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雷の魔法少女ナツキ①〜奪われた自由!操作オナニーで雷絶頂〜
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雷の魔法少女ナツキは、その名の通り雷の力を持つ魔法少女である。
金色の短い髪を煌めかせ、勇猛果敢に敵に突貫する一番槍。必殺技の「ライトニングディバインブレイカー」で屠った敵は数知れず、プリズム・ライツの中でも最大の攻撃力を誇る。
気が強く、曲がったことが許せず、しかし自らはそのようないい子ちゃんぶった性格を表に出すことを嫌い、ヤンキーと勘違いされるような無愛想な態度を取ることもしばしばあるが、強い正義の心を小さな胸に秘めた魔法少女である。
そんなナツキは、魔法少女としてのコスチュームを剥ぎ取られ、メイド服——メイド喫茶でよく見るコスプレチックなメイド服——を着せられ——
「くっ、んっ♡あっ♡や、やめろっ♡こんな、とこでぇ♡オナニー♡させる、なぁっ♡」
自らの右手で、メイド服の上からおっぱいと乳首をこね、左手は、ふんわりとした短いスカートの中に突っ込まれ、おまんこをくちゅくちゅといじっていた。
場所は、ナツキの通う高校の教室。彼女は教壇の前に立たされている。
「うっ、あっ♡んんっ♡ゆ、指っ♡止めろぉっ♡」
上半身の薄い布は汗で体に張り付き、ノーブラ故にピンと立った乳首が透けて見える。ノーパンの下半身を覆うスカートの中では、おまんこから分泌された体液の匂いが、じっとりじゅくじゅくと立ち込めているのが想像出来た。
かなり本気のオナニー——つまりは自慰。自らを自らで慰める行為——だというのに、やめろ。とはどういうことなのか?
この問いの答えは、彼女の隣にいる立体的な影としかいいようがない、暗黒の怪人——ダーク・レイドの二代巨頭と称される大幹部の一人、ダーク・ミラージュが知っている。
「ご覧のように、このダークマターの力を使えば、ナツキを思った通りに操作することが可能です」
この映像は撮影されている。ダーク・ミラージュは、ねっとりとした渋いボイスで、嬉々とした感情を隠しきれずに、画面の向こうでこの映像を見ている者たちに——そして、この教室内にいる学生たちと教師に向けて語る。
「あなた方から見ればただの黒い物体にしか……ナツキのケツ穴に刺さっている、猫という生き物のコスプレをする為の尻尾のようなアナルディルド——あるいはバイブにしか見えないこれは、高度なテクノロジーの結晶です。あなた方が想像することの殆どを可能とするポテンシャルを持っています……が、あまりに多機能過ぎては逆に使い道に困ってしまうだろうと思いまして、今回はナツキを操ることをメインの機能として、提供させていただきます」
まさしく教師の如く語るダーク・ミラージュ。その横で、ナツキのオナニーはまだ止まっていない。先程と同じ——いや、徐々にペースアップしながら、おっぱいとおまんこを指でいじくっている。
「あっ♡あっ♡んっ♡くっ♡ん~~~♡」
加速するオナニー。歯を食いしばり、それによって受ける快感を我慢しているようだが、それが逆に快感を蓄積させ、明らかに感度が上昇している様が見て取れるが、強い光の籠る視線はダーク・ミラージュに向けられている。
「このダークマターは、雷の魔法少女と呼ばれるナツキの魔法を利用し、彼女の肉体に電流を流すことが出来ます。人間の反応というものは電気信号なので、例えば腕を動かせという指令を送れば腕が動きますし、オナニーをしろ。という指令を送れば、このようにオナニーをさせることが出来るのです」
「ふーーーっ♡ふーーーっ♡て、てめぇっ……よくも……こんなこと、しやがって……ぜったい、許さねぇ……!」
「おやおや。これは恐ろしいですねぇ。本当に恐ろしいので……少しイってもらうとしましょうか」
ダーク・ミラージュが視線をナツキに送った。
それだけで、ナツキのケツ穴から生えている、猫の尻尾のようなもの——ダークマター——が反応し、途端に彼女の指の動きが変化した。
「あっ!?♡ひぃっ!?♡ち、乳首っ♡やめ、ろぉっ♡こりこり♡する、なぁっ♡あっ、あっ♡ク、クリも♡やめ、ろぉっ♡そこっ♡クリ♡摘むな——んぎいいいいいいいい♡♡♡クリ痺れるううううう~~~っっっ♡♡♡」
「ほう。なるほど。ナツキはオナニーの時に乳首とクリでイクタイプだったのですね……しかし、それにしても、痺れるとは……フフフ……まさかあなたのような勝ち気な少女が、雷の魔法を使ってオナニーをしていたとは……フフフ……電流オナニー……これは面白いですね……」
「——っ!? そ、そんなわけ——んぐううううう♡♡♡また♡クリ♡クリにぃ♡♡♡ビリビリが——あああああああああっ♡♡♡」
非常に大きな喜悦を含んだダーク・ミラージュの言葉を打ち消すように、ナツキは叫ぼうとしたが、自らのクリトリスを起点として発せられた快楽の叫びが否定を遮った。
宣言された通りの絶頂。
膝から力が抜けて倒れ伏してもおかしくはないイキ方だった——が、そうはなっていない。
ナツキは立ったままイッている。
これも、立ったままでいろ。という指令がダークマターを通して彼女に送られているからである。
「漠然とした指令の場合——今のような、オナニーをしろ。などという指令の場合は、肉体に刻まれた記憶によって普段行っていることを行う形になるのです。それで……フフフ……あなたが魔法を使ってクリを重点的に責めるタイプということが判明したわけです」
「——っ!?」
ナツキの頬が見る間に紅潮する。
オナニーでは魔法を使ってクリイキをするとバラされたのだ。並みの女であれば、羞恥で気絶していたかもしれない……しかし、ナツキは魔法少女である。
公開オナニーに次いでオナニーのスタイルをバラされても、それで心が折れたりはしない。より一層強い怒りを燃え激らせ、罵詈雑言をぶつけてやろうと口を開いたところで——ぎちっ。
「ひぐぅっ!?♡♡♡」
「ふむ。やはりクリトリスが敏感なようですね」
ぎちっ。ぐちぃ。きゅちゅっ。
「くひぃっ!?♡く、クリ♡だめっ♡って、言ってる♡ううんっ♡♡のにぃっ♡あ♡くぅ~~~♡♡♡クリ♡♡♡擦られ♡♡ひっ♡あっ♡あっ♡また、電気——あああああああーーーっっっ♡♡♡」
