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花菜香・風雅の留学と大戦
入学準備と入学式
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二郎、花菜香、風雅は、花菜香、風雅が今度アハントルト王立魔法学校に入学するため、その準備でアハントルト王立魔法学校に来ていた。
今は花菜香、風雅が受けたい授業が全て受理されるか受付での手続き待ちである。
「次、ハナカ・アソウさん」
「はい」
「申請があった授業は全て受理されました。こちらが必要な本のリストになります。学生生活3年間、頑張ってくださいね」
「はい」
「全て受理されて良かったな」
「うん」
少し待ち、
「次、フウガ・アソウさん」
「はい」
「申請があった授業は全て受理されました。こちらが必要な本のリストになります。学生生活3年間、頑張ってくださいね」
「はい」
「風雅も全て受理されて良かったな」
「うん」
受ける授業が決まったら次は教科書、副読本などの本類の購入だ。
「鉛筆と消しゴムは持ってるな」
「「はい」」
「それじゃぁ、本を籠に入れたら線を引いて、漏れのないように。それじゃぁ行ってこい」
「「はい」」
花菜香と風雅は、漏れのないように本を取ったらリストに線を引いて次々と買い物籠に入れていく。全教科分取り終わって、支払いは二郎がするのであった。
「あと、すること残ってないな」
「大丈夫」
「ノートは日本のを買っていい?」
「そうだな。日本の文房具は安いしそうしようか。それじゃぁ帰ろうか」
「「はい」」
それから馬車に乗って帰った二郎、花菜香、風雅は、昼食と食休みの後、日本の文房具店に行って筆記用具を買うのであった。
その後は夕方まで二郎は書類仕事をし、花菜香、風雅は授業の予習をするのであった。
翌朝、朝食の席で、
「花菜香、風雅、アハンハルト王国の王都に来たばかりで街に不案内だろう?今日は街をぶらつかないか?」
「「うん。そうする」」
「あと、先に言っておくが、母さんが花菜香も風雅も西方諸国連合魔道士団の予備隊員にするって言ってたからそのつもりでな」
「「分かった」」
「じゃぁ、食べよう食べよう」
そして朝食後、地図を片手に3人は街をぶらつくのであった。
「この地図は精密に書いてあって軍事機密扱いだ。2人には見せるけど、取り扱いは父さんがする。知り得た情報は一般に知られているもの以外秘密だ。分かったか?」
「「はい」」
それから3人は貴族街から歩いてきて、大通りの商店街を見て回ってから少し外れた商店や各種ギルドを見て回って、職人街、倉庫街、住宅街、スラム街は入り口までと見て回って、最後に門の外に出てから首都、ペンテレストロフを1周した。
「今日はよく歩いたな」
「そうですわね」
「まだ歩けるけどもう終わり?」
「日が傾いてきたし、予定していた所は全部見て回ったから今日はもう終わりな」
「分かった」
そうして屋敷まで帰って今日のペンテレストロフ散策は終了するのであった。
翌朝、
「今日は何する?」
「「予習」」
「そうか。父さんはちょっと出かけてくるから留守は2人に頼んだ」
「「はい」」
そして2人は自分の部屋で夕方まで予習するのであった。
「ただいま」
「「父さんお帰り」」
「2人とも居るな。じゃぁこれを渡しておく」
それはタンザナティア王国とジルベチア王国の身分証であった。
「父さんまた身分証を作りに行ったんだ」
「そうだよ。それじゃぁサガンガへ行って他の家族の分の身分証を渡してくる」
「行ってらっしゃい」
しばらくして二郎が屋敷に戻り、夕食を食べ終えた風雅は、おもむろに各国の身分証を取り出し、
「正規にこれだけの身分証を持っているのは我が家だけだろうな」
「そうだな。父さんは名誉付きのものもあるが、各国に爵位と屋敷があって、あまり住んでいたことのない屋敷でも市民と認められた。父さんの今の状況って特殊だよな」
「かなり特殊だよ」
そうしてこの日は暮れていくのであった。
翌日、入学式の日。二郎はスーツ姿、花菜香と風雅は制服姿で食堂へやって来た。
「うん。2人とも似合ってるぞ」
「「ありがとう」」
朝食を食べ終わり、
「じゃぁ、母さんたちを呼んでくるからな」
「「行ってらっしゃい」」
