異世界の淫紋ダンジョン前の宿屋で働くおっさんの話

たこわさふりかけ

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続けて攻める女主人——しかしそこにおっさんの意識の外からのおちんぽの衝撃が襲いかかる!

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 どちゅ! どちゅ! どちゅうっ!

 ケツ穴での激しいピストンである。

 ずちゅうっ! とおちんぽを根元まで飲む込み、ずりゅりゅ! と今度は先端まで引く。

 ちんぽの上から下——亀頭の先端から玉袋の直前まで、ぎっちぎっちに咥え込んで離さない。先のフェラ以上の圧力であった。むしろ内臓に近い場所であるからか、こちらの方が熱く、おちんぽがどろどろに溶かされているかのような、常識的なセックスでは味わえない快感を与えてくる。

 このケツ穴の絶妙なる締め具合——ケツ穴処女というには慣れすぎているし、玄人にしては締まりが良すぎる。長い間セックスをしてきたというのであれば、ガバガバのガバになっていてもおかしくはないはずなのだが、そこはやはり淫紋の魔力によるものなのだろう。穴という穴が常に最良の状態に保たれている。

「はぁっ! あっ! あっ! これっ! いいおちんぽね! 太くて! 長くて! 硬くて! ほんと最高だわ!」

「お、おほっ——お褒めに預かりっ! 光栄ですっ!」

 これまで常に余裕のあるセックスをしてきたおっさんだが、今回ばかりは流石に感じている声を隠せてはいない。

 それ程のケツ穴ピストンである。

 元の世界では経験したことのない異世界淫紋セックス——だが、それをただただ呆然と味わうだけで自らが何もしないというのは、相手に対して失礼である。

 これはターン制のバトルだというが、ならば守備側に出来ることは——ある。

「ふっ——ふんっ!」

「んっ……んっあっ!? な、なにっ!?」

 僅かに、女主人が甘い声を発した。

 ずちゅずちゅと繰り返されるピストン運動の最中に混じる、ごちゅっごちゅという重い音。何かを叩くような音。

「んっ——これ——子宮っ!? 子宮におちんぽの感触がっ、あっ! あっ! き、きてるっ!」

 女騎士とのセックスで見せた、おちんぽの衝撃をケツ穴から子宮へと伝播させる技である。

 セックスに必要な力とは突き詰めていけば波となる。

 波と言われても一般的なセックスしか知らない方々にはピンとこないかもしれないが、電マを想像していただければわかりやすいのではないか。

 高速の振動——波——により、絶え間なく快感を与える器具。それが電マ。

 それは機械であるが故に可能な人の力を超えた波の生み出し方ではあるが、おっさんの規格外のおちんぽを用いれば近いことを行うことが可能であり、更に自らが発生させた衝撃を収束させ、異なる場所にぶつけることも出来る。

 格闘技でも似たような技がある。

 そういう視点から見れば、肉と肉とのぶつかり合いであるセックスに同じ原理の技が応用出来ても不思議ではない。

 女騎士はこの未知の衝撃を受けてイキまくった。

 対して、女主人は、

「あっ! これっ! す、すごっ! 初めて! 初めての感触よ! 気持ちいいわ!」

 余裕を感じさせる様子であった。

「ふん!」

 ずちゅ! と女主人が深く腰を沈み込ませたその刹那に、自らも腰を突き上げて、より深い衝撃を子宮に送る——が、

「あんっ!」

 女主人は軽い声しかあげない。

 我慢しているのではない。

 余裕で受けられているのだ。

 セックスの年季の違い——子宮への衝撃に慣れている。子宮をおちんぽで叩かれ慣れている。

 ゲームで例えるなら、HPが高く、防御力も高く、こちらの攻撃に耐性のある相手といったところか。

 おっさんはそれなりにゲームもやっていた——若い女の子に勧められたというのもあるが、スマホゲームだとおっぱいのデカい女キャラが出てくる作品がやたらと多かったから楽しくやっていた——ので、ふとそう思った。

 こういう手合いは負けイベントか、何らかの条件を満たして弱体化させるか、耐性のない部分で勝負するか、単純に火力をめちゃめちゃに上げて叩くしかないが——。

「ふっ——!」

 どびゅどびゅどびゅどびゅううううううううう!!!

「んんっ!? ケツ穴だけじゃなくて、し、子宮までっ、熱いのきてる~~~っ! ん~! あはっ! あはは! 面白~い! ふふっ!」

 渾身の射精も受けられた。

 この射精により精液がローション代わりとなってピストンの速度がぬちゃぬちゃと上がった。

「く、う——っ!」

「ふふっ、ほらほら~、我慢しないでもっとどぴゅどぴゅ出してちょうだい」

 単純な火力勝負では分が悪い。

 こちらが攻められる穴はケツ穴とおまんこ——しかしそこで勝負するのは不利——そこ以外で勝負するしかない——とすると、感度が上昇しているクリトリスか、射精に匹敵する快感があるという乳首か——だがそこも正面からいじってしまっては耐えられてしまう——ならば、意識の外からしかない——来るとわかっているセックスではイカせられないのだから——女主人が想像もしていない方法を取るしかない——!

