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2-5助けられない人もいる
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「大人にさえなれればシャールの病も自然に治る、そう医者からは言われているから心配するな」
「………………そうですか、それならば安心ですね」
「この屋敷には出入り自由にしておくから、偶にシャールに会いに来てくれ。お前たちを気に入ったようだからな、きちんと歌への報酬も毎回渡すようにしておく」
「ジーニャス、本当に妹さんが大切なのですね」
「ああ、父や長男の兄はあんな態度だが、俺はまだ幼いあの子が可愛い」
「優しい兄が一人でもいれば、あの子には大きな助けになるでしょう」
僕たちは仕事を終えてジーニャスに挨拶してから領主の館を出た、ただ僕にはジーニャスが最後に言っていたことが気になっていた、おそらくだがシャールという彼の妹は大人になっても病は治らないはずだ。それどころか今のままでは大人になるのすら危うい、それまでに心の臓が持たなくなるというのが、村で薬師をしてエルフや動物をみていた僕の見解だった。最高の回復魔法でさえあの子をおそらく救えない、回復魔法は元々欠陥がある臓器を傷だと認識しない、だから最高の回復魔法を使ったとしても駄目なのだ。
もし自由に使えるエリクサーがあったなら、あのシャールにこそ必要な物だったのだ。それを領主やさっき会ったフォルクという男が理解していない、いや理解していても使うつもりがないように思われた。
「リタ様、もしかしてエリクサーを見つけたら、シャールさんに使ってしまう気ではないですか」
「え!?い、いや、まさか。ただちょっと考え込んでいただけだよ、僕だって凄く可哀そうに思うけど、無償での奉仕はしないんだ」
「それならばいいのですが、いいですかシャールさんのような子供はいっぱいいるんです。近所のボブは足が悪いし、よく行く店のメリーは目がよく見えません、それにお花売りのハンナは声を出せないんです」
「ソアン、君はいろんな人間を知っているね。僕はそこまで気がつかなかった、そんなに悪いところがある沢山の子どもたちがいたのか」
「大事なのはエリクサーを見つけたら、リタ様が使ってくださいということです。私は街の皆と仲良くはしていますが、私がダンジョンで命をかけるのは、リタ様のためだからこそですからね!!」
「…………ありがとう、ソアン」
僕は優しくて勇敢な養い子の頭を撫でた、ソアンもシャールの境遇には同情したのだろうが、確かに体のどこかが悪いという子どもは沢山いるのだ。僕たち二人でその子どもたちを救うことはできない、無償での奉仕活動はかえって僕たちのことを危険な立場にするのだ。人間は無償で何かをしてくれる者に対して容赦がない、もっと無償で奉仕しろといって大勢でその者の善意を踏みにじってしまうのだ。
だから何かをするのなら対価を貰わなければならない、そう理性のある行動をしなければあっという間に、今度は僕たちが何もかも失くしてしまうのだ。
「エリクサーが沢山みつかるといいのにね、ソアン」
「……ええ、そうですね、リタ様」
僕は少しだけ重い気分になりながら宿屋に帰った、その頃には夜になっていてミーティアが歌いだしたところだった。いつもどおりに宿屋にある酒場で夕食を頼んでミーティアの歌を聞いた、そうしたらちょうどエテルノという国、500年の昔に錬金術で発展していた国のことを歌っていた。エテルノ国は錬金術と遺跡からの遺産で発展したが、隣国から敵視されて攻め滅ぼされた。だがどこかにエテルノ国の宝物庫が眠っている、だからそれを探し出せる伝説の冒険者となれ、そうミーティアは歌っていた。
なかなか客へのうけも良くて、ミーティアは銅貨や青銅貨をいっぱい貰っていた。その晩の僕はソアンと冒険をしながらエリクサーを見つける、でもそれが何故か手をすり抜けてしまうという夢をみた。
「またか、僕はなんて役立たずなんだ」
「リタ様は役立たずじゃありません!! ちょっとご病気でいるだけです!!」
「魔法も使えないし、それに短剣でしか戦えない」
「エルフだって魔法が使えなくてもいいんです!! リタ様の短剣術は私と戦えるくらい凄いです!!」
「幼い女の子も一人助けられないし……」
「彼女にはジーニャスさんがついています!! リタ様が心配することではありません!!」
翌日僕は体が鉛のように重くて起き上がれなくなった、それにやけに悲観的な考えばかりが浮かんでしまった。ソアンはその僕の発言をハキハキと否定すると、いつものように街にでかけていった。僕はベッドの中でごろごろと転がりながら考えていた、この不眠と体の動かない状態それにおかしな不安、それが全て僕の病気の症状なのだ。
