片付いてるねえ、姫主任の部屋」
「ホント。俺、瀬川さん嫁に欲しいわ」
「料理も期待できそうです」
 三人がそれぞれ好き勝手な事を言っている。
 嫁ってなんだよ!と文句を言いたいところだが、悲しいかな。こんな風にからかわれるのも最近では慣れっこになってしまった。
「褒めたって、鍋しか出てこないんだからな!」
 いや褒めてないし、というツッコミがはいるかと思ったが、こたつメンバーはニヨニヨ笑うばかりで、何も言い返してこなかった。
 藤堂が、買ってきたカセットコンロをこたつの上に出し、ついでに紙の取り皿と箸も並べている。
 寂しい男の一人暮らしだ。大きめの鍋ぐらいはあるが、さすがにこまごまとしたものまでは揃っていない。
 買ってきた缶ビールが配られると次々とプルトップを開ける音が続き、軽く乾杯を交わした後はそれぞれ好きな物をつまみに勝手に飲み始めた。

「もつ鍋でよかった?」
 キャベツとニラが安かったので、冬夜の独断で今夜のメニューはモツ鍋だ。
 苦手じゃないといいけど、と思いながら確認すると、全員が期待に目を輝かせて冬夜を見ていた。
「いいっスねぇ。そんないいもん食わしてもらえるんですか?マジ嫁に欲しいですわ」
 やたらに誉めちぎる山口に幾分ほっとしながらも、「材料切って煮るだけだろ?」と苦笑して、藤堂をアシスタントにキッチンに立つ。
 アシスタントといっても、藤堂が料理をしないことはここ数日間の同居で知っているので、王子様はもっぱらお運び係だ。
 シャツの袖をまくりあげて食材の用意をしていると、山口に「瀬川さん、着替えたらどうですか?料理してるとシャツとか汚れちゃうでしょ?俺ら気にしないで部屋着とかに着替えちゃって下さい」と気遣われる。
 そう言われても、日曜に藤堂に連れられてほとんどの衣類を引っ越しさせてしまったので、この部屋には今、季節はずれの服しか残されていない。
 着替えがないんだよ、とも言えずに困っていると、藤堂がニヤニヤしながらこちらを見ていた。

「あー、山口さん。姫主任がお着がえしないのには、きっと深ぁーい訳が……」
「なんだよ、深い訳って?」
 藤堂の服を着た冬夜の、風呂上り姿の画像を誤爆したために、掛橋は冬夜が藤堂の家に転がり込んでいることを知っている。
 けれど、他のメンバーにはなんだか気恥ずかしくて言えないままだ。
 高熱が出たあの日に運び込まれて以来帰りづらくて藤堂の家にいます、だなんて、一体どうやって言えというのか。

「もうすぐ、その理由がわかると思いますよ」
 藤堂が、ちらりと腕時計に視線を向けた。
 そろそろじゃないかな、と言われ、冬夜はきゅっと唇を噛む。
 みんながいると思っても、人から悪意を向けられている事に対して平然としていることは難しい。
 この家を訪れた時、全員が赤く塗られたドアを見てぎょっとしていたようだが、誰も何も言わなかった。
 藤堂が、その大きな体で冬夜の視界を遮るようにしてくれたので、鍵を開ける時もなんとか冷静でいられる事ができたが、出来ればあのドアはもう二度と見たくない。
 胸を塞ぐ重苦しい不安から逃れるようにざくざくと音を立てて野菜を切っていると、隣に立つ藤堂に、耳の後ろあたりの髪をちょいちょいとひっぱられた。
 顔を上げると、「心配するな」というように、藤堂が優しく微笑んでこちらを見ている。

「姫しゅにーん!このもつ鍋の素って、全部お鍋に入れちゃっていいのー?」
 うっかり藤堂と見つめ合っていた事に気付き、掛橋の声に慌てて振り向くと、三人がニヤニヤ笑いながらこちらを見ていた。
 最近、あの生温い笑みを良く見かける気がするが、一体なんだというのか。
「全部入れて。しょうゆ味とみそ味、ミックスするから」
「はいよ」
 野菜切るのに集中しよう、と手元に視線を落とした瞬間、部屋の電話が鳴り始めた。
 聞きなれているはずのその音に、びくり、と、身体が動揺に震える。
 それに気づいた藤堂が横から腕を伸ばし、冬夜の頭を抱え込むように自分の胸元に押し付けた。
 すっぽりと囲われた視界は、そこだけ世界から遮断されたように真っ暗で、何も見えないけれど安心する。
 何も見えないのにホッとできるなんて、とても不思議に思うけれど。