 この間、僅か0.01秒。

 ヒントはこれまでのセックスにあった。

 おっさんのセックスに特化した頭脳がこれまでのセックスを振り返る。

 思い出されたのは、メイドとのセックスだ。

 メイドが言っていた。「おちんぽが頭まできちゃってるうううううううううう!!!」と。

 それだ。

 おちんぽの衝撃というのは、どこまでも届くものなのだ。

「ふっ——ぬんっ!」

 先と同じタイミングでの、しかし全く異なる場所を狙った渾身の突き上げ。

 これに女主人は——

「ひゃんっ!?」

 甘い声を発した。

 おっさんは確信した。通った——おちんぽの衝撃が耐性を突き抜けて、完全に通った——と。

「ぬんっ! ぬんっ!」

「あっ、ひゃっ!? ——~~~っ!!!????」

 続く快感。

 女主人はわけがわからないという驚きの表情を浮かべている。

 それもそのはずだ。

 普通ならば、そんなところが疼くのはありえないのだ。

 突かれるたびに、びくっ! と震える体。

 感じている。

 おちんぽで感じさせられている。

 ケツ穴ではない。

 子宮でもない。

 ではどこ——?

 ——おっぱい、であった。

 乳首の先であった。

「ぬんっ!」

 どちゅ!

「あひっ!?」

 ぶしゅぅっ!!!

 母乳がびゅびゅ!!! と吹き出した——そう、おっぱいである。おっぱいが感じているのである。

 しかもそれは——

「なっあっ、あっ、んっ!? お、おっぱい——!!!??? おっぱいの中、なのこれぇ!?」

 おっぱいの中である。

 おっぱいの内側である。

 外から乳首をこねくり回されるのとは違う。

 内から突かれ、その勢いによって乳首の先端から母乳が押し出されている——。

「ぬん! ぬん! ぬん!」

 どちゅぶしゅっぅどちゅぶしゅどちゅぶしゅううううううう!!!

「ん、んおおおおお~~~っっっ!!! お——おっぱいひいいいいいいいいいい!?!?!?!?」

 イった。

 母乳を吹き散らかして。

 女主人はこの日初めて盛大にイったのだ。

 ケツ穴の中に大量に出された精液の衝撃——それもまたおっぱいの中に集中し、おっさんが出した量ほどではないが、それに比肩するレベルで母乳を噴き上げて、イっていた。

「んおおっ!? おっおっおっおおおおおおおおお~~~~~~~!!!!」

(おっ、おっぱい出ちゃってる~~~っっっ!!! おっぱい出しながら——あっ——ひぃ——い、イってる!!! このあたしが!!! セックスに強いあたしがぁっ!!! イっちゃってるうううううう~~~~!!!)

 ビクビクビクン!!!

「あっ——はぁ——ふああああ~~~~~!!!」

 背中に一本の棒を——この場合は肉棒というべき剛直なる棒を突っ込まれた感触というか、まさにその通りであった。

 おっさんのおちんぽが通ったのだ。

 女主人の剛烈なるセックス耐性を突破し、深い快感を与えたのだ。

(い、今の射精何回分? 四回分? あたしの計算が正しければ、残りカウントは1。まずい——もし一残しされたら、感度が増しちゃう——で、でも、今射精されても、耐えられる気がしない——!)

 頭の中は精液と同じく真っ白に濡れ潰された。

 それでもすぐに立て直し、セックスバトルの組み立てをするとは、流石はドスケベエルフ。

 しかしどれだけ素早く思考を巡らせてもこの抜き差しならない状況を覆す妙案は浮かばず、故に振っていた腰が止まったその刹那——時間にして0.1秒のその隙を見逃すおっさんではなかった。

「ふんっ!!!」

 どっっっびゅるうううううううううううううう!!!

「ひぐっ——!!! おっ!? おっおおおおおおおおおおお!?!?!? ま、またおっぱいにきらああああああああああああああ!!!」

 おっさんの追撃射精。

 しかも再びのおっぱいを襲う衝撃。

 びゅっ! びゅ~~~っっっ!!! と激しく吹き出した母乳による射乳の快感も合わさってしまっては、如何に快感に強いといえど耐えられるものではなかった。

「のっほおおおおおおおおおおおおお!?!?!?!?!?!?!?」

(の、残り1のはずなのに——! な、なんでぇっ!? なんで出したのよぉっ!? アドバンテージを捨てるというのぉっ!?)

「ふーっ……」

 いつになく長いため息。

 流石のおっさんもやや疲労している空気が出ている。

 が、ずちゅぽんっ「んぎぃ!?」と華麗なる身のこなしで女主人と体勢を入れ替えると同時にケツ穴から抜き放たれたおちんぽはバキバキのビキビキに勃起の極みであり、未だ精力は健在——否、常以上の力を発揮していることを如実に告げていた。

「あっ……あっ……」

 今までおっさんがいたベッドに寝かされた女主人の眼前に降りてきた、強大なるおちんぽの影。

 所謂、見せ槍。

 その圧倒的な威圧感に、女主人はこれまでに感じたことのない——例えようのない、ある種の力の象徴の如き権威を感じ、息を呑んだ。

 そして、おっさんは言った。

「今度は、こちらの番ですよ」

 おっさんのターンが、ついに始まりを告げたのである。
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