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新しい生活
初めての○○
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ダンスのレッスンが終わり、軽くシャワーで汗を流して、子供たちは眠るために自室に入り、しばらくして、ミネルバは二郎の部屋を訪ねた。
「今日はミネルバの番だったね。よろしく頼むよ」
「その、宜しくお願いします。初めてなので、優しくして下さい」
「ちょっとドキドキしてる?落ち着くまでベッドに腰をかけてお話でもしようか」
二郎はミネルバの手を軽く握り、他愛もない話を始めた。
少し話をして、
「もう落ち着いてきたかな?そろそろ始めようか」
「はい」
二郎はミネルバに軽くキスをして、ベッドに軽く押し倒した。
*
行為が1回終わり、二郎は休憩に軽くお茶を出した。
「痛そうにしていたけど大丈夫?」
「痛かったけど、これを超えなきゃ… その…」
「何?」
「いつまでも行き遅れって言われちゃうから…」
「頑張ったね」
「はいぃー」
二郎は軽くミネルバの頭をなで、
「今日はもう終わりにしようか」
「はい。すみません」
こうして、ミネルバの初夜は終わったのだった。
次の日の晩、カッテリーナは軽くシャワーをした後、少しおいて、二郎の部屋を訪ねた。
「今日はカッテリーナの番だね。よろしくね」
「はい…」
二郎は昨日と同じようにカッテリーナをベッドに座らせ軽くカッテリーナの手を握りながら、他愛もない話をして緊張を解かせて、
「そろそろ大丈夫かな?」
「あの…もう少し…」
そのまま話を続けてから、二郎から軽くキス、そしてディープキスをしてから軽くベッドに押し倒すのであった。
*
「痛そうだったけど落ち着いた?」
「痛かったです。それに、まだナニが挟まっているような違和感があります」
「正直だね。今日は初めてだからこれで終わりにしようか」
「はい」
こうして、カッテリーナの初夜も終わるのであった。
*
次の日。二郎は特に寝不足も無く、薫と一緒に少し早めに登城した。
「二郎、ちょっと用があるから先に部屋に行っていてね」
「うん、分った」
薫も定時には部屋へ入ってきて、今日の業務を果たすのであった。
*
今日の業務も終わり、二郎が「さぁ帰ろうか」と言い始めた頃、
「ちょっと待って。王様に会いに行こうか」
「へ?謁見の予約、取ってないぞ?」
「朝、取ってあるから。さぁ、早く」
薫は二郎を引っ張って連れて行き、
「おぉ、二郎君か。話は聞いておるぞ。子作りを始めたそうじゃないか!」
そんな大声で話す内容じゃないと思っていた二郎であったが、
「それじゃぁ結婚式の準備もそろそろ始めようじゃないかね、二郎君!」
「はい!」
3人で、日取りやら何やら、基本的なところを詰めていくのであった。
「明日は君らの仕事終わり頃に、ミネルバとカッテリーナにも登城するように伝えておいてくれ給え」
「はい。分りました」
*
次の日の夕暮れ前、城のとある会議室。そこに、アバン国王、二郎、薫、ミネルバ、カッテリーナが集まっていた。
「それでは披露宴の話し合いをするのだが、君ら、日取りはこちらで決めるから教会に行ってもう式は済ませておきたまえ」
「そうですね。結婚するのはもう決定しているわけですし。そうなると、私の両親も呼びたいですね」
「あぁ、岐阜のご両親ね」
「言葉が分らないからさすがに披露宴には呼べない…」
それから披露宴の話をして、岐阜の両親にも連絡を入れ、数日後、
教会で式を挙げるのであった。
これでもう二郎と、ミネルバ、カッテリーナは正式に夫婦となった。
それから数日後、二郎、薫、ミネルバ、カッテリーナは謁見の間へ呼ばれた。
「ジロウ・アソウ。そなたに公爵位を授ける。ただし、功績がまだ公爵のものに届かないため、爵位は公爵だが、年金は無しとする。住まいと領地も授けるのでよく管理するように」
「謹んでお受け致します」
こうして、爵位と王都邸と領地をもらう二郎なのであった。
あと3日もすれば宮廷魔道士の仕事も常時詰めからシフト制へ移行する。すると空いた日ができるので、引っ越しなどの家庭内のゴタゴタを整理しましょうか。
次の休日、麻宗家の面々(ミネルバ、カッテリーナも含む)は、引っ越し作業をしていた。ミネルバとカッテリーナは手が空いていたので3日前から引っ越し作業をしており、今は他の部屋のフォローをしている。
薫は、宮廷魔道士のお仕事の片手間に、古い魔法の勉強をしており、アイテムボックスの魔法というものを覚えた。薫は、「こんなのができるようになったよ」と、二郎にアイテムボックスの魔法を教えた。この、アイテムボックスの魔法というのは、持ち物を異空間に入れておける便利魔法で、アイテムボックスに入れた物は、重さも感じず、かさばることもなく、まるで持っていないようで、必要なときには取り出せる、夢のような魔法であった。
ちょうど良いタイミングで覚えたアイテムボックスの魔法で、まずは風雅の部屋の物を片っ端からアイテムボックスに放り込み、引っ越し先で出しては風雅に片付けさせる。ちなみに薫は花菜香の荷物を担当している。
続いて自分の荷物を運び込んだ。通常なら4日ほどかかるであろう引っ越しが、1日と少しで済んだ。