僕が錬金術師だったならエリクサーを調べて、もしかしたらそれを量産することもできた。でもそれはただの夢でしかないのだ、僕は天才的な錬金術師でもないし、エリクサーはそんなに簡単に作れるものでもないのだ。プルエールの森には錬金術の本も沢山あった、僕は選ぶ道を間違えたのだろうか、いいや僕が好きなのは音楽や魔法それに薬作りだった。
「まずは何にしても、ダンジョンが開放されないと」
さて新しく見つかったダンジョンはどうなっているのだろうか、もうすぐ一般の冒険者にも開放されるだろうが、僕はきっとそこでエリクサーを見つけることができるのだ。いやそんな簡単には考えられなかった、おそらく僕がエリクサーを見つける可能性は低い、でもやってみなければ見つかる物も見つからなくなるのだ。シャールという幼い子どものことが頭をよぎる、でも僕も治るかどうか分からない病気なのだ。だからエリクサーを見つけることができたなら、僕自身を優先して使ってみるしかないのだ。
「おはようございます、リタ様」
「ああ、おはよう。ソアン」
「今日はどうされますか?」
「幸い今日は調子が良さそうだ、新しいダンジョンの下見にでも行こうか」
「新たなダンジョンが開放されるのも、あともう少しだそうです。とっても楽しみですね!!」
「今度はどんなダンジョンなのか、なんだかワクワクするよ」
3日後の朝になって僕の調子は良くなった、その間に新しいダンジョンの場所が公表されていた。まだ開放はされていなかったが、もうすぐそこまで開放の日は迫っていたのだ。だから今日はいつもの訓練をしたら新しいダンジョンへ行ってみた、少し山を登ったところにあるダンジョンだった。街からそう遠くはない、よく今までこんな遺跡のダンジョンが見つからなかったものだ。
新しいダンジョンには開放を待っているのか、野宿する道具を持った冒険者たちが沢山いた。そんな道具は持たない者たちもいたが、彼らも一緒になってダンジョンの入り口らしきところで騒いでいた。何を騒いでいるのだろうとソアンと見に行ったら、そこには領主の息子であるフォルクがいた。そして、彼は周囲に酷い言葉を喚き散らしていた。
「このダンジョンはゼーエンの街の物である、これからダンジョンを開放するが、そこで発見された物もゼーエンの領主の物とする!!」
「………………そうですか、それならば安心ですね」
「この屋敷には出入り自由にしておくから、偶にシャールに会いに来てくれ。お前たちを気に入ったようだからな、きちんと歌への報酬も毎回渡すようにしておく」
「ジーニャス、本当に妹さんが大切なのですね」
「ああ、父や長男の兄はあんな態度だが、俺はまだ幼いあの子が可愛い」
「優しい兄が一人でもいれば、あの子には大きな助けになるでしょう」
僕たちは仕事を終えてジーニャスに挨拶してから領主の館を出た、ただ僕にはジーニャスが最後に言っていたことが気になっていた、おそらくだがシャールという彼の妹は大人になっても病は治らないはずだ。それどころか今のままでは大人になるのすら危うい、それまでに心の臓が持たなくなるというのが、村で薬師をしてエルフや動物をみていた僕の見解だった。最高の回復魔法でさえあの子をおそらく救えない、回復魔法は元々欠陥がある臓器を傷だと認識しない、だから最高の回復魔法を使ったとしても駄目なのだ。
もし自由に使えるエリクサーがあったなら、あのシャールにこそ必要な物だったのだ。それを領主やさっき会ったフォルクという男が理解していない、いや理解していても使うつもりがないように思われた。
「リタ様、もしかしてエリクサーを見つけたら、シャールさんに使ってしまう気ではないですか」
「え!?い、いや、まさか。ただちょっと考え込んでいただけだよ、僕だって凄く可哀そうに思うけど、無償での奉仕はしないんだ」
「それならばいいのですが、いいですかシャールさんのような子供はいっぱいいるんです。近所のボブは足が悪いし、よく行く店のメリーは目がよく見えません、それにお花売りのハンナは声を出せないんです」
「ソアン、君はいろんな人間を知っているね。僕はそこまで気がつかなかった、そんなに悪いところがある沢山の子どもたちがいたのか」
「大事なのはエリクサーを見つけたら、リタ様が使ってくださいということです。私は街の皆と仲良くはしていますが、私がダンジョンで命をかけるのは、リタ様のためだからこそですからね!!」
「…………ありがとう、ソアン」