執拗なクリ責め。
普段であれば一回達した際に終わるそれを、達しても続けられるという異常な事態。
ナツキが普段行っている電流オナニーとは、その名の通り、クリに微弱な電流を流すオナニーである。
小さな痺れを断続的にクリに与え刺激する。さながら電マを当てている時のような刺激を、肉体の——クリのより深いところで味わえるオナニー。
魔法少女として悪と戦う戦士でありながら、その力でオナニーをする……その背徳感がナツキに与える快楽は凄まじく、試しに一回だけ……と思っていたのに、今では日課になっていた程である。
刺激され続け敏感になるクリ。それは喜ばしいことなのだが、今の状況では敵を前にしているナツキの意志に反しており、甘い痺れを全身に広げてしまっている。
「さて、良い感じになってきたとこで操作について説明しましょう。ご覧の通りダークマターにはボタンなどがないのですが、これは思念で操作出来るためです。つまりは思うだけでナツキを操ることが可能なのです。折角なので……フフフ……もうわかっているとは思いますが、ダークマターが体のどこに入っているのか、皆さんに見せてあげなさい、ナツキ」
「くっ♡あっ……♡——や、やめろっ! 見せるなぁっ! スカート、あげるなぁっ!」
オナニーの中断によって一呼吸でき、反抗的に叫ぶが、操られる手は純情そのもの。
ゆるりと回り、皆に後ろ姿を見せ、スカートをゆっくりとたくし上げた先にあったのは——ケツ穴にぐっぽりと、まるで蓋をするかのように入っている黒く太い物体であった。
「見えますか? これがダークマターです。ナツキのケツ穴にしっかりと入っており、引っ張っても抜けることはありません。思念で動くので、これ自体をバイブとして使うことも可能ですが、まずはナツキの体を動かすことから始めるのがいいと、私は思います」
操られるまま、ナツキの指がおまんこへと伸び、ずっぽりと濡れた肉の中に入り込んだ。
「お゛っ♡あっ♡んん゛っ♡指♡こんなっ♡お゛っ♡おぉんっ♡お、おまんこの♡中っ♡指で、ぐちゅぐちゅ♡♡んぐぅっ♡させる、なぁっ♡」
ナツキが淫らな声を上げる度に、ケツが揺れ、ダークマターがふりふりと震える。
それはまるでおねだりをしているかのような印象を皆に与え、男子は思わず生唾を飲み込んでいた。
「右手はおまんこで、左手はクリとしましょうか」
「なっ!? や、やめ——んぎぃっ♡♡く、クリと♡おまんこ——激しいいいい♡♡♡こ、これっ♡む、むりぃ♡き、きちゃう♡きちゃう~~~♡♡♡」
「言葉もある程度言わせることが出来ます。例えば……そうですね。イク時はイクと言うように」
「い——イク♡♡♡イク——♡♡♡クリビリビリして——イクううううう♡♡♡おっ♡おまんこも♡ぐちゅぐちゅなって——イってる♡♡♡イってるううううう♡♡♡」
ぶしゃぁっ! と迸った潮。
そこから立ち昇るエッチな匂いは、一番前で熱心にナツキのオナニーに視線を注いでいた男子生徒の鼻孔をくすぐり、男子生徒は恍惚な表情を浮かべた。
「ナ、ナツキちゃんの、潮吹きの匂い……」
「い、いやっ♡匂い、嗅ぐなぁっ♡やめろっ♡嗅いじゃ、だめ——イクううううううう♡♡♡イク♡♡♡こんな♡みんなの前で♡ビリビリオナニーして——イクううううう♡♡♡」
ぶしゃぁっ! ぶっしゃあああああ!!!
「おやおや、激しくイった時は潮を吹くタイプでしたか。これは面白いですね。いい反応ですよ、ナツキ、やはりあなたには孕み奴隷の才能があります」
「くっ——♡あぁ——♡ふ、ふざけん、なぁ……っ♡」
オナニーで潮を吹いたのは初めての経験だった。ここまで一心不乱にオナニーをしたことはなく、自分がそんなタイプだとは知りもしなかった。
それを教え込まれ、生徒たちに見せつけられるという恥辱……。
だが、どれだけイカされようと、この程度の責め苦で戦う意志を失ったりしない。
この屈辱を怒りに変えて戦う。それが雷の魔法少女ナツキという少女……だからこそ、ダーク・ミラージュはナツキの反応を楽しんでいる。
「フフフ……やはり、いい反応をしてくれますねぇ……素晴らしいですよ、ナツキ。そうこなくてはね……」
そこで、ダーク・ミラージュは教室にいる人々を見回した。
「さて……それでは、このダークマターを使って、みなさんでナツキを思いのままに調教してみてください。初めのうちは、ナツキが抵抗して、動きに硬さが見られたり、言わせたい言葉が不完全な形で出てきたりすることもあるとは思いますが……ナツキが慣れてくれば、それも改善されます。また、普通の人間である皆様は、思念で操るということに不慣れかと思われますので、最初のうちにはナツキにやらせたいことを口に出して命令するような形で行うのがいいでしょう。尻尾を掴んで命令すると、双方より気分が出るのではないでしょうか」
思念で様々なことが出来るというダークマター。
これは人々にとって未知の物体であるのだが、基本的な使い方は非常にわかりやすい——というかわかりやすいというところを通り越して完璧に直感で扱えるものであるので、理解したと思われる生徒たちは真剣に頷いていた。
「私からの説明は以上です。後はあなた方次第です。私はそろそろ失礼するとします。まだまだ色々とやることがあるのでね……フフフ……」
意味深な台詞を残し、ダーク・ミラージュはあっさりと姿を消した。
まるで初めからそこに誰もいなかったかのような、あまりにも綺麗過ぎる消え方だったが、それも超越的な能力の一つであろう。
何にせよ、敵は去った。
教室に満ちていた緊張感が緩んでいく……だが、動く者は誰もいない。誰もがみな、ダークマターを使って何をするか。ナツキをどうするか。それについて考えていた。
当のナツキは、ダーク・ミラージュの気配が完全に消えたことを確認すると、未だダークマターの影響下にあり動かない体を何とかして動かそうとしつつ、絶頂で乱れた頭を強引に回転させて状況を把握しようとした。
現状、問題は一つだけ。ナツキのケツ穴にジャストフィットしているダークマター。今の脅威はこれ一つのみ。
(く、そ……何のつもりか、知らねぇが……今のうちに、このダークマターとかいうのを……破壊しねぇと……っ!)
