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3-24その願いを叶えたい
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「これは『愛の涙』という物だよ、『黄金の涙』ともいうことがある、これを飲めばその人間は不老長寿になれるだろう」
「アーベントさん、どうして奥さんにはこれを使わなかったんですか?」
「……使えなかったんだよ、僕がこの『愛の涙』を流したのは、彼女が死んでいなくなってしまってからだった」
「そんな!!」
「誰かを本当に愛する時って、その人のことを失った時が一番に愛していると思うのかもしれないね」
「でも、そんなのって悲し過ぎる」
アーベンドは少し悲しそうに微笑んでから、その愛の涙を入れることができるロケット付きのペンダントもくれた、縄張りをまわっているときにはそのペンダントに入れているそうだ。これも『魔法の道具』で人間からドラゴンに変わっても、その首の大きさに合わせてチェーンが自動的に伸び縮みしてくれた。それから、アーベントはいくつか注意をしてくれた。
「この『愛の涙』は『魔法の箱』には入れられない、不安定な空間でどんなことになるか分からない、最悪は消滅してしまうはずだ」
「はい、わかりました。首にかけてペンダントとして持ち歩きます」
「同じく世界の大きな力が集まっているような場所にも持っていけない、その場所と同化して消滅してしまいかねない、まぁそんな場所は滅多にないけれど」
「世界の大きな力が集まる場所、はい。注意します」
それからアーベントは俺にこっそりと重要なことを教えてくれた、それは俺が思いもしていなかったことだったが、アクアのことを愛していると気がついた俺には必要なことだった。それは今はまだアクアのことを妹のように思いなさいということだった、あまり愛していると自覚するとドラゴンの発情期がきてしまうからだった。
「いや、ドラゴンの発情期は凄く強いよ。あれは、なかなか理性で押さえられるものじゃない」
「はっ、はい。わかりました、そうなんですか凄く強いんですね」
「ああ、僕もそれで失敗してしまった。だから君は失敗しないようにね」
「失敗って一体? あっ、いえ、聞かなかったことにします」
「そうそう、君の母親じゃないかな。君によく似た気配のドラゴンがこの近くに縄張りを作っている」
「蒼いドラゴンで蒼い瞳ですか? それなら俺の母さんだ」
アーベントはいろいろなことを教えてくれた上に、アクアにとって大切な物になる『愛の涙』も譲ってくれた。俺は何かお礼がしたかったが、アーベントはそれなら十年後くらいに会いに来てくれれば良いと言ってくてた。あと十年くらいならなんとか生き延びてみせるからと、アーベントはにこやかに笑ってそう言ってくれた。
「いろいろとありがとうございました、アーベントさん」
「十年後を楽しみにしているよ、君たちは幸せになりなさい」
こうして俺たちはアーベントの住処から旅立った、次はどんな街が待っているだろうかと思いつつ、俺はペンダントを大事に握り締めた。あと少しアクアが大人になったら、俺と結婚してくれるか聞くつもりだった。もしそれで駄目だった時にはこの『愛の涙』をアーベントに返さないといけない、彼をがっかりさせることにもなるからアクアも俺を好きだといいと思った。
それと同時にアクアは妹、そう妹のようなものだ。まだアクアは子どもなんだ、子どもだから大人の相手はできないと俺は自分に言い聞かせていた。アーベントは発情期で失敗したという、どんな失敗かは分からないが俺は失敗したくなかった。だからアクアはまだ妹だと強く思いこんでいた、そんな俺にアクアは不思議そうな可愛い顔をしていた。
そうしていろいろと考えながら歩いていると次の街についた、貿易で儲けているようで商人たちに活気があった。俺も一応は商人だったから必要な物は買っておこうと思った、そうしてまずは今夜の宿屋を決めた、あとはいつもどおり俺とアクアは神殿の孤児院に寄付をしに、レンとリッシュは冒険者ギルドに向かった。
「アクア、寄付はすんだし孤児院の子と遊ぶか?」
「シエルったら、アクアはもう十四歳なの」
「そうか、もうそんなに大人に近くなったんだな」
「だから子どもみたいに遊んだりしないの」
「それじゃ、俺と一緒に神殿の図書室で本を読むか」
「そうするの、アクアはいっぱい勉強して賢い女になるの」
