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第三章 4人、日本とインジスカン王国を行き来する
各学校授業開始と水力発電
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インジスカン王国の国側から”どの国民にもスマートフォンを売って良い”という返事をもらってから、”スマートフォンを使いこなすのも国益になるから”と書簡を送り、日本語学校、英語学校、パソコン学校全ての生徒に行き渡らせられるだけのスマートフォンとタブレットを国費で購入しておいた。
まず、日本語学校の入学式があり、次の日には英語学校の、その次の日は、パソコン学校の開校式があった。
日にちを分けたのは、日本語学校の学長はステファニア、英語学校とパソコン学校の学長はアカツキ伯爵、それに、二人は日本語学校、英語学校、パソコン学校全ての入学式や開校式に出席する。
日にちを分けなければならない理由であった。
そうしてそれぞれの学校が始動した。
日本語学校と英語学校にもパソコンの授業が、日本語学校、英語学校、パソコン学校全ての学校でスマートフォンとタブレットが一人一人に配布され、それぞれの学校で授業枠がある。
スマートフォンもタブレットも卒業まで回収したりせず、充電などの管理も生徒各々に任せた。
新しい科目が増えたことで、日本語学校、英語学校、パソコン学校合同での職員会議もするようになった。
そこにはアカツキ伯爵もステファニアも出席する。
アカツキ伯爵もステファニアもまだ当分は暇な日は訪れないのであった。
そうして、アカツキ伯爵もステファニアも忙しくしながらも、日本語学校、英語学校、パソコン学校、それぞれ大きな混乱はなく、順調な滑り出しを見せた。
但し、履修する科目が増えたせいで、履修するための期間は増えていくのであった。
以前、ジョージ国王に謁見したときに許可が下りていたので、水力発電所の建設をしようと考えているアカツキ伯爵。
許可が下りてすぐ、河川工事にはかかっている。
しかし、自分には時間が無い。そこで、アカツキ領に居る汲広とアントネラに任せることにした。
そうして出来上がったのが、日本の技術者、アカツキ領のハーパヤの設置経験者、そして、王都で現在暇な人の混成チームであった。
水力発電所の建設は経験者が多く居たため、順調に進んだ。
同時並行的に電気ケーブルを地下に埋設して王都、シンダーグスへ伸ばす作業もした。
しかし、王都には、まず、王都に入る場所、次に平民街と貴族街の間、そして、貴族街と王城との間に高い塀があった。
塀があると言うことは、塀を支えるため、地下にも塀があるということである。
しかし、そこは日本の技術者に任せたら、難なく塀の下をくぐってケーブルを引くことができた。
そして、水車から出た電力は一旦アカツキ伯爵邸へと向かう。
アカツキ伯爵邸では、蓄電池が5倍に増設され、水力発電所でできた電気を変電する設備を新たに設置して、そのケーブルを出迎えた。
アカツキ伯爵邸から日本語学校、英語学校、パソコン学校と、それぞれの学校の宿舎、そして王城へ電気が配分される。
ジョージ国王に許可を得て、王城も電化する。これも同時進行である。
王城の屋根の設置できる部分にはソーラーパネルも設置した。
王城には発電機は置かない。
王城の電気が足りなくなったらアカツキ伯爵邸、日本語学校、英語学校、パソコン学校それぞれにある発電機を回すのだ。
こうして、2ヶ月かけて電化の設備が整った。
あとは試運転である。
日本の技術者は無線で連絡を取り合い、発電所を始動させ、アカツキ邸へ届くか見守った。
結果は成功であった。あとは、王城がどれだけ電気を食うかであった。
結果を見守っていたアカツキ伯爵であったが、昼は余裕が随分あり、蓄電設備に蓄電でき、夜は、多少蓄電した電気も使うが、発電機を回さなくとも賄えることが分かった。
概ね成功である。
首都、シンダーグスで、工事が全て終わり、打ち上げと称してアカツキ領主邸で食事も振る舞って事業に従事した皆を労ってしばらく経つと、ステファニアの実家のカンデラ子爵から、”うちにも発電所を!”という要望が来た。
カンデラ子爵邸があるメルタープの近くには、カンスー河という河がある。
河川工事に4ヶ月かけ、その後、今度は日本の技術者、ハーパヤの建設経験者、王都の建設経験者、カンデラ子爵領で現在暇な人の混成チームで事に当たった。
2ヶ月してカンデラ子爵邸のあるメルタープにも電気が引かれた。
カンデラ子爵邸には変電設備、蓄電池、ソーラーパネル、発電機を設置した。
アカツキ伯爵の義父である、スティーブ・フォン・カンデラも、アカツキ領のハーパヤを真似て、メルタープの住民達に、明かり取り用に電気を分けるそうな。
設備は整った。
カンデラ子爵領にも工事に関わり、電気を埋設できる人材も居る。
ここで汲広は手を離し、ケーブルや照明の調達以外、カンデラ子爵に管理を任せるのであった。
首都シンダーグス、アカツキ伯爵領ハーパヤ、カンデラ子爵領メルタープで電気を通した。
首都シンダーグスでは、街の人間にまで電気を回せなかったが、ハーパヤや、メルタープでは、街人にも電気を使わせる決断をした。
これから電化する街は増えるのだろうか?