ナツキの闘争心はまだ失われていない。
だが、意志に反して体は動かない。
自らの魔法を利用され、絶頂させられたが、魔法は使おうと思えば使える。しかし疲労と思考の乱れもあり、繊細な魔法のコントロールは難しい。大部分が自分の体の中にあるとはいえ、目視出来ない位置にある小さな物体。それに、それを破壊する威力の雷をぶつけるのは厳しい。かと言って、なりふり構わず出力を上げれば——例えば全身から雷を出すなどしてしまうと、ダークマターはなんとか出来るかもしれないが、この教室も吹き飛ばすことになってしまう。敵ならばいざ知らず、罪なき人々——それも学友を巻き込んでしまうわけにはいかない。
ダーク・ミラージュはなんという狡猾な作戦を思いついたのか……服をメイド服にされた理由は、わからないが……。
「はぁ……♡くっ♡ぅ……っ……♡」
早くこの状況を何とかしなければと思うと、焦りが積もる。が、今は精神を安定させることが先決であると判断して、ナツキは苛立ちを押し潰すように奥歯を噛み締めた。
(ダーク・ミラージュ……! 次に会ったら……ぜってぇ、ぶっ倒す……!)
これだけの辱めを受けたことは絶対に忘れない。
この怒りを力に変えて、雷の力で悪を叩き潰すことを誓った。その為には——と、思考を巡らせていた、そんな時、
「まさか夏樹ちゃんが、プリズム・ライツのあのナツキちゃんだったとはねぇ……」
「っ!?」
不意に横から掛けられた声に、ナツキは驚き、慌てて視線をそちらに向けた。
そこにいたのは、殆ど学校に来ていない如何にも不良と言ったふうな、制服を着崩した茶髪の生徒であった。
「おっと、そんな怖い目しないでよ。オレ、人間。ダーク・レイドじゃないよ」
茶化すように笑う不良。ナツキは彼を鋭くにらみつける。
「何の、用だよ……?」
「何の用って、酷いなぁ。これ、どうにかしたいんじゃない?」
「んあぁっ!?♡」
不意に口から出た甘い声。
これ見よがしに掲げられた不良の手には、ダークマターが握られていた。
「うわー、結構強めに引っ張ったのにマジで抜けねーんだな、これ」
愉快そうに笑う不良。
「くっ♡ふぅ……♡や、やめ、ろ……っ♡」
怒りと、ケツ穴がぐいぃっと引っ張られる快感に声を震わせるナツキ。
だが不良の言う通り、確かに、それはどうにかしたい——いや、絶対にどうにかしなければならないものであり、ナツキとしてもこれからクラスの皆に呼びかけて、それを自分の見える位置に動かして貰うつもりでいた。
まさか彼女の願いを察して率先して行動に移してくれたのが不良というのは、複雑な気持ちではあるが、しのごの言っていられる状況ではない。
「そ、それ……どうにか、っ、してぇ……から、それを、あたしに、見えるように……」
「あーはいはい。そーいうことしてもいいけどさ、一発ヤらせてくれない?」
「は、はぁっ!? な、何言ってやがる!?」
予想外の言葉に、ナツキは声を荒げた。
なりゆきを見守っていた教室の全ての目が、自然と二人に集まった。
「いや、あのさ、プリズム・ライツが犯されてる動画色々見てたらさ、なんかムラムラしてきちゃってさぁ。そんなところに、学校に来い。ナツキの相手をさせてやるってダーク・レイドの、あの人……人? かどうかわかんないけど、あのダーク・ミラージュとかいうのからそう言われて来たわけなんだよね、オレ……てか、オレたち」
全員が全員、そういう理由で来たのではない……と思う。顔見知りの女友達などがいる状況を見て、ナツキとしては、そう思いたい。
何割かは、人質としてここに集められたに違いない、と。
しかし一方で、この不良のような手合いが一定数いることは間違いない。
魔法少女たちが犯されている様子は動画に撮影され、至る所にアップされているとナツキもダーク・ミラージュから聞かされている。
それによって歪んだ欲望を刺激される人々がいることは想定していた。
だから、そのような人種を嫌悪するナツキは、当然ノーを突き付ける。
「ふざけんな……ヤらせてくれとか、舐めてんのか? てめぇみたいなやつとヤるわけねぇ——んああああああ!?♡♡♡」
静かに啖呵を切っていた途中で、ナツキの体がビクン♡と大きく震えた。
「うっわ~マジでこれ持って思うだけでいんだ。すげ~。とりあえず乳首ぎゅぎゅっとしろって命令、ちゃんと実行されてるわ~。いやマジですごいわこれ」
「なっ!? お゛っ♡あっ♡て、てめぇ!? 乳首♡やめ、ろぉっ♡ふ、ふざけん、なぁっ♡」
「いやいや。ふざけてなんかないよ。あんなイキまくったナツキちゃん見てさ、ヤリてぇ~って思わない男の子とかいないって。それに、使うでしょ。普通。女の子を好きなように操れるアイテムがあったら。男の子は絶対それ使うよ。こんな風に」
「なっ!? そ、それ、壊さねぇと、あたしは、戦えねぇ——んあああああ♡♡♡あっ♡や、やめろぉっ♡♡♡おっ♡ぉっ♡♡おまんこっ♡指♡深いところ♡入って——イク♡♡♡イクううううう♡♡♡んんっ♡くっ♡ひぃっ!?♡ち、乳首ぃ♡乳首♡引っ張る、なぁっ♡あっ♡んぐぅっ♡あっ♡乳首——イク♡♡♡イク♡♡♡ビリビリでイク♡♡♡——くっ♡はぁ……♡はぁ……♡い、イカせる、なぁ……っ♡」
「うわーマジですげぇわ、これ。てかナツキちゃんのイキ声って結構可愛いよね。んあああああっ♡♡♡って高めのイキ声。女の子らしくていいじゃん。オレ好きだよ、そういう声」
「はぁーーー♡……はぁーーー……♡っ……♡う……♡ぐ……♡や、やめろ……もう……それ、使う、なぁ……♡」
ナツキの声は弱々しい。