そうして俺たちはしばらく神殿の図書室を借りて本を読んだ、ほとんどは神学の本だったが古代文字の本もあった。アクアに教えてもらいながら俺は古代文字を覚えていった、俺はすてーたす?が上がっているから一度覚えてしまえば忘れることはなかった。そうして昼くらいまで本を読んだら、レンやリッシュと合流するために宿屋に向かうことにした。
「レン、リッシュ、そっちは何か情報はあったか?」
「こっちは古代文字の勉強をしてたの」
「いや大した情報はねぇな、盗賊退治も依頼されてねぇ」
「平和でいいことです」
「それじゃ、今日の昼飯は何にしよう」
「アクア、お肉が食べたいの」
「俺様もだチビ、この子豚の丸焼きを半分こしねぇか?」
「半分こで食べれますか、全員で食べましょう」
「それじゃ、お姉さん。子豚の丸焼きを一個お願いします」
「つけあわせの野菜も頼むの」
「やっぱり肉だよな、肉」
「確かに肉を食べると元気がでます」
それから俺たちは子豚の丸焼きを一個食べた、結構大きくて四人で分けて丁度いいくらいだった。アクアも美味しそうに食べていた、レンは口の周りを汚して食べるからアクアから拭いて貰っていた。リッシュは黙々と結構な量を食べていた、全員で満足して食べ終わったら午後はどうしようか、そんな話になった俺は市場で買い物がしたかった。レンとリッシュは冒険者ギルドの鍛練場で運動がしたかったみたいだ、アクアは俺についてくるというので一緒に市場に行くことになった。
「なあ、アクア。アクアは俺のことが好きか?」
「もちろんなの、アクアはシエルが大好き」
「俺もアクアのことが大好きだぞ」
「えへへ、それはとっても嬉しいの」
「アクアが大人になるのが待ち遠しいな」
「もうすぐなの、アクアはもうすぐに大人になるの」
俺はアクアの気持ちを聞いてみた、アクアは俺のことが大好きだと答えてくれた。それは俺が保護者だから大好きなのか、それとも俺個人が大好きなのか知りたかった。でも知るのが怖くもあったので、俺はそれ以上は聞かなかった。そうして俺たちは市場にいって色んな物を買いこんだ、そしてこっそりと俺の『魔法の箱』に入れておいた。
その帰り道でのことだった、俺たちが偶々人気のない路地に入った。そうしたら白い髪の赤い瞳の綺麗な大人の女の人が立っていた、気がつかなかったがどうやら市場から俺たちをつけてきたようだった。俺は警戒してアクアを後ろに下がらせたが、アクアは俺よりはやくその女性のことに気がついて、そうして俺にこう忠告した。
「シエル、その人はドラゴンさんだよ」
「アーベントさん、どうして奥さんにはこれを使わなかったんですか?」
「……使えなかったんだよ、僕がこの『愛の涙』を流したのは、彼女が死んでいなくなってしまってからだった」
「そんな!!」
「誰かを本当に愛する時って、その人のことを失った時が一番に愛していると思うのかもしれないね」
「でも、そんなのって悲し過ぎる」
アーベンドは少し悲しそうに微笑んでから、その愛の涙を入れることができるロケット付きのペンダントもくれた、縄張りをまわっているときにはそのペンダントに入れているそうだ。これも『魔法の道具』で人間からドラゴンに変わっても、その首の大きさに合わせてチェーンが自動的に伸び縮みしてくれた。それから、アーベントはいくつか注意をしてくれた。
「この『愛の涙』は『魔法の箱』には入れられない、不安定な空間でどんなことになるか分からない、最悪は消滅してしまうはずだ」
「はい、わかりました。首にかけてペンダントとして持ち歩きます」
「同じく世界の大きな力が集まっているような場所にも持っていけない、その場所と同化して消滅してしまいかねない、まぁそんな場所は滅多にないけれど」
「世界の大きな力が集まる場所、はい。注意します」
それからアーベントは俺にこっそりと重要なことを教えてくれた、それは俺が思いもしていなかったことだったが、アクアのことを愛していると気がついた俺には必要なことだった。それは今はまだアクアのことを妹のように思いなさいということだった、あまり愛していると自覚するとドラゴンの発情期がきてしまうからだった。
「いや、ドラゴンの発情期は凄く強いよ。あれは、なかなか理性で押さえられるものじゃない」
「はっ、はい。わかりました、そうなんですか凄く強いんですね」
「ああ、僕もそれで失敗してしまった。だから君は失敗しないようにね」
「失敗って一体? あっ、いえ、聞かなかったことにします」
「そうそう、君の母親じゃないかな。君によく似た気配のドラゴンがこの近くに縄張りを作っている」
「蒼いドラゴンで蒼い瞳ですか? それなら俺の母さんだ」
