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雷の魔法少女ナツキ②ー1〜セイナ参上!安心してくださいこれは演技です〜

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「ひぐっ♡うっ♡イグ……♡イグぅ……♡うっ、ん……♡」

 机に上半身を押し付けられ、後方へと突き出した格好になる下半身。そこにあるおまんこを、学生服を着た男の勃起したおちんぽで乱暴に突かれながら、ナツキはくぐもった喘ぎを発している。

「ナツキちゃーん? 大丈夫かなー? 元気ないのかなー?」

「あっ……♡イグ……♡イグ……♡」

 ナツキの金色の瞳は虚ろ。

 明らかに意識がない。

 イって、イカされ過ぎて、意識が飛んでしまっている。

 ただの肉オナホール状態のナツキ。こんな状態の女を犯して、何が楽しいのか——と思うかもしれないが、ダークマターを使えばその問題は氷解する。

「ちっ、しゃーねぇーなぁ。ほら、起きる時間ですよ~」

「んあああっ♡♡♡あっ、あっ!?♡なっ、あぁっ!?♡」

 どちゅどちゅ、と速度を増した腰の動き。動いているのは男ではなくナツキである。

 ナツキが自らの腰を、おまんこを、力強く男のおちんぽに叩きつけて——その衝撃で、ナツキの意識が戻ってきた。

「おー! いいところにおちんぽ当たってる感じするわ。やっぱご奉仕おまんこ最高だわ」

「ふっ、あぁっ♡て、てめ、ぇっ!?♡だ、だれ、だぁっ!? ぬ、ぬけ! ちんぽ、ぬけぇっ!」

「いやいや、そっちがおまんこをぶつけてきてるんじゃん。てか、出す前に抜くわけないでしょ。一発出してからね。……でもナツキちゃんって黙ってるとあれだし起きたら起きたであれだよねぇ。またご奉仕モードになってもらおうかな~」

「うっ、いっ!? なっ、あっ、あれは! やめ——」

「はい。ご奉仕モード発動~!」

「あっ、あ——っ♡んあっ♡おっ♡おちんぽ、気持ちいいですか?♡ご主人さまぁっ♡あっ♡ナツキ♡頑張って、ご奉仕、します、からぁっ♡ナツキでいっぱいいっぱい♡んんっ♡♡気持ちよく、なって♡いっぱいいっぱい♡ザーメン、中に出して♡ふぁっ♡くっ、くださいっ♡」

「うんうん。やっぱナツキちゃんは素直な時が一番だな~」

(くぅっ! くそ、がぁっ! 口が、勝手に——!)

 腰を一定のテンポでずちゅずちゅ♡と動かしながら、男はケツ穴から伸びるダークマターを握ってナツキにそう言わせた。

 ご奉仕モード。

 口の悪いナツキに丁寧な口調を使わせ、淫乱メイドとしてご奉仕させるモードである。

 セックスの最中、誰かがふと「こういう強気な女の子が丁寧語でご奉仕してくれるのって興奮するよな~。ギャップ萌えってやつ?」などと冗談めかして笑いながら言ったのだが、それはありだということになり、皆が皆想いをダークマターに込めて、ナツキに注ぎ込んだ。

 その結果一つの機能としてダークマターが認識するほどになったのが、ご奉仕モードなのである。

「ほら! どうだ! おまんこ気持ちいいだろ!」

「はぁっ♡はぁっ♡は、はいぃ♡♡♡気持ちいい、ですぅっ♡ナツキのおまんこっ♡おちんぽで、気持ちよくなっちゃってますぅっ♡♡♡んん~~~っ♡♡♡」

「いいね~。ならそろそろ欲しいか? 精液欲しいよなぁ?」

「は、はいっ♡欲しい、ですぅっ♡ザーメン♡あつあつの、濃厚ザーメン♡ナツキのおまんこに、たっぷり注いでくださいっ♡」

「っし! わかった! 出すぞ! ナツキ!」

 テンションが上がった男はナツキをさながら彼女の如く呼び捨てにして——どびゅるぅつ! びゅるっ! びゅぅううう!!!