僕は優しくて勇敢な養い子の頭を撫でた、ソアンもシャールの境遇には同情したのだろうが、確かに体のどこかが悪いという子どもは沢山いるのだ。僕たち二人でその子どもたちを救うことはできない、無償での奉仕活動はかえって僕たちのことを危険な立場にするのだ。人間は無償で何かをしてくれる者に対して容赦がない、もっと無償で奉仕しろといって大勢でその者の善意を踏みにじってしまうのだ。
だから何かをするのなら対価を貰わなければならない、そう理性のある行動をしなければあっという間に、今度は僕たちが何もかも失くしてしまうのだ。
「エリクサーが沢山みつかるといいのにね、ソアン」
「……ええ、そうですね、リタ様」
僕は少しだけ重い気分になりながら宿屋に帰った、その頃には夜になっていてミーティアが歌いだしたところだった。いつもどおりに宿屋にある酒場で夕食を頼んでミーティアの歌を聞いた、そうしたらちょうどエテルノという国、500年の昔に錬金術で発展していた国のことを歌っていた。エテルノ国は錬金術と遺跡からの遺産で発展したが、隣国から敵視されて攻め滅ぼされた。だがどこかにエテルノ国の宝物庫が眠っている、だからそれを探し出せる伝説の冒険者となれ、そうミーティアは歌っていた。
なかなか客へのうけも良くて、ミーティアは銅貨や青銅貨をいっぱい貰っていた。その晩の僕はソアンと冒険をしながらエリクサーを見つける、でもそれが何故か手をすり抜けてしまうという夢をみた。
「またか、僕はなんて役立たずなんだ」
「リタ様は役立たずじゃありません!! ちょっとご病気でいるだけです!!」
「魔法も使えないし、それに短剣でしか戦えない」
「エルフだって魔法が使えなくてもいいんです!! リタ様の短剣術は私と戦えるくらい凄いです!!」
「幼い女の子も一人助けられないし……」
「彼女にはジーニャスさんがついています!! リタ様が心配することではありません!!」
翌日僕は体が鉛のように重くて起き上がれなくなった、それにやけに悲観的な考えばかりが浮かんでしまった。ソアンはその僕の発言をハキハキと否定すると、いつものように街にでかけていった。僕はベッドの中でごろごろと転がりながら考えていた、この不眠と体の動かない状態それにおかしな不安、それが全て僕の病気の症状なのだ。
僕が錬金術師だったならエリクサーを調べて、もしかしたらそれを量産することもできた。でもそれはただの夢でしかないのだ、僕は天才的な錬金術師でもないし、エリクサーはそんなに簡単に作れるものでもないのだ。プルエールの森には錬金術の本も沢山あった、僕は選ぶ道を間違えたのだろうか、いいや僕が好きなのは音楽や魔法それに薬作りだった。
「まずは何にしても、ダンジョンが開放されないと」
さて新しく見つかったダンジョンはどうなっているのだろうか、もうすぐ一般の冒険者にも開放されるだろうが、僕はきっとそこでエリクサーを見つけることができるのだ。いやそんな簡単には考えられなかった、おそらく僕がエリクサーを見つける可能性は低い、でもやってみなければ見つかる物も見つからなくなるのだ。シャールという幼い子どものことが頭をよぎる、でも僕も治るかどうか分からない病気なのだ。だからエリクサーを見つけることができたなら、僕自身を優先して使ってみるしかないのだ。
「おはようございます、リタ様」
「ああ、おはよう。ソアン」
「今日はどうされますか?」
「幸い今日は調子が良さそうだ、新しいダンジョンの下見にでも行こうか」
「新たなダンジョンが開放されるのも、あともう少しだそうです。とっても楽しみですね!!」
「今度はどんなダンジョンなのか、なんだかワクワクするよ」
3日後の朝になって僕の調子は良くなった、その間に新しいダンジョンの場所が公表されていた。まだ開放はされていなかったが、もうすぐそこまで開放の日は迫っていたのだ。だから今日はいつもの訓練をしたら新しいダンジョンへ行ってみた、少し山を登ったところにあるダンジョンだった。街からそう遠くはない、よく今までこんな遺跡のダンジョンが見つからなかったものだ。
新しいダンジョンには開放を待っているのか、野宿する道具を持った冒険者たちが沢山いた。そんな道具は持たない者たちもいたが、彼らも一緒になってダンジョンの入り口らしきところで騒いでいた。何を騒いでいるのだろうとソアンと見に行ったら、そこには領主の息子であるフォルクがいた。そして、彼は周囲に酷い言葉を喚き散らしていた。
「このダンジョンはゼーエンの街の物である、これからダンジョンを開放するが、そこで発見された物もゼーエンの領主の物とする!!」
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