「これからこの屋敷が我が家だ!張り切って行こう」
「「「「「はい!」」」」」
まだまだ元気な麻宗家一家であった。
「今日はミネルバの番だったね。よろしく頼むよ」
「その、宜しくお願いします。初めてなので、優しくして下さい」
「ちょっとドキドキしてる?落ち着くまでベッドに腰をかけてお話でもしようか」
二郎はミネルバの手を軽く握り、他愛もない話を始めた。
少し話をして、
「もう落ち着いてきたかな?そろそろ始めようか」
「はい」
二郎はミネルバに軽くキスをして、ベッドに軽く押し倒した。
*
行為が1回終わり、二郎は休憩に軽くお茶を出した。
「痛そうにしていたけど大丈夫?」
「痛かったけど、これを超えなきゃ… その…」
「何?」
「いつまでも行き遅れって言われちゃうから…」
「頑張ったね」
「はいぃー」
二郎は軽くミネルバの頭をなで、
「今日はもう終わりにしようか」
「はい。すみません」
こうして、ミネルバの初夜は終わったのだった。
次の日の晩、カッテリーナは軽くシャワーをした後、少しおいて、二郎の部屋を訪ねた。
「今日はカッテリーナの番だね。よろしくね」
「はい…」
二郎は昨日と同じようにカッテリーナをベッドに座らせ軽くカッテリーナの手を握りながら、他愛もない話をして緊張を解かせて、
「そろそろ大丈夫かな?」
「あの…もう少し…」
そのまま話を続けてから、二郎から軽くキス、そしてディープキスをしてから軽くベッドに押し倒すのであった。
*
「痛そうだったけど落ち着いた?」
「痛かったです。それに、まだナニが挟まっているような違和感があります」
「正直だね。今日は初めてだからこれで終わりにしようか」
「はい」
こうして、カッテリーナの初夜も終わるのであった。
*
次の日。二郎は特に寝不足も無く、薫と一緒に少し早めに登城した。
「二郎、ちょっと用があるから先に部屋に行っていてね」
「うん、分った」
薫も定時には部屋へ入ってきて、今日の業務を果たすのであった。
*
今日の業務も終わり、二郎が「さぁ帰ろうか」と言い始めた頃、
「ちょっと待って。王様に会いに行こうか」
「へ?謁見の予約、取ってないぞ?」
「朝、取ってあるから。さぁ、早く」
薫は二郎を引っ張って連れて行き、
「おぉ、二郎君か。話は聞いておるぞ。子作りを始めたそうじゃないか!」
そんな大声で話す内容じゃないと思っていた二郎であったが、
「それじゃぁ結婚式の準備もそろそろ始めようじゃないかね、二郎君!」
「はい!」
3人で、日取りやら何やら、基本的なところを詰めていくのであった。
「明日は君らの仕事終わり頃に、ミネルバとカッテリーナにも登城するように伝えておいてくれ給え」
「はい。分りました」
*
次の日の夕暮れ前、城のとある会議室。そこに、アバン国王、二郎、薫、ミネルバ、カッテリーナが集まっていた。
「それでは披露宴の話し合いをするのだが、君ら、日取りはこちらで決めるから教会に行ってもう式は済ませておきたまえ」
「そうですね。結婚するのはもう決定しているわけですし。そうなると、私の両親も呼びたいですね」
「あぁ、岐阜のご両親ね」
「言葉が分らないからさすがに披露宴には呼べない…」
それから披露宴の話をして、岐阜の両親にも連絡を入れ、数日後、
教会で式を挙げるのであった。
これでもう二郎と、ミネルバ、カッテリーナは正式に夫婦となった。
それから数日後、二郎、薫、ミネルバ、カッテリーナは謁見の間へ呼ばれた。
「ジロウ・アソウ。そなたに公爵位を授ける。ただし、功績がまだ公爵のものに届かないため、爵位は公爵だが、年金は無しとする。住まいと領地も授けるのでよく管理するように」
「謹んでお受け致します」
こうして、爵位と王都邸と領地をもらう二郎なのであった。
あと3日もすれば宮廷魔道士の仕事も常時詰めからシフト制へ移行する。すると空いた日ができるので、引っ越しなどの家庭内のゴタゴタを整理しましょうか。
次の休日、麻宗家の面々(ミネルバ、カッテリーナも含む)は、引っ越し作業をしていた。ミネルバとカッテリーナは手が空いていたので3日前から引っ越し作業をしており、今は他の部屋のフォローをしている。
薫は、宮廷魔道士のお仕事の片手間に、古い魔法の勉強をしており、アイテムボックスの魔法というものを覚えた。薫は、「こんなのができるようになったよ」と、二郎にアイテムボックスの魔法を教えた。この、アイテムボックスの魔法というのは、持ち物を異空間に入れておける便利魔法で、アイテムボックスに入れた物は、重さも感じず、かさばることもなく、まるで持っていないようで、必要なときには取り出せる、夢のような魔法であった。
ちょうど良いタイミングで覚えたアイテムボックスの魔法で、まずは風雅の部屋の物を片っ端からアイテムボックスに放り込み、引っ越し先で出しては風雅に片付けさせる。ちなみに薫は花菜香の荷物を担当している。
続いて自分の荷物を運び込んだ。通常なら4日ほどかかるであろう引っ越しが、1日と少しで済んだ。
「これからこの屋敷が我が家だ!張り切って行こう」
「「「「「はい!」」」」」
まだまだ元気な麻宗家一家であった。
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