「あうううう~~~♡♡♡き、きてますううう~~~♡♡♡ザーメン♡おまんこの中に、いっぱい♡あっ、あああ~~~♡♡♡イク♡♡♡イきます♡♡♡ザーメンでイっちゃってますううう~~~♡♡♡ひあああああ♡♡♡ご、ごめんなさいいい♡♡♡おちんぽっ、気持ち良くて——ご主人様より気持ちよくなっちゃって、ごめんなさいいい~~~♡♡♡」

 体がビクビクと痙攣し、涎と共に謝罪の言葉を口走りながら、ナツキはイった。

 自我を失うような激しい絶頂ではない。だがしかし、だからこそナツキの心は怒りを覚える。

「ふぅ~……防御結界とかいうのはまだあるっぽいけど……ま、いいや。中々いいご奉仕おまんこだったよ、ナツキちゃん」

「ひ、ぐぅ……♡ぐ、あっ……こ、この、やろぉ……ふざけ、やがってぇ……」

 ずるりと抜かれたおちんぽ。防御結界によって精液がおまんこからとろりと流れ出すが、それが内股を伝う感覚で軽い絶頂を味わってしまう。

 セックスを受け入れるよう操作されているせいで、頭ではなく体がバカになってしまっている。

 絶え間なく与えられる絶頂。気持ちいいと言わされる口。それに頭では反発しているが、肉体は快楽に呑まれつつある。

 今のナツキは何をされても容易くイク。イクように仕向けられる。

 与えられる刺激が全て快楽に変換されてしまう。

「う、くぅ……うぅ……」

 もはや教室内にナツキの顔馴染みの生徒はいない。

 集められた人質代わりの生徒たちは、ナツキを犯す者だけが残り、他は皆、配信された映像を見てこの教室までやってきたナツキとのセックスを望む者——学生だけでなく、社会人のおっさんもいる——と入れ替わるように出て行った。

 仲の良かった女の子が、涙を流しながら去って行ったシーンが、ナツキの脳裏を過ぎる。

 自分ではどうすることも出来ない。ここにいれば一緒に犯されるかもしれない。だから、逃げるしかない……。

 そう思って、無力に打ちひしがれながらこの場を後にしたのだろう。

 そんなことを思うと、自らの力の無さにナツキは歯を食い縛らずにはいられない。

 こんなやつら全員魔法でぶっ飛ばしてやる……と強く思うも、休みなく犯され、イカされているせいで何も出来ない。

(くそったれ……あたしに、もっと、力があれば……それか、仲間が来てくれれば……)

 自らの無力を呪うと同時に、仲間の助力を期待する。それは心の弱さではなく、信頼の証である。

 思い浮かぶのはマイの姿……そして、セイナ、クロハ、マリア……。

 共に前に出て戦っていたからこそ、マイの姿が真っ先に思い出されたが、セイナの的確なサポートも頼りになる。

 クロハは単独行動が多く、マリアは余程の戦いでなければ出てこなかったので、自然三人で戦う機会が多かった。

 年齢が同じということもあり、プライベートでも三人はよく一緒にいた。

 辛い時ほど輝く、日常の記憶……。

 仲間がいれば、何とかなる。

 誰か、来てくれれば……。

 ——その想いは、届いた。

「ごきげんよう、みなさん」

 爛れた場を浄化するような、お淑やかな声。

 教室内の全ての目が扉の方に注がれ——ナツキも反射的に首を動かして、何とかそちらを向いた。

 そして、見た。

「せ、セイナ……」

「お久しぶりですね、ナツキさん」

 一瞬、夢かと思ったが、確かに現実だった。

 現れたのは、セイナ——何故か魔法少女のファンシーなコスチュームではなく、スクール水着のような、それも黒一色のそれを身に纏った——であった。

「セイナだ……」

「水の魔法少女……!」

「何でこんなところに!?」

 ざわつく教室。

 彼らの思考を過ったのは同じシーン。

 仲間であるナツキをダーク・レイドの手を借りて好き勝手にイカせまくり、穴という穴を犯しまくったのだ。その報復をされる——水の力でぶっ飛ばされる。そんな場面が思い浮かぶ——だが、あまりにもイレギュラーな登場であったので、誰一人として動けない。逃げるにしても、歯向かうにしても、行動を起こせないでいる。

