《 XX 》 ――性染色体XXの女が絶滅した世界で、唯一の女…― 【本編完結】※人物相関図を追加しました
今から一六〇年前、有害宇宙線により発生した新種の癌が人々を襲い、性染色体〈XX〉から成る女は絶滅した。
男だけの世界となった地上で、唯一の女として、自らの出生の謎を探る十六夜司――。
わずか十九歳で日本屈指の大財閥、十六夜グループの総帥となり、幼い頃から主治医として側にいるドクター.刄(レン)と共に、失踪した父、十六夜秀隆の行方を追う。
司は一体、何者なのか。
司の側にいる男、ドクター.刄とは何者なのか。
失踪した十六夜秀隆は何をしていたのか。
柊の口から零れた《イースター》とは何を意味する言葉なのか。
謎ばかりが増え続ける。
そして、全てが明らかになった時……。
※以前に他サイトで掲載していたものです。
※一部性描写(必要描写です)があります。苦手な方はご注意ください。
※表紙画:フリーイラストの加工です。
男だけの世界となった地上で、唯一の女として、自らの出生の謎を探る十六夜司――。
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ついつい誘惑に負けて「隻眼の獅子」編、こちらに飛んできてしまいました。舞台が生死と直結する戦場、アラブ世界というのもあり、緊張感とどうなるんだというドキドキが半端なかったです。
そしてこの思わせぶりなラスト……。ただ生き延びる(survival)ための生よりも、命以上に優先するものがある生き様は、確かに己の人生を生きた(live)といえるに違いない、――とはいえ命あっての物種だしなあ、と悶々としてしまいました。
もともと自分の関心のある舞台や設定が重なっていることもあり、とても個人的にのめり込んで読んでいたと思います。とても面白かった。SFとして性というものを捉え直し、変わるもの、変わらないもの、人間の性(さが)というもの、などなど想いを巡らせることができました。充実の読書体験をありがとうございます。
読み終えると淋しいもので、また他作品に伺おうと思います!
萩尾さん……!
>>ついつい誘惑に負けて――
そんな嬉しいことを言っていただくと、泣きますよ(マジで)笑。
survivalもliveも、10年後に「あの頃は……」と振り返って懐かしめるのなら、結果としては良い人生だったのかも知れないし、「思い出したくもない」と思えるのなら……だし。
学生時代の貧乏話を自慢げに話すのとはまた違うけど、乗り越えたことが自信や自慢になればいいなぁ、と思います。
早い話、今はどう思っていても、年を重ねて振り返ってみれば、あの時のあれがあったから今がある、みたいな、そんな人生を送りたいです(自分の話をしてどうする!)
そして、萩尾さんの興味のある舞台や設定と重なっていて、共感しあえることも、また楽しみで嬉しい!
日本とは違う国の日常に触れられるのはとてもいい刺激で、飛鳥やヘンリーたちに会った時のあの気持ちがそのまま届いていれば! と願わずにいられません(だからそれは向こうの感想欄に書くことで……)。
でも、やはり恋愛を読まれるのが恥ずかしいことに変わりはないです……(赤面)。
どうしてもどこかに自分が投影されてしまいますよね?(え? 竹比古だけ?)
個人的には、夏の嵐のラストのような苦さと、冷たい結婚――。え? と思うようなショッキングな恋の結末も大好物です(笑)。
うん、あの衝撃は今もそのままに残っている(←だから、向こうに書け)。
思い返すたびに色々と浮かんで来て思いは絶えないですが、たくさん歓ばせていただいて、ありがとうございます!
急に暑くなってきましたが、お体にはご自愛を!
追伸
アルファポリスとあちらではラストの章が入れ替わっていて、こちらのラストは隻眼の獅子ですが、あちらのラストは柊と草の外伝(アルファポリスでは隻眼の獅子の一つ前の継ぐべき者)になっています。
世界観半端ないですね。(〃^ー^〃)はじめと後半で全く違う目線に成りました。
カボチャに新たな世界観ができました。(〃^ー^〃)
いつもあちらでお世話になっています。
そして、こちらにお立ち寄りいただき、ありがとうございます。
他サイトに掲載していた古いものなので、あれもこれもと詰め込み感がハンパないものですが(恥)、こうして声を届けてくださたこと、感謝いたします。
カボチャの悠元もますますのご活躍を。
退会済ユーザのコメントです
こちらにも、ありがとうございます。
種の存続や進化、生物の性には興味深いものがあって、クマノミのように、オスばかりの中に一匹のメスがいて、メスと交尾できるのは一番大きなオスだけ。メスが死ぬと、今度はそのオスがメスに性転換する……と言ったような、不思議な性の仕組みがいくつもあって、興味が尽きることはありません。
今回は、登場人物たちの思いが中心ですが、滅びないように歪んでいくのか、歪みを正すことが出来るのか、見守っていただけると嬉しいです。
今回も、ありがとうございました。
退会済ユーザのコメントです
初めまして。
拙作を開いていただけただけでも光栄な中、声をかけていただき、ありがとうございます。
それにしても、男性滅亡……とは、何があったのか知りたくなります。
こちらは、絶滅したはずの唯一の女性を巡って、サスペンス交じりの多角関係を進めて参りますので、ちょっと……結構な長編になります。
どうぞ気長にお付き合いくださいませ。
今日はありがとうございました。
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