程なくして、二郎は薫、ミネルバ、カッテリーナ、エテラーシア、ヨーネスティン、ミランダを連れてきた。皆、少しおとなし目のドレスを着込んでいる。
「みんな来てくれたんだ」
「そうだぞ」
そして馬車2台でアハントルト王立魔法学校に向かった。1台は借り物だ。
そしてアハントルト王立魔法学校に着いた一行は、親たちは保護者の控え室として割り当てられた食堂へ。新入生たちは今日の式の段取りや注意事項を聞くために第一講堂へ集められた。
「あの子たちの前では言えませんでしたが私は総合魔法学Ⅰ類なんて難関な学部へは入れませんでしたわ。私はⅡ類卒業なんです。Ⅰ類に入れるなんてうらやましいですわ」
ミランダがそうこぼすのであった。そんな中、
「あそこにいらっしゃるのはミランダ様じゃないか?」
「ミランダ様の年齢じゃぁ入学式に来る子供なんて産めるわけないし、何故ここに?」
ミランダはミランダで目立っているのであった。
そうこうしている間に時間も迫り、保護者たちは会場である運動場に来ていた。在校生はもう全員来ていた。
「新入生の入場です」
学校側のアナウンスがあり、新入生が入場してきた。花菜香も風雅もちゃんと見つけることができた。二郎は記念にと、デジタルカメラで写真を撮るのだった。
新入生の入場も終わり、式が開始される。校長のありがたい式辞、新入生代表による宣誓、在校生代表による歓迎の言葉。そして、ドナートヴィッチ国王によるありがたい励ましの言葉など。国王が壇上にいるとき、ミランダがスマホで写真を撮っていたのを見て、二郎は記念にと、デジタルカメラで写真を撮るのだった。
予定を消化し式も終わり、新入生たちは今後の予定を聞くためにまた第一講堂へ集められ、二郎たち一行はまた食堂へ向かった。
「オリエンテーションなどの本格的な案内は明日以降ですから今日は30分くらいで出てきますわ。待ちましょう」
そうミランダが提案するので食堂で待っていた。
時間を潰していると、ミランダの言った通り、新入生がぱらぱらと出て来た。花菜香と風雅は親たちに気付き食堂にやって来た。
「それじゃぁこんなに揃う機会も無いし、記念撮影しようか」
学校の顔である1号館が綺麗に映る場所に陣取り、二郎が三脚を立ててデジタルカメラをセットし、タイマーモードで記念撮影。念のためにもう一枚撮ってから、一行は馬車でペンテレストロフの屋敷へと帰るのであった。
今は花菜香、風雅が受けたい授業が全て受理されるか受付での手続き待ちである。
「次、ハナカ・アソウさん」
「はい」
「申請があった授業は全て受理されました。こちらが必要な本のリストになります。学生生活3年間、頑張ってくださいね」
「はい」
「全て受理されて良かったな」
「うん」
少し待ち、
「次、フウガ・アソウさん」
「はい」
「申請があった授業は全て受理されました。こちらが必要な本のリストになります。学生生活3年間、頑張ってくださいね」
「はい」
「風雅も全て受理されて良かったな」
「うん」
受ける授業が決まったら次は教科書、副読本などの本類の購入だ。
「鉛筆と消しゴムは持ってるな」
「「はい」」
「それじゃぁ、本を籠に入れたら線を引いて、漏れのないように。それじゃぁ行ってこい」
「「はい」」
花菜香と風雅は、漏れのないように本を取ったらリストに線を引いて次々と買い物籠に入れていく。全教科分取り終わって、支払いは二郎がするのであった。
「あと、すること残ってないな」
「大丈夫」
「ノートは日本のを買っていい?」
「そうだな。日本の文房具は安いしそうしようか。それじゃぁ帰ろうか」
「「はい」」
それから馬車に乗って帰った二郎、花菜香、風雅は、昼食と食休みの後、日本の文房具店に行って筆記用具を買うのであった。
その後は夕方まで二郎は書類仕事をし、花菜香、風雅は授業の予習をするのであった。
翌朝、朝食の席で、
「花菜香、風雅、アハンハルト王国の王都に来たばかりで街に不案内だろう?今日は街をぶらつかないか?」
「「うん。そうする」」
「あと、先に言っておくが、母さんが花菜香も風雅も西方諸国連合魔道士団の予備隊員にするって言ってたからそのつもりでな」
「「分かった」」
「じゃぁ、食べよう食べよう」
そして朝食後、地図を片手に3人は街をぶらつくのであった。
「この地図は精密に書いてあって軍事機密扱いだ。2人には見せるけど、取り扱いは父さんがする。知り得た情報は一般に知られているもの以外秘密だ。分かったか?」