 そんな中で、セイナは場の緊迫した空気を気にせずにナツキの元へと歩み寄り、こう言った。

「うふふ。ご安心ください、みなさん。わたくしがここへ来たのは、ナツキさんを助けるためではありませんわ。わたくしはもう、ダーク・レイドの一員ですので」

「え——」

 ナツキの顔に浮かぶ濃い絶望の色。

 それを見下ろし、セイナは唇に人差し指を当てた。

 しーっ。というジェスチャー。

 その意味をナツキが理解する前に、セイナは言葉を続ける。

「そういうわけでして……わたくしもこのパーティーに混ぜてもらってもよろしくて?」

 コクコクと首を上下させる男たち。

 ダーク・レイドに敗れたとはいえ、魔法少女が持つ超常的な力は知っている。反論を述べる気にはならない。そして、迷っている。

 今の言葉が冗談などではなく、真実なのか? と。

 あの正義を愛する魔法少女がダーク・レイドの軍門に下ったというのは、本当なのか? と。

 疑いの視線がセイナを見詰める……が、そこでセイナは不意にナツキのケツに手を伸ばした。

「あら? これが件のダークマターというものでしょうか? 見る限りはただの黒いアナルバイブですわね……これで本当に、ナツキさんに何でもさせられるのですか?」

 疑問に思いながらも、セイナはダークマターを握った。

 途端に、イったばかりでぐったりとしていたナツキの腕がおまんこへと伸び——

「ひぎいいいいいい!?!?!?♡♡♡ せ、セイナぁっ!? な、なんでぇ——んあああああああああ!?!?!?♡♡♡」

「あらあら。動画で見て、ナツキさんはクリオナが好きだと知りましたので、試しにさせてみたのですが……こんなに声を荒げてイクほどオナニーをするなんて……思ったより凄いですわね、これ。少し、これで遊んでもよろしくて?」

「ど、どうぞ……」

 ようやく、傍にいた男の口が動いた。

 緊張が解けたのだ。

 あのセイナがナツキをイカせた……ということは、セイナの発言は嘘ではなかった……。

「……聞いたか? あのセイナが、ダークマターで遊ぶってよ……」

「ナツキはどうなるんだろうな……」

「見ものだぜ、これは……」

 男たちの下衆な会話。そして性的なものへの期待に満ちて黒く光る眼。

「はぁ——♡はぁ——♡セイナ……セイナぁ……っ……」

 何と言うべきかわからず、ナツキはただただセイナの名を繰り返した。

 セイナは腰を屈め、ナツキに顔を近付け、誰にも聞こえない小さな声で、言った。

「安心してください、ナツキさん。これは全部嘘です。演技です」

「えっ!?」

「しーっ。お静かに。詳しくはあとでお話ししますが、そういうことですので……ダーク・レイドとこの方々の目を欺く為に、もう一芝居打たなくてはなりません。それで、ナツキさんには、やっていただきたいことがあるのですが……」

「や、やる。やるよ……ここから逃げられるなら、何でもする……」

「そうですか。わかりました。では、このように——」

 耳を近づけ、セイナは作戦を告げた。

 ナツキは驚きに瞳を大きく開いた。

「ほ、本当に……あたしが、そんなことをしないといけないのかよ……」

「はい」

 セイナは力強く頷いた。

 藁にも縋りたいナツキとしては、それがどんなに信じられないことでも、信じるしかなかった。

「わ、わかった……」

「ありがとうございます。ナツキさん。では、手筈通りに」

「……ああ」

 会話を終えて顔を上げたセイナは、男たちを見回して、言った。

「それではこれより、雷の魔法少女ナツキの、絶頂おもらしショーを始めたいと思います」

 教室に、男たちの汚い歓声が鳴り響いた。
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