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勉強とこの世界の把握

パムミンナダオ島の騒乱―後編

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ちょっとエロいです。でも18禁にはなっていないはず…。苦手な方は、印を付けていますので、/* ここから */ から /* ここまで */ を読み飛ばして下さい。

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「娘さんはこのままもらって帰ります。いいですね?」


 エミールは冷たい顔で、ナダンソンに確認する。


「あ、あぁ。もう君の妻だ。好きにして構わない」


 すっかり毒気を抜かれたナダンソンは上の空でそう答えた。

 結婚披露宴も終わり、来賓客を麻宗家総出で送り届け、最後に残ったのはエミール、ヘクディー、アボシーにカルラだ。エミールはカルラの身柄をナダンソンに確認し、そのままゲートでザガントリアシティの王城に帰るのであった。


「おぉ。みんな、お帰り。カルラさんの部屋も用意してあるから案内してもらいなさい」

「ありがとうございます」

「今日はみな、疲れたであろう。今日はもう休みなさい」

「はい。そうさせてもらいます」


 そうして4人は子供部屋に歩き出すのだが、アボシーはまだ緊張している様子ようす。カルラなんかはこれでもか!というほど極度の緊張状態であった。

 侍女にカルラの部屋を聞くと、中個室。エミールの部屋の向かいであった。


「これからカルラの部屋の整理だね。部屋で待ってるから…」


 エミールが言い終わる前に、


「いいえ、それより早く片付けなければいけないことができましたわ。さ、部屋へ入りましょう」

「そうですね。これは今すぐにしなければなりません」


 ヘクディーとアボシーに押されて、4人共エミールの部屋へ。

/* ここから */

 2人にエミールとカルラは向かい合わせにさせられ、アボシーはエミールの手を取り、カルラの唇に近づけると、ヘクディーはカルラに告げる。


「カルラ、エミール様のお体をおめなさい」

「えっ!?」


 カルラはますます緊張し、顔が蒼白になる。

 カルラは強制されると断れない。震えて言うことを聞かない体を懸命けんめいに動かし、舌を出してエミールの指先に触れさせた。


「あっ」

「どう?美味おいしい?私が許すわ。思う存分楽しみなさい」


 カルラは緊張で返事ができなかった。しかし、ヘクディーに命令されたのと、もっと味わいたいという欲求によりチロチロとエミールをめ始めるのであった。


 10分後、カルラはエミールの手を自分で持ち、口の中に出し入れして、存分にエミールを味わっていた。しかし、


「緊張の取れ方がかんばしくないわね。カルラ、一旦エミール様を離しなさい」


 カルラはまだ欲しそうに、後ろ髪を引かれるようにエミールの手を見つめながら、手を離した。


「カルラ、エミール様の上半身を裸になさい」

「えっ?」

「ヘクディー、お前!」


 これにはエミールも反論しようとしたが、


「これはエミール様の妻をべる私の管轄です!エミール様とて逆らわせません!」


 エミールもヘクディーに気圧けおされて、口をつぐむ。

 カルラは顔だけでなく、体を真っ赤にしながら、おぼつかない手でエミールの服のボタンを1つ1つ外し、丁寧にたたんでエミールの上半身を裸にした。


「それじゃぁエミール様はベッドに仰向あおむけに寝て、カルラはエミール様に馬乗りになりなさい」

「なっ!」


 そして、エミールも真っ赤になりながら、2人はヘクディーの言う通りの体制になると、


「カルラ、よく我慢がまんできたわね。さぁ、エミール様の体を存分に味わいなさい♡」


 カルラは最初は遠慮えんりょがちに、徐々に遠慮えんりょも薄れていき、カルラは存分にエミールの味を味わっていった。

 ヘクディーは腕を組んで、そんな2人の様子を観察しながら、


「ひ、必要なことだといえ、ちょっと、いえ、か、かなりうらやましいわね。わ、私もまだ、あんなことはしてないのに」


 隣で腕は組んではいなかったものの、同じように観察していたアボシーは、


「そ、そうですわね。で、でも、順番。き、今日はカルラの番だったっていうことでしょ?わ、私たちもエミール様に愛してもらわなきゃ」

「そ、そうね。順番よね。いっぱい愛してもらわなきゃ、ま、待てのままお預けを食らっている犬みたいなものだもの。あ、愛してもらわなきゃ、エミール様の妻なんてやってられないわ」


 そうしてエミールとカルラが愛しあっていると、カルラの緊張も徐々にほぐれ、


「カルラ、調子はどう?落ち着いた?」


 カルラは体を起こし、


「はい。穏やかな心持ちになりました。もっと味わいたいけど、でも、私だけの彼じゃないから。私は十分楽しみましたから、交替しましょ?」


 カルラは清々すがすがしい顔で、そう言うのであった。

 エミールはカルラの唾液だえきで上半身がドロドロで、テラテラとテカっていた。


「そう?じゃぁ、アボシー、お口が残ってるから存分に味わいなさい」

「はい!ありがとうございます!」


 交替して今度はエミールの体にアボシーが馬乗りになり、お口を存分に味わうのであった。


「(まあ、エミール様、あんなにドロドロになられて!4人でどんなことをなさっていたのかしら)」

/* ここまで */

 侍女たちの噂になっていることもつゆ知らず、4人は風呂、カルラの部屋の片付けをして、


「私の部屋ならベッドを2つ置けるわね。今日は特別よ!みんなで一緒に寝ましょ♡」

「(夫って、夫の立場って、一体…)」


 そうしてその日は4人仲良く一緒に眠るのであった。



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カルラ・ザガントリア Lv.96


HP:10102/10102

MP:50001/50001

エミール分:7054/15303



<剣術 Lv.19><体術 Lv.79>

<炎魔法 Lv.5><水魔法 Lv.5><風魔法 Lv.5><土魔法 Lv.5><無属性魔法 Lv.121>



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アボシー・ザガントリア Lv.156



HP:10063/10063

MP:50104/100109

エミール分:2010/6100



<剣術 Lv.42><体術 Lv.79><丈術 Lv.102>

<炎魔法 Lv.36><水魔法 Lv.209><風魔法 Lv.36><土魔法 Lv.36><聖魔法 Lv.398><無属性魔法 Lv.109>



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 次の日、


 エミール指揮のもと、サフィンザー宮殿の使用人の手によって、パムミンナダオ島のガサ入れが行なわれた。

 すると、ナダンソンを始めとしたオズボーン家の圧政の証拠に、ナダンソンの隠し資産が出るわ出るわ。

 プランティニカ王国もファクトリニス王国もサフィンザー宮殿もこの情報は持っていたが、他の国にも分かる形の証拠や証言を集めたのである。

 これによりナダンソンを始めとしたオズボーン家の権限の弱体化、同時にエミールによる監視、結婚式で消費された食料の補充、富の再分配が行なわれ、島の住民は、これから幸せになっていくのであった。
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