アーベントはいろいろなことを教えてくれた上に、アクアにとって大切な物になる『愛の涙』も譲ってくれた。俺は何かお礼がしたかったが、アーベントはそれなら十年後くらいに会いに来てくれれば良いと言ってくてた。あと十年くらいならなんとか生き延びてみせるからと、アーベントはにこやかに笑ってそう言ってくれた。
「いろいろとありがとうございました、アーベントさん」
「十年後を楽しみにしているよ、君たちは幸せになりなさい」
こうして俺たちはアーベントの住処から旅立った、次はどんな街が待っているだろうかと思いつつ、俺はペンダントを大事に握り締めた。あと少しアクアが大人になったら、俺と結婚してくれるか聞くつもりだった。もしそれで駄目だった時にはこの『愛の涙』をアーベントに返さないといけない、彼をがっかりさせることにもなるからアクアも俺を好きだといいと思った。
それと同時にアクアは妹、そう妹のようなものだ。まだアクアは子どもなんだ、子どもだから大人の相手はできないと俺は自分に言い聞かせていた。アーベントは発情期で失敗したという、どんな失敗かは分からないが俺は失敗したくなかった。だからアクアはまだ妹だと強く思いこんでいた、そんな俺にアクアは不思議そうな可愛い顔をしていた。
そうしていろいろと考えながら歩いていると次の街についた、貿易で儲けているようで商人たちに活気があった。俺も一応は商人だったから必要な物は買っておこうと思った、そうしてまずは今夜の宿屋を決めた、あとはいつもどおり俺とアクアは神殿の孤児院に寄付をしに、レンとリッシュは冒険者ギルドに向かった。
「アクア、寄付はすんだし孤児院の子と遊ぶか?」
「シエルったら、アクアはもう十四歳なの」
「そうか、もうそんなに大人に近くなったんだな」
「だから子どもみたいに遊んだりしないの」
「それじゃ、俺と一緒に神殿の図書室で本を読むか」
「そうするの、アクアはいっぱい勉強して賢い女になるの」
そうして俺たちはしばらく神殿の図書室を借りて本を読んだ、ほとんどは神学の本だったが古代文字の本もあった。アクアに教えてもらいながら俺は古代文字を覚えていった、俺はすてーたす?が上がっているから一度覚えてしまえば忘れることはなかった。そうして昼くらいまで本を読んだら、レンやリッシュと合流するために宿屋に向かうことにした。
「レン、リッシュ、そっちは何か情報はあったか?」
「こっちは古代文字の勉強をしてたの」
「いや大した情報はねぇな、盗賊退治も依頼されてねぇ」
「平和でいいことです」
「それじゃ、今日の昼飯は何にしよう」
「アクア、お肉が食べたいの」
「俺様もだチビ、この子豚の丸焼きを半分こしねぇか?」
「半分こで食べれますか、全員で食べましょう」
「それじゃ、お姉さん。子豚の丸焼きを一個お願いします」
「つけあわせの野菜も頼むの」
「やっぱり肉だよな、肉」
「確かに肉を食べると元気がでます」
それから俺たちは子豚の丸焼きを一個食べた、結構大きくて四人で分けて丁度いいくらいだった。アクアも美味しそうに食べていた、レンは口の周りを汚して食べるからアクアから拭いて貰っていた。リッシュは黙々と結構な量を食べていた、全員で満足して食べ終わったら午後はどうしようか、そんな話になった俺は市場で買い物がしたかった。レンとリッシュは冒険者ギルドの鍛練場で運動がしたかったみたいだ、アクアは俺についてくるというので一緒に市場に行くことになった。
「なあ、アクア。アクアは俺のことが好きか?」
「もちろんなの、アクアはシエルが大好き」
「俺もアクアのことが大好きだぞ」
「えへへ、それはとっても嬉しいの」
「アクアが大人になるのが待ち遠しいな」
「もうすぐなの、アクアはもうすぐに大人になるの」
俺はアクアの気持ちを聞いてみた、アクアは俺のことが大好きだと答えてくれた。それは俺が保護者だから大好きなのか、それとも俺個人が大好きなのか知りたかった。でも知るのが怖くもあったので、俺はそれ以上は聞かなかった。そうして俺たちは市場にいって色んな物を買いこんだ、そしてこっそりと俺の『魔法の箱』に入れておいた。
その帰り道でのことだった、俺たちが偶々人気のない路地に入った。そうしたら白い髪の赤い瞳の綺麗な大人の女の人が立っていた、気がつかなかったがどうやら市場から俺たちをつけてきたようだった。俺は警戒してアクアを後ろに下がらせたが、アクアは俺よりはやくその女性のことに気がついて、そうして俺にこう忠告した。
「シエル、その人はドラゴンさんだよ」
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