「「はい」」
それから3人は貴族街から歩いてきて、大通りの商店街を見て回ってから少し外れた商店や各種ギルドを見て回って、職人街、倉庫街、住宅街、スラム街は入り口までと見て回って、最後に門の外に出てから首都、ペンテレストロフを1周した。
「今日はよく歩いたな」
「そうですわね」
「まだ歩けるけどもう終わり?」
「日が傾いてきたし、予定していた所は全部見て回ったから今日はもう終わりな」
「分かった」
そうして屋敷まで帰って今日のペンテレストロフ散策は終了するのであった。
翌朝、
「今日は何する?」
「「予習」」
「そうか。父さんはちょっと出かけてくるから留守は2人に頼んだ」
「「はい」」
そして2人は自分の部屋で夕方まで予習するのであった。
「ただいま」
「「父さんお帰り」」
「2人とも居るな。じゃぁこれを渡しておく」
それはタンザナティア王国とジルベチア王国の身分証であった。
「父さんまた身分証を作りに行ったんだ」
「そうだよ。それじゃぁサガンガへ行って他の家族の分の身分証を渡してくる」
「行ってらっしゃい」
しばらくして二郎が屋敷に戻り、夕食を食べ終えた風雅は、おもむろに各国の身分証を取り出し、
「正規にこれだけの身分証を持っているのは我が家だけだろうな」
「そうだな。父さんは名誉付きのものもあるが、各国に爵位と屋敷があって、あまり住んでいたことのない屋敷でも市民と認められた。父さんの今の状況って特殊だよな」
「かなり特殊だよ」
そうしてこの日は暮れていくのであった。
翌日、入学式の日。二郎はスーツ姿、花菜香と風雅は制服姿で食堂へやって来た。
「うん。2人とも似合ってるぞ」
「「ありがとう」」
朝食を食べ終わり、
「じゃぁ、母さんたちを呼んでくるからな」
「「行ってらっしゃい」」
程なくして、二郎は薫、ミネルバ、カッテリーナ、エテラーシア、ヨーネスティン、ミランダを連れてきた。皆、少しおとなし目のドレスを着込んでいる。
「みんな来てくれたんだ」
「そうだぞ」
そして馬車2台でアハントルト王立魔法学校に向かった。1台は借り物だ。
そしてアハントルト王立魔法学校に着いた一行は、親たちは保護者の控え室として割り当てられた食堂へ。新入生たちは今日の式の段取りや注意事項を聞くために第一講堂へ集められた。
「あの子たちの前では言えませんでしたが私は総合魔法学Ⅰ類なんて難関な学部へは入れませんでしたわ。私はⅡ類卒業なんです。Ⅰ類に入れるなんてうらやましいですわ」
ミランダがそうこぼすのであった。そんな中、
「あそこにいらっしゃるのはミランダ様じゃないか?」
「ミランダ様の年齢じゃぁ入学式に来る子供なんて産めるわけないし、何故ここに?」
ミランダはミランダで目立っているのであった。
そうこうしている間に時間も迫り、保護者たちは会場である運動場に来ていた。在校生はもう全員来ていた。
「新入生の入場です」
学校側のアナウンスがあり、新入生が入場してきた。花菜香も風雅もちゃんと見つけることができた。二郎は記念にと、デジタルカメラで写真を撮るのだった。
新入生の入場も終わり、式が開始される。校長のありがたい式辞、新入生代表による宣誓、在校生代表による歓迎の言葉。そして、ドナートヴィッチ国王によるありがたい励ましの言葉など。国王が壇上にいるとき、ミランダがスマホで写真を撮っていたのを見て、二郎は記念にと、デジタルカメラで写真を撮るのだった。
予定を消化し式も終わり、新入生たちは今後の予定を聞くためにまた第一講堂へ集められ、二郎たち一行はまた食堂へ向かった。
「オリエンテーションなどの本格的な案内は明日以降ですから今日は30分くらいで出てきますわ。待ちましょう」
そうミランダが提案するので食堂で待っていた。
時間を潰していると、ミランダの言った通り、新入生がぱらぱらと出て来た。花菜香と風雅は親たちに気付き食堂にやって来た。
「それじゃぁこんなに揃う機会も無いし、記念撮影しようか」
学校の顔である1号館が綺麗に映る場所に陣取り、二郎が三脚を立ててデジタルカメラをセットし、タイマーモードで記念撮影。念のためにもう一枚撮ってから、一行は馬車でペンテレストロフの屋敷へと帰るのであった。
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