度重なる絶頂による疲弊に加え、守ってきた人々の目の前で無様なオナニーによる絶頂を与えられるという状況が、彼女の疲労をより重くしている。
これが敵であれば、まだ心を強く保てたが、人間から——それも同じ学校の生徒から——無理矢理体を操られ、イカされるというのは、キツいものがある。
脚も小刻みに震えており、もし立っていろという命令が下されていなかったら、とっくに膝から崩れ落ちていたところである。
「あれ? ナツキちゃん、大丈夫? さっきまであんなに元気だったのに……流石にオナニーしすぎて疲れちゃった?」
「ぐ、うぅ……も、もう……気は、済んだ、だろ……それ……それを、壊して……ダーク・レイドと、戦わねぇと……世界の平和を……守る、ために……」
「うわー、熱いね。魔法少女の使命感ってやつ? 熱いなぁ~。でも、ま、もう戦わなくていいんだよ、ナツキちゃん」
「え……?」
キョトンとした顔を向けたナツキに、不良はニコリと笑いながら言った。
「ナツキちゃん、捕まってからテレビとか見てないでしょ? だから知らなくても仕方ないよ。あのさ、簡単に言っちゃうけど、正直今って結構平和なんだよね。なんか、この前まで色んな国がちょっとは抵抗してたみたいだけど、どこもダーク・レイドに敵わなかったみたいでさ。どこも降伏して地球ってダーク・レイドに支配されちゃったんだよね」
「っ! だ、だったら!」
「いや、そしたらさ、ダーク・レイドのボスのダーク・マーラ……? だったっけ? あの人……いや、怪人? なんかわかんないけど、ダーク・マーラってすげぇー話しのわかるやつっぽくってさ、使えない政治家とか、無能なトップの首バンバン切って、色々良くしちゃってさ、支配されてるけど、どこも前より自由にやってるんだよね」
「なっ!?」
「あとさっきここにいたダーク・ミラージュも色んな国にこのダークマターとかいうやつの技術提供してるみたいでさぁ。どこも科学技術が発展したとかなんとか、ダーク・レイドのお陰でなんやかんや良くなってるって、毎日ニュースでやってるよ」
「そ、そんなの! 何か裏があるに決まってるだろっ!」
「まーそうかもしれないけどさ、今が良いからいいんじゃないかな。それに、誰もダーク・レイドには勝てないんだし」
「だから! あたしたちが——!」
「はいはい。角オナ。角オナ」
不良が面倒そうに命令を口に出した。それだけで——
「ふあっ!?♡あっ♡んっ♡い、やぁっっ!?♡」
ナツキは自らのおまんこを手近にあった机の角に擦り付けていた。
ぐちぃ♡とクリが硬いもので押される感覚。そしてその後にくる、おまんこの入り口が机の角をぐぷっ♡と咥える感触。
「あっ♡あっ♡ひぃんっ♡だ、だめっ♡やめ、ろぉっ♡机、汚れる♡からぁっ♡ひあっ♡角、固くて♡クリ♡潰れ——んあぁああああんっ♡♡♡」
ナツキは普段角オナなどしない。それ故に慣れておらず少々ぎこちないカクついた動作でのオナニーであるが、その不恰好ぶりが逆に欲情を誘う。
机に座っている男子——だけでなく、他の生徒もカクカクと不器用に腰を動かすナツキを凝視している。
「まーそういうわけで、世界は平和になりましたとさ……って感じなんで、ナツキちゃんはもう戦わなくていいわけ。戦わない代わりに、オレたちの孕み奴隷になってくれればいいわけ」
「は、孕み、奴隷……んひっ♡」
「そうそう。ダーク・マーラが言ってたよ? 魔法少女は孕み奴隷だ、って。まあ、その防御結界ってやつがあるから、簡単には孕まないらしいけど……とにかくオレたちは魔法少女たちを好きにしていいってさ」
「そんな、こと……おっ♡んんっ♡ゆ、許される、わけ、ねぇ——ん♡くぅ~~~♡んあぁっ♡」
「いやー実際、オレも心が苦しいよ……プリズム・ライツって、これまでオレたちのために頑張ってくれてたわけだし……でもさ、目の前にイキまくって、そんで角オナでおまんこびしょびしょにしてる女の子がいたら……ヤってあげるのが優しさってやつじゃないかなぁとも思うわけ」
「なっ!? こ、こんなので、び、びしょびしょになんて——!」
「え? 濡れてない? そっか。じゃあ確かめないとね」
そう言って、不良はナツキに手を伸ばした。
そうするのが当然というような、ニヤけた笑みを顔に浮かべながら……。
金色の短い髪を煌めかせ、勇猛果敢に敵に突貫する一番槍。必殺技の「ライトニングディバインブレイカー」で屠った敵は数知れず、プリズム・ライツの中でも最大の攻撃力を誇る。
気が強く、曲がったことが許せず、しかし自らはそのようないい子ちゃんぶった性格を表に出すことを嫌い、ヤンキーと勘違いされるような無愛想な態度を取ることもしばしばあるが、強い正義の心を小さな胸に秘めた魔法少女である。
そんなナツキは、魔法少女としてのコスチュームを剥ぎ取られ、メイド服——メイド喫茶でよく見るコスプレチックなメイド服——を着せられ——
「くっ、んっ♡あっ♡や、やめろっ♡こんな、とこでぇ♡オナニー♡させる、なぁっ♡」
自らの右手で、メイド服の上からおっぱいと乳首をこね、左手は、ふんわりとした短いスカートの中に突っ込まれ、おまんこをくちゅくちゅといじっていた。
場所は、ナツキの通う高校の教室。彼女は教壇の前に立たされている。
「うっ、あっ♡んんっ♡ゆ、指っ♡止めろぉっ♡」
上半身の薄い布は汗で体に張り付き、ノーブラ故にピンと立った乳首が透けて見える。ノーパンの下半身を覆うスカートの中では、おまんこから分泌された体液の匂いが、じっとりじゅくじゅくと立ち込めているのが想像出来た。
かなり本気のオナニー——つまりは自慰。自らを自らで慰める行為——だというのに、やめろ。とはどういうことなのか?