これもこの、インジスカン王国の転換期になるのかも知れない。
まず、日本語学校の入学式があり、次の日には英語学校の、その次の日は、パソコン学校の開校式があった。
日にちを分けたのは、日本語学校の学長はステファニア、英語学校とパソコン学校の学長はアカツキ伯爵、それに、二人は日本語学校、英語学校、パソコン学校全ての入学式や開校式に出席する。
日にちを分けなければならない理由であった。
そうしてそれぞれの学校が始動した。
日本語学校と英語学校にもパソコンの授業が、日本語学校、英語学校、パソコン学校全ての学校でスマートフォンとタブレットが一人一人に配布され、それぞれの学校で授業枠がある。
スマートフォンもタブレットも卒業まで回収したりせず、充電などの管理も生徒各々に任せた。
新しい科目が増えたことで、日本語学校、英語学校、パソコン学校合同での職員会議もするようになった。
そこにはアカツキ伯爵もステファニアも出席する。
アカツキ伯爵もステファニアもまだ当分は暇な日は訪れないのであった。
そうして、アカツキ伯爵もステファニアも忙しくしながらも、日本語学校、英語学校、パソコン学校、それぞれ大きな混乱はなく、順調な滑り出しを見せた。
但し、履修する科目が増えたせいで、履修するための期間は増えていくのであった。
以前、ジョージ国王に謁見したときに許可が下りていたので、水力発電所の建設をしようと考えているアカツキ伯爵。
許可が下りてすぐ、河川工事にはかかっている。
しかし、自分には時間が無い。そこで、アカツキ領に居る汲広とアントネラに任せることにした。
そうして出来上がったのが、日本の技術者、アカツキ領のハーパヤの設置経験者、そして、王都で現在暇な人の混成チームであった。
水力発電所の建設は経験者が多く居たため、順調に進んだ。
同時並行的に電気ケーブルを地下に埋設して王都、シンダーグスへ伸ばす作業もした。
しかし、王都には、まず、王都に入る場所、次に平民街と貴族街の間、そして、貴族街と王城との間に高い塀があった。
塀があると言うことは、塀を支えるため、地下にも塀があるということである。
しかし、そこは日本の技術者に任せたら、難なく塀の下をくぐってケーブルを引くことができた。
そして、水車から出た電力は一旦アカツキ伯爵邸へと向かう。
アカツキ伯爵邸では、蓄電池が5倍に増設され、水力発電所でできた電気を変電する設備を新たに設置して、そのケーブルを出迎えた。
アカツキ伯爵邸から日本語学校、英語学校、パソコン学校と、それぞれの学校の宿舎、そして王城へ電気が配分される。
ジョージ国王に許可を得て、王城も電化する。これも同時進行である。
王城の屋根の設置できる部分にはソーラーパネルも設置した。
王城には発電機は置かない。
王城の電気が足りなくなったらアカツキ伯爵邸、日本語学校、英語学校、パソコン学校それぞれにある発電機を回すのだ。
こうして、2ヶ月かけて電化の設備が整った。
あとは試運転である。
日本の技術者は無線で連絡を取り合い、発電所を始動させ、アカツキ邸へ届くか見守った。
結果は成功であった。あとは、王城がどれだけ電気を食うかであった。
結果を見守っていたアカツキ伯爵であったが、昼は余裕が随分あり、蓄電設備に蓄電でき、夜は、多少蓄電した電気も使うが、発電機を回さなくとも賄えることが分かった。
概ね成功である。
首都、シンダーグスで、工事が全て終わり、打ち上げと称してアカツキ領主邸で食事も振る舞って事業に従事した皆を労ってしばらく経つと、ステファニアの実家のカンデラ子爵から、”うちにも発電所を!”という要望が来た。
カンデラ子爵邸があるメルタープの近くには、カンスー河という河がある。
河川工事に4ヶ月かけ、その後、今度は日本の技術者、ハーパヤの建設経験者、王都の建設経験者、カンデラ子爵領で現在暇な人の混成チームで事に当たった。
2ヶ月してカンデラ子爵邸のあるメルタープにも電気が引かれた。
カンデラ子爵邸には変電設備、蓄電池、ソーラーパネル、発電機を設置した。
アカツキ伯爵の義父である、スティーブ・フォン・カンデラも、アカツキ領のハーパヤを真似て、メルタープの住民達に、明かり取り用に電気を分けるそうな。
設備は整った。
カンデラ子爵領にも工事に関わり、電気を埋設できる人材も居る。
ここで汲広は手を離し、ケーブルや照明の調達以外、カンデラ子爵に管理を任せるのであった。
首都シンダーグス、アカツキ伯爵領ハーパヤ、カンデラ子爵領メルタープで電気を通した。
首都シンダーグスでは、街の人間にまで電気を回せなかったが、ハーパヤや、メルタープでは、街人にも電気を使わせる決断をした。
これから電化する街は増えるのだろうか?
これもこの、インジスカン王国の転換期になるのかも知れない。
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