「掛橋、電話出てみろ」
「は?ええ?俺が出ていいの?」
 藤堂に促されて、「俺、間男に間違えられないかな?」と冗談を言いながら、掛橋が受話器を取る。
「はい」という声の後、「もしもし?もしもーし?」という声が続き、次いで受話器を置く軽い音がした。
 冬夜は、顔を藤堂の胸元に押し付けたまま、ぎゅっと目を閉じる。
「なんにも言わなかったけど?」と掛橋が言った瞬間、また次の電話がかかってきた。
「もう一度、出てみてくれ」
 藤堂の言葉に、再び掛橋が電話に出るが、やはりしばらくして受話器を置く音が聞こえた。
 受話器を置けば、また次の電話がかかってくる。
 今度は誰も取らず、留守電に切り替わる。
 メッセージをどうぞ、というアナウンスの後には、ひたすら無言が続いた。

「うわ、気持ちわりぃなぁ……」
 山口が嫌そうにそう言うのが聞こえ、掛橋が「音、切ろうか?線、ひっこぬく?」というのが聞こえた。
 包丁を握ったまま硬直する冬夜に覆いかぶさるようにして、藤堂の手がゆっくりと、冬夜の握り締めた指を柄から剥がしていった。
「こんな状況で、ここに瀬川さん置いとけないでしょう?」
「そうだな。今、おまえんとこか」
 山口の問いかけに、そうです、と藤堂が頷く。
「聞いてたけど、正直ここまでひどいと思わなかった。玄関も、アレだな。実際見てみるとぎょっとするな」
 山口のうんざりしたような声に、冬夜の体が震えだす。
 第三者が見てぎょっとするほど、誰かが冬夜を憎み、嫌い、嫌がらせをしている。
 そこまで嫌われている事を、冬夜はどうしても受け入れることが出来ないでいた。

「瀬川さん、ごめん。せめて鍋は他の場所ですればよかったな」
 シンクにもたれ掛かりながら冬夜を抱え込む藤堂が、背中をとんとんと叩きながら謝罪する。
 藤堂の意図はわかっている。
 冬夜の置かれた状況を知らせるため、わざわざここに集まらせたのだろう。
 藤堂だって初めてあの電話を聞いたのだ。まさかここまで執拗で気味の悪いものだとは思っていなかったに違いない。
 話を聞いて知っているのと、実際体験するのとは全く違う。
 冬夜にしてみても、数日ぶりに晒される他人の悪意に、足元に開いた底なしの穴に吸い込まれるような恐怖を感じている。

「音切っちゃったよ。気にせず鍋しよう!鍋!」
「暇人には、電話かけさせとけばいいか。あっちの電話代が高くつくだけだし」
「鍋。お腹空きました」
「今度さ、読経でも流す?」
「説法とかの方がよくないか?」
「エロ動画の声だけ流しとけばいいんじゃないですか?」
「ばか、それじゃあ喜んで又かけてくるかもしれねーだろ?!」
 ぎゃはは、と笑う三人に、冬夜の肩からすとんと力が抜けていく。
 無言電話をも笑いのネタにするポジティブな三人のおかげで気持ちに余裕が生まれて、藤堂のシャツからそっと顔を上げてみると、困ったような顔で冬夜を見下ろしている藤堂と目が合った。
 ああ、これは自分のせいだと思ってるな、と、着任して以来半年以上、ほぼ毎日顔を合わせて過ごして来た今ならわかる。
 ここ数日は、24時間ベッタリくっついているのだから尚更のこと。
「藤堂のせいじゃないよ?」
 ぎこちなさが残っていたかもしれないが、それでもなんとか笑顔を見せると、藤堂が眉を下げて微笑み返してくれる。
 大きな手にくしゃりと髪を撫でられ、そのまま梳くように後ろに撫でつけられると、気持ちよさにうっとりと目を細めてしまいそうになる。

 このまま、この大きな手のひらに顔をすり寄せたら、この男はどんな顔をするだろうか。

「お鍋煮立ってきたよ!モツ入れなくていいの?」
「そこで二人の世界作ってないで、早くモツと野菜持ってこい!藤堂!」
「鍋、早く食いたいです」

 どん、と藤堂の胸元をつきとばし(とはいえ、微動だにしなかったが)慌てて野菜をきざみ始めると、藤堂が後ろでくっくと笑っているのが聞こえてきた。
 おかげで、もう電話は気にならない。
 今日ここで鍋をすることを提案してくれた藤堂に、感謝したいぐらいだ。
「俺、もつ鍋には白いご飯食べたい!」
 掛橋が叫ぶのに、ご飯を炊き忘れていたことに気付く。
「ごめん、炊き忘れてた。今から炊くか、冷凍のごはんなら沢山あるけど、どうする?」
 冷凍庫から一人前ずつ冷凍したごはんの塊を出して見せると、全員がぽかんと固まったあと、「やべぇ」と山口がつぶやく。
「几帳面でかわいくて料理上手で仕事の出来る、俺の理想の嫁がここに……」

 その後冬夜は、膝をついた山口に熱烈なプロポーズをされたのだが、「俺、男だよ」と丁重にお断りしたのは言うまでもなかった。
 
 
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