この問いの答えは、彼女の隣にいる立体的な影としかいいようがない、暗黒の怪人——ダーク・レイドの二代巨頭と称される大幹部の一人、ダーク・ミラージュが知っている。
「ご覧のように、このダークマターの力を使えば、ナツキを思った通りに操作することが可能です」
この映像は撮影されている。ダーク・ミラージュは、ねっとりとした渋いボイスで、嬉々とした感情を隠しきれずに、画面の向こうでこの映像を見ている者たちに——そして、この教室内にいる学生たちと教師に向けて語る。
「あなた方から見ればただの黒い物体にしか……ナツキのケツ穴に刺さっている、猫という生き物のコスプレをする為の尻尾のようなアナルディルド——あるいはバイブにしか見えないこれは、高度なテクノロジーの結晶です。あなた方が想像することの殆どを可能とするポテンシャルを持っています……が、あまりに多機能過ぎては逆に使い道に困ってしまうだろうと思いまして、今回はナツキを操ることをメインの機能として、提供させていただきます」
まさしく教師の如く語るダーク・ミラージュ。その横で、ナツキのオナニーはまだ止まっていない。先程と同じ——いや、徐々にペースアップしながら、おっぱいとおまんこを指でいじくっている。
「あっ♡あっ♡んっ♡くっ♡ん~~~♡」
加速するオナニー。歯を食いしばり、それによって受ける快感を我慢しているようだが、それが逆に快感を蓄積させ、明らかに感度が上昇している様が見て取れるが、強い光の籠る視線はダーク・ミラージュに向けられている。
「このダークマターは、雷の魔法少女と呼ばれるナツキの魔法を利用し、彼女の肉体に電流を流すことが出来ます。人間の反応というものは電気信号なので、例えば腕を動かせという指令を送れば腕が動きますし、オナニーをしろ。という指令を送れば、このようにオナニーをさせることが出来るのです」
「ふーーーっ♡ふーーーっ♡て、てめぇっ……よくも……こんなこと、しやがって……ぜったい、許さねぇ……!」
「おやおや。これは恐ろしいですねぇ。本当に恐ろしいので……少しイってもらうとしましょうか」
ダーク・ミラージュが視線をナツキに送った。
それだけで、ナツキのケツ穴から生えている、猫の尻尾のようなもの——ダークマター——が反応し、途端に彼女の指の動きが変化した。
「あっ!?♡ひぃっ!?♡ち、乳首っ♡やめ、ろぉっ♡こりこり♡する、なぁっ♡あっ、あっ♡ク、クリも♡やめ、ろぉっ♡そこっ♡クリ♡摘むな——んぎいいいいいいいい♡♡♡クリ痺れるううううう~~~っっっ♡♡♡」
「ほう。なるほど。ナツキはオナニーの時に乳首とクリでイクタイプだったのですね……しかし、それにしても、痺れるとは……フフフ……まさかあなたのような勝ち気な少女が、雷の魔法を使ってオナニーをしていたとは……フフフ……電流オナニー……これは面白いですね……」
「——っ!? そ、そんなわけ——んぐううううう♡♡♡また♡クリ♡クリにぃ♡♡♡ビリビリが——あああああああああっ♡♡♡」
非常に大きな喜悦を含んだダーク・ミラージュの言葉を打ち消すように、ナツキは叫ぼうとしたが、自らのクリトリスを起点として発せられた快楽の叫びが否定を遮った。
宣言された通りの絶頂。
膝から力が抜けて倒れ伏してもおかしくはないイキ方だった——が、そうはなっていない。
ナツキは立ったままイッている。
これも、立ったままでいろ。という指令がダークマターを通して彼女に送られているからである。
「漠然とした指令の場合——今のような、オナニーをしろ。などという指令の場合は、肉体に刻まれた記憶によって普段行っていることを行う形になるのです。それで……フフフ……あなたが魔法を使ってクリを重点的に責めるタイプということが判明したわけです」
「——っ!?」
ナツキの頬が見る間に紅潮する。
オナニーでは魔法を使ってクリイキをするとバラされたのだ。並みの女であれば、羞恥で気絶していたかもしれない……しかし、ナツキは魔法少女である。
公開オナニーに次いでオナニーのスタイルをバラされても、それで心が折れたりはしない。より一層強い怒りを燃え激らせ、罵詈雑言をぶつけてやろうと口を開いたところで——ぎちっ。
「ひぐぅっ!?♡♡♡」
「ふむ。やはりクリトリスが敏感なようですね」
ぎちっ。ぐちぃ。きゅちゅっ。
「くひぃっ!?♡く、クリ♡だめっ♡って、言ってる♡ううんっ♡♡のにぃっ♡あ♡くぅ~~~♡♡♡クリ♡♡♡擦られ♡♡ひっ♡あっ♡あっ♡また、電気——あああああああーーーっっっ♡♡♡」
執拗なクリ責め。
普段であれば一回達した際に終わるそれを、達しても続けられるという異常な事態。
ナツキが普段行っている電流オナニーとは、その名の通り、クリに微弱な電流を流すオナニーである。
小さな痺れを断続的にクリに与え刺激する。さながら電マを当てている時のような刺激を、肉体の——クリのより深いところで味わえるオナニー。
魔法少女として悪と戦う戦士でありながら、その力でオナニーをする……その背徳感がナツキに与える快楽は凄まじく、試しに一回だけ……と思っていたのに、今では日課になっていた程である。
刺激され続け敏感になるクリ。それは喜ばしいことなのだが、今の状況では敵を前にしているナツキの意志に反しており、甘い痺れを全身に広げてしまっている。
「さて、良い感じになってきたとこで操作について説明しましょう。ご覧の通りダークマターにはボタンなどがないのですが、これは思念で操作出来るためです。つまりは思うだけでナツキを操ることが可能なのです。折角なので……フフフ……もうわかっているとは思いますが、ダークマターが体のどこに入っているのか、皆さんに見せてあげなさい、ナツキ」
「くっ♡あっ……♡——や、やめろっ! 見せるなぁっ! スカート、あげるなぁっ!」
オナニーの中断によって一呼吸でき、反抗的に叫ぶが、操られる手は純情そのもの。
ゆるりと回り、皆に後ろ姿を見せ、スカートをゆっくりとたくし上げた先にあったのは——ケツ穴にぐっぽりと、まるで蓋をするかのように入っている黒く太い物体であった。
「見えますか? これがダークマターです。ナツキのケツ穴にしっかりと入っており、引っ張っても抜けることはありません。思念で動くので、これ自体をバイブとして使うことも可能ですが、まずはナツキの体を動かすことから始めるのがいいと、私は思います」
操られるまま、ナツキの指がおまんこへと伸び、ずっぽりと濡れた肉の中に入り込んだ。
「お゛っ♡あっ♡んん゛っ♡指♡こんなっ♡お゛っ♡おぉんっ♡お、おまんこの♡中っ♡指で、ぐちゅぐちゅ♡♡んぐぅっ♡させる、なぁっ♡」
ナツキが淫らな声を上げる度に、ケツが揺れ、ダークマターがふりふりと震える。
それはまるでおねだりをしているかのような印象を皆に与え、男子は思わず生唾を飲み込んでいた。
「右手はおまんこで、左手はクリとしましょうか」
「なっ!? や、やめ——んぎぃっ♡♡く、クリと♡おまんこ——激しいいいい♡♡♡こ、これっ♡む、むりぃ♡き、きちゃう♡きちゃう~~~♡♡♡」
「言葉もある程度言わせることが出来ます。例えば……そうですね。イク時はイクと言うように」
「い——イク♡♡♡イク——♡♡♡クリビリビリして——イクううううう♡♡♡おっ♡おまんこも♡ぐちゅぐちゅなって——イってる♡♡♡イってるううううう♡♡♡」
ぶしゃぁっ! と迸った潮。
そこから立ち昇るエッチな匂いは、一番前で熱心にナツキのオナニーに視線を注いでいた男子生徒の鼻孔をくすぐり、男子生徒は恍惚な表情を浮かべた。
「ナ、ナツキちゃんの、潮吹きの匂い……」
「い、いやっ♡匂い、嗅ぐなぁっ♡やめろっ♡嗅いじゃ、だめ——イクううううううう♡♡♡イク♡♡♡こんな♡みんなの前で♡ビリビリオナニーして——イクううううう♡♡♡」
ぶしゃぁっ! ぶっしゃあああああ!!!
「おやおや、激しくイった時は潮を吹くタイプでしたか。これは面白いですね。いい反応ですよ、ナツキ、やはりあなたには孕み奴隷の才能があります」
「くっ——♡あぁ——♡ふ、ふざけん、なぁ……っ♡」
オナニーで潮を吹いたのは初めての経験だった。ここまで一心不乱にオナニーをしたことはなく、自分がそんなタイプだとは知りもしなかった。
それを教え込まれ、生徒たちに見せつけられるという恥辱……。
だが、どれだけイカされようと、この程度の責め苦で戦う意志を失ったりしない。
この屈辱を怒りに変えて戦う。それが雷の魔法少女ナツキという少女……だからこそ、ダーク・ミラージュはナツキの反応を楽しんでいる。
「フフフ……やはり、いい反応をしてくれますねぇ……素晴らしいですよ、ナツキ。そうこなくてはね……」
そこで、ダーク・ミラージュは教室にいる人々を見回した。
「さて……それでは、このダークマターを使って、みなさんでナツキを思いのままに調教してみてください。初めのうちは、ナツキが抵抗して、動きに硬さが見られたり、言わせたい言葉が不完全な形で出てきたりすることもあるとは思いますが……ナツキが慣れてくれば、それも改善されます。また、普通の人間である皆様は、思念で操るということに不慣れかと思われますので、最初のうちにはナツキにやらせたいことを口に出して命令するような形で行うのがいいでしょう。尻尾を掴んで命令すると、双方より気分が出るのではないでしょうか」
思念で様々なことが出来るというダークマター。
これは人々にとって未知の物体であるのだが、基本的な使い方は非常にわかりやすい——というかわかりやすいというところを通り越して完璧に直感で扱えるものであるので、理解したと思われる生徒たちは真剣に頷いていた。
「私からの説明は以上です。後はあなた方次第です。私はそろそろ失礼するとします。まだまだ色々とやることがあるのでね……フフフ……」
意味深な台詞を残し、ダーク・ミラージュはあっさりと姿を消した。
まるで初めからそこに誰もいなかったかのような、あまりにも綺麗過ぎる消え方だったが、それも超越的な能力の一つであろう。
何にせよ、敵は去った。
教室に満ちていた緊張感が緩んでいく……だが、動く者は誰もいない。誰もがみな、ダークマターを使って何をするか。ナツキをどうするか。それについて考えていた。
当のナツキは、ダーク・ミラージュの気配が完全に消えたことを確認すると、未だダークマターの影響下にあり動かない体を何とかして動かそうとしつつ、絶頂で乱れた頭を強引に回転させて状況を把握しようとした。
現状、問題は一つだけ。ナツキのケツ穴にジャストフィットしているダークマター。今の脅威はこれ一つのみ。
(く、そ……何のつもりか、知らねぇが……今のうちに、このダークマターとかいうのを……破壊しねぇと……っ!)
ナツキの闘争心はまだ失われていない。
だが、意志に反して体は動かない。
自らの魔法を利用され、絶頂させられたが、魔法は使おうと思えば使える。しかし疲労と思考の乱れもあり、繊細な魔法のコントロールは難しい。大部分が自分の体の中にあるとはいえ、目視出来ない位置にある小さな物体。それに、それを破壊する威力の雷をぶつけるのは厳しい。かと言って、なりふり構わず出力を上げれば——例えば全身から雷を出すなどしてしまうと、ダークマターはなんとか出来るかもしれないが、この教室も吹き飛ばすことになってしまう。敵ならばいざ知らず、罪なき人々——それも学友を巻き込んでしまうわけにはいかない。
ダーク・ミラージュはなんという狡猾な作戦を思いついたのか……服をメイド服にされた理由は、わからないが……。
「はぁ……♡くっ♡ぅ……っ……♡」
早くこの状況を何とかしなければと思うと、焦りが積もる。が、今は精神を安定させることが先決であると判断して、ナツキは苛立ちを押し潰すように奥歯を噛み締めた。
(ダーク・ミラージュ……! 次に会ったら……ぜってぇ、ぶっ倒す……!)
これだけの辱めを受けたことは絶対に忘れない。
この怒りを力に変えて、雷の力で悪を叩き潰すことを誓った。その為には——と、思考を巡らせていた、そんな時、
「まさか夏樹ちゃんが、プリズム・ライツのあのナツキちゃんだったとはねぇ……」
「っ!?」
不意に横から掛けられた声に、ナツキは驚き、慌てて視線をそちらに向けた。
そこにいたのは、殆ど学校に来ていない如何にも不良と言ったふうな、制服を着崩した茶髪の生徒であった。
「おっと、そんな怖い目しないでよ。オレ、人間。ダーク・レイドじゃないよ」
茶化すように笑う不良。ナツキは彼を鋭くにらみつける。
「何の、用だよ……?」
「何の用って、酷いなぁ。これ、どうにかしたいんじゃない?」
「んあぁっ!?♡」
不意に口から出た甘い声。
これ見よがしに掲げられた不良の手には、ダークマターが握られていた。
「うわー、結構強めに引っ張ったのにマジで抜けねーんだな、これ」
愉快そうに笑う不良。
「くっ♡ふぅ……♡や、やめ、ろ……っ♡」
怒りと、ケツ穴がぐいぃっと引っ張られる快感に声を震わせるナツキ。
だが不良の言う通り、確かに、それはどうにかしたい——いや、絶対にどうにかしなければならないものであり、ナツキとしてもこれからクラスの皆に呼びかけて、それを自分の見える位置に動かして貰うつもりでいた。
まさか彼女の願いを察して率先して行動に移してくれたのが不良というのは、複雑な気持ちではあるが、しのごの言っていられる状況ではない。
「そ、それ……どうにか、っ、してぇ……から、それを、あたしに、見えるように……」
「あーはいはい。そーいうことしてもいいけどさ、一発ヤらせてくれない?」
「は、はぁっ!? な、何言ってやがる!?」
予想外の言葉に、ナツキは声を荒げた。
なりゆきを見守っていた教室の全ての目が、自然と二人に集まった。
「いや、あのさ、プリズム・ライツが犯されてる動画色々見てたらさ、なんかムラムラしてきちゃってさぁ。そんなところに、学校に来い。ナツキの相手をさせてやるってダーク・レイドの、あの人……人? かどうかわかんないけど、あのダーク・ミラージュとかいうのからそう言われて来たわけなんだよね、オレ……てか、オレたち」
全員が全員、そういう理由で来たのではない……と思う。顔見知りの女友達などがいる状況を見て、ナツキとしては、そう思いたい。
何割かは、人質としてここに集められたに違いない、と。
しかし一方で、この不良のような手合いが一定数いることは間違いない。
魔法少女たちが犯されている様子は動画に撮影され、至る所にアップされているとナツキもダーク・ミラージュから聞かされている。
それによって歪んだ欲望を刺激される人々がいることは想定していた。
だから、そのような人種を嫌悪するナツキは、当然ノーを突き付ける。
「ふざけんな……ヤらせてくれとか、舐めてんのか? てめぇみたいなやつとヤるわけねぇ——んああああああ!?♡♡♡」
静かに啖呵を切っていた途中で、ナツキの体がビクン♡と大きく震えた。
「うっわ~マジでこれ持って思うだけでいんだ。すげ~。とりあえず乳首ぎゅぎゅっとしろって命令、ちゃんと実行されてるわ~。いやマジですごいわこれ」
「なっ!? お゛っ♡あっ♡て、てめぇ!? 乳首♡やめ、ろぉっ♡ふ、ふざけん、なぁっ♡」
「いやいや。ふざけてなんかないよ。あんなイキまくったナツキちゃん見てさ、ヤリてぇ~って思わない男の子とかいないって。それに、使うでしょ。普通。女の子を好きなように操れるアイテムがあったら。男の子は絶対それ使うよ。こんな風に」
「なっ!? そ、それ、壊さねぇと、あたしは、戦えねぇ——んあああああ♡♡♡あっ♡や、やめろぉっ♡♡♡おっ♡ぉっ♡♡おまんこっ♡指♡深いところ♡入って——イク♡♡♡イクううううう♡♡♡んんっ♡くっ♡ひぃっ!?♡ち、乳首ぃ♡乳首♡引っ張る、なぁっ♡あっ♡んぐぅっ♡あっ♡乳首——イク♡♡♡イク♡♡♡ビリビリでイク♡♡♡——くっ♡はぁ……♡はぁ……♡い、イカせる、なぁ……っ♡」
「うわーマジですげぇわ、これ。てかナツキちゃんのイキ声って結構可愛いよね。んあああああっ♡♡♡って高めのイキ声。女の子らしくていいじゃん。オレ好きだよ、そういう声」
「はぁーーー♡……はぁーーー……♡っ……♡う……♡ぐ……♡や、やめろ……もう……それ、使う、なぁ……♡」
ナツキの声は弱々しい。
度重なる絶頂による疲弊に加え、守ってきた人々の目の前で無様なオナニーによる絶頂を与えられるという状況が、彼女の疲労をより重くしている。
これが敵であれば、まだ心を強く保てたが、人間から——それも同じ学校の生徒から——無理矢理体を操られ、イカされるというのは、キツいものがある。
脚も小刻みに震えており、もし立っていろという命令が下されていなかったら、とっくに膝から崩れ落ちていたところである。
「あれ? ナツキちゃん、大丈夫? さっきまであんなに元気だったのに……流石にオナニーしすぎて疲れちゃった?」
「ぐ、うぅ……も、もう……気は、済んだ、だろ……それ……それを、壊して……ダーク・レイドと、戦わねぇと……世界の平和を……守る、ために……」
「うわー、熱いね。魔法少女の使命感ってやつ? 熱いなぁ~。でも、ま、もう戦わなくていいんだよ、ナツキちゃん」
「え……?」
キョトンとした顔を向けたナツキに、不良はニコリと笑いながら言った。
「ナツキちゃん、捕まってからテレビとか見てないでしょ? だから知らなくても仕方ないよ。あのさ、簡単に言っちゃうけど、正直今って結構平和なんだよね。なんか、この前まで色んな国がちょっとは抵抗してたみたいだけど、どこもダーク・レイドに敵わなかったみたいでさ。どこも降伏して地球ってダーク・レイドに支配されちゃったんだよね」
「っ! だ、だったら!」
「いや、そしたらさ、ダーク・レイドのボスのダーク・マーラ……? だったっけ? あの人……いや、怪人? なんかわかんないけど、ダーク・マーラってすげぇー話しのわかるやつっぽくってさ、使えない政治家とか、無能なトップの首バンバン切って、色々良くしちゃってさ、支配されてるけど、どこも前より自由にやってるんだよね」
「なっ!?」
「あとさっきここにいたダーク・ミラージュも色んな国にこのダークマターとかいうやつの技術提供してるみたいでさぁ。どこも科学技術が発展したとかなんとか、ダーク・レイドのお陰でなんやかんや良くなってるって、毎日ニュースでやってるよ」
「そ、そんなの! 何か裏があるに決まってるだろっ!」
「まーそうかもしれないけどさ、今が良いからいいんじゃないかな。それに、誰もダーク・レイドには勝てないんだし」
「だから! あたしたちが——!」
「はいはい。角オナ。角オナ」
不良が面倒そうに命令を口に出した。それだけで——
「ふあっ!?♡あっ♡んっ♡い、やぁっっ!?♡」
ナツキは自らのおまんこを手近にあった机の角に擦り付けていた。
ぐちぃ♡とクリが硬いもので押される感覚。そしてその後にくる、おまんこの入り口が机の角をぐぷっ♡と咥える感触。
「あっ♡あっ♡ひぃんっ♡だ、だめっ♡やめ、ろぉっ♡机、汚れる♡からぁっ♡ひあっ♡角、固くて♡クリ♡潰れ——んあぁああああんっ♡♡♡」
ナツキは普段角オナなどしない。それ故に慣れておらず少々ぎこちないカクついた動作でのオナニーであるが、その不恰好ぶりが逆に欲情を誘う。
机に座っている男子——だけでなく、他の生徒もカクカクと不器用に腰を動かすナツキを凝視している。
「まーそういうわけで、世界は平和になりましたとさ……って感じなんで、ナツキちゃんはもう戦わなくていいわけ。戦わない代わりに、オレたちの孕み奴隷になってくれればいいわけ」
「は、孕み、奴隷……んひっ♡」
「そうそう。ダーク・マーラが言ってたよ? 魔法少女は孕み奴隷だ、って。まあ、その防御結界ってやつがあるから、簡単には孕まないらしいけど……とにかくオレたちは魔法少女たちを好きにしていいってさ」
「そんな、こと……おっ♡んんっ♡ゆ、許される、わけ、ねぇ——ん♡くぅ~~~♡んあぁっ♡」
「いやー実際、オレも心が苦しいよ……プリズム・ライツって、これまでオレたちのために頑張ってくれてたわけだし……でもさ、目の前にイキまくって、そんで角オナでおまんこびしょびしょにしてる女の子がいたら……ヤってあげるのが優しさってやつじゃないかなぁとも思うわけ」
「なっ!? こ、こんなので、び、びしょびしょになんて——!」
「え? 濡れてない? そっか。じゃあ確かめないとね」
そう言って、不良はナツキに手を伸ばした。
そうするのが当然というような、ニヤけた笑みを顔に浮かべながら……。
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